10
Juil

ボジョレーTRIP (Part2)

次は、あの有名なジャン・クロード・ラパリュのいるサン・テティエンヌ・ラ・ヴァレンヌに向かいました。メニューには、パテ・ド・テット、お庭のジャガイモ、そしてもちろんジャン・クロードのナチュラルワイン! ドメーヌは主にガメイの12ヘクタールの土地です。ブドウの管理はもちろんのこと化学的製品を使わず、収穫の際に慎重に選果され、ワイン造りの際は完全無添加です。優しい醸造法で、できるだけ手を加えないことによって素晴らしい本物に近いワインを作り上げてくれます。ここのワインの品質は非常に高いです。ワインは綺麗で、純粋です。 ジャン・クロードにとっては2021年は慎重に監視すべきヴィンテージです。年の初めは霜の影響をほとんど受けませんでしたが(2つのパーセルの10〜15%)、大雨や湿気によって引き起こされるべと病の被害がある可能性があります。彼のワイン畑でも収穫は9月中旬以前になることはないでしょう!7月からブドウがしっかり熟成できるよう沢山の太陽を願うのみです! おいしい食事とともに、私たちは3つのキュヴェを味わうことができました。 Le Blanc 2020 ダイレクトプレスされた100%シャルドネは、2/3は木樽、1/3はタンクで8ヶ月熟成されます。ミネラル感が強く、レモンと梨の香りが広がります。フルーティーでのど越しの良いワインです。 Tentation – Beaujolais villages 2020 まさに幸せを感じる贅沢なワイン!マセレーションの初めからボトリングまでの間、何も添加されずに造られた純粋なジュースです。 除梗なしの全房で10〜12日間のマセラシオン・スミ・カルボニックされたため、フルーツ感が引き立っています。ミネラル感がさらに味わいを深めています。 Eau forte 2020 花崗岩質の土壌で育った樹齢45年のガメイから造られたこのキュヴェは絶品です。フルーツ感があふれた香りに上品なフローラルなアロマが合わさっています。この素晴らしいワインはボジョレーワインが熟成されたリッチなワインに仕上がるということをさらに証明してくれます! ジャン=クロード、おもてなしをありがとうございました!そして、素晴らしい2020年のワインに乾杯です!

9
Juil

ボジョレーTRIP (Part1)

ボジョレーに到着後、レミー・デュフェートルのドメーヌを訪問しました。初日は新しいワイナリーの訪問から始まりました。彼らのワインを熟成させるために設けられたこの場所ですが、何と美しいのでしょう!そしてドメーヌにとってすばらしい進化です! レミー・デュフェートルとローレンス・リャタールがブルーイとブルーイ周辺のブドウを買い始めたのは2006年でした。4年間、彼らは有機栽培でブドウを栽培し、協同組合ワイナリーにすべての収穫を販売してきました。2010年にはワイン造りに必要な設備が整った後、ジャン・クロード・ラパリュとジャン・フォイヤールの助けでレミは初のヴィンテージを完成させました。 ボジョレーの伝統的な方法(スミ・カルボニック・マセレーション)で造られたワインは消化しやすく、特別な優雅さを持っています。試飲中、レミはヴィンテージについて語ってくれました。2021年は大変難しい年であり、彼らの収穫の30%が霜の被害にあったことからはじまり、大雨によってべと病の被害が増えました。現時点ではブドウは健全です。また、収穫は2020年のヴィンテージと比較して3-4週間遅れる予定です。 レミは官能的なワインを造り上げることができます。例えば力強く、しっかりとした50/50ガメイとシャルドネの1000’F。Brouillyはさらに力強く、Boldnessはガメイの古樹からできたリッチで深みのあるワインである。 1000’Fはミルフィーユの原理を使用して醸造しています:除梗なしの全房でガメイ (50%) とシャルドネ (50%)の層をタンクに重ね合わせた状態で10日間のマセラシオン・スミ・カルボニック。その後、ブドウは圧搾され、ボトリングされます。とてもエレガントでジューシーであり、生き生きとしたガメイとシャルドネの厚みが融合され、仕上がりは大成功です! Brouilly 2019 除梗なしの全房で10日間のマセラシオン・スミ・カルボニック後、コンクリートタンクに6ヶ月熟成されています。黒果実の香りが力強く、大変香り高く、バランスが良く上品なワインです。 Boldness 2019 は、厳選された古樹のガメイから造られています。大変凝縮されており、空気に触れると一気にその魅力が発揮されます。パワフルで、フルーツ感いっぱいの素晴らしいワインです。一言で、最高のワインです。 美味しい夕飯をとり、良い睡眠がとれた翌日、私たちはお昼にジャン・クロード・ラパリュを訪問するため、出発しました。 優しい気づかいと楽しいひと時に感謝!

5
Juil

モンペイルー村の天才肌の女性醸造家Julie BROSSELINジュリー・ブロッスラン

9頭身のモデルのようなスタイルのジュリ-。 ワイン造りの感性は天才的。 究極のところ肝心要な醸造上の判断は感性によるところが大きい。 黒葡萄のグルナッシュ・ノワールと白葡萄のグルナッシュ・ブランの半々を同じタンクで混醸造。 しかも、除梗した後潰さないでGrain entierグレーン・アンティエールと呼ばれるキレイな葡萄粒をそのまま発酵槽に入れる造り。 ルモンタージもピジャージもしないジュラ地方の赤醸造方法をこのラングドックで採用。 ピュアーな果実味、透明感のあるミネラル、石灰土壌の軽く潮っぽいタッチが爽やかさを更に演出。 ジュリーのサッパリした性格がそのままワインになった感じ。 ただ、軽いワインではなく、南フランスの太陽と諸々の内容が詰まっている。 それでいて、スイスイ身体に入っていくスタイルのワイン。  まさに天才的。 そして、ネーミングとラベルのセンスも光っている。 Marée basse マレー・バスとは引き潮の意。 引き潮時の海のごとくにボトルのワインがどんどん減っていくイメージ。 (このワインの問合せは、BMO社、東京・恵比寿のトロワザムール店まで)

5
Juil

Montpeyrouxモンペイルー村の革新的土壌に根付いたYvo FERREIRAイヴォ・フェレイラ

南仏ラングドックのワインの歴史を変えた村がある。 ラングドックの中心都市モンペリエの街から約40キロ程西北に行ったところにMontpeyrouxモンペイル村がある。 ここには、あの伝説の醸造家エグリエール醸造のCommeyrasコメイラスさんがいた聖地である。 ラングドック地方でボルドーグランクリュを凌ぐほどの高品質ワインを造って世界中を驚かせた人だ。 その後も。この村には変革の“気概”がずっと受け継がれている。 中堅世代のAupihacオーピアック醸造のSylvain FADAシルヴァン ファダさんも健在で頑張っている。 カリニャン単品で途轍もない高品質ワインを造って世界の愛好家にカリニャン品種の偉大さを知らしめた人だ。 そして、今、若手醸造家のリーダーとして活躍しているEscarpolette エスカーポレット醸造のYvo Ferreiraイヴォ・フェレイラがいる。 パリでソムリエを経験した後、ボルドー自然派の古参Ch-Le Puyシャトー ル プイでワイン造りを修行した。 そして、2009年にここモンペイルー村にたどり着いたイヴォ。 独走的で、画期的な自然派ワインを次々と世に出しているイヴォ。 ムスカ・プティ・グレーン品種とグルナッシュ・ブランをマセラッションして醸した黄ワイン。 8月の初旬には一部を収穫開始して酸を確保。 そして、10日間のマセラッション。 絶妙のアメルチューム(ほろニガ味)と酸のバランス。 今日は、30度を超す真夏日、ひときわ暑いモンペイルー村。 この酸とアメルチュームのバランスがこの暑さを吹き飛ばしてくれる! Ivo イヴォさんの気合いの一本! そんじょそこらの流行の黄ワインとは違う! こんなスタイルのワインがこのモンペイルー村で造られるなんて誰が予想しただろうか。 脈々とと変革の精神がここでは引き継がれている。 素晴らしい!の一言。 (このワインの問い合わせは野村ユニソン社です。)

18
Juin

な・なんてエネルギーだ!ジャンピエール・ロビノのル・ルガールLe Regard

Quel energie!! Jean-Pierre ROBINOT 今日、Parisは32度と曇り空で湿気もある。 蒸し暑い夕方のアペロ。 この状況の中で、これ以上の選択はないだろう! 超人気ワインビストロChambre noire シャンブル・ノワールでアペロ・タイム。 ピノ・ドニースの爽やかで11度前後の軽やかで、かつ内容が詰まっている優れもの! こんなワインを造れるのは、アーティストのジャンピエール・ロビノだ!! ロビノのはじけんばかりの笑顔が浮かんできた。 日本の梅雨のようなモヤモヤを吹き飛ばしてくれた。

16
Juin

Dégustation des vins de Philippe Jambon- Biojoleynes 2021

Ancien sommelier, Philippe Jambon s’est imposé comme un précurseur du vin nature. Sans intrants, ses vins sont vivants, denses, authentiques. Le terroir est mis à l’honneur, grâce à une culture artisanale de la vigne sans produits chimiques et une vinification rigoureuse avec des levures indigènes et sans chaptalisation. Grâce à un ensoleillement privilégié et des […]

15
Juin

待望の自然派ワイン試飲会BIOJOLEYNESが2年ぶりに開催された!

多くの自然派ワインのバイヤー、愛好家が待ちに待った瞬間だった。 コロナで今年に入っても重要な試飲会がすべてキャンセルされていた。 もう皆が望んでいたことがやっと実現した。 今朝、パリからフランスの新幹線TGVにてマコンまで1時間半の移動、レンタカーを借りて15分ボジョレとマコン地区の境界線上にあるLeynesレンヌと云う小さな村の広場。 30度を超す夏日、でもプラタナスの葉っぱが広場全体を覆っているので涼しく快適な空間だった。 まず主催者のPhilippe JAMBONフィリップ ジャンボンに逢いにいった。 ジャンボンのブースはいつも超人気で多くのファンに囲まれて、フィリップが相変わらずのハイテンションでワインを注いで説明していた。 凄いな!このエネルギー! ここに集まっているすべての醸造家達はフィリップのことを尊敬しながらも愛している。 もう会場全体があたたかい“気”に包まれていた。 醸造家から訪問者まで皆が嬉しくて嬉しくてたまらない! って感じの笑顔で溢れていた。 嬉しいことにジャンボン・ファミリーが全員で参加していた。 あの夢追い人フィリップを裏から確り支えているカトリーヌもいつもの笑顔だった。 あんなに小さかった子供達もみんなフィリップより大きくなっていた。 小さくて可愛かったジュリーちゃんも、な・なんと24才とのことで美しく可愛い女性になっていた。 ワイン造りの方は、夢追い人らしく絶対に妥協しないイキ切ったワイン造りを続けている。 現代醸造学の先生たちが、“やってはいけない”と云いていることを躊躇なくやっているフィリップ。 ワインがどんな状態になろうとも、全く心配していない。 5、6年とワインが佳くなるまで樽で熟成している。 フィリップはい云う 『健全な畑仕事で作った葡萄を、自然に健全に造ったものは必ず最後には戻てくるし勝利する。ワインが道中で悪者と闘っているんだ!でも最後には必ず正義が勝つんだよ!』 これはフィリップの信念だ。 フィリップのような人がいるから、色んなことが解るようになった。 醸造学でやってはいけない事をやると、本当はどうなるのか? 生活をかけて実験してくれているようなものだ。 こんな貴重な人はいない。 フィリップのワインは特別だ! 色んなものが詰まっている。 世界に唯一つのワインのスタイルを確立している。 今はこんな極の人に観えるけど、彼なりに深い洞察と研究を重ねてたどり着いた理論と信念でもある。 フィリップは、元はミッシェラン三ツ星レストランのソムリエだったことを忘れてはならない。 ボルドー、ブルゴーニュのグラン・ヴァンを体験した後に、この自然な世界にはいってきた人であることを忘れてはならない。 深い洞察と研究と実行がフィリップのワインには内蔵されている。 そんな生活を顧みない探究者の様な仕事をしていながらも、ちゃんと家族をもって自分の夢を追い続けることができたのはカトリーヌのお蔭である。 私はそんなジャンボン・ファミリーが大好きです。 そんな人達が造ったワインは美味しいに決まっている! (ジャンボンのワインの問合せは野村ユニソン社まで)

3
Mai

ワインに熱烈なPassionを抱くパッション人間がCPVオフィスに集まった!

(参加メンバーは全員、コロナ検査を済ませての参加) コロナが暴れ狂うフランスのパリ。飲食の活動がストップしているようにみえる。 いや、そんなことは決してない。 彼らのPASSIONはコロナにも止められない。 次にくる次元の世界への準備をコツコツと模索している。 PARISでワインビストロを動かしている面々、ワインと食のことになるとエネルギーが爆発しそう。 ビストロ・プチ・ケレールのKaoriさん、ゴグットをやっているギヨム、レザンファン・ド・マルシェのマサさん、 同じくレザンファン・ド・マルシェのヨシさん、 パリのミッシェラン☆つき寿司職人のハナダさん、そしてCPVスタッフ。 ワイン談義は尽きることがない。 特に、ビストロ経営の名人ギヨムがCPVオフィスに来てくれたのは嬉しい限り。 ギヨムは過去にパリで飛ぶ鳥を落とす勢いの自然派ワインビストロ“コワンストヴィノ”を造った男だ。 ワインに対するPASSIONの深さは天下一品。 こんな人間が集まって、熱く楽しい最高のひと時でした。 こんなワインを開けました。 マーク・ペノのフォール・ブランシュと花田さんのチラシ寿司は夢のような饗宴でした。 エリアン・ダロスのクロバケ2005年はタンニンが解けてシャンピニョン・トリフがかったグラン・ヴァンでした。 クロ・ルジャール・レ・ポワイユ1999はもうカベルネ・フランが熟した時しか姿を見せないピノッテ風味でした。 MASAさん、ハナダさん、トビッキリの料理マジックありがとうございました。 ギヨムGuillaume Merci.

26
Avr

ロワール地方アンジェ地区で寒波に遭遇

フランスで最も霜被害の多い地方の一つがロワール地方。 ロワール河の影響で冬でも時々は温暖になりやすいこともあって、葡萄の芽が早く芽生えやすい。 しかし、北に位置しているので春先の寒波も来やすいことが問題。 特に昨今の温暖化からくる暖冬が、葡萄の生態に大きく影響を与えている。 ほぼ毎年の如くに“霜”被害の危機にさらされている、といってもよい。 特に、今年の4月の寒波は期間が10日間という異常に長かったのが被害を大きくした原因だ。 マイナス6度という朝が10日間も続いた。 場所によっては90%以上もやられた畑がある。 規模の小さい5ヘクタール以下の蔵では、思い切って剪定を遅くやって、葡萄の樹勢を押さえて発芽を遅くする、という対策をとることが可能。 小規模な醸造家は最小限の被害で逃れたところがある。 でも、湿気の多い地区では、例外なしに90%以上の被害になっている。 非常に厳しい状況であることはまちがいない。 けなげにも10日間のマイナス6度という寒波に見事に耐え抜いた芽達に “よく耐え抜いたな!頑張ったな!”と思わず声をかけてしまった。 人間にも忍耐強い人、屈強の人がいるように、葡萄にも同じ条件の苦難にも見事に耐え抜いた、運よく生き残った芽がある。 色んなことを考えていました。 こんな苦難を乗り越えた2021年産のミレジムは凄いに違いない。

15
Fév

これからの時代に必要になってくるボランタリ―的なコミュニティーの創造

インターネット社会で情報が溢れて欲しいものがネットで簡単に手に入る時代にあって、それとは全く逆の顔と顔を合わせながら温かい人間的な触れ合いを感じさせてくれるコミュニティー社会が求められている。 仕事や年齢の枠を超えて、人生の仲間的なコミュニティーが形成されている世界がある。 そんなカタチのコミュニティーが“ワインショップ店”を中心に成り立っている。 その横に常にエネルギー溢れるワインがある。 ★山口県周南市のESPOAやまだや (Visite chez Mylene BRU) 山田さんもお店のお客さんとミレーヌ・ブリュ醸造を訪問。 ミレーヌさんは、数カ月前に日本に行って山田さんのお店を訪問している。 既に同じメンバーでミレーヌさんと一緒に大飲み会を日本でやっている。 久々の再会にミレーヌさんも皆も大喜び。 お客さん達は、日常の生活の中でもうミレーヌさんのワインを何回も飲んでいる。 その美味しさに共鳴している人達ばかり。 山田さんのお客さんの中には、自らボランティアで、もう宴会部長さんもいれば、営業宣伝部長さんもいる。 もう本当にお客さんにとっては、“お店”は単なる物品販売店ではない。 利害関係も血縁関係もない限りなくファミリーに近いコミュニティーである。 生活に絶対に必要な“場”“空間”になっている。 ワザワザお店の近所に引っ越しして来た人もいるほどである。 まさに、皆が皆を必要としている世界を築いている。 穏やかな表情の山田さんには、熱く温かい人柄がある。 一朝一夕にこんな素晴らしいコミュニティーができる訳ではない。 山田さんが自分の生活時間を削って皆の“喜び”を創造するために、皆の要望に応え続けて努力してきたお蔭である。 そんな山田さんの人柄だからこそ、心から慕っているメンバーが集まっている。 人生で何かあった時は、ここに来てメンバーや山田さん達と話し合うようなボランティア・コミュニティーになっている。 インターネット社会で多くの情報も商品も簡単に手に入る世界、そんなグローバルな世界がこれからもドンドン発展して進んでいくだろう。 その反面、心と心が触れ合って和していくような、こんな世界もますます大切になってくることは間違いない。 そんな時、心身がほっと和むような自然派ワインが大きな役割を演じてくれる。 大地を汚すような栽培をすることなく、妙な添加物を加えることなく自然の恵みを希のままボトルに詰めたワイン。 飲んでくれる人達にただ“喜んで”もらう為にだけに造っているミレーヌさんのような造り手がいる。 そんな造り手達と山田さんのような人柄の人達が手を取り合うと、素晴らしいコミュニティーが形成されていく。 ☆東京にも素晴らしい真っ当なワインコミュニティーがある☆ ★東京都世田谷区弦巻のESPOAナカモト店(Visite chez Mylene BRU) 中本さんとお店のお客さん達が南フランスのミレーヌ・ブリュ醸造を訪問。 東京、世田谷にもミレーヌさんのワインファンが多い。 このナカモト店のお客さんの中には、プロ・ミュージシャンもいたり、イラストライター、パイロットの方もいたり各分野で活躍している人が多い。 流石に都会的な感性を持った方々が多い。 そんな楽しいメンバーに愛されている中本さんは数年前に重い病の宣告をうけて、見事に復活を遂げた人だ。 人生の濃密な時間の大切さ知っている人。 私はそんな中本さんをまだ大学生時代の頃から知っている。兎に角、天性的にやさし過ぎるくらい優しい性格の持ち主。 3年間程、南フランスのモンペリエの街に留学していた時期がある。 ESPOA店メンバーの中では、スバ抜けたワイン知識の持ち主。でも常に謙虚な気持ちを持っていて、その知識を偉そうに話すことがないところも、中本さんの魅力の一つ。 こんなにも色んな側面のある人間味をもっている中本さんの周りには、素晴らしい人達が集ってくる。 このチームの中にミレーヌさんのワインのラベルをデザインしたお客さんがいる。 ワインに感動したお客さんが、ラベルをデザインしてミレーヌさんに送ったところ、ミレーヌさんがそれに感動して、そのデザインをラベルに採用した。 都会のビルの谷間で仕事に頑張っている人達には、体が自然派ワインに反応しているのを感じる。 タップリの自然が“雫“”に詰まっているワインを飲んで欠けている自然度を中和している感じ。 ここにも利害関係を超越したファミリー的なコミュニティーがお店を中心に出来上がっている。 舌のこえた都会の皆を感動させるワイン達が揃っているからでもある。 本当に中本セレクションは凄い!引き寄せられているという感じ。 情報もワインも溢れている大都会にあっても、中本セレクションは光り輝いている。 PARISのワイン屋でも揃わないようなワインがここにはある。 その上、地下のワイン倉庫には、お宝年代ワインが転がっていることがある。 […]

15
Fév

これからの世の流れとワイン・物々交換?物心交換の世界

★ESPOAグループとミレーヌ・ブリュ醸造(Visite chez Myrene BRU) 世の中は劇的に変化している。 小さな変化が大きな変化になっていく可能性を秘めた時代に突入してきた。 今までの利益ばかりを追い続ける世界から、人々の心とモノが和して共鳴して繋がっていく世界がやってくる。 . ワインの世界で云えば、大切なことは、有名だとか、公式格付けとか、評価点数が良いとか、ではない。 そんなものが、どれだけ当てにならないかは、もう誰でもが知っている。 . ただ美味しいだけでは、心まで共鳴していかない。 どんな人が? どんな考えで、どんな風に造っているか? . その造り手とワインが、飲み手の心を共鳴させるものをもっているか? . 勿論、自分が生きる為に地球を汚すようなエゴ的な栽培をやっていないことは当たり前。 そして、味を自分の思うように繕う為に体によくない添加物などをあまり使用していない造り。 . そこにあるのは、顔と顔をみながらの“信頼”だ。 この人なら安心。 ワインを通して心と心が共鳴して繋がっていく。 ★福岡市のESPOAナカムラ店(Visite chez Myrene BRU) 九州・福岡のワイン愛好家の皆さん。ESPOAナカムラ店の中村さんがお客さんと一緒にミレーヌ・ブリュ醸造を訪問。 ミレーヌさんのワインの原点である畑にて、テーブルを囲んで造り手と飲み手が一期一会のひと時。 まだ、今の醸造所が建設される前の頃だった。 夏のラングドック日和の気持ちのよい一日だった。 ミレーヌさんは葡萄園の横の広場に長いテーブルを設置してバーベキューをやってくれた。 あまりにも、気持ちよく、時間を過ぎるのを忘れて、昼から初めて日が暮れて暗くなってもまだ終わらなかった。 と云うより、この心地いい場を誰も離れたくなかった。 後半は世界旅行を実施中の中村さんのお客さんが合流して、ギターを持ちだして蝋燭の光の下で歌った。 ミレーヌさんファミリーとも素晴らしい心の交流できた一期一会となりました。今でも語り継がれている夜だった。 中村さんのギター弾き語りでステン・バイミーは本当に素晴らしかった。 造り手と、私達、飲み手のお客さん達とワインを通して心と心が和して繋がっていく世界。 お店を中心にこんなコミュニティーを築けるなんて凄いこと。 ミレーヌさんにとっても、私達にとっても、お客さんにとっても、お互いにお互いが必要としている世界。 . 今、コロナで世界が揺れている。 コロナ後のビジネスのあり方がよく語られている。 . 人として真っ当な生き方、哲学に基づいた栽培・醸造が行われてできたワインへの信頼、そんなワインを究極セレクションして提供する人・中村さんの存在。 真っ当な本物の美味しいワインが生まれた畑で今、皆が飲んでいる。 皆の心が和して繋がっている。 皆の顔に“笑顔”“喜び”がもたらされる特別な小宇宙空間。 この延長線上に中村さんのお店がある。 . フランスに初めて来た人もいる。でもパリを素通りして南仏のラングドック地方の片田舎にやって来た皆。 中村さんを信じてやってきて、こんな忘れがたい特別な一期一会に出逢った。 . 皆が皆を必要としている! 物々交換?いや物心交換の世界である。 これからの世界の変化への重要なヒントがここにはある。 . 人類が文化らしい生活をしだした頃、物々交換経済の世界だった。相手の顔みて、“信頼”できるか否かを判断しながら物々交換をしていた。あまりにも巨大化した現代社会で、再びこの物々交換の時代の根幹である“信頼”というものがより大切な時代になってきている。お互いがお互いを必要として、人間的基本の“信頼”で色んなものを交換し合っていく世界。 […]

28
Jan

フランスワインの過去・現在・未来

変化には法則のようなものがある。一つの分野でも全体的にものごとをとらえていくと観えてくる。 ある法則が繰り返すことがある。同じことが繰り返しても、過去のものと全く同じではない。 奥行き、深さが違っている。 過去、未来を観ながら今を生きる。 ――――――――――― 1960 大量販売の大型スーパー、ハイパーの出現 1963-carrefeur 1号店、LECLERRE 65 スーパー、69ハイパー1号店 低価格ワインの飲酒量の拡大、農作業の経費削減の為の除草剤使用の拡大 . 1970 ハイパー、スーパーの乱立時代、大量販売用ワインの需要が急増。農協、大手ワイン商活況。 大量生産の必要性、それに伴い化学肥料・殺虫剤・化学農薬の多用。土壌弱体化からくる葡萄木の弱体化  . 1980  弱体化した葡萄からでも、そこそこ飲めるワインを造る技術の需要が高まる。 オノローグ(醸造コンサルタント)事務所の急増。オノローグ(醸造士)主導の農作業・醸造方法に移行 果汁濃縮技術、人工酵母、諸々の化学物質を足してのワイン醸造技術の定着。ワインのスタンダード化。 世界的ワインブームに乗ってグランクリュ(特級畑・蔵)など超高級ブランドの形成期でもあった。              ★自然派の第一世代の発生(マルセル・ラピエール 82, )超テクニックワインに反する自然なワインへの回帰。 . 1990    濃縮ワイン至上時代  スーパー、ハイパーでグランクリュ(特級ワイン)が安売りの超目玉商材 世界的ワインブームにてグランクリュ価格の高騰化。ワイン愛好家のグランクリュ離れ、 ポスト・グランクリュの需要拡。ミッシェル・ロランなどカリスマ・オノローグの活躍。 ワイン評論家(パーカー・ポイント等)による新スター(シンデレラ・ワイン)誕生期(93-98 バランドロー)。 徐々にワイン消費量の衰退―ワイン農協・ワイン商の経営不振が出現 農協から離れて独立する小型優良醸造家の急増(後に自然派ワインになる醸造家も多く含まれていた) ★マルセル・ラピエールを中心にVIN NATURE組織が形成 ― 各地に自然派ワイン醸造家が誕生 味覚的には樽香ありの濃縮したワインがもてはやされた時代。 . 2000    濃縮からフィネス(上品さ)へ ヨーロッパ統合による影響―農協ワインの不振・農協の倒産・合併が急増 超ブランドの特級グランクリュは輸出に活路(ロシア・中国などワイン新興国) 地球温暖化現象の表面化による自然回帰への指向が強まる。 ★自然派ワイン醸造家の急増― 自然派醸造元の組織化の確立(ディーヴ・ブテイユ) ★ポスト・グランクリュの醸造家や美味しいワインを造ろうとする醸造家が自然な形で自然派に転身。 醸造テクニックを駆使したスタンダード化ワインと自然派ワインの2極化 味覚的には、濃縮したワインから卒業してフィネス上品さが評価の対象になった時代。 . 2010    フィネスからビュバビリテ(飲みやすさ)薄旨系 自然派ワイン・ビストロの急増と繁栄 ミッシュラン星付きレストラン、世界ランキング・レストラン(NOMAなど)の自然派ワインの導入 マルセル・ラペエール亡き後ディーヴ・ブテーイユ、ヴァン・デ・メザミ自然組織などがリーダーシップ。 マルセルを知らない新人類の登場。自然派組織の細分化現象―地方別組織・スタイル別組織など急増 世界の成金人口むけ超有名グランクリュマーケットは快調と混乱を繰り返す。 味覚的に薄旨系、ジュースのように体に入っていくビュバビリテ(飲みやすさ)が最も評価された時代。 . 2020   薄いとか濃いを超えた透明感ある深味を備えたワイン 20年のコロナ到来による衝撃的な価値観の変化 地球環境の変化と世論の変化に対応せざるをえない状況が表面化。 […]

7
Jan

2021年、新しい時代のはじまり!変化に対応できたものだけが生き残っていく

新年明けましておめでとうございます。 幸運にも気持ち良く新年を迎えることができました。 すべてに感謝したいと思います。 2021年は歴史的に変化していく年となるでしょう。 今、現実に起きているコロナ問題の延長線上に、私達の生き方の変化、もっと深い地球継続問題からの価値観の変化などが本格的に表面化していくでしょう。 すべてが繋がって、色んなことが変わっていくだろう。 変化に対応できたものだけが生き残っていく。 “進歩、進化”の概念が変化していくだろう。 そうでなければ人類は、今までに地球上で謳歌して消えていった生物と同じ道を辿ることになるだろう。 変化の必要性は誰でもが知っている。 しかし、多くの人達が、意外にも、若い人達の中にも、そのことから目を逸らそうとしている層がいる。 いずれにしても、否応無しに直面していく現実がやってくる2021年になるでそう。現実と向き合いましょう。 コロナ問題もその一環の現実として捉えることもできるでしょう。 最終的には、より大切なものに集中して、より佳い生き方ができるようになるでしょう。 2021年は、仕事の面でも現実的に今までにない価値観で決断をしなければならないことが増えていくでしょう。 つまり、私だけ、我が社だけ、我が国だけと云う妙なエゴは減らして解決していかなければならないコトが増えていくでしょう。 多くの問題が発生して、解決されていくでしょう。 時間と犠牲も必要ですが、その中でより佳い充実した生き方ができる世が確立していくのは観えています。 2021年をその変化の変わり目と位置づけて、多く人が現実を直視して行動を起こすことが必要です。 変化すべき方向性のヒントは常に現実の中にある 究極のヒントは、厳しい状況の中で、ピンチの姿でやっている。 ピンチの中に膨大なヒントを読みとることができる。 コロナ騒動の中で、多くの人が、人生の本当に大切なモノに気付きはじめました。 これさえあれば、心地よく生きられる。 ムダや、余分なものを省いても、結構心地よく生きられることを知った人達も多い。 . 今までのやり方で右方上昇のみを追い続けなくても、快適に生きる道があることを、多くの人達が気付いている。 グローヴァル化、デジタル化が進む中、逆のアナログの世界の大切さを理解できる人達も増えている。 つまり、人と人が顔を見ながら繋がっていく大切さを気付いている。 例えば、私達はワインの世界で働いている。 造り手、紹介者、飲み手までが深く繋がっていくことの大切さを、コロナ騒動が教えてくれました。 これは、デジタル化の世界とアナログの世界がドッキングして、更に有効になる進化の方向性です。 心あるワイン醸造家が何世代ものことを考えらながらワイン造りをしているように、 私達も次に続く世代のことを考えながら、次世代に自信をもって繋げられる地球、生き方をしなければならないと思います。 1人では何もできません。 自分と関わり合える人達と“信頼”に基づいて繋がり、アナログ的に 大切な事を和かち合いながら進んでいく方向性です。 通常の売り手、買い手の関係を進化させた繋がり方で、飲み人達まで巻き込んで、地球の健全なあり方を追求していくシステム造りです。 ワインで世を変えられえます。 世の基本は一人一人の人間です。 人間の基本は家族や友達です。 皆の大切な接点は食卓です。 その食卓にワイン入っていくのです。 . 意識するしないに関わらず、真っ当なワインには宇宙、地球、のメッセージ、地球を残そうとする 造り手達のメッセージまで入っています。勿論、私達のメッセージも。 たかがワインですが、されどワイン! 2021年を本当の進化の元年だと位置づけて皆さんと共に進んでいきたい。 年初めから、走って、武道の呼吸法、基本技で心身を和してきました。(写真) 伊藤與志男

31
Déc

2020年師走のPARIS

コロナに明け暮れた2020年。 この世界中で最も華やかなパリのシャンゼリーゼ通りもこの静けさがすべてを象徴している。 コロナをどう受け止めるかで、今後の行動が天と地ほど違ってくるだろう。 目の前に起きていることは、自分も含めた世界中の人間に何かを伝えようとしているような感じがしてならない。 この状況の中で、何かを読み取り、今後の生き方に活かそうとしている人達もいる。 また、政府、世間、政治家、多くの人を批判しまくり、愚痴のようなことを並び立てている人達もいる。 私はいつも、批判と愚痴からは、何も始まらないと思っている。 人間は、生きている限り、自分のできうる限りを尽くしてことにあたるのが人としての生き方だと思っている。 勿論、人間だから、いつも元気でいられる訳がない。 苦しいことや、どうしようもないことも多くあることも事実。 今年は自分自身の内側をじっくり観れた年だった。 このコロナがなかったら、こんなに自分の内側を観れなかったのではないか、と思っている。 これからの自分の生き方の根本的に大切な土台が自分の内側に造れたかなと思っている。 コロナ君がいなければ絶対に出来なかったと思う。 だから、私はコロナに大感謝している。 何が起きてもブレない大切なものがあることが観えた。まだまだ未熟なことが多いけど、自分のできうる限りを尽くして、自分自身を磨きあげて、志を実現していきたい。 2021年は、この大切なことを皆さんと分かち合えるようにできたらいいな、と思う。

22
Déc

2020年版、世界一位のワインを造るジャンポール・ドーマン氏

ワインには、生き方とか、心の葛藤とかが表現されている。 長年に渡ってパップのテロワールとは? パップの真髄を探究し続けてきたジャンポール・ドーマン氏が、何かを超えた境地にたどり着いた。 最近の作品は、Papパップらしい力強さ、ワインのやさしさ、柔らかさを濃淳な中に繊細に表現されている。 Jeb Dunnuck氏がTop 100 of 2020にて ナンバーワンにこのVieille Julienneのドーマン氏のワインを選んだ。 まさに、世界一位の造り手だと思う。 ヴィエイユ・ジュリアンヌ醸造の土壌は、よく云われるパップのガレールレーと呼ばれる丸い大きな石が転がっている土壌ではない。砂状が中心に僅かに小さ目の丸石が存在している。 砂状だから、何とフィロキセラを生き残った120歳を超えたフランス産の原木が残っている。 このパップの濃淳さの中の繊細さは、この砂状土壌の良さを探究し続けてきたドーマン氏のライフワークの結果だ。

16
Déc

外出禁止令の中、久々の移動。LYONのカツミさんのところへ

突然、ボジョレ・ブルゴニュ方面に行くべき所用ができた。 そこまで行くなら、周り道してでも逢いたい人がいる。 そう、LYONの名シェフカツミさんのところだ。 前日に電話を入れたら、今朝、市場で美味しい牡蠣を買っておいてくれた。 ついでに、訪問醸造元へのみやげようにも牡蠣の仕入れをお願いしてしまった。 今、フランス中、レストラン営業が禁止されている。 10月から来年の1月20日までは禁止されている。 石田さんもテークアウトで頑張っている。 ここのところ、私もパリを離れていない。久々の外遊。 勿論、レストランは閉まっている。 台所にて心地よいひと時を過ごした。 早速、牡蠣を開けて、ワインとよもやま話に花が咲いた。 最近、リヨンのあの亡き偉大なシェフ・アラン・シャペルさんの本が出されたらしい。 企画したのは、シャペルさんを取り巻く職人の人達らしい。 ワインの世界のジュル・ショーヴェ博士、マルセル・ラピエールさん、アラン・シャペルさんなどの写真が豊富に載っている。 シャペルさんが新メニューを開発すると、まず一番に試食してもらったのがジュル・ショーヴェさんだったらしい。 当時のジュル・ショーヴェさんとアラン・シャペルさんのツーショット写真は貴重だ。 あのマルセルさんがまだ若かったころ、モルゴン・ワインを使ったメニューがあったらしい。 若きマルセルさんとピエール・オヴェルノワさんのツーショット写真も貴重なものだ。 そして、この本の中に石田カツミさんの名前が書いてあったのが嬉しい。 最後にカツミさんの特性の焼きそばとチャーハンをご馳走になった。 美味しかった!ワインはダール・エ・リボのクローズ・エルミタージ18を頂いた。

13
Nov

長い時間をかけてしか築くことができないこと。真の信頼関係

なんの世界でも、流行というものがある。 セッカチで新しいモノ好きの人達は、人が知らないものが出てくるとそれに飛びつき、また次の新しいモノがでるとそれに飛びつく人達がいる。 今、ワインの世界がそんな感じ、特に極の自然派ワイン好みの人達に多い。次々と、とっかえていくことはイノヴェーションとはいわない。 ワインの世界は長いスパンで付き合っていかないと、ワインの本当に大切なことが見えてこない。 色んなタイプがあり、自然派ワイングループに属しているワインだけがワインではない。 色んなタイプが存在してワイン文化があり、深いところは、その造り手の人生、哲学、環境、土壌に対する対応の仕方など長い付き合いをしていかないとエッセンシエルのところが見えてこない。 そして、何より人もコトも次々と進化していく。一つの醸造家をじっくりと追い続けることは、ワインの根本的なものを理解することに繋がる。 安定した美味しいワインを造るには、少なくても2世代ぐらいの長いスパンで取り組まないとできない。 ESPOAが最初にラフォレー醸造と付き合いだした時は、トーマとピエールがまだ小学生の頃だった。 醸造は完璧にこの二人が実施している。 醸造中は、SO2を使用していない自然な造り。瓶詰時に少量を添加するのみ。 ESPOAとラフォレー醸造には、長い時間をかけてしかできない不動の信頼関係がある。 これがあってこそ、これからの時代に最も必要な人と人がこころで繋がっていくワイン流通が可能となる。

13
Nov

これからの商いに最も大切なこと、“不動の信頼関係”を築く

今、コロナで世界中が騒いでいる。 インターネット販売、スーパー関連の売上が好調である。 あまり、人と人が心を通わせない世界である。 こんな時こそ、心がかようモノ・コトを望んでいる人達も多い。 ESPOAは、造り手と売り手の間に不動の信頼関係を築くことを目指している。 そして、その信頼関係を飲み手まで繋がっていくように皆で努力している。 今年も、ボジョレ・ヌーヴォーの販売量は殆ど変わっていない。 造り手の方も、このコロナで大変な時期にこそ、より美味しいものを造ろうと一生懸命に努力した。 その努力が認められてギード・アシェット(ワインガイドブック)にて、クードクール賞を受賞した。 2020年のラフォレー醸造のヌーヴォーは、過去最高の仕上がりとなった! 今年も、各ESPOA店には、多くのファンがラフォレー醸造のヌーヴォーを楽しみにしている。 醸造元との繋がりを緊密に保つために、毎年、ESPOA店の誰かが交代で醸造元を訪問している。 ラフォレー醸造の健全な進化を目の当たり見てきた。 お父さんのジャン・マークから息子達、トーマとピエールに世代交代が行われつつある。