5
Sep

ボジョレの伝統スタイルを残す数少ない醸造元                    ラフォレ一家

私が大好きなファミリーだ。 気さくで、人間ぽくて、ワインをとうしての人と人の絆を大切にしている。 ジャン・マルクは月に一度、パリまでビストロ、レストランに配達に来ている。彼らとも親戚のような 付き合いだ。 昔のように家族が一丸となって栽培・醸造をやっている。 モクモクと畑にでて農作業をする。 収穫の時は、収穫人皆が喜びを分ち合い、家族のように楽しく正確に行う。ともかく心地良い。 だから、40年、30年間もここに収穫をやりにくる人達がいる。正に収穫ファミリーである。 お父さんのジャン・マルクが一昨年で正式には引退して、今は三つ子の内の二人トマとピエールが 継承した。 私は彼らがまだ幼い頃から知っている。(写真添付)3人の内の左からトマ、真ん中がピエール、 右がフィリップ。      トマはもう幼い頃からワイン造り目指していた。だからもう16歳の頃からお父さんと一緒に畑に行って手伝っていた。 ピエールはずっと遅く、何をやるか迷っていたけど、19歳の頃にワイン造りをやることを決意した。 お父さんのジャン・マルク65歳、正式には引退したとはいえ、元気満々の体力。 毎日畑に出て手伝っている。 色んな意味でジャンマルクはラッキーな人生を送っている。 ボジョレの伝統を維持するには、働き者の奥さんが必要。マルティーヌはバリバリ働くスーパーママ。 今日は、二人の馴れ初めを聞いてみた。 フランスではよくある典型的なパターン。フランスの田舎では、村が主催のダンスパーティー(au Bal)がある。 日本で云えば盆踊りのようなもの。そんな時によくカップルができあがる。 ジャン・マルクも村のダンスパーティーでマルティーヌに巡りあった。 当時の写真をもってきてもらった。 ジャン・マルク21歳、マルティーヌ18歳の時だった。 ジャン・マルクは一目惚れ。強烈なアタックを仕掛けて美人のマルティーヌを仕留めた。 マルティーヌも醸造元の娘だった。当時は牧畜、農業、葡萄栽培・ワイン醸造と皆兼業だった時代。 マルティーヌは農業の仕事が何たるかを、よく知っていた だから、即、強力な戦力となった。 働き者のマルティーヌのお蔭でこの伝統を守られているのは間違えのないところ。 こんなファミリーが私は大好きだ。ワインにファミリーの愛情、エモーションが感じられる。   Style traditionnel Beaujolais: La famille Laforest J’adore la famille Laforest. Ils sont naturels et humains, respectent les relations amicales avec des gens […]

4
Sep

ゆったりとしたDESCOMBESデコンブ                     いつも最後に収穫開始

Georges Descombesジョルジュ・デコンブは、毎年最も遅く収穫をはじめるのが常。 今、ヌーンことジョルジュはコルシカ島に行っている。 一応、ヴァカンスも兼ねてコルシカ島のアントワンヌ・アレナ醸造で収穫・醸造を手伝っている。 9月3日にモルゴンに戻るとのこと。 ファミリーが18年の収穫準備をしていた。 ケケことケビンが留守番をしていた。ケケは完全独立して独自の醸造元を設立した。 まだ、場所がないので、ここの場所を借りて活動している。 ここに居ながら、デコンブの従業員に指示も出している。 ケケとMorgon 16を開けた。デコンブの特徴である。独特の濃縮感とキリットしたフレッシュな酸が 同居している逸品。 美味しいなー!どうしたらこういうバランスになるのだろう。     葡萄園を歩く。標高が高いので確かにまだ熟成には時間がかかりそう。 でも、一切の腐った葡萄はない。ほぼ完璧な葡萄ばかりだった。 18年のGeorges Descombes ジョルジュ・デコンブも期待できそうだ。 かなりの高品質になるだろう。    発酵槽も圧搾機もピカピカに洗浄されていた。 ここも、ほぼ準備完了。 当主のジョルジュ・デコンブが戻るのを待つのみ。     過去の収穫風景― 今年もこんな風に元気に収穫されることでしょう!!

4
Sep

2018年ミレジムの収穫準備、ほぼ完璧 !!

収穫した葡萄を入れる籠は葡萄が重量で絶対に潰れることがないように底が薄い。 その特殊な籠もキレイ洗浄して完璧。 本当は野菜を入れる籠を使用。ここまで気を使っている人は少ない。      さて、Aperoアペロタイムだ。 オーフォルトEau Forte2017を開けた。    そこに、もう一人、トビッキリ美味しいボジョレを醸すレミー・デュフェートルRemi Dufaitreが やって来た。 一本では終わらなくなった。2軒ほど周りたかったけど今日はここで終わりなってしまった。     数日後にはこんな風に収穫されていることでしょう。   

4
Sep

ガメ品種のカパシテーを知り尽くしたラパリュならでは2018年ミレジム

昨年2017年は、すべてのワインがアルコール度数・果実味・濃縮度が濃かった。 ジャンクロード・ラパリュは、できるならもう少し軽めにしたかった。でも天候が許さなかった。 でも濃くてもスーット体にはいっていくスタイルとなった。 水のような感覚のオー・フォルトEau Forteすらかなりの濃縮感があった。 それはそれで美味しかったが、本来はもう少し軽めのタッチのスタイルである。 今年は最初から栽培に細心の注意をしてきた。 36度を超す猛暑の日々の中でも、バランスがとれている葡萄が収穫できそうになった。 もう明日8月末にでも収穫を開始するとのこと。 あの水よりも水らしいオー・フォルトEau Forteが再現されるだろう。    ジャンクロードと畑を歩く。 どの葡萄を食べても酸と糖のバランスが完璧だ。 熟し過ぎることなく、フレッシュな酸を残したバランスになっている。        今年の猛暑の予感がしていた。仕事師のラパリュは、剪定の時期をずらした。 最後の段階で熟し過ぎるのを避けたかった。 開花が狙ったとおりの時期になった。8月の末に収穫を最初から狙っていた。 葡萄達は私が見ても完璧だ。 今年のラパリュは凄いことになりそうだ!!    Millésime 2018 de Lapalu, grand connaisseur en capacité de cépage gamay En 2017, tous les vins sont intenses pour teneur en alcool, goût fruité et concentration. Jean-Claude Lapalu voulait un vin un peu […]

4
Sep

Inoubliable Souvenir avec Marcel                     マルセルとの忘れられない思い出

ラピエール家の話をするといつも私の心に蘇る二つの思い出がある。 一つは、マルセルとデコンブのあの自家製Bistroでお昼に入って夜中まで飲み続けたあの日のこと。 マルセルはご機嫌でアカペラで唄を何曲も歌ってくれた。楽しかった。 二つ目は、日本にマルセルと一緒に行った時、飯野さんのお店の前で、マルセルの大好きな葉巻を 二人でゆったりくゆらせたひと時。めまぐるしく動いていたスケジュールの中で、あの煙が魔法のように心がゆったり落ち着いたひと時。 誰でも、忘れられないひと時はあると思う。 ラピエール家の話をすると、いつもこの二つの出来事が、私の心によみがえる。 今、こうして自然なワインの世界で働いていられるのは、マルセルのお蔭です。 貴方が、人生をかけて広げたこの道を、私も人生をかけて歩み続けます。 多くの人と喜びを分かち合い、世にポジティフな佳い空気を流すことができて、地球のためにも貢献できる道を。 たかがワインですが、されどワインです。 感謝しかありません。Merci Marcel .  

4
Sep

2018年収穫の準備を着々と進めている                    Lapierreラピエール家

入念な準備を着実にこなしていくマチュー・ラピエール。 発酵槽、垂直式圧搾機の徹底的な洗浄、乾燥。 ここまでやるか、と思うほど完璧にこなしていく。 ほぼ準備万端。どこを見ても清潔。ピカピカ。     葡萄の状態を観察するマチュー・ラピエール。私の目からは殆ど傷んだ葡萄はないように見えるけど、マチューは満足していない。収穫人に二つの籠を持たせて、完璧な葡萄とちょっとでも不完全な葡萄を分けて収穫をするとのこと。 完璧主義のマチューらしい。2018年のミレジムが楽しみだ。 ラピエール家も果敢に進化しているコート・デュ・ピに隣接する好立地の畑を買い足した。   中庭のこの静寂も、来週からは世界中から集まる収穫人で溢れることになる。 昨年の収穫人で溢れた中庭写真を添付しておく。楽しく精確にやるのが、ラピエール家の伝統的 である。      

4
Sep

新たな歴史を築く、                              Mathieu Lapierreマチュー・ラピエールとCamilleカミーユ

偉大なるお父さんMarcel Lapierreマルセル・ラピエールの後を継ぐのは心理的に大変なこと。 見事にラピエール家の名声を守り、ワインの質もお父さんを上回り、新しい歴史を築きつつある マチュとカミーユ。 この二人にBravo!の一言を贈りたい。 とても几帳面な性格、自分で理論だてて、計画して、着実に実行して来た8年間。 途中から妹のCamilleカミ―ユが参加。 カミーユの醸造センスは天才的なところがある。 この二人が組んだ最近のミレジムは凄いレベルの高い質になっている。 Precision 精確さ、微塵の乱れがないモルゴンのテロワール真っ直ぐに表現した最近のワインには 感動を覚える。 お父さんの教えを、マルセル以上の精確さをもって栽培・収穫を実行しているマチュー・ラピエール がいる。 それを、天才的な醸造的感性をもっているカミーユが醸したCuvée Camilleキューヴェ・カミーユは 素晴らしいの一言。 あのCote du Pyコート・ド・ピィのテロワールを女性的にやさしく真っ直ぐに表現された優れもの 一品です。 まだ、飲んだことのない人は、一度は試すべきワインです。きっとその繊細さに驚きますよ!    Mathieu et Camille Lapierre construisent une nouvelle histoire Il n’est pas facile moralement de succéder son père, une grande personnage, Marcel Lapierre. Pourtant Mathieu et Camille a bien construit une nouvelle histoire […]

28
Août

フルーリの丘から見た景観

真ん中にある村が Villié-Morgon ヴィリエ・モルゴン村、 その裏にある小高い丘がモルゴンの銘醸畑 Côte de Py コート・ド・ピィ。 今はなだらかな丘になっているけど、その昔は火山だった。 それが風化して今のなだらかな丘になっている。 何億年もかけて今の土壌構成が造りあげられて、私達に美味しいワインをプレゼントしてくれる。 右斜め後ろにあるのが Côte de Brouilly コート・ド・ブルイィ。 ここにも3億年の歳月をかけて構成されたシスト土壌と花崗岩の混ざった特別なテロワールがある。 更にその昔、ここも含めてフランス中が何回も海に覆われていた時期もある。 そんな歴史を経てこの景色がある!  感無量になる。

28
Août

果敢に攻めるクリスト・パカレ 4hの畑の醸造所 Fleurie を買収

クリストフ・パカレ48歳、まだまだこれから!! 立派な醸造所、馬小屋もあり、将来は馬で耕したい。 やりたいことが山ほど積もっているクリストフ。     昼食にチョット飲み過ぎ。 Christophe Pacalet: Aquisition de Fleurie de 4 hectares Christophe, 48 ans, est en plein d’épanouissement! La cave magnifique, l’ecurie, bientôt cultiver à cheval…. Il a beaucoup d’idées pour l’avenir. A midi, on a un peu trop bu ….?

28
Août

Les Uniques de Jules Chauvet レ・ジュニック・ド・ジュル・ショーヴェ 日本へ出荷

Jules Chauvet 故ジュル・ショーヴェ博士が所有していた畑の葡萄のみを仕込んだ2017年。 料理の神様・故アラン・シャペルが尊敬してやまなかった故ジュル・ショーヴェ博士。 アラン・シャペルは何か新しいメニューを開発した時はいつもジュル・ショーヴェに試食してもらうのが 常だった。 フランス人が最も尊敬している過去の政治家であるあのシャルル・ドゴール大統領が自宅で飲むワインは、このジュル・ショーヴェ博士が造ったワインだった。 そんなワインを復活させたのがこれです! ジュル・ショーヴェ➡マルセル・ラピエール➡クリストフ・パカレ 脈々と引き継がれた自然派なワイン造りの手法を、孫弟子のクリストフが心を込めて造った一本です。 今日、パレットに詰めて、日本に向けて出荷されました。量に限りあり、お見逃しなく。     Les Uniques de Jules Chauvet vont au Japon Le vin est fait en 2017 uniquement avec les raisins de la parcelle de feu docteur-biochimiste Jules Chauvet. Alain Chapelle, dieu de cuisine, l’appréciait énormément. Lorsqu’il avait exploité un nouveau plat, c’était d’abord Jules Chauvet […]

28
Août

お昼はモルゴンのアトリエへ

クリストフが電話したところ、今日はアトリエにいいシャロレ牛が入ったとのこと。 行かなければ! クリストフ・パカレとドゥニ・ペノさんと一緒。 多く醸造家が来ていた。 即シャロレ牛のコート・ド・ブーフ牛ステーキにフリッツ。 ワインは、Lapierreラピエール家のモルゴン2017年を開けた。 17年は濃縮感タップリでステーキに完璧でした。 ラピエール家の2017も素晴らしいバランス、タンニンも細かく流石に元祖自然派のラピエールです。      

28
Août

クリストフ・パカレ醸造設立20周年も兼ねて特別ヌーヴォー18を醸造

今年は20周年記念を期に、日本向けに特別なヌーヴォーを造る予定。 天も味方してくれたので、今年は記録に残る特別なヌーヴォーをつくりたい! ラベルはドニィ・ペノ画伯がペンで丹精に描いた垂直式圧搾がモデル。 伯父さんでもある自然派の伝道師マルセル・ラピエールがクリストフに醸造所設立時プレゼント したもの。 クリストフ・パカレにとってはかけがえのない大切なもの。    自然派ワインの醸造を根本的に開発したジュル・ショーヴェ博士が持っていたシャペル・ド・ゲイシャ村の畑区画の葡萄のみを仕込んだワインをこのラベルにして VIN DE PRIMEUR ヴァン・ド・プリムーの名で特別ヌーヴォーを造ります。 この区画は小さいので量が限られています。        こんな葡萄から造ればトビッキリ美味しいヌーヴォーになること間違いなし!! 2018年、クリストフ・ヌーヴォー Vin de Primeurヴァン・ド・プリムーお見逃しなく!!    Le 20ème Anniversaire de Domaine Christophe Pacalet ★Nouveau Spécial 2018: Vin Primeur★ Il fait un Nouveau Spécial pour le Japon. « A l’aide du Ciel, je veux faire un Nouveau Spécial inoubliable et fabouleux!! » L’image sur […]

28
Août

Christoph Pacalet クリストフ・パカレ2018年産記憶に残るヌーヴォーを!

クリストフ・パカレにとって、近年にない素晴らしく理想的な葡萄が育っている。 『見てくれよ!こんな葡萄を見ると、本当に心が弾んでくるよ!』 クリストフも喜んでいるけど、葡萄達も喜んでいるように見える。 クリストフ48歳、マルセル・ラピエールの援助とアドバイスを受けて98年に独立して20年。 今年は醸造所設立20周年記念の年。 天も応援してくれている。 今年は、冬と春の大雨で葡萄園は湿気だらけだった。5,6月にはどうなるか本当に心配だった。 それが開花が済んでから逆に記録的な晴天の日々が続いた。 7,8月は36度を超す猛暑の日々だった。 若干、直射日光が当たる場所の葡萄は焼けた状態のものもあるけど、乾燥しているので乾し葡萄のようになって腐ることがなかった。 収穫まであと一週間となった。理想的な状態で最終の葡萄熟成が進行している。 『私は昨年も日本に行きました。日本の皆さんの暖かく細やかな心情に感動しています。日本のファンの皆さんに心から喜んでもらえるようなヌーヴォーを造りたいと思います。』クリストフ Christophe Pacalet: Vin Nouveaux inoubliables 2018 Cette année, la qualité de raisins est la meilleure, jamais vue !!  » Regardez les raisins. Quand je les vois, je suis si heureux!!! » Christophe, 48 ans, grâce à Marcel Lapierre, est indépendant depuis 1998. Cette année […]

28
Août

Philippe Pacalet フィリップ・パカレ、                    ヌーヴォーの畑を歩く

フィリップは10日前に来て葡萄を持ち帰り分析している。 糖度が結構上がっていたのと、リンゴ酸が少ないのに驚いた。チョット注意が必要だ。 フィリップは発酵が順調にすすむためにリンゴ酸を十分確保しておきたい。 何故なら、ヌーヴォーは出荷日がもう決まっているので発酵がスムーズにいくのも大切。 普通の蔵なら、酸も加えるけど、自然な造りのフィリップはそれをしない。 収穫日の選択で解決する。 コマ目に畑にきてチェックしている。 これだけ暑い日が続いていると、収穫が一日遅れただけで大きくかわってしまう。 流石のフィリップ・パカレ。ヌーヴォーと云えども、いつも確実性、安定感、先を観ている。      フィリップは数年前に南フランス、ポルトガルでもワイン造りを手掛けた。 強烈な太陽の環境の中での、葡萄が熟す最終段階の様子を経験している。 フィリップの偉大さはここにある。 ブルゴーニュの枠の中だけで閉じこもっていない。 色んな環境の中でのワイン造りを手掛けている。 その経験を温暖化が進むブルゴーニュ、ボジョレでのワイン造りに生かしている。 今年は36度という猛暑がブルゴーニュ、ボジョレを襲った。 パカレの頭の中では既に起こりうることが準備できている。 それにしても、今年は素晴らしい状態でここまで来ている。腐った葡萄が皆無と云ってよい。 2018年のパカレ・ヌーヴォーは凄いことになりそうだ。   

28
Août

フィリップ・パカレ                              生まれ故郷のボジョレの畑を手に入れた

もう3年になる。ずっと畑を持ちたかった。ブルゴーニュは高すぎる。 今、ブルゴーニュの醸造元がボジョレの畑を積極的に買い入れている。 これ以上、時間を置くとボジョレの畑の価格も上がっていくだろう。 3年前に決意した。 前々からボジョレのテロワールの中で、興味があったのはMoulin à Ventムーラン・ナ・ヴォンだった。 花崗岩の種類がモルゴン村のものとは違っている。 白っぽい花崗岩が風化して砂状になっている。その中に多くの石英石が混ざっている土壌。 パカレのムーラン・ナ・ヴォンは特別だ。 ブルゴーニュのテロワールを長年に渡って追究してきたパカレが、ブルゴーニュのグラン・テロワールと同じ手法をもって醸すムーラン・ナ・ヴォンは、キリットしたミネラル感がスーッと伸びてくる。 ブルゴーニュに通じるものがある。 フィリップ・パカレは云う 『ガメ品種はピノ・ノワールの従兄なんだ。よく似た性格をもっている。ピノと同じように、あまり太陽を必要としていないんだ。花崗岩は石灰土壌よりキリッとしたミネラル感がある。ガメ品種の果実味とマリアージするととても上品に仕上がる。』 ブルゴニュ・テロワールの名人フィリップ・パカレが醸すMoulin à Ventムーラン・ナ・ヴォン、 美味しいですよ! いつも仲の良いモニカとフィリップ。ブラジルに一か月ほど里帰りしていたモニカ、一週間ほど前に戻ってきた。   

28
Août

熟年パワー炸裂の Ch-Cambon シャトー・カンボン、今後がさらに楽しみ

2017年ミレジムが素晴らしい状態に仕上がりました。近々に日本に出荷される予定です。 好ご期待!! ★Cuvee Chat キューヴェ・シャは軽く冷やしてグイグイと飲める気楽なヤツ。いつでもどこでもグイグイと入ってしまう。 価格的にも求めやすく、レストラン、ビストロ、ハウスワインにもピッタリ。 ★Ch Cambon 17 自然な青狩り状態で生産量が極端に少なかっただけに濃縮感があり、でも爽やかなガメ風味が 残っている。      ★Brouilly 17 ブルイィ 100歳の古木が沢山生き残っている畑のブイィ。 素晴らしい濃縮感、柔らかくやさしいタンニン、花崗岩に地中深く入り込んだ根っ子が吸い上げた ミネラルがタップリ。 グラン・ボジョレといっていいだろう。ゆったりとした大き目なグラスで飲んで欲しい。    Château Cambon avec puissance expérimentée Bon Millésime 2017!! Ils arrivent bientôt au Japon. Un Millésime bien attendu!! Cuvée Chat Raflaîchi légèrement au frigo, un vin agréable et facile à boire à tout moment, où que […]

28
Août

次々と進化する CH-CAMBON シャトー・カンボン

CH-CAMBONシャトー・カンボンは、あのマルセル・ラピエールが幼馴染で親友だった CHATシャとマリー・ラピエールの3人で買い取った醸造元。 マルセル亡き後は、この二人で共同経営している。 この陽気で前向きな二人、次々と未来への投資をしながら進化している。 2年前にBrouillyのアペラッション・100歳を超える古木の最良の畑を買い取った。 その貴重な古木の枝を使ってセレクション・マサルの苗木を作成中。 今年は白ワイン用のシャルドネ品種の植付けを行った。2hまで増やす予定。 醸造所の改装、新発酵槽の購入、オフィスの設置と大進化中。   モルゴン村に住んでいたマリーさん、カンボンの一部を改装してここに住みつくことを決意。 最近、チョット、気合が入っている。   Château Cambon en plein développement sans arrêt Ch-Cambon avait été acquis par trois personnes: Marcel Lapierre, son meilleur ami Chat et Marie Lapierre. Depuis le décès de Marcel, Marie et Chat, copropriétaires, continuent à travailler ensemble. Positifs et énergiques, ils investissent toujours pour […]

28
Août

2018年Château Cambon シャトー・カンボン、素晴らしいミレジムになりそう!

Marie Lapierreマリー・ラピエールさんの笑顔がもの語っている。 マリー『長いこと、こんな葡萄は見なかったわ!』 シャChat『ここ数年、毎年違った気候変化でまともな葡萄が少なかった。特に昨年は異常に少なかった。今年に賭けていたよ!今年はこのままいけば、色んな意味で過去最高になるのではと思うよ!』   シャの愛称でボジョレ中の人達に愛されているシャモナールさんもご機嫌でした。 カメラを向けると硬い表情になって、なかなか笑わないのでチョット脅かしながらシャのやさしい顔の写真がとれた。 この笑顔で今年2018年の葡萄の状態を想像してください。 今年はこの二人とも気合十分です。 畑も18ヘクタールまで増やすことになりカンボンも飽くなき進化を続けている。   冬、春の雨で地下水にタップリ保水されている。 もう長い自然栽培で根っ子が地下深くまで伸びている。 必要な水分を確保しながら7月、8月の連日の晴天で理想的なバランスで葡萄が熟している。 まだ、すべての葡萄が発酵槽に入るまでは、何があるかわからない。 収穫が終わるまでこの状態で続いて欲しい。 収穫は9月3日になりそう。このままでいけば2018年は凄いミレジムになりそうだ。   2018 Château Cambon: Millésime sensationnel!! Le visage souriant de Marie Lapierre s’exprime tout. Marie dit: Depuis longtemps, je n’ai jamais vu de tels raisins magnifiques. Chat dit: Depuis des années, nous avons peu de bons raisins à […]