21
Sep

自然派の原点Lapierreラピエール醸造                                         やっぱり、収穫はヒューマンに、楽しく-no3

葡萄収穫の仕事は、体力的にはかなりハードである。 地表に近いところにある葡萄を切り取る為に、座ったり立ったりのスクワット運動の繰り返しになる。 慣れるまでの3日間はかなり厳しい。三日間もたずに逃げ出す者もいる。 厳しいからこそ、楽しい雰囲気づくりもかなり大切。 そして、数時間に一度の休憩時は本当に必要。体力と気力のリフレッシュ。    疲れ過ぎると、いい加減になってきて、妙な状態になっている葡萄も収穫してしまう。 そんな時は、古株の人達がムードを盛り上げる。   2週間ほど一緒に昼・夜一緒に食べて合宿生活すると、兄弟のように仲良くなる。 収穫が終わって、別れる時にさみしくて涙を流す人もいる。 再びこの収穫の来る人達が多いのは、やっぱり楽しいからなのだろう。    やっぱり、収穫はヒューマンに、楽しくやってほしい。 ただ、機械的に葡萄から発酵槽まで入れるだけでは、何かが欠けてくる。 そういう、醸造所が増えているのが、さみしいかぎり。 自然派とか、そうでないと、関係なくワイン造りの根幹的に大切な部分だと思う。 これがあるのとないのでは、大手企業の造るワインと同じになる。 美味しいワインはできても、エモーションが感じられるワインにはならない。 ワインは飲んで感情に響かなければ、さみしすぎる。

21
Sep

自然派の原点Lapierreラピエール醸造の収穫-no2

ボジョレ・モルゴン地区きっての銘醸地コート・ド・ピィの丘をバックに収穫する。 今年は6月からの晴天続きで、腐ったりする葡萄が皆無のという素晴らしい状態の葡萄が育った。 ラピエール家では、例年、収穫人は白いバケツと黒のバケツ二つ持って収穫するのが常である。 白いバケツに完璧な葡萄をいれて、黒いバケツは傷んだ部分を切り落としたもの、やや選粒した葡萄をいれる。 ところが、今年は傷んだり、腐った部分のある葡萄が皆無。 よって、白バケツのみを持って収穫するという例外的な収穫となった。   6月からは殆ど雨が降っていない。地表、表面は乾燥しているけど、地下層には冬・春に記録的に降った雨のお蔭で 蓄水されている。深く伸びた根っ子が必要な水を確保できている。 だから、ほどほどの酸も残しながら理想的な状態で葡萄が熟している。 この夏は36度を超す猛暑の日々が続いて、直接日光が当たり過ぎた部分がやや乾し葡萄状態になっているものもあったけど全く問題がない程度だった。    ラピエール家の収穫は、世界中から自然なワインを好きな若者が集まってくる。 人から人への口コミで集まってくる。しかも、皆よく働きく若者達が多い。 そして、20年間、10年、5年、3年と連続で来ている人達もいる。彼らがムード造りをやってくれる。 これもラピエール家の伝統を支えている大切な部分。 多くの醸造元がいい収穫人の確保に苦労している現実がある。   

21
Sep

自然派の原点Lapierreラピエール醸造の収穫-no1

ワイン造りで、収穫は最も大切な行事の一つ! 一年間、ずっと母なる大地で、父なる宇宙の光を浴びて育った葡萄がある。 その葡萄達が、その生まれ育った故郷からお別れする日なのである。 そう、私達、人間に喜びを、勇気を、元気を与えてくれるワインに姿を変える為に。 出来れば、元気に、楽しく、丁寧にやって欲しい。 葡萄達も喜んで故郷の大地を離れることができる。 このサンシビリテー、大切な感性をマルセルは大切にしていた。 マチュとカミーユ・ラピエールはこの最も大切な感性を大切に守っている。   収穫時の朝の一休みの時は、葡萄園で収穫の人達と皆で朝食を食べる。 蔵で働く人達も集まってくる。忙しい中でも、ここで皆の元気な顔をお互いに確認しあう。 葡萄達も一年間、世話をしてくれた人達の笑顔をみて安心する。 この感性は最も大切なことの一つ。  

20
Sep

Buvons Nature ,                               Fête de Vin Nature Taiwan le 24 Nov 2018

台湾で11月24日に自然派ワインの祭典開催 Un des principaux organisateurs , C’est Rebecca. 主催者の主なメンバーの一人がレベッカさんです。 Elle est passionée de vin nature. Elle viens souvent en France pour visiter et selectionner les vin qu’elle importe . レベッカさんは自然派ワインに大変な情熱を持った女性です。 フランスにもよくやって来ます。 自分でインポートするワインを選別する為です。 Elle a fait la vendange chez plusieurs vignerons. Elle est une grande amie de Dominique Derain. 彼女は多くの葡萄園で収穫も体験しています。 そして、ドミニック・ドランと大親友です。      Dominique viendra au Taiwan […]

20
Sep

18年ラフォレ・ヌーヴォーは濃縮感タップリ、その上に                フレッシュな酸もあり! No.3

蔵ではトマ、ピエールが醸造に奮闘中。   醸造中のヌーヴォーを試飲しました。 まだアルコール発酵の真っ最中で糖度も残っているけど、濃縮感抜群! その上、フレッシュな酸ものこっている! まさにラフォレ・ヌーヴォー良い年の典型的なバランス。    フランスの無形文化財の伝統を守るラフォレ こんな風に、収穫人と家族の様に2週間を共に過ごす収穫は、ワイン造りの伝統であり、フランスの 大切な無形文化財である。 これがだんだん少なくなってきている。   ただ、喜びも歓喜もなく、葡萄を摘み取るとう作業だけをする無味乾燥的な収穫をする醸造元ばかりになってきた。 残念なことだと思う。 収穫の“喜び”は超大切! この愛情、エモーションあふれたヌーヴォーは美味しいに決まっている。

20
Sep

家族総出のラフォレ収穫 No.2

三つ子の一人、フィリップ(他の仕事をしている)も手伝いに来ていました。 愛犬、タンペットも収穫に参加。    蔵では、奥さんのマルティーヌ、ジャン・マルクの妹、姪さんなど女性陣が40人分の食事をほぼ2週間調理するハードな仕事に奮闘中。昼夜ですから半端じゃない。 この食事が美味しくて、楽しくて50年間、40、30、20,10年間と毎年来ている収穫人が30% 程いる。 野菜は殆どが自家栽培の、飛びっきり美味しい自家野菜。    このジャガイモも40人分の皮向き、半端な仕事ではない。冷凍ものは使わない。すべて手むき。 このジャガイモが、茹でて潰した(ピューレ)でテーブルに、これが抜群に旨い! サラダもトマトも自家栽培ものだから、サラダはコシがあり、トマトは果物のように甘い。   

20
Sep

ボジョレ・ヌーヴォーのラフォレが収穫 No.1

今年の夏は猛暑の連続、今現在もまたもう暑い夏が戻ってきました。 最高の状況の中、素晴らしい葡萄を収穫できました。 もう完璧としか言いようのない葡萄ばかりです。6月から殆ど雨が降らない程の好天続き。 真夏は36度を超す猛暑の日々が続いた。乾燥のお蔭で病気や腐りが皆無。    やや太陽光線が強く当たった箇所は乾し葡萄状態のものがあったけど、完熟風味がでて問題ない。 今年のラフォレ・ヌーヴォーは、ラフォレならではの、凄い果実味がタップリのスタイルになるだろう。   

20
Sep

8月末よりほぼ2週間の旅

最初は日本から精鋭の小売店の皆さん20名と醸造元を歴訪。 収穫直前、収穫中の蔵をまわった。 皆、ワインを日本の日常で飲んでもらえるように頑張っている人達。 熊本、福岡、大阪、愛知、静岡、東京、八丈島、能登半島から来た小売店さん達でした。 訳あり食品、高品質な食品と共にワインを販売している皆さん。 南フランス、地中海、コルビエール、サンシニャン、ナルボンヌ、ニーム、南ローヌ、ケランヌ、ラストー、リヨン、コート・ド・ブルイィ、ブルゴーニュ、ボーヌ. 昼は醸造元で家庭料理をご馳走になり。夜は各地のワイン・ビストロでの楽しい交流の食事。 そこで、訪問した蔵のワインを食べながらの試飲。 日本の販売現場で頑張っている素晴らしい人達との出逢いは感動でした。何という幸せな事だろう。     また、詳しくレポートいたします。 それ以降はボジョレ、ブルゴーニュの蔵元の収穫に立ち会う一週間が続いた。 2018年のミレジム情報もおってレポートいたします。 朝から晩まで飲みっぱなし2週間は、流石に体にこたえる。 体を鍛え直さないといけない。消化器官が危ない。   

20
Sep

今年も台湾で盛大に自然派ワインの祭典Buvons Nature

台北で大自然派ワインの祭典が開かれる。 台湾のPassionの人、Rebeccaレベッカさんが目いっぱい頑張っています。 日本からも応援に行こう!! 11月23日 Seminaire ブルゴーニュのビオ・ディナミ農法のレジェンド、ドミニック・ドランが参加します。 11月24日 Buvons Nature 今年は調理スペースがある会場です。 台湾のシェフも腕を振るうようです。 日本からも是非、応援に行きましょう!!         

5
Sep

Haut Languedocオー・ラングドックの山間の美しい村Roquebrunロックブラン

こんな山の中にこんな美しい村が、・・・。サンシニアン、フォジェールを更に山奥に入ったところに隠れるように存在する超美しい村Roquebrunロックブラン村。   ここに15年ほど前から移り住んでいるバイキング人、そうオランダ人の2m近い大男レイモンがいる。 若い頃、マルセル・ラピエールのところで修業して、しばらくは太平洋にある南の島でクリストフ・パカレと共同でレストランをやっていた。 今は、この村に住み着いてワイン屋兼ビストロSt Martinサン・マルタンを経営している。 一時期、スペインのイベリコに行って現地の農家と組んで生ハムを造っていたこともある。 店に7年も熟成している生ハムがある。 『これはLyonのカツミが来た時に食べるようにとってあるんだ』と、レイモンが言う。 美味しいチーズや、アンチョビの缶詰など、ビストロ用のこだわり食材の卸業もやっている。 流石のオランダ商人。    南仏の醸造家達に愛されて、たまり場のようになっている。あのル・タン・デ・スリーズのアクセルも よくやって来る。 私も南に居る時は、時間が許すかぎり寄ることにしている。 テラスにテーブルがあり川と美しい景色を見ながら、時間が止まったようなひと時を過ごすことができる夢の世界。      ここでも、私が知らないワインが時々出てくる。 今日も驚きのトビッキリ美味しいワインを発見!! 微発泡のロゼワイン。 な・な・んて美味しいんだろう。 こんなワインに巡り会うなんて,来てよかった。 近々、日本の皆さんに送り届けます。        Un village mignon, Roquebrun en Haut Languedoc Passant St Chignan et Faugère,dans la montagne plus profonde, on arrive à un beau village mignon isolé, Roquebrun. Depuis plus de 15 ans, […]

5
Sep

Narbonneの街のPassionワイン専門ビストロ Célestinセレスタン

ナルボンヌの街に来てここに寄らないわけにはいかない。ワインビストロのセレスタンCélestinだ。 そうあのPassionnoの人Xavierイクザヴィエがいる。 今夜は、ラングドックでワインを造るガンちゃんこと岩田コキさんと奥さんのかなこさんとやってきた。 今夜はすべてブラインドテースティングで挑戦した。 結果は全滅でした。 イグザヴィエのワインセレクションのポイントがまだつかめていない。 私の知らないワインが多い。 流石パッションの人、アンテナの周波数が私とはチョット違う。 私の周波数ではとらえきれないワイン、面白い発見が沢山あった。 勉強になるな。   ガンちゃん作と私のアイデアもチョットだけ入っている“和”を開けた。 ピノ・ノワールとサンソーで造ったもの。 日本とフランスの調和、 南と北の調和、 剛と柔の調和 今、世は和を必要としている。 まだ狙ったものとは遠い存在、より“和”のイメージに近づけるようにガンちゃん頑張りましょう。 “和”へのイグザヴィエの的確なコメントは流石だった。最後にイクザヴィエが開けたのは、やっぱり ラングロールだった。    FBの世界でも“モナム-ル”で超人気のKanakoさん、南仏の超田舎に住みながら次への夢も考えて いるようでした。 “モナムール”のガンちゃんと仲良く“和”の世界を築いてください。   Bistro Célestin passionné pour Vin Nature à Narbonne Arrivé à Narbonne, je ne peux pas m’empêcher d’aller au bistro Célestin. Un passionné de Vin Nature, Xavier est là. Ce soir, […]

5
Sep

南仏Narbonneナルボンヌ街に海の見えるワインビストロ La Nautique

ナルボンヌの街は海に近い。海水の湖はもう街に面している。 ヨットハーバー港もあり、その一角にビストロ・ラ・ノティックがある。 しかもこんなラングロールのTavelが飲める最高のビストロ!     このビストロの経営者はこんな女性。Caroleキャロルさんだ。 どこかで見た顔だな、と思ったら、なんとパリのバラタンで働いていた人だった。 海、美味しいワイン、魚介料理、なんて素晴らしいところ何だろう! また、一つ楽しみな店が増えた。 今までは、このナルボンヌの街は通り過ぎる街だった。 これからは、停泊する街になりそうだ。       Bistro La Nautique vue sur mer à Narbonne La ville Narbonne est proche de la mer. Bistro La Nautique se trouve devant le lac de mer, à côté du port de bâteaux. J’y trouve un Tavel de L’Anglore. C’est magnifique!! Une gérante Carole […]

5
Sep

収穫直前のラフォレ醸造の畑をトマと歩く

16歳から学校に行きながらも、帰ってくると即お父さんのいる畑に行って手伝ってきたトマ。 顔つきも段々と精悍になってきて、頼もしくなってきた   コート・ド・ブイイの丘の北側に位置しているラフォレ一家の畑は、ボジョレの中でも早熟の区画である。 5月の大雨による湿気の多い時に、温度が一挙上がってきてこの区画にベト病が大発生した。 でも、トマとピエールは休みなしで畑仕事をして何とかクリアできた。 その後の晴天続きで順調に葡萄が育っている。隣近所の畑ではベト病にやられて悲惨な状況となっていた。 ラフォレ一家の畑は健全な葡萄が育っている。18年産は素晴らしい年になるだろう。      18年のヌーヴォー用の区画も完璧の状態だった。 ラフォレ・ヌーヴォー18もトマとピエールがトビッキリ美味しいヤツを造ってくれるだろう! ご期待ください。    Juste avant la vendange, avec Thomas dans les vignes de Laforest Depuis l’âge de 16 ans, après l’école, Thomas allait aider son père dans la vigne. Il est de plus en plus passionné et motivé. Les vignes de Laforest sont situées au […]

5
Sep

ボジョレの伝統スタイルを残す数少ない醸造元                    ラフォレ一家

私が大好きなファミリーだ。 気さくで、人間ぽくて、ワインをとうしての人と人の絆を大切にしている。 ジャン・マルクは月に一度、パリまでビストロ、レストランに配達に来ている。彼らとも親戚のような 付き合いだ。 昔のように家族が一丸となって栽培・醸造をやっている。 モクモクと畑にでて農作業をする。 収穫の時は、収穫人皆が喜びを分ち合い、家族のように楽しく正確に行う。ともかく心地良い。 だから、40年、30年間もここに収穫をやりにくる人達がいる。正に収穫ファミリーである。 お父さんのジャン・マルクが一昨年で正式には引退して、今は三つ子の内の二人トマとピエールが 継承した。 私は彼らがまだ幼い頃から知っている。(写真添付)3人の内の左からトマ、真ん中がピエール、 右がフィリップ。      トマはもう幼い頃からワイン造り目指していた。だからもう16歳の頃からお父さんと一緒に畑に行って手伝っていた。 ピエールはずっと遅く、何をやるか迷っていたけど、19歳の頃にワイン造りをやることを決意した。 お父さんのジャン・マルク65歳、正式には引退したとはいえ、元気満々の体力。 毎日畑に出て手伝っている。 色んな意味でジャンマルクはラッキーな人生を送っている。 ボジョレの伝統を維持するには、働き者の奥さんが必要。マルティーヌはバリバリ働くスーパーママ。 今日は、二人の馴れ初めを聞いてみた。 フランスではよくある典型的なパターン。フランスの田舎では、村が主催のダンスパーティー(au Bal)がある。 日本で云えば盆踊りのようなもの。そんな時によくカップルができあがる。 ジャン・マルクも村のダンスパーティーでマルティーヌに巡りあった。 当時の写真をもってきてもらった。 ジャン・マルク21歳、マルティーヌ18歳の時だった。 ジャン・マルクは一目惚れ。強烈なアタックを仕掛けて美人のマルティーヌを仕留めた。 マルティーヌも醸造元の娘だった。当時は牧畜、農業、葡萄栽培・ワイン醸造と皆兼業だった時代。 マルティーヌは農業の仕事が何たるかを、よく知っていた だから、即、強力な戦力となった。 働き者のマルティーヌのお蔭でこの伝統を守られているのは間違えのないところ。 こんなファミリーが私は大好きだ。ワインにファミリーの愛情、エモーションが感じられる。   Style traditionnel Beaujolais: La famille Laforest J’adore la famille Laforest. Ils sont naturels et humains, respectent les relations amicales avec des gens […]

4
Sep

ゆったりとしたDESCOMBESデコンブ                     いつも最後に収穫開始

Georges Descombesジョルジュ・デコンブは、毎年最も遅く収穫をはじめるのが常。 今、ヌーンことジョルジュはコルシカ島に行っている。 一応、ヴァカンスも兼ねてコルシカ島のアントワンヌ・アレナ醸造で収穫・醸造を手伝っている。 9月3日にモルゴンに戻るとのこと。 ファミリーが18年の収穫準備をしていた。 ケケことケビンが留守番をしていた。ケケは完全独立して独自の醸造元を設立した。 まだ、場所がないので、ここの場所を借りて活動している。 ここに居ながら、デコンブの従業員に指示も出している。 ケケとMorgon 16を開けた。デコンブの特徴である。独特の濃縮感とキリットしたフレッシュな酸が 同居している逸品。 美味しいなー!どうしたらこういうバランスになるのだろう。     葡萄園を歩く。標高が高いので確かにまだ熟成には時間がかかりそう。 でも、一切の腐った葡萄はない。ほぼ完璧な葡萄ばかりだった。 18年のGeorges Descombes ジョルジュ・デコンブも期待できそうだ。 かなりの高品質になるだろう。    発酵槽も圧搾機もピカピカに洗浄されていた。 ここも、ほぼ準備完了。 当主のジョルジュ・デコンブが戻るのを待つのみ。     過去の収穫風景― 今年もこんな風に元気に収穫されることでしょう!!

4
Sep

2018年ミレジムの収穫準備、ほぼ完璧 !!

収穫した葡萄を入れる籠は葡萄が重量で絶対に潰れることがないように底が薄い。 その特殊な籠もキレイ洗浄して完璧。 本当は野菜を入れる籠を使用。ここまで気を使っている人は少ない。      さて、Aperoアペロタイムだ。 オーフォルトEau Forte2017を開けた。    そこに、もう一人、トビッキリ美味しいボジョレを醸すレミー・デュフェートルRemi Dufaitreが やって来た。 一本では終わらなくなった。2軒ほど周りたかったけど今日はここで終わりなってしまった。     数日後にはこんな風に収穫されていることでしょう。   

4
Sep

ガメ品種のカパシテーを知り尽くしたラパリュならでは2018年ミレジム

昨年2017年は、すべてのワインがアルコール度数・果実味・濃縮度が濃かった。 ジャンクロード・ラパリュは、できるならもう少し軽めにしたかった。でも天候が許さなかった。 でも濃くてもスーット体にはいっていくスタイルとなった。 水のような感覚のオー・フォルトEau Forteすらかなりの濃縮感があった。 それはそれで美味しかったが、本来はもう少し軽めのタッチのスタイルである。 今年は最初から栽培に細心の注意をしてきた。 36度を超す猛暑の日々の中でも、バランスがとれている葡萄が収穫できそうになった。 もう明日8月末にでも収穫を開始するとのこと。 あの水よりも水らしいオー・フォルトEau Forteが再現されるだろう。    ジャンクロードと畑を歩く。 どの葡萄を食べても酸と糖のバランスが完璧だ。 熟し過ぎることなく、フレッシュな酸を残したバランスになっている。        今年の猛暑の予感がしていた。仕事師のラパリュは、剪定の時期をずらした。 最後の段階で熟し過ぎるのを避けたかった。 開花が狙ったとおりの時期になった。8月の末に収穫を最初から狙っていた。 葡萄達は私が見ても完璧だ。 今年のラパリュは凄いことになりそうだ!!    Millésime 2018 de Lapalu, grand connaisseur en capacité de cépage gamay En 2017, tous les vins sont intenses pour teneur en alcool, goût fruité et concentration. Jean-Claude Lapalu voulait un vin un peu […]

4
Sep

Inoubliable Souvenir avec Marcel                     マルセルとの忘れられない思い出

ラピエール家の話をするといつも私の心に蘇る二つの思い出がある。 一つは、マルセルとデコンブのあの自家製Bistroでお昼に入って夜中まで飲み続けたあの日のこと。 マルセルはご機嫌でアカペラで唄を何曲も歌ってくれた。楽しかった。 二つ目は、日本にマルセルと一緒に行った時、飯野さんのお店の前で、マルセルの大好きな葉巻を 二人でゆったりくゆらせたひと時。めまぐるしく動いていたスケジュールの中で、あの煙が魔法のように心がゆったり落ち着いたひと時。 誰でも、忘れられないひと時はあると思う。 ラピエール家の話をすると、いつもこの二つの出来事が、私の心によみがえる。 今、こうして自然なワインの世界で働いていられるのは、マルセルのお蔭です。 貴方が、人生をかけて広げたこの道を、私も人生をかけて歩み続けます。 多くの人と喜びを分かち合い、世にポジティフな佳い空気を流すことができて、地球のためにも貢献できる道を。 たかがワインですが、されどワインです。 感謝しかありません。Merci Marcel .