20
Déc

★沖縄・モンマルトル・打ち上げも大切★

Bistro Montmartre ビストロ・モンマルトル/Christophe Pacalet     クリストフ・パカレ-NO5 琉球衣装で唄を歌いながら踊ってくれる楽しい店。 琉球音楽調の島唄を聴きながら沖縄のテロワールを満喫できる。    沖縄 にも美味しい魚や食べ物が沢山あります。 ワインはラングロールとフラール・ルージュの共同ボトルのマグナムを開けた。 スイスイ体内に入って浸透していくワイン。 ルシヨン地方の花崗岩と、タヴェルの石灰土壌のミネラルが融合したワイン。何て美味しいんだろう。          こま子さん、植村さんともお話しができて嬉しかったです。 沖縄でのフランス、自然派ワインをよろしくお願いします。感謝。   

20
Déc

植村シェフがスタッフを連れてフランスへやって来た!

Bistro Montmartre ビストロ・モンマルトル/フランス・ツアー-NO2 植村シェフはオープンよりずっと一緒に頑張ってくれたスタッフに、自分が修業したフランスを知ってほしかった。 全員を連れてやって来たことがある。 フランスの自然派の原点から今日、近未来が見えてくるような醸造元を歴訪した。 ★Yan Drieuイヤン・ドリュー 伝統のブルゴーニュのテロワールを斬新なアプローチを続けて新風を始めたしYan Drieuイヤン・ドリューを訪問。    ★Philippe PACALETフィリップ・パカレ 名実ともにブルゴーニュを代表する醸造家になって、ますます進化しているフィリップ・パカレ。 ムッシュ・ピノ・ノワール、世界中がフィリップのピノを評価してきた。      ★Dominique DERAINドミニック・ドラン ブルゴーニュ・テロワールをビオ・ディナミ栽培を駆使して可能な限りピュアーに綺麗なピノを表現するDominique DERAINドミニック・ドラン。    ★Philippe JAMBONフィリップ・ジャンボン ゼロ・ゼロの超自然醸造を追究するPhilippe JAMBONフィリップ・ジャンボンでは、カトリーヌの愛情料理を頂いた。    ★Jean-Claude LAPALUジャン・クロード・ラパリュ ガメ品種の7変化の顔見せてくれて、究極の透明感、限りなく水に近いEau Forte にたどり着いたジャンクロード・ラパリュJean-Claude LAPALU.    ★Dard et Riboダール・エ・リボ Aux Amisオザミ時代より何回も逢っている。ファミリーのDard et Riboダール・エ・リボ、自然派の原点の一人。 ここでは、もう昼から夜まで一緒に楽しんだ。 今のフランスのビストロで最も愛されている醸造家ばかりだった。何故?自然派が広がっているのか? 彼らの生き方に触れたら直ぐ判る。人間としてよく働き、よく遊び、多くの人に喜んでもらい、地球にもやさしい。 そんな生き方を実践している愛すべき人達。そんな彼らが造るワインは広がるに決まっている。    造り手と提供する人が深く繋がるとワインの美味しさは倍増する。   

20
Déc

ヌッフ・デュ・パップのテロワール探究家、                        Jean-Paul DAUMEN ジャン・ポール・ドーマン

フランスにはここまでやるか、と思うような探究をする人達がいる。 ここ南ローヌ地方の銘醸地Château-Neuf-du-Papeシャトー・ヌッフ・デュ・パップのジャンポールはまさに探究家と云った方がピッタリだ。 銘醸地には少ないタイプだ。 銘醸地のワインはそんなに努力しなくてもそこそこ売れていくからだ。 栽培も醸造も色んな方法を一度自分で試してみないと気が済まない。 あまり伝統に縛られない。 実際に自分で試して納得しないと取り入れない。 だからジャンポールは毎年多くの試作をやっている。 何故? 天候と原料葡萄の状態は毎年違う。一年だけ良くても違う状況ではダメかもしれないからだ。 今、醸造の世界では大きな選択が2つある。 1-葡萄を除梗するか? 2-しないで葡萄房丸ごといれる全房醸造にするか? ジャンポールは、ここの土壌には除梗が適していると判断した。 濃くてもエレガントなスタイルをここパップで造りあげた。 感動的な美味しさだ! タンニンもアルコールも一杯あるのに上品でエレガント。 エモーショナルなワインだ。 これからの季節、トビッキリ美味しい料理に合わせた。 醸造元名はDomaine de la Vieille Julienneドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ    

12
Déc

PARIS で最も元気のいいBistroと云えば、                  Coinstot Vinoコワンスト・ヴィノ

何と云ってもワインのセレクションが最高だ。 働く人達も実に心地よい。 食事もビストロ料理でガッチリ食べてもいいし、特性ピザもあったり、ツマミで生ハム、チーズの盛合せでもよい。 どんな機会でも気軽にやって来れるのが最高。 CPVオフィスの近所ということもあり、夕方に軽く一杯やりに時々やって来る。 今夜はKISHOとやって来た。      そこに偶然にもCLOD DES GRILLONS クロ・デ・グリヨンのNicolas Renaudニコラ・ルノーがいた。 17年産、と16年産をもってCoinstot vinoのスタッフと試飲をしていた。 今や、世界中で超人気になってしまったGRILLONSワインは、瓶詰したこの時期に大切なお客さんを周って予約を受け付けることにしている、とのこと。 特に、17年は例年の50%ほどしか収穫がなかったので量が少ない。 Nicolas Renaudニコラ・ルノーは2003年に学校の先生からワイン造りの転身した人。 元先生だったニコラは物事を理論だてて研究していくタイプの人。 近所の醸造家、L’Angloreラングロールのエリックとは家族のような付き合いをしている。 先日、エリックと自分の曾祖父さん話しをしていたら、3代遡るとエリックと親戚だったというこのが判明したとのこと。 あまりにもの偶然にエリックと二人で驚いてしまった、とのことでした。      Une ile ユン・ニル  ムーヴェードルという普通はタンニンがやたら強い品種をニコラが造ると、 エッ!まるで濃い目のロゼワインのように仕上がって、何と滑らかでスイスイ入ってしまう驚きのムールヴェードル品種。 マセラッション・カルボニック100%醸造。セミではない。完璧にタンク内のジュースを抜き取って葡萄房のみで12日間 のマセラッション。一切触らない。世界でこんなムールヴェードルを醸す人はニコラだけだ。何て美味しいんだ。      チョット、遅れて日本から中野さんが合流、そしてあの元Grand 8のオーナーだったCamelカメルも合流した。 一緒に食べて飲んで歌いました。チョット、飲み過ぎ。 Parisの日常。

6
Oct

Bistro Repaire de Cartouche – バルセロナのYUKOさんがPARISに来た!

バルセロナで活躍するYUKOさん、来パリとあっては一杯やらない訳にはいかない。 PassionビストロのRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュへやって来た Yukoさんとは4か月前に日本で逢って、一か月前にスペインのタラゴナで逢ったばかり。 いつもバルセロナの太陽の様に明るく元気なYukoさん。 今回は京都の大鵬さんのVerre Voléのイベントに来たらしい。 終了後、大鵬さんとバルセロナのブリュタルでのイヴェントまで同行するとのこと。 忙しく活躍するYukoさん。生きてるね!って感じ。 ここRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュに来たら、まずこれでしょう。 René-Jean の白を注文したらいきなりこれが出てきました。 サンジョゼフのPitrouピトル2004年だ。 ヤー、な..なんという液体だ。 もう13年という歳月が流れている。果実味はもう薄れてビシッとミネラルからくる“うまみ”が太くなっている。 このミネラル感は永遠につづくのでは、と思ってしまうほど芯がある。        ルネジャン 『エルミタージュやここサンジョゼフのテロワールは、本当は白の方に向いているんだ。昔は、この地区では白の方が多かった。近年AOCの制定以後は赤のイメージが強くなって、皆シラー品種ばかり皆植えるようになってしまった。』 このルネ・ジャンの言葉をいつも思い出す。 Dard et Riboダール・エ・リボの白を飲む度に感動する。 ルペール・ド・カルトゥッシュのカウンターでしばらく沈黙するほど感激してしまった。 エモーション、エネルギーが心、体の奥に伝わってくる。 Pitrouピトルという名前はこの畑の所有者のお祖父さんの名前からとったもの。 この区画は、ルネ・ジャンの家の目の前の急斜面の畑。 白っぽい花崗岩が多く直ぐ下は花崗岩の岩盤。 このピトルの強烈なミネラル感は、この花崗岩からだ。 この美味しいピトルをバルセロナのYUKOさんと分かち合えてよかったです。 こんないい状態で13年間、保管していたルドルフは凄い。 今、パリでは自然派ワインを飲ませるビストロが竹の子の如く増えている、でもこんな希少なワインを持っているところは少ない。やっぱりRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュは凄い。 YUKOさん、PARISを楽しんでください。 ありがとう。

6
Oct

Grand 8 ・モンマルトルの丘の上でこんなワインを飲む!

トビッキリのエネルギー飲料達を開けました!! ★Jean-Claude LAPALUジャンクロード・ラパリュの限りなく水に近いワインEau Forteオー・フォルト  私が個人的に最も飲みたいワインの一つ。 『これ以上ピュアーに造れない!』ジャン・クロード ガメ品種のワインで最も透明感のある液体。  ガメでも花崗岩土壌で、こんなワインが造れるんだ、と驚かされたワイン。遠くに伸びていく感じ。元気でるよ! ★Nicolas Carmaransニコラ・カルマランのMauvais Tempsモーヴェー・タン(悪天候)  パリ最古の自然派ワインビストロのヌーヴェル・メリーを創設したニコラが故郷のAveyronアヴェイロン(オヴェルニュ地方の南)に戻り、ワイン産地で最も太陽光線が少ない産地にて孤軍奮闘して醸しているニコラのワイン。フェール・サヴァドゥ品種。 軽快でいながらフレッシュさを、やさしい果実味で包み込んだユニークなスタイル。他の地方では絶対にないバランス。 ★L’Anglore ラングロール 、今や自然派ワインの世界ではトップ・オブ・トップの醸造家の一人、エリック・プフェーリングが醸すEyrolleエイロール 粘土石灰質土壌のグルナッシュを主体にクレレット品種も僅かに使ったキューヴェ。 粘土石灰質土壌の潮味、昆布ダシ系の旨味のある美味しいワイン。 今や、二人の息子も加わり、ますます仕事が充実、精密になってきた。どこまで、美味しくなるのか将来が更に楽しみ。

3
Sep

Souvenir du Grau du Roi ル・グロ・デュ・ロワの思い出

Avec L’Anglore ラングロール夫妻と手巻き寿司パーティー パリの寿司職人、竹ちゃんが地中海にやって来た。 一緒にル・グロ・デュ・ロワの漁港にやって来て釣りたてのマグロを見つけた。 適当な大きさに切ってもらった。 収穫直前だったEricエリックも寿司と聞いて即答 『行く!』奥さんのMarie-loマリー・ローと一緒にやって来た。 竹ちゃんは私がパリに帰るとすぐに直行する美味しいお寿司屋さん“YUZU”のシェフ。 手際のよい包丁さばきで一瞬のうちに完成。ヤー!美味しく、楽しい一期一昼でした。

9
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市“BIM”ビム 翌日の遅めの昼食

翌日は、ゆるりと昼過ぎに集合して豚2匹の丸焼き。 この時期にこのメンバーが集まっては、そう簡単には終わらない。 丸2日間の夏祭り。     豚の丸焼きと云えば、マルセル・ラピエール生前中、7月14日に毎年行っていた、自然派ワインの夏祭りを思い出さす。フランス中から自然派ワイン関係者が集まってきて交友を深めた。 自然派ワインの発展に大きな役割を果たした行事だった。      ここに新たなチームが、新たに始めた。 若手醸造家達による、新たな時代の始まりか。 この輪は広がるだろう。     

8
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市 “BIM”ビームの夜

収穫を一か月後に控え、収穫の無事を祈りながらお互いの健闘を誓う前夜祭のようなもの。 さあ、17時に始まった試飲会、21時を周ってソロソロ真面目なテースティングは終了。 皆、集まって楽しい交流の時間。 楽しみながらの会話の中で、栽培上、醸造上でもヒントが飛び出してくる。 こうして、少しづつ進化してくる。 こんなコミニティーの共生の中で、自然派が増えてきた。 造り手、ワイン屋、ビストロ・レストラン業者、バイヤー、ソムリエ、愛好家、皆が一緒になって 交流して、お互いの理解を深めて進んでいく自然派ワインの世界。 ワインは美味しく、造る人にとっても優しく、飲む人にも優しく、地球にもやさしい、こんな健全な世界はなかなかない。 それぞれが、人生を思いっきり楽しむ。 ここには、妙なプライド、妙な優劣、階級、はない。 日本からもBMOトロワザムールのウエタ・アユミさんが日本を代表して参戦。 そして、最後は朝までディスコで夏祭りフィーバーだ!

8
Août

ラングロールを追いかけて10年、そして、離を目指す !

この見本市の主催者Valentin VALLESヴァランタン・ヴァレス (次世代ワインヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) ヴァランタンは2008年にラングロールのエリックのワインを初めて飲んで衝撃をうけた。 『こんな飲み物が、存在するのか?』 即、エリックのところで修業を初めた。 自分で造ってみたくなった。 葡萄を近隣の栽培家に譲ってもらって試作を造り始めた。 そして、昨年、自分の畑を手に入れた。 ヨーロッパ中の著名レストランより注目されるようになった。 ソムリエやバイヤーがヴァランタンのワインを試飲すると、皆が云った。 『エッ!これ、ラングロールのワインでは!?』 ずっと、ラングロールを目指してきたヴァランタンにとっては、嬉しい評価だった。 最近、ラングロールからの“離”をめざすようになった。 エリックを尊敬する気持ちは変わらない。 でも、離れて“自分のワイン”、確固たる自分のスタイルを目指すようになった。 やはり、自分の畑をもって、自分で耕して、このテロワールを最大限に表現したい気持ちが強くなった。 それは、ラングロールのモノマネではない世界だった。 気さくなヴァランタンの性格を慕って多くの若者達がヴァランタンのところに集まってくる。 新しい風がヴァランタンを中心に吹き始めている。

8
Août

若きPASSIONの塊、Vin Natureの地平線を変えてしまうような発想

Sebastien CHATILLON (AD VINUM) セバスチャン・シャティヨン(AD ヴィニュム社) (次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) 飛び抜けた発想と行動力、今までにこの世界にはいなかったアーティスト感覚の才能をもった若者だ。 ロワールのRené MOSSEルネ・モスのところで4年間修業した。 そして、世界トップ50のレストランChateaubriandシャトーブリアン(Paris)で シェフ・ソムリエをやっていた。 あのChateaubriandシャトーブリアン(Paris)の見事なワインセレクションを造りあげた男。 ソムリエとしてワインを探しに、醸造家を訪問しているうちに、ワイン造りに興味をもってしまった。 ノルマンディー地方の田舎出身のセバスチャンにとって、環境の良いところで生き生きと自然派ワインを仲間たちと造っている醸造家達の生き方に感動してしまった。 この見本市の主催者Valentin Vallesヴァランタン・ヴァレスに巡り逢って人生が変わってしまった。 ★作曲のようにワインを造る!!★ 2016年にネゴス(葡萄・ワイン会社)を設立。醸造家仲間から葡萄を買ってワインを造り出した。 セバスチャンは若き頃、パンク・ミュージシャンとして活動していた時期がある。 セバスチャンの造るワインはまるで音楽だ! ドレミファソラシドの音階の代わりに品種と醸造法の違いの液体を組み合わせて一本のワインを造る。 セバスチャンにとって、白葡萄も赤葡萄も音階だ、除梗醸造、マセラッション・カルボニック醸造の液体も音階。 これらを組み合わせて一本をワイン造る。まるで一曲のミュージック。多分毎年変わるm 多分、同じワインは2度とできないだろうと思うけど、トビッキリ美味しくスーット体に入っていく。 . 近未来、これからのエヴォリューションが楽しみな醸造家が誕生した!! 自然派ワインの地平線をも動かしそうなスタイルのワインを世にだした。 大きく動く予感がする。 ますます、面白くなってきた!!

8
Août

夏祭りには絶対に欠かせないシャンパーニュはこれ !!

Jacques Lassaigne ジャック・ラセーニュのエマニュエル・ラセーニュも参加 (次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) つい数週間前まで日本にいたエマニュエルも南仏の夏祭りに参加。 自然派醸造元仲間の間では圧倒的な人気を持っているJacques Lassaigne ジャック・ラセーニュ 本当に熱い時に飲みたい最高のシャンパーニュであることは間違いない。 ここまでピュアーに!  ここまでスカット! こんなクリアなシャンパーニュはない。 夏祭りには、間違いなく、黙ってJacques Lassaigne ジャック・ラセーニュだ!! シャンパーニュ最南端のBlanc de Blancの土壌,もうシャブリに限りなく近いMontgueux村。 石灰質岩盤の丘の斜面。南なので葡萄が完璧に熟すので補糖する必要が全くない。 本当にナチュレルにシャンパーニュができる特殊ミクロクリマを備えている。 限りなくシャブリに近いので、単に白ワインとしても、とても美味しいシャルドネができる。 だからスカットしたシャンパーニュができる。 会場でも大人気。皆が寄ってきてグイっと一杯やりに来る 海の香り、潮っぽさ、書いているだけでも唾液が出てきてしまう美味しいシャンパーニュだ。 日本の夏、花火を見ながら浴衣、団扇で一杯ひっかけたい。

8
Août

南ローヌ : ピュアーで、クリアーで、ゆったりと落ち着いたワインを醸す

Nicolas Renaud  Clos des Grillons – ニコラ・ルノー(クロ・デ・グリヨン醸造) (次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) 南ローヌで最も期待される若手ニコラ・ルノーは、歴史、地理の先生だった。奥さんのイザベルも先生だった。 自然派ワインの世界ももこの辺から、自然派ワインのファンだった人達が全く違う世界から参入するようになった。 研究者とか先生とか比較的インテリな人達が自然派に入ってくるようになった。 2006年に約14ヘクタールの葡萄園で独立した。 ニコラは自分が熱狂的なファンだっただけに、自然派ワインの欠点のあるワインが大嫌いだった。 だから、彼のワインはピュアーでクリアなワインが多い。 ニコラは南ローヌを代表する醸造家二人のところで修業した。 シャト・ヌッフ・デュ・パップのVieille JulienneのJean-Paul DAUMEN ジャンポール・ドーマン。 そして、L’AngloreラングロールのEricエリックのとこで修業して、今でも家族のような付き合いをしている。 エリックとの共同で造るワインVenskabヴェンスカブを造っている。 そして、今回のこの見本市BIMの主催者のValentin VALLESヴァランタン・ヴァレスとはラングロールもエリックのところで学んだ兄弟弟子ということになる。次世代を背負って立つ二人。 醸造的には、除梗する方法と、除梗なしのセミ・マセラッション・カルボニック醸造の両方を使いこなせる数少ない貴重な醸造家である。 何よりも、ニコラの人間的優しさと確実さがワインに表現されている。

8
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市 “BIM”ビム

★Oriol Artigas- Mas Pellisser オリオル・アルティギャス(マス・ペリセール醸造)★ 国境を超えてカタロニアのバルセロナ近郊で驚きの高品質なワインを醸すオリオル。 近未来、最も注目すべき醸造家の一人。 大学の有機科学研究者だったオリオル、意を決してワイン造りに転向。 ワイン農業・醸造学校で先生をやりながら、2011年よりワイン造りを開始。 アカディミックな醸造理論を知りながら、自然な造りを目指す貴重な人材。 たった5年の歳月で、フランスの一流醸造家を震撼させるワインを醸す。   横でオリオルを支えている美人の彼女はアヌックさん。 東洋系とフランス人の2世でフランスのグルノーブル出身。 バルセロナの人気自然派ワイン・ビストロ“ブリュタル”でソムリエをやっていた。 フランス人のアヌックさんがいるので、オリオルはフランスにも時々来るようになった。 その都度、フランスの一流醸造家を訪問して勉強している。 短時間でこのレベルに到達するには理由がある。     すべてのワインに共通しているのは、繊細さ、フレッシュな酸、スーット体に入るミネラルな透明感。 日本にも出荷されたけど、量が超少ないのでお見逃しなく!! フランスでは絶対に買えないワインが日本では買えます。    

8
Août

Changement de l’ Epistème de nature !! 新旧の地殻変動!!

次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM” 自然派ワインの進展もここまできたか!と思うようなワイン見本市が南ローヌで開催された。 まさに、新旧の地殻変動が進行しているのを感じる。 マルセル・ラピエールから始まったヴァン・ナチュールの世界、その影響を直接享けた人達から次の世代へバトンが渡されようとしている。 アンチ・テクニックの発想から“自然・ナチュール”とう名を使ったマルセルの時代。 実質上、90年代初期から世にでて、約30年弱が過ぎようとしている。 当時、20代、30代だった醸造家達が、50,60代になっている。 彼らの息子達が働きだしている。 次に控えている世代は、“自然が当たり前”で敢えてナチュールと名乗る必要性を感じていない。 これから始める人達にとっては、もうアンチ・テクニックの発想は全く消えている。 BIMはそんな世代ばかりが詰まった未来を垣間見るワイン見本市だった。 そんな面白いことを主催するのは、この人、ヴァランタン・ヴァルスValentin VALLESだ。 先週末の7月23日に南ローヌNimesニームの街の近所で開催された。 23日の17時頃から始まって21時まではテ-スティング、それから皆で夕食、朝まで続くお祭りだった。 メンバーは若者ばかり。スペインの次世代の天才醸造家二人の参加。 この世代にもう国境はない。 ラングロールの次世代チボーとスペインのコスミックやマスペリのオリオルがもう繋がっている。

11
Avr

春の祭典・自然派大試飲会 ラ・ルミーズ * LA REMISE-NO6

果実の爆発!!Gregory Guillaume グレゴリー・ギヨームーPART2 グレゴリーは、自分の人生を変えた、果実味中心のスーット体に入っていくスタイルが好きだ。 そんなワインを造る為にすべてを賭けている。 LUCKY ラッキー 白ワイン グルナッシュ・ブラン品種を除梗もせず発酵槽に入れて仕込んだワイン。 あまりにも美味しくて一刻でも早く飲みたくて、影よりも早くコルクを抜いてしまったラベル。 ウエスタン・カーボイの早打ちLuckyラッキーがモデル。 石灰質土壌からくる潮っぽい昆布ダシのような旨味がある。 ミネラル感タップリの白ワイン。 KOFOROBE コフォロベ 果実の爆発“ 元気がでるワイン!! コフォロベとはアルデッシュ語で“ 元気になるよ!”の意。 メルローとシラーを除梗せずにグラップ・アンティエールで発酵槽に入れるセミ・マセラッション・カルボ醸造。 自生酵母のみ、醸造中のSO2は使用しない。古樽で熟成。 自然派の典型的な造りを継承。 まさに、果実の爆発と云ってもよいフルーティーさ、それでいて爽やかさも持っているグイグイいけるワイン。 言葉どおり、元気が出るワイン!!

11
Avr

春の祭典・自然派大試飲会 ラ・ルミーズ * LA REMISE-NO5

果実の爆発!!Gregory Guillaume グレゴリー・ギヨーム PART-1 アルデッシュ地方はホントに自然派の宝庫だ! これまた、凄い醸造家が育っている。 グレゴリーは洞窟探究家・地質研究家だった。 ある時、洞窟の中でアルデッシュの名醸造家ジェローム・ジュレと遭遇。 そのジェロームのワインを飲んで驚愕! 透き通った果実味、まるで葡萄ジュース! 自然が、感情が、PASSIONが液体になったような飲み物にであって、人生が変わってしまった。 洞窟も好きだけど、この液体の方が数段面白そうだった。 気がついた時は、もうジェローム・ジュレ醸造所で働いていた。 グレゴリー・ギヨムは決断すると、もうまっしぐらの性格。 2011年に3Hの畑をアルデッシュの奥地に手に入れた。 まるで、盆栽を育てるように葡萄を育てている。 この辺一体は200年前まではあたり一面に葡萄園があってフランスでも有名な産地の一つだったところ。 皆さんご存じのフィロキセラ害虫の難の後、見捨てられた産地となっていた。 この話しにも、グレゴリーは感激。山の上部の方も昔は、段々畑となっていて葡萄が栽培されていたところ。 今は、野生化して低木草が密集している。 グレゴリは将来的には、コツコツと再生させることを決意している。 200年前、フランスでも銘醸畑だった畑が、近々に復活するだろう。