7
Déc

少し前のパリ・・・・・

パリはもう冬です! って当たり前ですよね・・・ もう12月ですものね・・・・ 先日行ってきた『Jardin des Plantes』の冬景色(というか、秋?)の写真です! 真ん中に立っている立派な木も紅色に綺麗に染まっています。 もうすぐクリスマスです、 皆さんもJoyeuses Fetes !

7
Déc

オザミの丸山宏人と小松永 IN PARIS

私、伊藤は11月は殆ど日本に滞在していた。11月初旬のボジョレ・ヌ-ヴォーのフランスよりの出荷を確認して即日本に出発した。 12月初旬にパリに戻った。パリは既にクリスマス色に染まっていた。ほぼ同時にパリに到着した丸山氏、小松氏は、今回は4日間という短期の滞在だ。勿論、パリの食べ歩き、飲み歩きと情報収集が目的だ。 オザミでは毎年スタッフをフランスへ遊学に送り出す。丸山氏も年に3回ほどやって来る。いつもは10日間ほど滞在するのだが今回はたったの4日間だけだ。 3年前に半年ほどフランスの醸造元で修行した小松さんを同行している。小松さんは醸造元からはHISASHIの呼び名で可愛がられている。特にアンジュのオリヴィエ・クザンとは家族のような付き合いだ。昨日オリヴィエのところに行ってきたところだ。 さて、今日はタイユヴァンへ一緒した。 シャンゼリ-ゼに近いので、店に行く前にシャンゼリ-ゼを久々に歩いた。この時期のパリは一年中で最も美しい夜が見られる。 パリの3星では最も長く維持している老舗レストランの一つだ。 継続は力だ。 その秘密は何んだろう。 格調高い入り口を入ると気さくなサービスマンが向かえてくれた。いきなり簡単な冗談を言って笑わせてくれた。 彼の名前を聞くのを忘れてしまったが、最後まで色んなジョ-クをとばして 笑いをとっていた。お陰で本当にリラックスして食事を楽しむことができた。 半分以上が外国人客だった。ジョークを飛ばすサービスマンのお陰であちらこちらから笑い声が聞こえてくる。気持ちの良い空気が流れていた。 タイユヴァン料理   ご機嫌のお二人 アミュ-ズのセロリス-プ。 前菜で私と小松さんはセップのリゾットを注文、クリ-ム系のソースに旬のセップが最高だった。 丸山氏は写真の料理(右)、名前は忘れました。 丸山氏はワインリストに見とれていた。 年代ものワインが比較的安く価格が設定されていた。 自然派のワインはあまり無かった。 結局、ラヴノのレ・クロ、ルミエ-ルのシャンボール・ミュ-ジニのレザムール-ズ96を注文した。 メ-ンに伊藤はオマ-ル、   丸山氏は写真のもの(右)(名前は忘れました) 小松氏はリムザンの牛肉 メ-ン後は、プラト-・ド・フロマ-ジ 丸山氏はヲッシュタイプを3種類、 小松氏も同じく、 私はロックフォ-ル、 残ったレ・ザム-ル-ズを楽しんだ。 デザ-トに小松さんはシャ-ベト、丸山氏はチョコレ-ト・ケ-キ、 私はオステ-ル・タ-グの甘口ワインをデザ-トに楽しんだ。 終始ユ-モア溢れるサ-ビスをしてくれた彼に感謝! 3星という堅苦しさが全く無かった。これがタイユヴァンの秘密の一つか!?      隠れ3星、自然派ワインビストロ“BARATIN”へ フランスに30年間住みながらフレンチ料理が苦手な私、伊藤でもすすんで行きたいと思うビストロ!それがバラタンだ。 どんなに疲れていても、どんなに精神が病んでいても、ここにくれば元気いっぱいになって店を出れる自信がある。 店には特別なエネルギ-空気が流れている。 この店は不景気という言葉を知らない!毎日満員御礼だ! 料理も美味しく、ワインは自然派100%の店だ! 今日はオザミの丸山宏人と小松さんと一緒だ。 この店に来るといつもブラインドでワインをやる。 主人のピノッシュとは旧知の仲だ。 伊藤『ボンソワ-ル、ピノッシュ、今日はブライド・テースティング最強の友、丸山宏人を連れてきたぞ! いつものごとく頼む!』と意気込む私にニヤリと微笑んだピノッシュ。 早速と白のペティアンが出てきた。 3人で真剣にテ-スティングを開始。 ウン-ンこの力強さは何だ?まるで南の太陽を思わせるようだ。シャルドネのようでもあり、南の品種のような風味だ。 それぞれが回答をピノッシュに言った。 『ノン、ノン、ノン』とピノッシュの得意そうな顔。 結局回答はモンルイだった。シュナンとは驚きの風味だ! 次々と4連続やって『ノン、ノン、ノン』と否定された。 すべて当たらなかった。 でも、最近ピノッシュはイタリアワインに凝っている。 俺達はあまりイタリアは強くない、と負け惜しみを言った。 […]

31
Oct

IENA マルシェ

        フランスで有名なマルシェ(朝市)。 そこに並ぶ食材の新鮮さといえば、もうスーパーなんて行けなくなります。  パリにも朝市は各地域で毎週二度程度あるのですが、その中でも群を抜いて高品質なのが、高級住宅街にあるIENAに出る朝市。特に上の野菜屋さん(Les Legumes de Joel Thiebault)は並みいる三ツ星レストランのシェフたちが並んで買いに来るという最高級のお店。話の種に行って見ました。                      ムタールという紫色の野菜。確かに名前の通りマスタードの味がほんわかして上品な味です。                  と、突然日本の野菜があるではありませんか!?                                                                                                                                                      このお店は、外国から輸入とか一切せずに自家畑で栽培したものしか売らないらしい。これら日本の野菜も、フランスで育てたものばかり。その味の濃さは驚くばかり・・・。  ふと近くのお店を覗いたら、セップ茸があった。これぞフランスの秋を代表する味覚ですね。日本でいうところの松茸です。値段は高いけど、風味と味はグンバツです。  そのまた近くのお肉屋さんでジビエが並んでいた。 これはちょっと・・・、ぬいぐるみだと思うことにしよう・・・。  パリの週末の散歩は、本当に楽しいですね。

21
Sep

*アルザス * おとぎ話のような町 *

フランスで20年間生活している私・・・ しかしアルザス地方はまだ1回しか訪れた事の無い私・・・・ 以前行った時は、10年前のクリスマス・シーズン。 アルザスの町、ストラスブルグでは、世界でもトップを争うクリスマス市場が有名! 今回はお客様を連れて真夏のアルザスをブラブラしてきました! とにかくマンションなんて一つも見当たらず、 一戸建ての家が次々と並び、とても綺麗な印象! しかもこの自然に包まれたような雰囲気は、 本当に歩いているだけでリフレッシュさ満点! お家は全てとてもカラフル! 赤だ!!と思ったら次の家は黄色、ブルーの屋根や、緑の窓 皆思わず『可愛い~ !!!おとぎばなしの中みた~い!』 と思わす興奮してしまいました・・・ 皆色様々な花壇を飾っており、より華やかに! そしてまさに『ここどこ?!』と疑ってしまうようなデコレーションがここに! そう、それは店の看板! しかし!! これは昔ながらの看板! しかもまた言ってしまいますが、可愛すぎる・・・・ 魔女の宅急便をつい思い出してしまいました・・・! ここでアンドレ・オステルタッグさんとお食事! アルザス地方の名料理をお腹いっぱいに食べて満足している私・・ 豚の頭のパテを食べた後、エスカルゴも頂き、最後にはアルザスといったら持って来い!のシュクルットをペロリ~! シュクルットとは、キャベツを煮たものに、ソーセージ2本、豚肉一切れ、分厚いハムが一切れ、後・・・ とりあえず、ボリューム沢山の伝統的料理です! Le Pressoir de Bacchus 50, Route des vin – 67650 Blienschwiller Tél: 03 88 92 43 01 お腹もパンパンになり、さぁ帰ろう~!という所で目にしたのは・・・・?! 何故ここに?!と思う人も沢山いると思います! それは・・・何と『自由の女神』!!! 道路のど真ん中に堂々と建っているではないですか・・・! 何故?と思った私は、調べました。 実は、このアルザスの町、コルマールで、『自由の女神』を造った彫刻家、フレデリック・オーギュスト・バルトルディーは生まれ育ったそうです!

16
Juil

2009畑の太陽・ひまわりの季節がやってきた

見ているだけで楽しく、明るくなってくる花! 7月13日のフランス革命前日、毎年開催される自然派ワインのお祭りマルセル・ラピエ-ル醸造元に出席する為にボジョレ訪問。 自然派ワインの父・ジュル・ショ-ヴェ氏が住んだ村、ラ・シャペル・ド・ガインシェを通り過ぎようとしたら、目の前にひまわり畑が出現した。 あまりにもの太陽の数に目がまぶしかった。 思わず皆さんの為に車を止めてシャッタ-をきる。 ひまわりは明るくて大好きな花だ! 見ているだけで楽しくなってくる。

2
Juil

Wine Sound System, Un pinard une chanson~ワインと音楽

Italien d’origine et élevé à la bonne cuisine familiale Daniele Donpasta est un gastronome averti mais aussi un artiste imaginatif. Dans ses spectacles gastro-philosophiques il associe la cuisine, le vin, la vidéo, la musique pour décrire avec fantaisie et humeur le joli monde qui nous entoure. イタリア出身、そして幼い頃から家庭料理を楽しんで来た ダニエル・ドンパスタさんは、シェフとして、そして想像豊かなアーティストとして有名!彼のお料理は、食材、ワイン、ショート・ムービー、そして音楽、これら全てをコラボし、ファンタジーいっぱいでこの世界を現しています。 Initié aux vins naturels par un ami […]

29
Mai

フランス全土より開花の知らせが!

5月22日、北ローヌのエルミタージの丘で撮影。 白い小さな花が葡萄の花だ。5月20日から5日間は、フランスは30度を超す真夏日が続いた。 あと10日ほどかかりそうだった開花が一挙に早まった。 本当にまだ10%の開花率だがやっと霜の危機をくぐりぬけて開花までたどり着いた。 先週はボルドーと西南部地方で雹がの被害がでた。ピンポン玉ぐらいの雹で壊滅的被害を被った醸造元が ある。断腸の思いに違いない。自然と共に生きることの厳しさを思い知らされる出来事だ。 今年の状況は、南フランスは昨年の11月から今年の5月までで記録的な降雨量を記録した。 例年の1年間分の降雨量がこの半年間で記録された。 その影響で、デショッセなど耕作作業が遅れている畑が多い。特に粘土質土壌の畑は入れなかったほど水分を吸収していた。 今の段階では順調に葡萄の生育が進んでいるといって良い。 北ローヌまでくると逆に水不足を記録している。どちらからと云うと乾燥状態となっている。 しかし、昨年の豪雨被害の影響が今年にも表れている。2008年は例年の30%しか収穫できなかった。 今年の今の段階で、既に葡萄の実の数が例年に比べて50%ぐらいしかない。 昨年の豪雨で土壌が流されたりの被害の影響だ。葡萄木が弱っているのである。

28
Mai

パリの夜は、やっぱりバラタンで!

先週は、BMO弾丸ツアーにて、ラングドックから北上、ローヌ、ブルゴーニュを通って、アルボワまで足を伸ばし、各地区の自然派蔵元を訪問、昨晩遅くパリに到着した。走行距離は2000km、朝から晩までワイン漬け。まさに弾丸ツアーであった。 そしてパリでの夜は、やはりこの店。このサイト上でも何度も登場している、20区にある「バラタン」である。 この店を知らなくては、パリの自然派ビストロは語れない。 この日も、予約でいっぱい。私たち弾丸チームは、7:30、ちょっと早めにお邪魔した。 ~~ アぺリティフはカトリーヌ・ブルトンのディレタンテ ~~ 1日の疲れを癒してくれる、優しい味わいで、一気に2本飲みほしてしまった。 この5日間、朝から試飲、昼も夜も各地の地元料理にを食べ続けていたが、さすが弾丸ツアー参加者、食欲旺盛!  モリモリ食べている。 これはウズラの料理だったかな。 ワインが進み味わい! 小さい魚のフリットと説明されて、白魚サイズを予想していたが、出てきたのは、アジのフライのサイズ。 カマスのようなタンパクな味わい。 この自家製タルタルソースが絶品。 このタルタルだけでも、また食べたい。 飲めば飲むほど元気になってくる弾丸ツアーメンバー。        牛肉のカルパッチョ。 まるで、マグロの赤身のような色合い。 全員が、これを頼めば良かったと後悔させるほど美味かった。     これは、スズキのソテーだったかな。 バラタンの魚料理は、美味い! 火が入りすぎず、とてもジューシー。 これは、タラ料理。 カネットも美味かった! ソースが繊細。おふくろの味のようなほっとする味わい。 仔羊のこのヴォリューム。 参りました。 メインに合わせて、ドミニク・デゥランのポマール、 ル・プティ・ノアジン2006を注文。 ポマールの熱さ、ミネラルがありながら、タンニンは繊細。 魚にも肉料理にも最適であった。 パリのスタッフ、サンドリンヌが、バラタンでドゥランのワインを飲んでいると、 ドミニクにメールを送ると、すぐに、「それはナイス・チョイス」だと返事が返ってきた。 今回の弾丸ツアーの参加者の一人、浅原さんは、デッサンのスペシャリスト。 各蔵元で、生産者の似顔絵を一瞬のうちにデッサンし、 あまりに特徴を上手にとらえているので、みんなで大盛り上がりだった。 この浅原画伯、この腕でフランスで生きていけるんではないだろうか。。。 まあ、飲むのと、食べるのは問題ないだろう。 その浅原画伯のデッサンした、エノ・コネクション伊藤 與志男である。 この日、伊藤は同席していなかったのだが、一瞬の間に絵を描き上げてしまった。

14
Mai

これぞ“ザ・ブラッスリー”!

久しぶりに東京・丸の内にある“ブラッスリーオザミ”に行ってきた。 5年位前だったろうか。フランスのブラッスリーをそのまま日本に持ってきたっ!という店構えで、わくわくさせてくれたお店だ。丁度オープンした日に私はフランスから帰ってきたのだが、お祝いかたがた成田から直行してこのお店に行ったら、なぜかまたフランスに戻ってしまったような不思議な感覚に襲われたものだ。 さて、今日は何を食べようか。シャンパーニュ“デュヴァル・シャルポンティエ” を飲みながら、どれも美味しそうな料理に悩みながらあれこれ考えた。しかしこのシャンパーニュ、上品で優しい味わいの割りにリーズナブルでいいね。しかもグランクリュだよ! さて、前菜が到着した!「ブラッスリーオザミ」 『桜鱒の軽い燻製』 『うにと白海老のカクテル』 『エゾジカのスモーク生ハムと野菜の蒸し煮コリアンダー風味』 『フォワグラの赤ワイン煮とホワイトアスパラガス』 これら前菜に合わせ頼んだ白ワインは、『ドメーヌ・パット・ルー』のシャブリ 。 息子の代になって自然な造りになった、流星のように突如登場したワインだ! 爽やかでシャブリらしいミネラル感があり、ブラッスリーのしっかりした前菜によく合う。 ~~ 次いでメイン。一皿一皿、それぞれ存在感がある。~~ 『埼玉県・吉田豚の骨付きロース肉のロースト アリゴ添え』 ボリュームたっぷり! 吉田豚は脂が上品で、肉に味がある。 『パルマの豚のグリエ』 同じ豚でもこちらは半分以上白身の脂。 しかししつこくなくスイスイ食べられてしまうのが不思議だ。 さすが生ハムで有名なパルマ・・? 『オマール海老のブイヤベース』 豪快 『極上赤肉!!群馬神津牧場産ジャージー牛のステーキ エシャロットソース』 『豚のコンフィのカスーレ』 ~~ デザートは『ルバーブのタルト』 ~~ ん~ん、これは珍しい! 美味しそうなのでつい頼んでしまいました デザートワインと尋ねると、こんなのがありました! 『プレセプトリー』のモーリー・ブラン これもまた珍しい! ルバーブのタルトの甘ずっぱさと、程よく熟成したモーリー なかなかいいネ 美味しい料理に美味しいワイン、これが揃えばテーブルは自然と楽しくなります。 一堂楽しく盛り上がりました! 今日のお店: 「ブラッスリーオザミ」 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F TEL. 03-6212-1566 http://www.auxamis.com/brasserie/

26
Avr

ロマンティック・ナイト@Aux Amis Tokyo~オザミ・トーキョー!

今日は東京、丸ビルの35階にあるオザミ・トーキョーへ行ってきました! 何といってもこの景色は美し過ぎる! しかも夜の東京を見渡しながら、絶品な料理&ワインが楽しめちゃいます!ムード抜群なこのレストランは、彼女・彼氏とロマンティックな夜を過ごすにはピッタリな最高な場所です! 店の中へ案内されるとすぐにオザミ自慢のワインが並べられています! 自然派ワインが大好きなオーナー、店長そして従業員達、皆が選んで選んで選び抜いたセレクションです! お食事以外にも、お洒落なバーでゆったりする事も可能なので、一人でも行きやすいです!                ********************************************* こちらのスーツが似合う男性が店長の田中さんです。 フランスに3か月ほど滞在し、醸造家の元にも訪問したことのあるとても熱心な方。 しかもレストランのカッコよさに負けないぐらいのイケメン! お話も面白くてとても優しい人! ここに来る女の子は皆見とれてしまいます・・・! ワインを注いでいるポーズもばっちり! そしてこちらがソムリエの菅野さん! フランスでも一緒に回った事があり、 とにかくワインが好き!フランスが好き!という彼女。 とても明るくて優しい彼女は、誰からも好かれる人気者! 皆さんも一度会ったら好きになってしまいます! ********************************************* 最初に出てきたのはタコと柑橘類のフルーツのマリネ、そしてきびなごが可愛く 乗っているお料理です。 色使いがキレイな上、とびっきり上品で美味しい! このサッパリ料理に合うのはやはり酸味が綺麗なドメーヌ・ラゲール*ル・シスト、Domaine Laguerre*Le Ciste (ルシヨン地方)です! そして続いて2個目のオードブル: 下からカリフラワーのムース、タブレ、オマール海老、 そして一番上には半熟のうずらの卵! 全部を混ぜ合わせて味わう一品。 まろやかなムースにとろける卵がオマールとバッチリ合って最高! この一品に合うワインはやっぱりロワール地方の白ワイン、 アレクサンドル・バン、Alexandre Bain しかないでしょう! どんどん出てくる豪華料理! ヒラメに巻かれたプリップリなオマール海老、 下には甘いトマトソースがひかれています! そして色が鮮やかで食べるのが勿体無いほどのお料理! アスパラで整った四角の中には、白アスパラやブロッコリーなど シャキシャキと歯ごたえが美味しい春の野菜が沢山! 真ん中にはなんとフォア・グラまで!! 綺麗に引かれたソースの間には・・・そうです!トリュフです! 凄く豪華で最高に綺麗、その上メチャクチャ美味しい一品です! ********************************************* 続いて来ました、メイン・ディシュ! フルーツトマトをまとったサフォーク種仔羊背肉のローストに、 森のきのこのソテー添えです。 名前は覚えられなくても、他では味わえないこの味は一生物です! スペインのイベリコ豚の“ベジョータ”、肩ロースの石焼グリエなど、どれも美味しそうなので本当に迷ってしまいます・・・! そして子鴨むね肉のローストと、森のきのこのソテー。 香りだけでも満足できちゃう! 一度食べたら忘れられない味です! どれも絶品! どんだけ~!!と思うくらいの柔らかいお肉とまろやかなソースの マッチングが最高! […]

22
Avr

すべてが始まる!芽が、葉が、ミルミルうちに伸びてくる!!

これはルシヨン地方のグルナッシュ品種だ。 冬の間、樹液が下へ下へと根にむかい、蓄えていたエネルギ-が上へ上へと上昇しだした。 この時期を境に太陽の光が葡萄木の生命スイッチをONに入力した。まるで昆虫のさなぎが成虫にかえるように新芽が葉にかわっていく。 この時期の葡萄園は新鮮なエネルギ-で活気がある。 醸造元達も活発に畑仕事に精がでる。 今年の収穫への期待と希望で気が充実している。 同じ畑の葡萄木でも早熟な木、まだ伸びが遅い木などまちまちだ!まるで人間の学校のようである。 小学校の30人クラスの中には、いつも遅刻してくる子供がいたり、早朝から元気で遊びまわっている子供がいるごとくである。 特にセレクション・マサルの葡萄の畑ではそれぞれの木がそれぞれの性格を表現している。 それがワインに複雑味を与えてくれる。 これがクロ-ンの葡萄木ではこうはならない。 皆同じ性格で同じ顔をした生徒が1クラスに30人いるのと同じことである。面白味がない。 ワインが単純化されて、スタンダ-ド化したワインになってしまう。 自然なマサル方式のほうが病気や、天候災害に対しても全滅することがない。 クロ-ンは1本が病気に罹るとすべてに蔓延しやすい。 マサルはそれぞれの体質が違ったり、治癒能力の強弱がそれぞれあったりで全滅することが少ない。 私は30人の顔や性格が違った方を選びたい。 その方が自然でワインも画一がされてなく面白味と自然な旨みが備わっている。 気の早い木は既に将来の葡萄房を形づくっている。 繊細な栽培者達は既にこの状態を観察して今年の栽培方法や 収穫時期などのシュミレ-ションをイメ-ジしている。 この段階もでは、現在のところ全フランス地方で完璧な 状態で成長が進んでいる。 まだ、突然の霜や冷害の危険性は残っている。 天候を眺めながらドキドキの日々が続く。 07,、08と厳しい年が続いた今年こそは!! 素晴らしい年にしたい。皆の期待がかかる。 燃えろ!PASSION !!燃やせ!PASSION!!

25
Déc

疲れ知らずの芸術家ロビノ作品展示会 −自然派試飲会

〜ANGE VIN のロビノにとってワイン・絵・写真も同じアート〜 ロビノにとって絵も写真もワインも同じ芸術作品だ。何歳になってもクリエーティヴな意欲で溢れでている。 誰もが尊敬と友情の念をロビノに持っている。ロビノを嫌いな人間に会ったことがない。 ロビノファンに年齢と国境の壁がない。子供から青年、老人に至るまで、こんなに幅広いファンを持っている人物を見たことがない。 パリのシャンゼリーゼに近いサントノーレ通りにあるエスパス・ボージョンにて3日間行われた。絵、そしてワインの展示会だ。 〜自然派ビストロ・アンジュ・ヴァン時代からのファンが大集合〜 ロビノ氏は長年に渡って、パリの自然派ワインビストロの第一号アンジュ・ヴァンを経営してた。 今夜はその当時のロビノ・ファンが多く集まった。 映画監督、作家、政治家、役者、多くの文化人、そして普通のワイン愛好家など実に幅広いファン層を持っている偉大なアーティストだ。 皆、ロビノ氏と話したくて、ロビノに近づいてくる。 彼と話すだけでエネルギーが伝わってくる。 そのエネルギーの種類も強すぎず、ソフトで明るい大きさを備えたエネルギーだ。 まさに、ロビノ氏の造るワインと同じスタイルだ。 〜ロビノ自作の絵がワインのラベルになっている〜 絵にはそれぞれのエネルギーがある。 それぞれのワインにもエネルギーがある。 二つのエネルギーが調和して、さらに倍増して飲む人に元気を与えることができる。だから、ロビノのワインを飲むと元気が湧いてくる! 絵をラベルまでアレンジしてくれる人が必要だ。 下の写真の美人グラフィストの友人が手伝ってくれている。 ロビノのワインには多くの人の手と愛情が加わって一本のワインが完成している。ロビノワインは2つのアートが重なっているのだ! 〜ロビノ作品の一部〜

23
Déc

今、パリはクリスマス、最も夜景が美しい時だ!

久々にシャンゼリ−ゼ通りを散歩した。最も美しい季節だ! 私はパリに20年程住んでいるけどあまりパリを知らない。 月に一週間ぐらいしかパリに滞在しない。 残りの3週間は葡萄園めぐりで田舎まわりだ。 でもこの時期はパリにいることが多い。 夜が美しい!!食べ物が美味しい!! 〜凱旋門からコンコルド広場へ〜 チョット、寒いけど、ほろ酔い加減で、シャンゼリ−ゼを歩くのも良いものだ。 ↑→ 1900年に行われたパリ万博の会場となったグラン・パレ ←ナポレオンがエジプトから持ってきてしまったオベリスク ↓ホテル・クリヨン。パリの中心で交通の要のコンコルド広場   普段、生活してしまうとパリにいるんだ、という感覚が無くなってしまう。しかし、心地よく酔っ払って、フト周りを見た時こんな夜景が何気なく目に入った時、ア−!自分は今パリなんだ!と気づくことがある。 〜コンコルドからマドレ−ヌ寺院〜 ブランドの店が勢ぞろいのサントノ−レ通り。 私が最も弱く 、縁の薄い世界が有名ブランドの世界だ。 日本から来たお客さんに色々質問されてもお答えできない世界だ。 でも夜のウィンド−ショッピングは美しいものだ。 〜何といってもパリの夜はエッフェル塔だ!〜 何時から照明が青くなってしまったのか?と聞かれても応えられない私です。 〜もう一度、最後に世界中の重要人物が歩いた道シャンゼリ−ゼで締めたい〜

23
Déc

ワイン100本飲破の会 - 東京下町-立石に“ESPOAいせい”

〜生まれも育ちも葛飾で、ベランメ−口調の元気な有馬さんの店〜 テやんで-!ナにかい!コのやろ! 泣けてくるぜ! と元気でナイ−ブな有馬さんと美人奥さん 実は私とこの店との付き合いは、今は亡き先代のお父さんの時代からだ。サッパリした一本筋の通った人物だった。 現当主はまだ学生服を着た中学生で、一見ヤンチャ風だったけれど礼儀正しいナイ−ブな少年だった。美しくしっかりした奥さんを迎えて頑張っている姿を見るとジ−ンと来るものがある。 フランス醸造元も世代交代が進んでいる 今、フランスの醸造元でも世代交代の時期に来ているところが多い。ワイン造りもお酒屋さんも地場に密着した職業だ。先代のやってきた事をガラっとは変えられないのは葡萄栽培も同じだ。 世代が代わったからといって直ぐワインが美味しくはならない。葡萄には樹齢というものがあり、樹齢30年を超える頃からやっとワインに深味が出てくる。お爺さんやお父さんが植えた葡萄で、現世代がやっと今美味しいワインができるという長いスタンスが必要な職業だ。お酒屋さんも先代が築いた店の信用の上で今の商売が成り立っている、どちらも先祖を大変大切にしている。 〜一年間でワイン100本を飲もう!会〜 一年間で100本のワインを飲む企画、15名ほどが集まった。 毎月、一回集まってお店の中で10本のワインを飲もう!という会だ。 ただ、飲むのは面白くない。参加者各自がつまみや簡単な料理を作って持参する仕組みだ。それに店が提案するワインを毎回10本飲むというわけだ。でも毎回10本では終わらないようだ。3本ほどは飛び入りで追加しているようだ。当然、最初に簡単なワインセミナ−をやる。後半は酔ってくると、もうあまり聞いていない。飲み会風になってしまう。 今回は私も参加した。丁度、ボジョレヌ−ヴォ−の時期なのでヌーヴォ−とそれに引っ掛けて、ロワ−ル地方のガメイ品種と比較したり、3年前のヌ−ヴォ−を飲んだりと面白い趣向が組まれていた。 2次会は立石商店街にある一杯飲み屋に この企画はお客さんにとっては大変ありがたい企画だと思う。 100本自分で試すのは大変だ。ここで皆で話を聞きながら自分好みのワインを100本中から探すことができる。下町には下町の売り方があるものだ。ゴチャゴチャ説明するより実際に飲んでもらった方がはやい。でも結構ワイン通の人達がいた。ここでもワインコミニュティ−が確実に出来上がっている。素晴らしいことだ。やはり2次会に全員で近所の一杯飲み屋に繰り出した。イヤ−楽しいひと時だった。思わず終電に乗り遅れて立石から銀座までタクシ-となってしまった。           〜こんな時期だからこそ自分の目で畑を見てが大切!!フランスまでワイン買付にやってくる有馬氏〜[ 男、有馬ロマネ・コンティに立つ!何を考えているのか? 『やっぱり、実際に来ると気合が入る!これが大切なんだ!!』 『それに今自分が本当に自信をもってお客さんに勧められるものって少ないと思う。少なくてもワインだけは自分の目で畑、人、造りを確かめて、自信をもって売れるものだけにしたい。』 電話とファックスだけで注文すればワインは仕入れできる。 でもワインだけは違う、その畑の環境とか、そこに住む人達の息吹を、そして造る人の生活、志を知らないと結局ワインの薄っぺらな表面の部分しか分からない。 一杯のワインの味わいは氷山の一角にすぎない。 その味わいを造り上げた原点の部分は氷山の水面下にある80%の土台の部分を知らなければ意味がない。 果実味とか、ミネラルとか濃いとか薄いとかの表面の部分よりもっと大切な、ワインの深い核心の部分がある。 それを知らないと本当に自信をもって販売ができない。 だから有馬氏はフランスまでやって来るのだ。 今年も5月にフランスを一周した。勿論、今年のヌーヴォーの畑、造る人、その家族との触れ合い、食事も一緒した。繊細で感受性豊かな有馬氏はそこから多くのものを吸収した。 〜15年来の付き合いのドメーヌ・ラルジョルも世代交代の真っ最中〜 南フランスでカベルネ・ソーヴィニョンを造らせたら天下逸品のラルジョルだ。オーナーのテスラン一家も世代交代の真っ最中である。有馬氏の左に居るのが次世代を担うフランソワだ。 フランソワと有馬氏は同世代。二人とも、先代に感謝の気持ちは忘れない。しかし、先代と同じことをやっていては先が危ないのは感じている。 フランソワがドメーヌで働きだして5年がたつ。お父さんを尊重しつつ着実にドメーヌを健全に進化させている。勿論、多少の摩擦はあってもお互いに譲りあって進化している。ワインはますます繊細、フィネスの方向に向かっている。そんな醸造元の変化を訪問することで肌で感じ取ることができる。大切なことだ! 左下 フランソワ   右下 有馬氏   右上 テスラン氏 ブルゴーニュを代表する自然派醸造元が入れ浸りのレストラン・レガラードで本物の食文化を体感。 3キロ近いシャロレ牛を完食。 流石、生まれも、育ちも葛飾! ワインはパカレのポマールだった。 写真、シェフのマリアさんと共に、 La Régalade に関する記事はこちら! 〜有馬氏、大好きなマンスノーブルにて〜 ワイン名“ネ”鼻のラベル        ジャンセンジャール氏       有馬氏 ジャンセンジャール氏はベルギーのテースティング大会での優勝者。 特に抜群の嗅覚をもって、ベルギーでは有名なワイン愛好家だった。そんな彼がコルビエールで畑を買ってワインを造り出してもう15年がたつ。有馬氏は最初からの付き合いだ。フランスに来た時は必ずよることにしている。 お父さんが築いた地の理を大切に、夫婦仲良くワイン販売に頑張って欲しい。燃やせ!!PASSION!!燃えろ!!PASSION!!

12
Nov

第一次世界大戦終戦記念日

今日11月11日、フランスは第一次世界大戦の終戦記念日で祭日です。 フランス中の街、村でもこんな式典が行われています。生存者がだんだん少なくなってきてしまいましたがその家族や元軍人の人達が参加しています。 どの市町村にも記念基がありその前に集合して式典が開催されます。 ここPARIS近いサンマンデでも今朝こんな式典が行われていました。葡萄収穫が終わって醸造も一段落着くころのフランス風物誌とも言える光景です。

12
Nov

ラ・フォレー・ヌーヴォーと夕日に輝く紅葉

今、紅葉が実に美しい。ラフォレーの畑とコート・ドゥ・ブルイの山が夕日で輝いている。 畑の紅葉が美しくなるのと同時にヌーヴォーが完成する。 ラフォレーではベト病の被害も少なく良く熟した葡萄が収穫された。 フルーティーさでは14社訪問した中ではナンバー1だった。 08年の収穫も楽しさ溢れる収穫人が2週間に渡ってラフォレーで共同生活をした。彼らの喜びがラフォレー・ヌーヴォーには詰まっている。 こんなに美しい景色を見ながら育った葡萄で造ったヌーヴォーは美味しいに決まっている。 思わずカメラのシャッターを切りっぱなしだった。 何時間でも葡萄園でジッとしてられる心地良さがある。

10
Nov

世界一美味しい « コック・オ・ヴァン » はボジョレーにあった!

マルセル・ラピエールさんを訪問した後、彼のお気に入りのお店、『世界一美味しいコック・オ・ヴァン』が食べられる地元の可愛いレストランへランチを食べに行きました。 ここのシェフは、コック・オ・ヴァンにはかなりの拘りを持っており、地元では有名人! オザミワールドの菅野さんと土居さんとシェフ 壁には鶏の小物がたくさん飾ってあります。さすが! 最初に出てきたのは、刻みパセリが入ったハムとサラダ。 シェフの新メニューです! マルセルさんも『何でもっと前から作らなかったんだ!』 というほどの美味しさです! そして待っていたコック・オ・ヴァンの登場です! お肉は柔らかいし、ソースも濃厚で抜群! ボリューム感もたっぷりあって絶品です! マルセルさんはよほどこの料理が大好物なのでしょう。 一瞬で綺麗にソースまで食べてしまいました! お肉と一緒に出てきたのは、きのこのバター炒めと、お芋のグラタンです。 家庭料理の味です! こちらの料理に合うのは、ラピエールの一番弟子、ギー・ブルトンのモルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュ。 料理とのマリアージュは最高! どんどん食べてグイグイ飲んでしまうような感じです! デザートにフロマージュ・ブラン(=フレッシュチーズ)を頼むマルセルさん。 普段はお砂糖を加えて、ヨーグルトのように食べるこのデザート。 けれどもマルセルさんは違う! 彼は大量の塩とコショウを入れて食べるのです。 エッ!?とビックリしていたものの、食べてみるとクセになる味! ワインに合う、ちょうどいいおつまみです! 皆さんもボジョレー地方に訪れたら是非行ってみて下さい! 丘の上から見上げる景色は最高ですよ! Auberge du Col de Truges* オーベルジュ・デュ・コル・ドゥ・トリュージュ 住所:Col de Truges     69910 Villié-Morgon 電話 : 04.74.69.92.51