31
Juil

自然派を愛する皆がオヴェルノワ家のテーブルで心を寄せ合った

忘れられない一日、 Overnoy-no.3 ピエール・オヴェルノワを中心にジャン・フォワヤールが、エマニュエルが,ティエリー・ピュズラが、 そして日本からは、Bistro Shimbaのシェフ・菊池ユージさん、Pioche林シンヤさん、Cpvサンフォニーの菊池まどか、仙台からのBatonの板垣さんが、そして、コンセプションの加藤さん、タンさんが オヴェルノワのテーブルに心を寄せ合った。 この春に日本に行った時に知り合った皆に再会できてピエールさんも大喜びしてくれた。 ジュラ・ワインの研究に生涯を捧げているピエールさんの熱のこもったお話しに一同感激。    何十年間にも渡って採集して研究してきた葡萄の成長過程のアルコール漬けのサンプル。 毎年、7月2日に葡萄をとった貴重な記録。温暖化が進んでいるのが一目瞭然で判る。 どんな成長過程のミレジムがどんな風にワインの品質・バランスに影響を与えるかの貴重な話しが聞けた。 秘蔵のミレジムを出してくれてそのミレジムの説明を受けながらのテースティングでした。    Vin Jauneの定義とは、ワイン造りとは? 『酵母菌や産膜酵母などは温度、湿度、原料葡萄の熟度によって何億通りもの発酵の可能性があって、自分は今でもハッキリしたことは判っていないんだ。』 ピエール 1968年からワインを造りだして研究者の如くにワイン造りに精進してきたピエールさんの この謙虚な言葉。 ピエールさんの人間としての奥の深さを痛切に感じた一言だった。 まるで、ギリシャの哲学者ソクラテスのような言葉に、感動した。 「知らないことを知っていると思い込んでいる人々よりは、知らないことを知らないと自覚している自分の方が賢く、知恵の上で少しばかり優っている」

20
Juil

Maxime Magnonマキシム・マニョンの白が凄い !! -NO3

   マキシムはシャンパーニュのセロス醸造で修業した。 そして、親友は、そのフイィ・フィッセの名醸造かPhilippe Valetteフィリップ・ヴァレットだ。 当然、マキシムの白には北フランスのブルゴーニュのニュアンスがある。 つまり、酸がキッチリとのっている。 しかし、品種は100%、ラングドック土着の品種。 グルナッシュ・グリが主体でわずかにマカブ品種が入っている。 白の畑は、シスト土壌と石灰土壌の境界線上にあり、混ざっている。 シストからはスカットしたミネラル感、石灰土壌からは潮っぽさと昆布ダシっぽい旨味が醸されている。 和食にはピッタリの相性だろう。 フードルと呼ばれる大樽で熟成。   先日、私は生ガキと魚介類パスタに合わせました。ウーン、最高でした。   

3
Juil

ワインには人の繋がりの歴史が刻み込まれている

ワインは、人がいなければその存在理由を失うものです。 造る方も、提供する人も、飲む人も、皆が繋がって初めて存在価値が創造されてきます。 だから、造る人、提供する人が顔を合わせることは絶大な意味があるのです。 勿論、飲む人までが繋がれば最高です。 今年も、4,5,6月は多くの人が醸造元まで逢いにきてくれました。 造り手と提供者[販売者]の出逢いは、色んなハプニングが生じます。 エモーションとエモーションが触れ合うからです。 この両者の出逢いが造る人にも販売者にも大きな影響を与えてくれています。 つまり、これからのワインに多大なポジティフな進展の可能性を伸ばしてくれています。 もう一つのドラマです。 できうる限り、そのドラマを紹介していきたいと思います。 ★ESPOA ツアー /Marc PESNOT マルク・ペノさんのSénéchalièreセネシャリール醸造元にて ★BMO社 南仏カタルーニャ ツアー /エリックのL’Anglore ラングロール醸造元にて ★CPVツアー  Olivier COHENオリビエ・コーエン醸造元、MADAマダ醸造元。 ★大阪トルトゥーガの萬谷シェフ/ Philippe PACALETフィリップ・パカレ醸造にて ★台湾のインポーターC‘est Le Vin セ・ル・ヴァンのRebeccaレベッカさん/ Dard et Riboダール・エ・リボ醸造にて

14
Mai

天から強烈なメッセージを与えられている                   Damien BUREAU ダミアン・ビュロー -No1

ダミアン・ビュローは、地元アンジェのコート・ド・レイヨン地区のグリオット醸造の近所で育った。幼い頃からグリオット醸造のセバスチャンやパットとよく遊んでもらっていた。ダミアンにとってワインは最初からVin Natureだった。 近所には、ルネ・モスやジョ・ピトンがあり、働きながら勉強した。 でも若い時は外を見たくて、ルシオン地方、コルシカ島、ジュラ地方、ブルゴーニュなどでワイン造り手伝いながらを学んだ。 そして、最終的には、地元に戻りグリオット醸造のピノ・ドニスの100歳級の畑を譲りうけて独立。 たった3ヘクタールの畑を庭師のように丹念に世話をしているダミアン。 そんなダミアンに天からメッセージをもらっている。 ここ2年間、天候不良により収穫が半分以下という試練をもらっている。 それでも黙々と畑にでて葡萄と会話をするように世話をしているダミアン。            去年の今頃、突然の5月の寒波で元気に発芽していた芽が凍ってしまった。 今年は、完璧な状態でスクスクと伸びている。 何とか、このまま収穫までたどり着きたものです。

10
Mai

カタルーニャ新時代を爽やか切り拓く Oriol Artigas             オリオル・アルティギャス -Indigènes試飲会-No5

   オリオルのワインを初めて飲んだのは3年前だった。 口に含んだ瞬間、あまりにもの完成度の高さに驚いた。 深み、柔らかさ、ミネラル感、果実味、爽やかな酸、一流のバランスだった。 偶然には絶対にできない美味しさだった。 深い思慮と物凄い断行力を必要とする液体だった。 オリオルのことを知れば知るほどに凄いなと思うようになった。新時代を築ける重要な人物だ。 オリオルはカタルーニャ地方でワイン醸造学校の先生も務めている。 フランスではありえないことだ。 フランスのワイン学校の先生で自然な手法でワインを造ることができる人は皆無だ。 自然なワイン造りを科学的観点から真正面に取り組んでいる。 やっと、待ちに待った人物が出てきた。 彼女のアヌクは東洋系フランス人。 だらから、時々フランスに来てフランスの蔵を周って研究している。 フィリップ・パカレ、ドミニック・ドゥラン、フィリップ・ジャンボン、ラングロール、ヴァランタン・ヴァレスなど 色んなタイプの醸造家と逢って勉強している。   何より人間性が良い。 山が好きで暇がればピレネーの山に入る。自然を尊重して心より愛している。 まだ、キチットした醸造設備が整っているわけではない。 物理的要素が少しずつ整ってくるだろう。 色んな要素から見て本気で将来が楽しみな人がでたものだ。 ずっと見守りたい人だ。 2017年産も素晴らしかった。

9
Mai

萬谷シェフ、フィリップ・パカレと再会                    Philippe PACALET- No1

グランクリュ街道を通ってボーヌの街に到着。 ボーヌ駅の近所にあるフィリップ・パカレ醸造へ。 フィリップ・パカレは萬谷シェフのレストラン・トルトゥーガが大好きで日本にいく度に寄っている。 萬谷シェフの料理人としての実力を大変に評価している。 フィリップは、いい素材を真っ直ぐ調理してくれるスタイルの料理が大好きなのである。 自分のワインのスタイルに共通するものがあるのだろう。 フィリップもこの再会を楽しみにしていた。   フィリップは、今でも時々マルセル・ラピエールと共に萬谷シェフのレストラン・トルトゥーガに行った時の忘れられないソワレの事を時々話す。 その時の写真を額に入れてオフィスと自宅の居間に飾ってある。 萬谷さんもその額を見てまたまた感激。   まずは、2017年、ほぼ全キューヴェを樽より試飲。 村名ワインとプルミエ・クリュの違い。 そしてグランクリュ畑の違いを、フィリップの解説を聞きながらテースティング。 それぞれの区画の石灰石と粘土質の配合具合、石灰岩盤と粘土質層の深さによるワインのスタイルへの影響などフィリップの解説は実に面白い。 プリューレ・ロック時代に銘醸畑を醸して10年、そして独立後、更に17年の歳月をブルゴーニュ・テロワールと向き合ってきたフィリップの話しは深い。      研究者としてのフィリップにとってワイン造りは、物理学、生物学の世界。 理論だてて自然派ワインの造りを説明できる造り手は少ない。 あのジュル・ショーヴェ博士のところに書生として入りこんで、 共に研究活動したフィリップならではの理論。 自然派ワインを、神秘な世界や宗教がかった世界と解釈している人達が多い。自然派ワインは科学の世界の話し。 ただ、人間の邪念、特にお金儲けだけの為に色んな化学剤を使って発酵・醸造を人間の思う方向に曲げないで美味しく造る手法なのである。 自然な素材を自然界で育った元気な自生酵母で、失敗しないで真っ直ぐにテロワールを表現させた時のワインの美味しさは、 それは、それは、もう途轍もなく美味しい。 こんなワイン達を理解しないで人生を終えたら、こんなさみしいことはないでしょう。 失敗したワインや中途半端な自然派ワインを飲んで勘違いしないようにしましょう。     萬谷さんも私も一切吐き出さないで飲み込んでいた。 今日はフィリップの長男レイノ君も一緒だった。

9
Mai

晴天、28度の小夏日よりの Route de Grand cru                         グランクリュ街道

7:57分のTGVでParis Gare de Lyon駅よりDijon駅へ。 一時間半9:30にディジョン駅に着く。 ディジョンでレンタカーを引き取りブルゴーニュ・グランクリュ街道を行く。 萬谷シェフと日曜日の街道をゆったりと走らせる。 なんて、気持ちがいいんだろう。 世界に名を馳せる畑を歴訪。 車の窓を全開にしてゆるく走ると畑の土の香りがはいってくる。 畑のエネルギーが伝わってくる。   シャンベルタン、ロマネ・コンチの畑で一息つく。 萬谷シェフがゆったりと煙をくねらせるて、瞑想の世界にはいる。 ポカポカと暖かい日差しが気持ちよい。 畑の上にある森から鳥のさえずりが聞こえてくる。ウーン、ワビサビの世界だ。 ロマネ・コンチの畑のピノノワールが息づいている。  

17
Avr

Sakura chez Philippe PACALET

フィリップ・パカレさん宅の台所から桜が満開。 花見にコルトン・シャルルマーニュとリュショット・シャンベルタンをやる。 粋な時空。     一通りテースティングした後は桜とモニカさんの手料理を。   

12
Avr

プレスティージなセンスと厳選されたワインの品揃えのCave Fujiki-NO3

東京のど真ん中で、意外にも自然派ワインが買えるところが少ない。 しかも、加藤さんの品揃えはバランスがとれていて日常的なワインからトビッキリの日に大切な人と飲むワインまで揃っている。そして自然派ワインに大切な温度管理もワインセラーにて完璧。 自然派の超人気醸造家が来日した時は顧客さん達と楽しみを分かち合うイベントも積極的に開催。 あの自然派ワインのレジェンド醸造家のRene-Jean(ダール・エ・リボ)も時々やって来る。   ブルゴーニュのテロワールを写真撮影の如くどこまでもピュアーにワインに映し出すPhilippe Pacaletフィリップ・パカレもやって来た。フィリップもここの品揃えに驚いていた。     そして、公的AOP呼称機関の自然派ワインに対する呼称拒否のいやがらせに対して真っ向から裁判で自分のワインのスタイルがPouilly-Fuméの本来のピュアーなスタイルであることを主張し、裁判所も認めて勝訴したAlexandre Banアレキサンドル・バンもCave Fujikiに来て熱いセミナーをやった。      東京の一等地の歴史ある藤木商店で自然派ワインを展開する加藤さんを全面的バックアップしている社長さんに感謝を申し上げたい。世に喜びの創造と、人にもやさしく、地球を汚すことなく、普通の10倍ものリスクを負いながら美味しいワインを造ることに精魂を込めている醸造家達と共に生きていることに繋がっています。ありがとうございます。   

12
Avr

大都会・東京銀座でエレガントに自然派ワインを提供する加藤さん Cave Fujiki-NO1

ビルディングが立ち並ぶ東京ど真ん中の銀座で、乾いた土地に水を灌ぐように自然派ワイン流し込んでいる加藤さん。 コンクリートとアスファルトの中で生活する都会人に最も不足しているのが“自然”。 都会で暮らす人こそ自然なワインを飲んで、不足しているもの補充して心身が中和されて生き返る。 加藤さんは銀座4丁目交差点の三越の一階裏にあるCave Fujikiにて、まさにエレガントにヴァン・ナチュールを紹介している素敵な女性である。 加藤さんはブルゴーニュで一年間ワインの勉強留学をしていた。 ワイン学校で習い、ワインってこんなものかなと、理解して自信を持ってきたころ、自然派ワイン見本市に参加した。 エッ!何、このワイン! 学校で習ったワインとは全く異質のものだった。 今まで自分が飲んできたワインとも全く違っていた。 まるで葡萄ジュースのようなものもあり、スーット体に溶け込んでいくように飲めてしまうものだった。 体にやさしく、エモーションが伝わってくるワインに驚いた。 加藤さんは直感的に私がやりたいのは、これだ!と感じた。 この辺が加藤さんの凄いところ。 普通、人は自分が長い間勉強してきたものと、全く異質のものと出逢った時、殆どの人は拒否反応を示す。 『これはワインじゃない。』 『ワインとして未完成の中途半端な飲み物だ。』 自然派の欠点ばかりを並べて批判し始めるワインプロが多い。 加藤さんは自然派ワインの道に進み始めた。 帰国後、Cave Fujikiの店長として自然派ワインの紹介して徹してくれている。 単にブームだからではない。現地でワイン勉強をした上で、あえて自然派ワインを選択しているところが凄いところ。 時々、私達が企画するワインツアーに参加して自然ワイン醸造元を訪問してくれる。 今でも、現場を見ることの大切さ理解してくれている。 内に秘めた熱いパッションでエレガントに自然派ワインを紹介してくれる。

12
Mar

エキサイティング・野村ユニソン諏訪本社-                Marc Pesnotマルク・ペノ

  あの野村社長の独特なユーモア・タップリのスピーチで開始。 野村ユニソン諏訪本社のワイン部のメンバーとマルク・ペノ。                      世界が注目するマルク・ペノが、諏訪にいる。当然、諏訪の自然派ワインファンとマルク・ペノを楽しむ会を開催。      ロワール地方のミュスカデのテロワールと長野・諏訪の自然ワインファンが繋がる。        テロワールに国境はない。本物はどこでも、誰にも共鳴するエネルギーを持っている。 邪念のない液体は真っ直ぐで透明感抜群。スーッと心と体に沁み込んでいく。         こんなに素晴らしいワイン達も飲みました。流石に諏訪の人達は、本当に慣れている。       二次会では、恒例のカラオケ。諏訪では、自然派ワインを飲みながらカラオケができる。 流石に文化度が高い。 すべては、野村社長のお蔭です。ありがとうございました。

11
Mar

結婚式にマルク・ペノさんが…⁉

   C’est un beau mariage de Mr et Mme NOMURA Takaki et Naoko à la présence de Marc PESNOT. Marc Pesnot de Sénéchalière (Muscadet) est vevu à NAGANO pour participer au Mariage de Takaki Nomura de la Société Nomura Unison. フランス・ロワ-ル地方のミュスカデ地区でトビッキリ美味しいワインを醸すセネシャリエール醸造の ペノさんとセネシャリエール醸造のオーナーである野村ユニソン社の専務の野村高城さんの結婚式に参加。 マルク・ペノのスーツ姿を初めて見ました。    Un magnifique mariage !! Un très joli couple !! En tenue […]

26
Fév

見本市・心残る醸造家・ワイン – NO1

★François Ecotフランソワ・エコ(L’irréelリレール試飲会より)    独特の自然派ワインとの付き合い方をしているフランソワ。自然派が市場に出始めた90年台前半から自然派を見つめ、最初の伴侶がアメリカ人だったこともあり、ニューヨークに棲み自然派ワインの輸入を始めた。 今でこそ、ニューヨークは自然派ワインの大市場になっていますが、当時はまだ困難極まりない状況だった。 そんなニューヨークの自然派ワイン文化の基礎を造ったのはここフランソワだった。 その後、一人フランスに戻り、ネゴシアン(ワイン商)で輸出をやりながら、故郷の北ブルゴーニュでワイン造りも始めた。 多くの若手醸造家を援助、醸造指導しながら、彼らの葡萄を買ってワインを造っている。    勿論、自分で植付けした独自の畑も持っている。 自然派ワインの歴史を熟知している。フランス全土に醸造元仲間を持っている。 そんな自然派ワインの佳きところも、悪しきところも知り尽くしているフランソワが造ったワインは、心に残るトビッキリの美味しいさを備えている。 次々と新しい挑戦を考えている。 イタリアンのシシリア島の栽培家と一緒になって自然派ワイン造りを仕掛けている。 次のフランソワ・エコの進化が楽しみだ。ご期待ください!!

24
Fév

Le Vin de Mes Amis ル・ヴァン・ド・メザミ試飲会 (Montpellier) NO2

Par Takeshita Masaki ★Jean-Baptiste SENA この人のワインの進化にビックリ。 ジャン・パプティスト・セナ! いったい、いつが飲み頃?というパワフルなワインをミネルヴォワで造っていたが、白はフレッシュな洋梨ジュース、赤はエレガントながら、1本芯の通ったエネルギー詰まったワイン。 髭をはやし、性格的も穏やかになった感じのセナ。旨し!      ★Thomas Picot – Domaine Pattes Loup パット・ルーのトマ・ピコは2015年ヴィンテージを持参。このエレガントなミネラル感がたまらない。繊細なシャブリ。余韻の塩気が心地良い。     ★Mas Haut BUIS ラングドックの標高500mにぶどう畑を持つマス・オー・ビュイ。 オリヴィエも昔は凝縮度たっぷり、新樽たっぷりのワインを造っていたが、今やマセラシオンカルボニックで、樽の使用も減らし、素晴らしいバランスのワインを造っている。    ★Cosmic(スペイン) この自然派巨匠溢れるサロンで、ひときわ輝いていたのが、スペインのコスミック。 ザルバは見ての通り、チベットあたりの修行僧のような雰囲気。 無駄の無い、かつまさに宇宙のエネルギーの流れ詰まった、研ぎ澄まされたワイン。 カリニャン・ノワール、ブラン、グリのキュヴェ、オンカリダスは、もうワインを超えた飲料。 ちょうどMas Pellisserマス・ペリセールのOriol Artigasオリオルも試飲会に来ており、ザルバと熱く語りあっていた。 今からのスペイン自然派を引っ張っていく、輝く2人だ!    ★Christophe Pueyo サンテミリオンのクリストフ・プエヨもセミヨンのアンフォラのキャヴェなど、いろいろ挑戦。マセラシオンする事で、セミヨンの苦味、アロマが、より複雑に表現されている。 赤は安心感溢れるバランス。      ★Mas de Mon Père コート・ド・マルペールのマス・ド・モンペール!今や日本に取り扱いが無いのが残念。。。 彼もMCをセパージュによって取り入れ、マセラシオン期間も以前より短くし、綺麗で果実味溢れるワインを造っている。     ★Marcel Richaud マルセル・リショーのスタンドは息子のトマが担当。まさに熟度あり、アルコール感ありながら、それを果実で包むマルセル・マジック。 巨匠のワインだ。     ★Catherine Bernard カトリーヌ・ベルナールの2017年、まだ出来上がってないが、アリカント、カリニャンのキュヴェは素晴らしい味わい! チャーミングでエネルギッシュなカトリーヌの人柄がまさに出ている。 […]

24
Fév

Le Vin de Mes Amis ヴァン・ド・メザミ試飲会 (Montpellier) NO1

Par Takeshita Masaki 本日も地中海沿岸は快晴! まさに試飲会日和! 本日はシャルロット・セナが中心になってルレ・エ・シャトーのDomaine de Verchantで開催の Le vin de mes amisへ! 昨日は950名、今日は650名のプロフェッショナルが集まる、近隣で開催の自然派サロンの中でも最大規模のサロン。 多くの自然派巨匠が参加していますが、毎年毎年の栽培、醸造の進化による、ワインの味わいの進化に驚かされる。 ぶどうの樹齢と共に、気候の変化と共に、世の中の流れと共に、いろいろな状況に対応しながら、更に高品質なワインを造りだしている。 ワイン造りに答えは無い。 いつまでも答えを追い求めながら日々の努力を積み重ねるものだ。 そして結果はついてくる。 ル・ヴァン・ド・メザミの生産者達、その1 ● オリヴィエ・コーエンは今回もお父さんと共に、楽しそうにワインの説明をしている。 いろいろな生産者からアイデアをもらい、自由な発想でワイン造りを行うオリヴィエ。 彼の底抜けの明るさがワインに出ている。 ● ガランスの白も赤も、南仏を思わせない、綺麗な透明感溢れる酸のキリッと効いたワイン。 石灰岩からくるミネラル感、塩気が旨味を出している。     ● マチュー・ラピエール、今年は2回の雹害があったが、それをものともせず、 2017年!素晴らしい出来! すでに出来上がったレザン・ゴロワはまさにグレナデンシロップ。うま〜い。 モルゴンは、まさにイチゴジャム。     ● 昨年のヌーヴォー解禁時に来日のクリストフ・パカレはまさにテロワール職人。 クリュの違いを明確に表現。 2017年のボジョレー・ブランはエキゾティックな熟度。ジュリエナはジューシーで既に素晴らしい状態。      ● フロントンのいつも陽気なシャトー・プレザンスのマルク・ペナベールのスタンドには、いつも凄い人だかり。 ソーヴィニョン・ブランはフレッシュ、シャナンは軽やかな洋梨。 ネグレットをメインにした赤のキュヴェも、昔のようなタンニンギシギシの造りでは無く、エレガント! 今や27歳になった長男の名前のキュヴェ、ティボーは絶品。      ● リオネル・ゴビーの造るワインは父親ジェラールの造るテロワール感の強い、天て地でいうと地の強いワインから天の力の強いワインに進化している。またお互いのキャラクターの違い、人によってワインは変わる。面白い。     続く。。。 筆:竹下

15
Fév

満を持して Kohki IWATA                     フランス自然派界に初登場!!

L’iréel リレール見本市 とうとう岩チャンこと岩田コキさんがフランス自然派ワインに登場! 岩チャンの横には強力な助っ人がいる。 FB上で、もう皆が知っている“モナムール”で有名なKANAKOさん。 モナムールの岩チャンTシャツまで着て応援している。 時々、上着をはいでTシャツを披露してくれる。      岩チャンより、ワインより目立っているKanakoさん。 根っからの明るい性格で場を盛り上げる太陽な存在。       南フランスでここまで酸がビシッと残ったピノ・ノワールを飲んだことがない。 日本人の心は、何といっても“和”だ。 ピノ・ノワールとサンソーを50%ずつブレンドした和の世界。 アシニャン村の石灰岩はブルゴーニュのそれより硬質である。より硬いミネラル感。 それを柔らかく包み込むサンソー品種。絶妙な 和の世界。 和は既に多くのファンを魅了した。注文が殺到している。

9
Jan

アルザスの Bruno Schueller ブルノ・シュレールが                  Paris事務所にやって来た

美味しいアルザスワインを醸す従兄の醸造家とやって来た。。 配達もかねて3日間ほど Parisに滞在する。     アルザスからトラックにワイン満載でやって来た。 パリ中のシュレール・ファンのビストロ、ワイン屋に配達する。 合間をぬって時々弊社事務所に寄ってくれる。 今日は、Nicolas Carmarans ニコラ・カルマランのトビッキリ美味しい Maximus マクシマスを 一緒に飲んだ。 ブルノもニコラのワインは大好きだ。     そして、François Ecot フランソワ・エコの美味しいProvoke プロヴォッケを飲んだ。 どれも大変美味しかった。ブルノもグイとひっかけて配達に出た。

20
Déc

植村シェフがスタッフを連れてフランスへやって来た!

Bistro Montmartre ビストロ・モンマルトル/フランス・ツアー-NO2 植村シェフはオープンよりずっと一緒に頑張ってくれたスタッフに、自分が修業したフランスを知ってほしかった。 全員を連れてやって来たことがある。 フランスの自然派の原点から今日、近未来が見えてくるような醸造元を歴訪した。 ★Yan Drieuイヤン・ドリュー 伝統のブルゴーニュのテロワールを斬新なアプローチを続けて新風を始めたしYan Drieuイヤン・ドリューを訪問。    ★Philippe PACALETフィリップ・パカレ 名実ともにブルゴーニュを代表する醸造家になって、ますます進化しているフィリップ・パカレ。 ムッシュ・ピノ・ノワール、世界中がフィリップのピノを評価してきた。      ★Dominique DERAINドミニック・ドラン ブルゴーニュ・テロワールをビオ・ディナミ栽培を駆使して可能な限りピュアーに綺麗なピノを表現するDominique DERAINドミニック・ドラン。    ★Philippe JAMBONフィリップ・ジャンボン ゼロ・ゼロの超自然醸造を追究するPhilippe JAMBONフィリップ・ジャンボンでは、カトリーヌの愛情料理を頂いた。    ★Jean-Claude LAPALUジャン・クロード・ラパリュ ガメ品種の7変化の顔見せてくれて、究極の透明感、限りなく水に近いEau Forte にたどり着いたジャンクロード・ラパリュJean-Claude LAPALU.    ★Dard et Riboダール・エ・リボ Aux Amisオザミ時代より何回も逢っている。ファミリーのDard et Riboダール・エ・リボ、自然派の原点の一人。 ここでは、もう昼から夜まで一緒に楽しんだ。 今のフランスのビストロで最も愛されている醸造家ばかりだった。何故?自然派が広がっているのか? 彼らの生き方に触れたら直ぐ判る。人間としてよく働き、よく遊び、多くの人に喜んでもらい、地球にもやさしい。 そんな生き方を実践している愛すべき人達。そんな彼らが造るワインは広がるに決まっている。    造り手と提供する人が深く繋がるとワインの美味しさは倍増する。