22
Sep

水星の如く登場したDamien Coqueletダミアン・コクレ、          もう11年目の収穫 -no1

初リリースの2007年から話題をさらったダミアン・コクレ。 いきなり物凄いワインを造って周りを驚かせた。 そのダミアンももう11年の経験を積んだ。31歳になった。 子供の頃よりお父さんのジョルジュ・デコンブについて葡萄園で遊んでいたダミアン。 15歳にはワイン造りを目指していた。 ブルゴーニュのフレデリック・コサールで修業して、モルゴンに戻りお父さんを手伝いながらモルゴンのテロワール、ガメ品種の醸造を徹底的仕込まれた。 幸運にもモルゴン村の銘醸テロワールのCôte du Pyコート・ド・ピの丘に4ヘクタールの畑を手に入れることができた。 ジャン・フォワイヤールやラピエール家の畑に挟まれた好立地。 しかも、70歳以上の古木ばかりの畑。 しかし、この銘醸テロワールのCôte du Pyコート・ド・ピの畑も16年、17年と2年連続の天候不良によって収穫が少なかった。色んな意味で厳しい年が続いた。 今年2018年に賭けていた。 天がダミアンに味方した。 今年18年は、葡萄の品質、量ともに素晴らしい状態の葡萄が実った。 9月10日にこのCôte du Pyコート・ド・ピの畑を収穫。 お父さんのジョルジュ・デコンブも心配して応援に駆けつけてくれた。

20
Sep

8月末よりほぼ2週間の旅

最初は日本から精鋭の小売店の皆さん20名と醸造元を歴訪。 収穫直前、収穫中の蔵をまわった。 皆、ワインを日本の日常で飲んでもらえるように頑張っている人達。 熊本、福岡、大阪、愛知、静岡、東京、八丈島、能登半島から来た小売店さん達でした。 訳あり食品、高品質な食品と共にワインを販売している皆さん。 南フランス、地中海、コルビエール、サンシニャン、ナルボンヌ、ニーム、南ローヌ、ケランヌ、ラストー、リヨン、コート・ド・ブルイィ、ブルゴーニュ、ボーヌ. 昼は醸造元で家庭料理をご馳走になり。夜は各地のワイン・ビストロでの楽しい交流の食事。 そこで、訪問した蔵のワインを食べながらの試飲。 日本の販売現場で頑張っている素晴らしい人達との出逢いは感動でした。何という幸せな事だろう。     また、詳しくレポートいたします。 それ以降はボジョレ、ブルゴーニュの蔵元の収穫に立ち会う一週間が続いた。 2018年のミレジム情報もおってレポートいたします。 朝から晩まで飲みっぱなし2週間は、流石に体にこたえる。 体を鍛え直さないといけない。消化器官が危ない。   

20
Sep

今年も台湾で盛大に自然派ワインの祭典Buvons Nature

台北で大自然派ワインの祭典が開かれる。 台湾のPassionの人、Rebeccaレベッカさんが目いっぱい頑張っています。 日本からも応援に行こう!! 11月23日 Seminaire ブルゴーニュのビオ・ディナミ農法のレジェンド、ドミニック・ドランが参加します。 11月24日 Buvons Nature 今年は調理スペースがある会場です。 台湾のシェフも腕を振るうようです。 日本からも是非、応援に行きましょう!!         

28
Août

Philippe Pacalet フィリップ・パカレ、                    ヌーヴォーの畑を歩く

フィリップは10日前に来て葡萄を持ち帰り分析している。 糖度が結構上がっていたのと、リンゴ酸が少ないのに驚いた。チョット注意が必要だ。 フィリップは発酵が順調にすすむためにリンゴ酸を十分確保しておきたい。 何故なら、ヌーヴォーは出荷日がもう決まっているので発酵がスムーズにいくのも大切。 普通の蔵なら、酸も加えるけど、自然な造りのフィリップはそれをしない。 収穫日の選択で解決する。 コマ目に畑にきてチェックしている。 これだけ暑い日が続いていると、収穫が一日遅れただけで大きくかわってしまう。 流石のフィリップ・パカレ。ヌーヴォーと云えども、いつも確実性、安定感、先を観ている。      フィリップは数年前に南フランス、ポルトガルでもワイン造りを手掛けた。 強烈な太陽の環境の中での、葡萄が熟す最終段階の様子を経験している。 フィリップの偉大さはここにある。 ブルゴーニュの枠の中だけで閉じこもっていない。 色んな環境の中でのワイン造りを手掛けている。 その経験を温暖化が進むブルゴーニュ、ボジョレでのワイン造りに生かしている。 今年は36度という猛暑がブルゴーニュ、ボジョレを襲った。 パカレの頭の中では既に起こりうることが準備できている。 それにしても、今年は素晴らしい状態でここまで来ている。腐った葡萄が皆無と云ってよい。 2018年のパカレ・ヌーヴォーは凄いことになりそうだ。   

28
Août

フィリップ・パカレ                              生まれ故郷のボジョレの畑を手に入れた

もう3年になる。ずっと畑を持ちたかった。ブルゴーニュは高すぎる。 今、ブルゴーニュの醸造元がボジョレの畑を積極的に買い入れている。 これ以上、時間を置くとボジョレの畑の価格も上がっていくだろう。 3年前に決意した。 前々からボジョレのテロワールの中で、興味があったのはMoulin à Ventムーラン・ナ・ヴォンだった。 花崗岩の種類がモルゴン村のものとは違っている。 白っぽい花崗岩が風化して砂状になっている。その中に多くの石英石が混ざっている土壌。 パカレのムーラン・ナ・ヴォンは特別だ。 ブルゴーニュのテロワールを長年に渡って追究してきたパカレが、ブルゴーニュのグラン・テロワールと同じ手法をもって醸すムーラン・ナ・ヴォンは、キリットしたミネラル感がスーッと伸びてくる。 ブルゴーニュに通じるものがある。 フィリップ・パカレは云う 『ガメ品種はピノ・ノワールの従兄なんだ。よく似た性格をもっている。ピノと同じように、あまり太陽を必要としていないんだ。花崗岩は石灰土壌よりキリッとしたミネラル感がある。ガメ品種の果実味とマリアージするととても上品に仕上がる。』 ブルゴニュ・テロワールの名人フィリップ・パカレが醸すMoulin à Ventムーラン・ナ・ヴォン、 美味しいですよ! いつも仲の良いモニカとフィリップ。ブラジルに一か月ほど里帰りしていたモニカ、一週間ほど前に戻ってきた。   

22
Août

世界中から人気殺到・ニコラ・ルノーのClos des Grillons クロ・デ・グリオン

ここ数年の進化が凄い。 隣村にいる超人気の醸造家ラングロールのエリックとは3代遡ると親戚だった。 つい最近、エリックと話していて判明。 以前から、お互いに親近感を感じて親戚のような付き合いをしていたのだった。 二コラもエリック・プフェーリングのワインの美味しさには感服していた。 最近のニコラのワインの繊細さ、上品さはまさにそっくりになってきた。 勿論、造りはセミ・マセラッション・カルボニック醸造。時には100%CM醸造をやっている。 ピジャージなし、お茶の如くに葡萄房が持っている上品な部分だけを煎じだした、という感じ。 葡萄を発酵槽に入れたら一切触らないのが基本。 Une île ユン・二ル などは、あの荒々しいムールヴェードル品種をまるでやや濃い目のロゼワイン のように、淡くやさしく醸してしまう。 Prime Senso プリム・サンソーは、サンソー品種とムールヴェードル品種のトビッキリ美味しい ロゼワイン。 どれをとっても繊細、上品という表現が出てくる絶品ばかり。 世界から引っ張りだこというのが、理解できる。 学校の先生から醸造家に転職してたった10年で、よくもここまで進化できたものだ! ニコラ・ルノーは凄い!! 弛まない疑問、どうしたら?という問い、試作、改良、思索の繰り返しが、 ここまでの液体を造りあげたのだろう。        Réputé dans le monde entier, Le Clos des Grillons de Nicolas Renaud Une évolution remarquable depuis des années!! Nicolas Renaud et Eric Pfifferling de L’Anglore dans le village voisin,sont parents éloignés […]

21
Août

原点は畑、VERGEヴェルジェのテロワールを観る

【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO5-  Avec Madoka KIKUCHI 庭園のような小さな葡萄園。 宇宙と繋がっている小宇宙空間、テロワールのエネルギー、石英石を多く含んだ石灰質土壌、 ミクロ・クリマ微気象、これらをピュアーに投影した液体。   やっぱり、畑がすべて! そして、この人….. Gilles の Pensée思考、Passion情熱、そして、Patience忍耐。 そして、このワインを飲み手に案内する人達、そして最後に、笑顔で楽しんでくれる皆さん、 すべてが繋がっている。    Essentiel c’est la vigne, le terroir La vigne de Gilles et Catherine Vergé est comme un jardin, un microcosme lié à l’univers. Energie du terroir, sol calcaire quartzifère, micro-climat. Son vin est un reflet pur de tous […]

21
Août

10年以上も時間をかけたヴェルジェの二人の渾身の          作品・テースティング

【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO4-  Par Madoka KIKUCHI ★コトーデカール 2007 香ばしい香り。鉄分を感じる。酸化のニュアンスはない。飲んでも香ばしい。酸と果実味のバランスが抜群に良い! 後味にフレッシュな果実味がキュッと口内に広がる。この畑が一番の古木が植わっている。 もう百歳近い。もと海底だった頃のアンモナイトや化石が埋まっている。   ★レカール lot 0205 華やかな香り。滋味深い。まるで上質な出汁を味わっているよう。チーズとの相性抜群!    共通して言えることは香りのインパクトに対して飲み心地が素晴らしく優しいこと。香りで熟成を感じても口に含むとどこまでもフレッシュなのだ。 彼らが拘り抜く理由がそこにある。 発酵熟成に時間をかけることは危険を伴うこと。収穫した葡萄が健全ということだけでは上手くいかない。全てを失う可能性がある。それでも このやり方を続けるのは、いつまでもピュアなフレッシュ感をワインにもたらせるため。 こんな生産者は他にいない。だからこんな味わいはやはり他に無い。唯一無二の味わいと言える。 飲み疲れない。むしろ飲み続けると元気になっていく この液体を是非体験してほしい。 ※上記に記載のアイテムが今月リリースしたアイテムです Gilles et Catherine Vergé: Tasting chef d’oeuvre plus de 10 ans ★Coteaux des Quarts 2007 Le nez savoureux, mineral, pas de nuance oxydée. La bouche fruitée, une bonne harmonie avec […]

21
Août

カトリーヌとジルの人生を賭けたブルゴーニュの                   テロワールをテースティング

【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO3-  Par Madoka KIKUCHI 彼らのワインのヴィンテージはlotで表記される。 lot 0205だったら2002年に収穫した葡萄で2005年に瓶詰めを行なったという意味。 だいたい発酵と瓶詰めまでの熟成に3年以上かける。低温密閉でゆっくり発酵させるのが 彼らのやり方だ。 しかし あんな小さな蓋をほぼ一瞬年2回あけるだけで…,いづれlot表記の他に何分タンクの蓋を あけたかという新しい表記がエチケットに加わったりして…。それはそれで面白いな。なーんて。 2017年のビュルアゼロから  彼らの2017年はここに全てが詰まっている。      この貴重な泡を頂いている時にジルが面白いことを教えてくれた。飲み終わった後のグラスの香りを 嗅いでごらん。こうしてグラスを下に振って液体を落とし乾かすんだ。そして匂いを嗅ぐ。 この香りが、このワインが熟成した後のワインの香りなんだ。こうすると今後このワインがどんな風に 変化していくかが分かる。 甘いバニラのような香り。泡は細かく優しい。心地よい苦み。リッチ感がある。 全ての畑の葡萄をブレンド。 飲んだあとの香り…めちゃくちゃ美味しくなる!!! 抜栓後も白濁していき旨味が増して美味しくなる。 ルバレーズ lot 1417 香りキノコ。潤っている森。香りからも塩味を感じる。出汁。口に含むとスムーズ。水のよう。 76歳のシャルドネ。 化石を多く含む粘土石灰質土壌。アルコール発酵に2年かける。その後1年熟成。     レカール lot 1117 色は黄金色でキラキラしている。これも森の中の葉にしたたる露を思わせる香り。 口に含むと溜息。 シェリーのようなニュアンス。1921年に植えたシャルドネ。   レカール lot 1016 香りのインパクトあるのに口に含むとなんて優しいの! 妖艶な香りに魅せらた。 これも発酵だけで2,3年、発酵と熟成に6年間もかけている。     Gilles et Catherine Vergé: Tasting Vintages Leurs vintages sont […]

20
Août

自然派組織で最も厳しいS.A.I.N.S.を主催する二人、          一切の妥協を許さない!!

【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO2–  Par Madoka KIKUCHI 彼らが主宰するS.A.I.N.Sは、SO2を一切使用することなくワインを造る生産者のグループ。条件はそれだけではなく、自らが所有する畑からのみワインを造っている生産者でないと仲間に入ることを許されない。グループに属する生産者がネゴスを始めた場合でも、すぐに退会を言い渡される。 それは昨今のフランス各生産地にとってはブルゴーニュに限らず非常に厳しい条件で、メンバーの数は年々減少している。現在14生産者。 それでも二人の思いは強く一切の妥協も許さない。    そんな彼らにも 買い葡萄でワインを造ることを勧める相手がいた。 二人の息子ジャンマリーだ。 2009年からワイン造りを始めた彼は幾度となく霧や雹などの被害に遭い、いきなり厳しい現実を突きつけられた。 2012年には一度ワイン造りを断念し借金を返すために近くの工場で働き始める。 母親であるキャトリンヌは私たちにこう言った。「ジャンマリーは苦労した。今でも苦労している。借金を返すために工場で働いている。それでも彼が造るワインはとびきり美味しいの!とびきりに!」 2015年には両親の勧めで買い葡萄でワインを造った。 それがT’inquiètes M’man! ママ心配しないで!… その味わいはピュアで独創的。天才的なタッチでガメイのキュートな果実味を表現した。 私たちが輸入元となり日本にも入荷した。 魅力的ではあったが決して買い求め安い価格ではなかった。 安くないでしょ?私たちのワインもそう。でも命をかけている。生活をするために切り詰めている。畑仕事に手を抜いたことは無い。妥協もしない。 だから理解してくれる人たちがワインを買ってくれれば良い。 キャトリンヌの言葉には説得力があった。 35年間働いてきた。ジルは64歳になった。疲れてきたけど一番大切なのは畑!という想いは変わらない。 自分たちに対しても妥協を許さない厳しさが常にある。頑なにみえる拘りも借金を返すために工場で働くという現実といつも隣り合わせだ。   2017年は雹害でほぼ全滅だった。 所有する畑の葡萄90%を失った。 樹の元の雹にあたらなかった部分の葡萄のみを収穫し、ビュルアゼロ(彼らが造る唯一のペティヤン)にした。 収穫がゼロになった時は在庫していたワインの値段を上げないと生きていけない。畑も売ることになる。とても深刻だ。 全ての醸造は琺瑯タンクで行われる。密閉しているのに酸化のニュアンスがあるのはなぜ? ジルは天体とくに月と地球と生体についての学者でもある。タンクの蓋を年に2回一瞬だけあける。それが回答。 実際にその蓋を見せてもらった。なんと!直径10cmくらいのまるい小さな蓋だった。ジルは片手で回しあけてみせた。 年に2回のタイミングというのは新月になる直前、重力が一番強くなるタイミングに人間でいうと治癒力が下がる。酸化が一番進み速度が上がるタイミングがあるという。 蓋をあける長さは、どれだけ酸化させたいかによる。3,4分の場合もあれば2009年に関しては15分間あけた。 時間も場合によるので、そのタイミングが深夜2時になることもある。     Organisateurs de S.A.I.N.S.Vin Nature, Gilles et Catherine Vergé, Aucun compromis!! écrit par Madoka KIKUCHI […]

20
Août

ブルゴーニュのテロワールをピュアーに表現!                    人生をかけている二人の信念 VERGE

【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO1–  Par Madoka KIKUCHI   ずっとずーっと訪れてみたかった場所。 マコンの生産者で一番、いやブルゴーニュ、フランス全土をみても、ここまでテロワールを表現するために生活をかけて挑戦し続けている生産者を他に知らない。その信念には少し異常さを感じるほど。 始めてワインを口にしたときから その液体が持つ不思議な魅力に取り憑かれている。 二人とは2年前、ロワールのオリヴィエ・クザンを訪れたときにバッタリ会って以来。 その時は偶然に遭遇出来たわけだけど、ロワールの試飲会レザノニムを終えた翌日で二日酔いにグッタリしていたキャトリンヌとは ろくに会話も出来なかった。 今回は万全で迎えてくれる。 ワクワクの気持ちを抑えきれなかった。 楽しみで仕方ない。 明るくてパワフルなキャラクターのキャトリンヌと温厚で物静かなイメージのジル。ガハハと笑いながら豪快に話すキャトリンヌに対しジルは お茶目に冗談を交えながら穏やかに語ってくれる。 二人はまるで夫婦漫才のようなやり取りで楽しく私たちをもてなしてくれた。ワインの話になると物静かだと思っていたジルが語る語る!それに触発されたキャトリンヌも真剣に想いを伝えてくれた。 Gilles et Catherine VERGE: Pureté du terroir en Bourgogne, leur conviction infinie écrit par Madaka KIKUCHI Le meilleur à Macon,ou plutôt en Bourgogne, voire en France. Pour exprimer la nature du terroir, ils s’exposent […]

8
Août

♪ 銀座でも Roch and Rosé ロッカン・ロゼのリズムが ♪

銀座でもう21年前からダール・エ・リボやプリューレ・ロックをガンガン、ビストロで売っていたあのオザミ・デ・ヴァンのトップ、丸山弘人さんからフォトが送られてきた。 そう、あのお好み焼き“きじ”のトップ土田さんと銀座でRoch and Rosé ロッカン・ロゼを楽しんでいる。 ♪~🎶ロックン・ロールのリズムに乗って、                Roch and Roséロッカン・ロゼで暑さをぶっ飛ばそう!!🎶♪~🎶         Roc and Rosé à Ginza M.Hiroto Maruyama,président de AUX AMIS DES VINS, qui vend une grande quantité de vins de Dard et Ribo et Prieuré Roch depuis 21 ans, m’a envoyé les photos hors du commun. Bien sûr!! Avec son copain M.Tsuchida,président de bistro […]

8
Août

猛暑の夏にこれ以上ピッタリのワインはありえない!!

ブルゴーニュのビオ・ディナミのレジェンドDominique DERAINドミニック・ドゥラン あのaligotéアリゴテ品種のビシーットとした酸を逆手にとってメトッド・トラディションの発泡ワイン。 ナ・なんて、ビシット目が覚めるような爽やかな酸、スーット伸びるミネラル感、猛暑にシャンパンは いらない。 あの冗談ばかり飛ばして自分と周りを笑わせるドゥランのエスプリそのもの! 冗談の様な酸とミネラルで笑顔が爆発、猛暑も吹っ飛ぶ!! Chut・・・・・Derain     シュット ドゥラン ブルゴーニュの石灰質からくるダシ汁のような旨味ものっている。     Eté Canicule, rien ne vaut le vin de Derain Une légende de Biodynamie Bourgogne, c’est Dominique DERAIN. Le vin pétillant d’une façon traditionnelle malgré une acidité de l’aligoté. Une acidité merveilleuse, une fraîcheur éclatante, une longue durée de la sensation minérale!! Déjà pas besoin du […]

8
Août

ボーヌで美味しく自然派ワインを飲ませてくれる                    Cave Madeleinne カーヴ・マドレーヌ

蔵でアペロをやって、じゃーCave Madeleinneカーヴ・マドレーヌに行こう!という事になった。   ここの料理はいつも満足させてくれる。 ここボーヌも36度を超す猛暑。 こんな時は、ここCave Madeleinneカーヴ・マドレーヌに限る。 料理が涼しい!どの一皿にも酸・フレッシュさが工夫されている。 その上、サーヴィスが心地良い。 美味しいワインもあり。 ボーヌで洗練された本格ビストロジー料理といえばここに限る。 今日はパカレのNTGの11年と12年のミレジムを開けた。 11年の太陽からくる酒質、12年のミネラルからくる酒質が明らかな比較になった。 今日の様な猛暑の日は、12年の涼しさ、スート長く伸びてくるミネラル感が爽やかさを演出してくれる。 今日のここの酸の乗った料理に完璧。    柳沼さん、フィリップとも話しが弾む。初対面とは思えなく打ち解けた話ができた。 ワインの話しが生き方に連動しているフィリップの話しは面白い。 子供を育てるようにワインを育てる話しなど。 『樽熟成中、ワインを好き勝手朴っておいたら、子供と同じように我儘な妙な子になってしまう。 だからよく観察していなければならない。曲がった方向に行きかけたら修正してやらなければならない。自然だからと云って,朴って置くことではないんだ。』 『樽熟の最終段階は、人間でいえば思春期の若者、ある程度、方向性が落ち着いたところで、 そのいい状態と方向性を失わないように写真を撮るようにSO2を僅かだけ入れている。 その後はそのいい方向にゆっくり熟成するのがビン熟なんだ。』 『思春期はまだ微妙なんだ。朴っておけばとんでもない方向に行ってしまう可能性があるんだ。』など。 実に例えが面白い。 Cave Madeleinneカーヴ・マドレーヌの料理          最高のひと時でした。 柳沼さん、楽しい旅を続けてください。 美味しく、楽しい、元気のでるレストランを沢山プロデュースしてください。 その片隅に自然なワインも、是非よろしくお願いします。 次回は是非、日本で!! Bon Voyage! Après un apéro à la cave de Philippe Pacalet, on est allé à Cave Madeleinne. Sous la canicule 36 ℃ […]

7
Août

ドンドン進化を続けるフィリップ・パカレ                    Philippe PACALET

  人もモノもコトも、一か所に留まったらドンドン退化していく。 “考え”も文書に書いた時から古くなっていく。 モノ、コトにこだわったり、追究することは大切なこと、でも囚われてはいけない。 そこに進むことを止めてしまうワナがある。 ビオ・ディナミ、ビオ、自然派、もこだわることはいいけど、それらの規定に囚われてしまい過ぎると、 自由に発想できなくなってしまう。そのうち、自分以外の他を批判し出すことなる。 批判からは人もモノもコトも進化はしない。 フィリップは、今の自然派、ビオの世界の状況を、こんな風にとらえている。 人間が生きている、生活している、ワインをつくる、栽培する、天候などあらゆるものが著しく 変化している。 よりヒューマンな自由な発想がないと、この物凄いスピードの変化に対応できなくなる。     ワイン造りも、今の気候変動の中、あらゆる醸造段階で著しい対応の変化を必要としている。 ここ10年間、まともな普通の年というのが無くなった。 とれる葡萄の状態が全く違う。 カモシの期間、熟成の期間、すべてが変化している。 フィリップは物理学、生物学をかなり深いところまで勉強していた。 ワイン造りは物理学の世界、とフィリップは言い切る。 まだ、多くの人が自然派ワインはオカルトっぽいと思っている人がいる。 ワイン造りは勿論,科学の世界の話し。 しかし、フィリップのピノ、ブルゴーニュのテロワールはナニモノにも代えがたい美味しさがある。 何という、液体なのだろうか! こんな世界のワインと巡り逢えたとこに心から感謝したい。

7
Août

久々のフィリップ・パカレPhilippe PACALET

フィリップの蔵は有難いことに、ボーヌ駅の近所、歩いて3分ほどのところにある。 蔵の着くと長男のレノー君が居た。 まだ学生である。近々にオランダに引っ越して1年間の研修をつむとのこと。 そして、今日一緒にテースティングをするメンバーがそろっていた。 レストラン・プロデューサーの柳沼憲一さんグループだ。 柳沼さんはパカレの90年台のワイン、つまり、プリューレ・ロック時代から追い続けてきた人である。 個人的にも大ファンだった。今日は初めてのパカレ訪問。 気合十分だった。  

6
Août

ブルゴーニュは、いつも私をドキドキさせる!

今日は久しぶりのブルゴーニュへ。 ピノ・ノワールとコート・ドールのテロワールをピュアーに液体に刻みこむ名人といえば、そうPhilippe PACALETフィリップ・パカレ醸造に訪問の為、ParisからTGVに乗り込んだ。 繊細なピノは、何ものにも代えがたい感動がある。 私をこの自然な世界に引っ張り込んだワインを醸したのがこのフィリップだった。 今はロマネ・コンチのオーナーになってしまったアンリー・フレデリック・ロックがPrieuré Rochプリューレ・ロック醸造をフィリップ・パカレと醸していた時代のワインだった。90年台前半のワインだった。 私にとって、衝撃だった。 な・なんだ、この液体は?! 若きロック氏とパカレのコンビの作品は最高傑作だった。 ブルゴーニュの真髄のテロワールを有していたロック氏、それをピュアーに液体に写しこんだ液体は、体がしびれるほどの感動だった。 その数日後に、フィリップにマルセル・ラピエールのところに連れていってもらった。 マルセルは10年ミレジムの垂直テースティングをさせてくれた。 これまた、大ショックだった。 SO2酸化防止剤がなくても、ガメ品種がまるでグラン・ブルゴーニュの様な繊細なワインになっていた。 それ以来、私はドップリこの世界に入り込んだ。 その最初の出逢いがブルゴーニュだった。 今、ブルゴーニュに向かうTGVの中でこの記事を書いている。 ブルゴーニュはいつも私をドキドキさせてくれる。 さあ、今日もフィリップの17年産をフィリップとテースティングするのが楽しみだ。