16
Mar

LE VIN DE MES AMIS ル・ヴァン・ド・メザミ試飲会

南フランスのモンペリエの街でVINI SUDヴィニ・シュードという大試飲会が開始されている。二日目の2月23日はVINI SUD会場ではなく、モンペリエ郊外CASTELNAU LE LEZで自然派ワイン試飲会“LE VIN DE MES AMIS”に参加。 主催はミネルヴォワのスローフード協会の会長でもある女性シャルロット・セナさんだ。シャルロットはジャン・バティスト・セナ醸造元の奥さんでもある。日本へも一度行ったことがある。天才的な飛んだ性格のジャン・バティストを後ろからそっと支えている良妻賢母の典型的な心が大きな女性だ。3人の子供の母でもある。私との付き合いも10年を超えた。残念ながら日本向け輸出はあまり伸びていないのが心苦しい。彼らのワインに合う日本業者をうまくマリアージさせてあげていない。ちょっと心が痛い。でも逢うとニコと穏やかな笑顔で迎えてくれる。 シャルロット・セナ この試飲会は過去3年間、MAUGUIO村で行われていた。グループ名はLES VIGNERONS DE VINUM NOSTRUMレ・ヴィニョロン・ド・ヴィニュム・ノストラムと呼んでいた。今回から名もLE VIN DES AMISと改めて試飲会場も醸造所兼リラックス・ホテル経営のDOMAINE DE VERCHANTドメーヌ・ヴェルシャンに移動。 約50社の自然派醸造元がフランス中から集まった。マルセル・ラピエールやジャン・フォワラールなど古参自然派からカトリーヌ・ブルトンやティエリー・プゼラなど中堅、そして、その後に続くマキシム・マニョン、クリストフ・パカレ、フィリップ・ヴァレットなども参加。多数の新人自然派も参加。 **出展ワインの紹介** *天才肌の凝り性JEAN― BAPTISTE  SENAT ジャン・バティスト・セナ パリジャンの彼がお爺さんが所有していた葡萄園を引き継いでから、もう10年以上が過ぎた。平地にあった畑を売って、敢えて困難な山の斜面の畑を開拓した。自然な栽培の効果がやっとワインに出てきた。醸造方法も試行錯誤の結果やっと自分のスタイルが確立してきた感じだ。 1-ARBALETE アルバレット09赤 軽めの綺麗なルビーに果実味が濃縮されている。実に心地よい果実味だ。爽やかな赤の中にセナ独特のミネラルもしっかり存在している。ここが単なる軽いワインと違う、自然栽培のお陰。グイグイ飲めてしまう。 2-MAIS OU EST DONC ORNCAR メ・ウ・エ・ドンク・オルニカール09 赤 グルナッシュ、ムールヴェードル、サンソーなど 南の品種を除梗なしでマセラッションカルボで造った果実味の爆発だ。黒オリーブの風味やムールヴェードルの心地よい軽めタンニ ンがこのワインのオリジナルなところだ。グイグイ飲めてしまう! 3-LA NINE ラ・ニーヌ08 赤 ローヴもやや濃目だ。タンニンは柔らかい。濃縮感のある果実味。 旨味も乗っている。荒さは全く感じられない。このへんが今までとは違う上品さだ。軽い樽風味も感じられる。 4-BOIS DES MERVEILLES ボワ・ド・メイヴェイユ 08 このワインがジャン・バティストが精魂込めて、造り続けているワインだ。 この乾燥したミネルヴォワの山斜面で、水分を必要とするムールヴェードル品種にかける彼のことを人は、“マゾシスト”では?と云う。その困難な事に挑戦して10年、2008年産は今までとは、全く違う。濃すぎたタンニンに粗さがみられたのが、優しいミネラル感が全体を柔らかく感じさせている。ただ濃いワインは卒業だ。細かいタンニンを味わってほしい。 SENATの日本での問合せは、CPV 03-5565-5880 竹下 *南仏コルビエールでボジョレを造ると、云って南下したMAXIME MAGNONマキシム・マニョン 愛される人柄、柔和は人当たり、人の良さは並みはずれている。その風貌からは想像もできない意志の強さを持っている。過酷な自然環境のコルビエールでよそ者がワイン造りをやるのは、簡単なことではない。そんなマキシムも昨年、一児の父になった。ワインも09年産は彼の目指す果実味豊富なボジョレ・ブルゴーニュタイプのワインにグット近づいた。彼も風雪10年の歳月が流れ、10年間の自然栽培のお陰で根っこが地中深く伸び。素晴らしい酸とミネラル感がワインにフレッシュさを与えてくれるようにになった。 ボジョレを超えてブルゴーニュに近いフィネスを備える域に達してきた。コルビエールに移った当時から応援している私にとって、彼の成功は心から嬉しいことである。  1―LA DEMARRANTE […]

2
Mar

Welcome to Millésime Bio! ちょっと遅れて…試飲会第2弾!

1月の最週末から2月いっぱいはテスティング・フェアーのラッシュ!! モンペリエに行ったと思ったら次はロワール。そしてまた南仏など、フランスのあちこちで試飲会が沢山開かれています! 今回紹介するのは、自然派ワインのスペシャリストならではの試飲会! 今年は約3000人のプロ達がこのサロンに足を運び、去年に比べ60%もの増加です!もちろん出品者も40%アップ! この試飲会には、このような生産者達がワインを紹介していました~! Domaine Giboulot*ドメーヌ・ジブロ Emmanuel Giboulot*エマニュエル・ジブロ Bourgogne この大きな力強い体から生まれるワインは、彼以上に優しくて上品な味! 丁寧に一品の全てを説明してくれる彼。私のお勧めはTerres Burgondes Rouge*テール・ブルゴンドの赤、後Sous Le Mont*ス・ル・モンです!これはこの間、私も友達と一緒に飲みましたが、皆絶賛で『美味しい~~!』と言ってくれました!赤フルーツとスパイスが綺麗に混ざり、とても飲みやすく優しい味なワインです!しかも色もウットリしてしまうルビー色! 2008年は酸味が特徴的でしたが、2009年はまろやか! Mas de Libian*マス・ド・リビアン Hélène Thibon*エレーヌ・ティボン Rhone セクシーさと上品さを両方持っているエレーヌは、女も男も憧れてしまう存在・・・! 綺麗で長い手から造られた赤ワインのVin de Pétanque*ヴァン・ド・ペタンクは、水のようにサラサラとしていて、飲むと何処かへ行ってしまいそうな喉越しさ・・・ そして白ワインのCave Vinum*カーブ・ヴィヌムはとてもミネラルで永遠と残る後味にビックリ! Domaine des Hautes Terres*ドメーヌ・デ・オート・テール Gilles Azam*ジール・アザム Languedoc まるでオペラ歌手のような綺麗で太い声の持ち主!しかも声だけではなく、彼のワイン、特にクレマンはヤバイです!繊細な泡に柑橘類の爽やかさ、そして何よりもハッピーになれるのが彼のワインの特徴!そして私が何よりも好きなのは、ワイン全種類にわが子の名前(ルイ、エルネスト、ジョゼフィンヌ、マクシム)を付けていると言う、何てカッコいいお父さんなんでしょう~!うらやましいです! Domaine des Pattes Loup*ドメーヌ・デ・パット・ルー Thomas Pico*トマ・ピコ Bourgogne 今もっともシャブリで注目されている若手醸造家ナンバー1のトマ。とてもシャイで恥ずかしがりや・・・でもそこがまた可愛いのです!彼のワインを飲んでいると、テロワールの違いってこんなに凄いんだな~とシミジミ感じます。しかしそれだけではありません!ワインのランクが上がるにより、味の複雑さや濃厚さがより感じられ、ワインの飲み比べをするにはとても分かりやすい!しかも透明感があり、いくら飲んでも飽きないところが最高! Domaine Cadette*ドメーヌ・ド・ラ・カデット Catherine et Jean Montanet*カトリーヌ・エ・ジャン・モンタネ Bourgogne とても大らかでフレンドリーなこの夫婦。とにかくわが子のように面倒を見てくれるとても仲の良い二人です!そんな二人のワインは一言で言うとミネラル感100%!しかもフルーツの濃厚さが口の中で一瞬に広がり、存在感たっぷりのワインです!特にChatelaine*シャトレーヌやSaulniers*ソルニエの2009年ヴィンテージはパワフルさもあり、前年に比べよりパワー・アップしています! Jean-Baptiste et […]

25
Fév

九州での自然派ワイン試飲会・レクレアションRECREATION・福岡

博多どんたくの街に自然派を!! 熱狂的な自然派ワインが多い九州! 九州ではあまり開催されない自然派ワイン試飲会、しかし、本気で日本を変えるには、まず九州からは、日本の歴史からみれば当たり前。九州人が変わらずして日本は変わらない!熱い九州人には自然派がピタッと合っている。九州といえばまず燃えるどんたくの街博多だ。マチュ・ラピエールとクリストフ・パカレを同行して博多の街に乗り込んだ。九州中から自然派ファンが集まってくれた。 鹿児島、長崎、大分、宮崎と酒販店、レストラン、ワインバー、ソムリエ、ジャーナリスと多くのプロの人たちが結集してくれました。感謝!です。焼酎の街に自然派ワインを、は正直云ってやや無謀かな?と思っていましたが、ビ-ルしか飲まない人種より食べながら焼酎を飲む人種の方がワイン文化に馴染み安いのではと思う。既に熱狂的な自然派ファンが多数存在している。 九州の自然派ワインの守護人達の一部 福岡の湊谷さん    福岡のESPOAナカムラ   福岡のレストラン・コキ-ヌさん   長崎の大坪さん  宮崎の宮田さん      福岡の吉田さん     長崎の宮川さん       大分の安見さん マチュ・ラピエ-ルとクリストフ・パカレによる自然派ワインセミナ- 福岡ではボジョレの二人に熱く語って頂きました。 現在のボジョレの厳しい状況、何故こんな風になってしまったのか?あまりにも、不味いボジョレ・ヌーヴォーが世界中に氾濫してその不味いヌーヴォーで酷い目に遭った人達は2度とボジョレを飲むことがないし。ボジョレのイメ-ジは失墜した。大量生産の為に畑に肥料や除草剤、殺虫剤など化学物質が入りすぎた。その為に土壌は弱り、土壌中の微生物も死にたえてしまった。 完璧に熟すことがなくなった葡萄を収穫して醸造をしなければならない為、色んな化学剤を添加しなければならなくなってしまった。砂糖を大量に添加したり、果汁を暖めて濃縮させたり、力のない果汁は酸化しやすいので大量に酸化防止剤(SO2)を添加しなければならない。 こんな風に造られたワインを飲めば頭も痛くなるし悪酔いしてしまう。特にヌーヴォーの時はお祭り気分で普段より沢山の分量を飲んだ人達、殆どの人が悪酔いの経験があり、ボジョレ・ヌーヴォーのイメ-ジは失墜してしまった。 マルセル・ラピエ-ルを先頭に自然派醸造家達はまだ化学物質を使用してなかった時代の自然な葡萄栽培を再開して、土壌をを活性化して、生き生きした健全で力強い葡萄を収穫し、畑に住んでいる自生酵母のみで発酵させる。発酵、熟成中は一切酸化防止剤(SO2)を添加しない自然なワイン造りを再生させたのである。口でこのように説明するのは簡単なことだけど、実際に実行するには普通の3倍のリスクや労力が伴う過酷な労働が必要となる。 しかし、完成したワインの美味しさは明らかに全くの別物であり、本来のボジョレ土壌の風味がそのまま表現されて実に美味しいのである。クリストフ・パカレは村名のシル-ブル、ムーランナヴァン、コート・ド・ブルイ、シェナのワインを造っている。それぞれの土壌の違い、その特徴を図に書いて説明。マチュ・ラピエ-ルはお父さんのマルセル・ラピエ-ルが現在やっている自然な醸造上の重要なポイントを列挙して説明してくれた。 来られなかった皆さんの為に!私伊藤がお勧めするワインと博多会場で人気のあったワインを紹介!! ~BMO・片岡物産~ フラール・ルージュDOMAINE DES FOULARDS ROUGE ラングロールのエリックの大親友のジャン・フランソワ・ニックの醸造元だ。南のワインとは思えない繊細なワインを造る。 1-LA SOIF DU MAL ラ・ソワッフ・ド・マル 赤 果実味が豊かで気軽にグイグイいけるやつだ!超お勧め!! 2-LES GLANEURS レ・グラヌール 赤 樹齢46歳以上の古木グルナッシュ100%、濃縮感とミネラル;その上に南とは思えない酸を備えている繊細なワインだ。 3-LES GLANEUSES レ・グラヌーズ 赤 グルナッシュ70%シラー30%; 果汁味とミネラル感のバランスが最高!!  ~大栄産業~ 掘り出しものがある大栄産業さん。 ドメーヌ・ボートレイDOMAINE BEAU THOREY自然度が非常に高い醸造家だ、樹齢100歳の葡萄木を沢山持っている。ビオ・ディナミ農法を採用している。ボートレイ氏は本も定期的に出版すインテリ自然派だ。除梗せず自然酵母で醸造、素晴らしワインを造る。個人的に大好きな自然風味の強いワイン 1-BELLA PARRA ROUGE ベラパラ 赤 樹齢も古く20~50歳のシラーとサンソーが中心のワイン。混醸造。 自然な果実味が全面に出ている。グイグイ飲めてしまう。 2-BOGUS ROUGE ボギュス 赤 カリニャン80%、ムスカ・ド・ハンブルグ20% 除梗なしでセミ・カルボニック醸造、勿論自生酵母SO2添加なしの自然醸造。ちょっと前の古典的自然派タイプ。 3-DANCE DES CEPS ダンス・ド・セップ […]

14
Déc

La Quincave*ラ・キャンカーブでアルノー・コンビエの試飲会!

今日はArnaud Combier*アルノー・コンビエの試飲会が行われていました! 場所はLa Quincave*ラ・キャンカーブというワイン・ショップ、モンパルナスから歩いて10分という、私の家から凄く近い! ですので、今日は土曜日だし、アペリティフ感覚で美味しいサン・ベランのワインを試飲・・・というか飲んできました~! 着いたときには、おばあちゃんが『このワイン美味しいよ!』とテラスで寛いでいました・・・! アルノーはブルゴーニュ地方にあるプイイ・フィッセの南、St Véran*サン・ヴェランで栽培している醸造家。彼の祖祖父から始まったこの家庭ワイナリーは、アルノーの父の世代で一時的終了・・・それも、アルノーの父がワインの世界に入らなかったため、他人に畑を貸してしまったから・・・! アルノーに物心が付いたときには、ブドウ畑はもう他人のもの・・・仕方なく、彼はヴァレットなど、他の生産者の下でワイン造りに関する作業をマスター。そして1999年に嬉しいニュースが!祖祖父が購入して栽培していた畑が再び戻ってきたのです!アルノーはまだ25歳。しかしワインに対する思いは人一番強かった彼は、ドメーヌを引き取り、全てをビオ栽培に変え、なるべくナチュラルなワイン造りを開始したのです! そんな彼のワインはとにかくピュアでフレッシュで真っ直ぐな味!白ワインもキラキラと輝いていて、注いだだけでもう唾がタラーッと出てきちゃいそう・・・! Les Mandaliers 2007*レ・マンダリエは柑橘類と、奥の方に樽の香りが!まろやか感があり、骨格も綺麗で完璧なバランス! La Barnaudière 2006*ラ・バルノディエールは、はちみつのような甘さとトロミ感が食欲をそそります! La Goutte du Charme 2005*ラ・グット・ド・シャルムは熟成されたフルーツの香りと、濃厚な味わい、そしていつまでも続く後味が印象的! そしてそして!今回新しいキュベも試飲してきました! Pouilly Fuissé 2008*プイイ・フィッセです!これは美味しい!とても爽やかで柑橘類やお花のアロマが混ざり、とても複雑な香り。とにかく花畑!という感覚が強いです!そして綺麗な酸味とはちみつのような甘さが口の中で長~く残る絶品です! アルノーは、自分のワインのようにとても純粋で優しいお兄ちゃんのような人です。 彼曰く、『畑を取り囲む自然環境を守ることが大事。そうすると健全できれいなブドウが収穫出来る。となると、自然的に良いワインが出来上がるんだ。綺麗なブドウとは、収穫量を抑え、成熟のバランスがしっかりと取れていることだと僕は思うんだ。』 初ヴィンテージから早8年。彼の腕は徐々に、しかし確実に上がっていっています。これから何十年後、また新たに彼のワインを飲んで語り合うのが楽しみになるような、期待溢れるワイン&醸造家です! La Quincave Adress : 7 rue Bréa – 75006 Paris Tel : 01 43 29 38 24 Métro : Vavin / Montparnasse Site : www.quincave.com Arnaud Combierのワインについてのお問い合わせは、竹下までお願いします: […]

9
Déc

モンパルナスのスーパーでワイン試飲会!

うち、モンパルナスの隣にある, Monoprix*モノプリ・スーパー。 ここは、他のモノプリと違い、 ワインのセレクションが結構良いほうなのです! しかも、この前見つけたのは、 ドメーヌ・ラトーや、シルヴィー・スピルマン、 そして何とサン・マルタン・ド・ラ・ガリッグも! 写真を撮っていたら、セキュリティーのおじさんに怒られ、全部消されてしまいました・・・・ せっかく綺麗に撮ったのに・・・ しかし!! 今日はワイン・フェアーのために、試飲会が開かれていました! こっそりとIPHONE で写真をパチリ! 様々なアロマにあわせて、用意されたワイン。 格ワインには、花の香り、バター&クリーミー系、コーヒーや柑橘類など、凄くアイデア満載で楽しいひと時でした!

1
Déc

今日はCave Augé*カーブ・オジェでまたまた試飲会!

今日は土曜日・・・にもかかわらず、試飲会に行ってきました! 雨の中でも吹雪の中でも、ワイン大好きな人たちには関係ない! 大雨にも関わらず、たくさんの人たちが来ていました! 最初に向かったのは、ブルゴーニュでも有名なDominique Derain*ドミニック・ドルラン氏。 相変わらずのパワーとダジャレで皆を楽しめます! 彼のワインはとてもフレッシュで真っ直ぐな味わい! St Aubin «Le Ban » 2007*サン・トーバン・ル・バンは繊細なタンニンとスパイスの香りが、Mercurey « Plante Chassey »2007*メルキュレ・プラント・シャセイは熟成された果実身とグイグイといけてしまう飲みやすさ、 Pommard « Petits Noizons » 2007*ポマール・プチ・ノワゾンはとてもエレガントで綺麗な酸味が、Gevrey Chambertin 2007 « En Vosne »*ジュブレ・シャンベルタン・アン・ヴォーヌは複雑な味わいとフルーツはもちろん、よりしっかりとした骨格、そして最後にはSt Aubin « Rémilly » 2006*サン・オーバン・レミイは酸味とブドウの甘さのバランスが抜群! 彼の周りにはいつでも笑い声が! そして隣にはDomaine Pavelot*ドメーヌ・パブロもいました! リュックさんしかいなかったのですが、とても貴重な映像です!! Pernand Vergelesses 2007*ペルナン・ヴェルジュレスは 野いちごのような赤フルーツの香りと抜群なバランスが、 Aloxe Corton 2007*アロックス・コルトンはスパイシーでまろやかなタンニンが、 そしてCorton 2007*コルトンは何よりもエレガントで綺麗な酸味!イチゴやレグリスの後味が美味しい! Ile de Pernand Vergelesses 2007*イル・ド・ペルナン・ヴェルジュレスは、存在感を訴えるような繊細なタンニンとやはりさくらんぼなどの赤フルーツの味が! かなり人気度が高いです!あちらこちらから、これは何?次はどれ? など・・・リュックさんも少しパニック・・・! そしてPhilippe […]

26
Nov

Le Timbré *ル・タンブレで パリ試飲会

今日はパリ6区にある小さなフレンチ・レストランで、自然派ワインの試飲会が行われました! 私もカメラとノートを片手に行ってきました! Le Timbré 3 rue Sainte Beuve 75006 Paris TL : 01 45 49 10 40 しかし・・・可愛らしいレストランの中は・・・ もうすでにギュウギュウ詰め! いくら頑張っても入れない・・ しかたないので、しばらくの間外で滞在・・・! そして10分待った後にやっと中へイン!人が多すぎてあんまり良い写真が取れませんでした・・・すいません! まず最初にいたのは、Domaine La Cadette*ドメーヌ・ラ・キャデット(ブルゴーニュ)のカトリーヌさん。 今年のブドウは?と聞くと・・ 『2009年は本当に綺麗なワインが出来上がる年!長年ワインを造っているけれども、こんなに綺麗なブドウを収穫出来たのは初めてだわ!ジャン(旦那様)も私も大感激よ!』 ここでは L’Ermitage 2008*レルミタージュを試飲。綺麗なタンニンと滑らかさ、そして果実身がファーと広がる飲みやすさ・・・とにかくフレッシュで繊細! Les Saulniers 2008*レ・ソルニエは酸味と果実の甘さのバランスが抜群!そしてなによりもミネラル感が凄い! そして奥さんのワインも試飲! La Galerne 2008*ラ・ガレルヌは女性っぽくとてもエレガント。そしてBourgogne 2008ブルゴーニュもとろみがあってフルーティー! そして隣にはL’Anglore*ラングロールのEric Pfifferling*エリック・ピファーリング(ローヌ)! 2009年は熟成度が高く、とても質が良いブドウを収穫!しかし皆さん、量は少ないので早くしないと飲み損ねてしまいますよ! 彼のワインはとにかく繊細で飲みやすいです。 赤にしても白にしても、『何この香り!!』と驚くほど果実が強い! 長く続く後味は本当に美味しいです! Sels D’argent 2008*セル・ダルジャンはアブリコットやモモのような甘さと複雑さ、Véjade 2008*ヴェジャードは心地良いタンニンとさわやかさ、Tavel 2009*タベルは相変わらずのイチゴの美味しそうな香り、そしてPierres Chaudes*ピエール・ショードはアニスや香草の香りが印象的。 しかしどのキュベを飲んでも、彼そのものの真っ直ぐさが感じられます! そして、そして!今年はプリムール的なワインを1月に出します!とてもフルーティーでグイグイと飲んでしまえる危ないワイン・・・!盛り上がっているときに開けたら更にヒートアップするに間違いない!喉越しが最高なワインです! 皆エリックのワインに興味津々! 更に更に・・・2009年に収穫されたグルナッシュとサンソーのプレセ・ワイン! 通常は、これはタベルにアセンブラージュするのですが、今年は始めて別々で造ってみました!この先、このキュベはこのまま出すか、それともタベルにブレンドするか・・まだ決まっていません! […]

4
Nov

レ・ボー・マック*Les Beaux Macs パリ試飲会

収穫が終わって醸造も一段落ついた11月2日に小規模の試飲会がパリで開催された。 マルセル・ラ・ピエールなどボジョレやマコンの自然派醸造元が中心に約20社ほどが参加していた。 パリの高級ホテル・サン・ジェームスで行われた。 自然派ワインにはない試飲会の雰囲気だ。 パリの高級ホテルの一角でやる試飲会。 普段、自然派ワイン会に集まるメンバーとは違う種類の人達が多かった。 自然派ワインの貴重度を多くの人達が理解してきた証拠だ。 マルセルはいつも出席だ。 できたてのヌーヴォーを試飲した。 ボジョレのメンバーは全員がヌーヴォーを持参していた、 それぞれが09年の素晴らしさをそれぞれのスタイルで表現していた。 今年のヌーヴォーは凄い!! ジャン・クロード・ラパリュ ジャン・フォワラ ジャン・ポール・ブラン ニコラ・テスタ

11
Juil

ボルドー試飲会パート3*Haut les Vins

今日は大きなシャトー内で行われたオ・レ・ヴァン試飲会! 再びナチュールワインの試飲を開始! 会場の中では、プロに混じって生産者達も試飲を楽しんでいます! ~~ ランクドック ~~ ドメーヌ・デュ・グラン・ローズ*Domaine du Grand Lauze コルビエールで醸造しているグザビエ・ルドガール氏の畑は、100年以上のヴィエイユ・ヴィンニュが殆んど! パワフルで真直ぐな味わいは、彼の性格そのもの! ル・コンパニョン07は樽の香りがエレガント。 そして亜硫酸=0のトゥ・ナチュールはミネラル感溢れる一品です! Domaine du Grand Lauze のワインのお問い合わせは、こちらまで: 大榮産業株式会社 TEL : 05-2482-7231 FAX : 05-2481-0499 ドメーヌ・マクシム・マニョン*Domaine Maxime Magnon 自然に囲まれてこそ幸せを感じるというマクシムのワインは、彼のように温かくて穏やか。ラ・ベグーやラ・デマラントは綺麗な味わいで飲み心地が最高! ロゼタのアロマはもうチョイ複雑感に溢れていてミネラル感たっぷり! 奥さんのベアトリスと一緒に、繊細な味わいのワインをこれからも造って下さい! シャトー・ロックフォール*Château Roquefort いつも笑顔でジョークばかり言っているレイモン・・・ でも彼のワインは、とてもエレガントで優しい味! 特にロゼのコライユは夏には必要品! 造り方もこっていて、真夏の太陽の下でグイグイ飲めてしまう不思議なワイン! Château Roquefort のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: 豊通食料株式会社 TEL : 03-5288-3854 FAX : 03-5288-9248 http://www.vin-de-t.com ドメーヌ・ラゲール*Domaine Laguerre 恥ずかしがりやで口数が少ないエリックのワインは最高のミネラル感! シスト・ブランはスパイシー、シスト・ルージュは黒フルーツ、ル・ヴァン・ブランは綺麗な酸味、そしてエクリップスはフルーティー! 彼のワインはどのキュベでも楽しめます! 残念ながら2009年はベト病が発生してしまって、収穫量も低くなってしまうかも・・・でもめげずに後3ヶ月の間、綺麗なブドウが生る事を祈っています! Domaine Laguerre のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: […]

11
Mai

クロスロードの自然派ワイン試飲会

4月27日、レストランなど業務用にワインを販売するワイン商「クロスロード」の試飲会が、 東京、表参道のレストランLE PRE VERRE(ル・プレ・ヴェール)にて開催された。 いかにも「クロスロード」有馬さんのキャラクターらしい、陽気で和気あいあいとした楽しい試飲会であったのが印象的だ! 会場となったLE PRE VERRE パリで人気のドゥラクセル兄弟の経営する店の東京店 昔ながらのビストロ料理を現代的にアレンジした“ネオ・ビストロ”料理が売り物だ! 様々なスパイスを上手に使い、 ハッ!とする印象的な料理を生み出す。 店頭にはこんなディスプレーも。 **** では、試飲会に突入しよう! ドキドキ・・・ワクワク・・・**** スパイス使いの魔術師であるシェフ、 フィリップさんと試飲する 「クロスロード」の有馬さん! 真剣だ!! Champagne Jacques Lassaigne*シャンパーニュ“ジャック・ラセーニュ” これほど熟した果実のニュアンス豊かなシャルドネは初めて! しかもとってもエレガント!!! 秘蔵のコトー・シャンプノアにもビックリ! よく見るとボトルに価格が・・・ まるでヴェール・ヴォレみたい。 ルーション “クロ・レオニーヌ” この日の一番人気はこれかな? ルーションとは思えない清涼感! 軽やかでスイスイいってしまう赤“ケパサ”。 キャラメルみたいにとろとろの白“キ・ル・クル”、でもこれ白?濁った黄色してるよ! 香り高く軽やかなペティアン”ボアソン・デプラティック“。 明るい茶色の色合いの”モン・トメオ・ア・モア“、焼き栗や味覚糖キャンディのような味わい、何?これリヴサルト?! 多彩で始めて出会う、新感覚ルーションだ! 来場者も錚々たる方々にお越し頂きました! マンダリンオリエンタルホテルのシェフ・ソムリエ、加茂さん! あの有名なワインバー「祥瑞」のオーナーで、 自然派ワインに深い造詣をお持ちの勝山さん(右) 自然派ワインをこよなく愛すレストラン「メリメロ」のシェフ、宗像さん(左) 豪快で美味しい料理で楽しませてくれるビストロ「ラミティエ」 のシェフ、宮下ご夫妻宮下ご夫妻(右) “ル・プレ・ヴェール”の看板ソムリエ、アランさん。 親しみある流暢な日本語で、ワインを熱く語る。 この日もジャック・ラセーニュに興奮! この日は、フランス最高のパテ職人のレシピで造ったシャルキュトリーをつまみながら、楽しく語らいながら試飲会が過ぎて行きました。 みなさま、どうもありがとうございました! ≪お問い合わせ≫ (有)クロスロード 東京都新宿区新宿2-9-17  TEL. 03-3352-0911 ル・プレ・ヴェール  東京都渋谷区神宮前5-10-1 TEL. 03-3486-1603 […]

28
Avr

Dégustation Cave Augé

Samedi 25 et dimanche 26 avril 2009, une dizaine de femmes vigneronnes faisaient déguster leur vin au marché des Enfants Rouges (Paris 3ème). Les stands de dégustation côtoyaient dans une ambiance bon enfant et joyeuse les étales de légumes et de fleurs, les tables où les parisiens brunchaient en famille ou entre amis… 2009年5月25日と26日(土日)、10人以上の醸造家達がマルシェ・デ・アンファン・ルージュ(パリ3区)でワインの試飲会をしていました! 野菜売り場や花屋さんの隣にワイン・ブースが並べられ、家族連れや友達とブランチを楽しむパリジャン達で賑わっていました! […]

26
Avr

Cave Auge の恒例試飲会(25/Apr/2009)

前回に引続き本日またCave Auge で試飲会が行われました。 今回はValee du RHONE ということで、ダール・エ・リボといった大物を筆頭に気合の入った蔵元たちが集まりました。 では総勢12の蔵元達を紹介しましょう! Dard et Ribo Thierry Allemand Domaine Gramenon Mas de L’Anglore Mas de la Begude Domaine du Mazel Romaneaux Destezet Jean Michel Stephan Domaine de la Vieille Julienne Ferme Saint Martin Marcel Richaud Emmanuel Reynaud  う~ん、これだけの大物達を集めるのは並大抵のことじゃない!  さて、今回の試飲で特に目を引いたものを紹介します。 ちなみにダール・エ・リボはいつものように全てが最高の味でしたが、余りの混雑で写真が撮れなかったので今回は割愛しました。  先ずは、エリック・ピファーリン氏が造るフランス最高峰のTAVELと言う人が多いラングロールの2008年!それが何と1本11.05€の安さ!11時スタートの試飲会でしたが、試飲前にこれを買い求めに来るお客さんで店内はごった返し!(ちなみに僕もその一人だったりして・・)お一人様12本限定ということで、殆どの人は12本買っていました。僕はちなみに少し色気を出して24本売って~ん♪とお願いしてみましたが、あっさり断られてしまいました(笑)。果実実溢れる風味と一緒に土壌の香が立ち昇るこのワインは、市場に出ればこのように数日で即売してしまいます。                                    続いてジル・アッゾーニ氏が造るMas de la Begude のVin de table, Nejima 2007。これがまた7.73€と破格。ローヌ地方らしいまったりとした白なんだけど、ムスカが若干混ざっていることから来る柑橘系の香りがとても爽やかな逸品でした。ジルさんの人柄もとっても優しくて温かい感じで、すっかりファンになってしまいました。 […]

19
Mar

Cave Auge の恒例試飲会

ご存知の方も多いと思いますが、パリの8区にある老舗ワイン屋のCave Augeでは、不定期的にではありますが自然派の造り手たちを招聘した試飲会を開催しています。 店の前には試飲用のボトルやグラスを置くための樽が犇くようにずらりと並べられ、其処に造り手たちが所狭しに並んで試飲客を待ち受けているのです。いつも地域別に催されるのですが、今回はジュラ、サヴォア、アルザス地方です。11時から19時の試飲会で、僕は11時20分に到着した所、既に多くのお客さんが集まっていました。何と言ってもこの試飲会は、入場無料(入場といっても店先でやっているので通りすがりの人も大歓迎で飲めるのです)で飲みたい放題という点が魅力の一つ。しかもこのAugeのオーナーであるマーク・シバ氏の御眼鏡に適う造り手しか招聘しないという拘りから、とにかく気合の入った造り手ばかりが集うというのも大きな魅力。もう一つ挙げるとすれば、試飲に出ているワインは全て特別価格(定価より大抵10~20%安い)で提供してくれるもの超魅力だと言えます。大袈裟にいえば、この試飲会を毎回経験していれば、自然派ワイン通になれる程のものなのです。ちょっと今回の顔ぶれを紹介しましょう。  DOMAINE BINNER, ALSACE (Audrey et Christian Binner) 16種類  DOMAINE OVERNOY, JURA (Pierre Overnoy et Emmanuel Houillon) 4種類  DOMAINE TISSOT, JURA (Stephane Tissot) 9種類  DOMAINE BARTUCCI, BUGEY (Raphael Bartucci) 1種類  DOMAINE SCHUELLER, ALSACE (Gerald Schueller)  5種類。 ちょっと身震いしませんか? どれもかしこも気合の入った造り手だけに、皆甲乙つけ難い逸品揃いですが、特に感動したものを紹介します。 先ずはBINNERのGEWUZTRAMINER Kaefferkopf vend tardives 2003(41,8€→35,55€)。 ゲブルツ特有のライチの香りがミネラルの風味と共に登り、まったりと落ち着いた濃厚な旨みの後ろで酸が控えめに微笑んでいるような感じ。このBINNERという造り手は凄く長い歴史のある蔵元で、所謂減価償却が済んでいる(お金に余裕のある)蔵元であり、他の造り手と比べると品質に対する価格が非常にお手頃ということでファンが多いことも特徴です。でもこのゲブルツは一番高価なこともあり1本だけ購入(セコイ!)。 次はDOMAINE OVERNOY HOUILLON*ドメーヌ・オベルノワ・ウイヨンのArbois pupillin poulsard 1999(27,7€→23,55€)。 ジュラのプピランといえば、この造り手が最も偉大だと絶賛する人が多いと聞きますが、まさにその噂の通り。通常樽熟成の際には補液して酸化を防ぐことが普通ですが、ジュラでは補液せずに酸化させて独特の酵母菌を育てることで特殊な酸化臭を造りますが、その香りがまさに腐葉土のようで自然の恵みを飲んでいるという感慨を受けます。ちなみに3本買いました。三つ目は妥当な線かもしれませんが、Domaine Raphael […]

15
Déc

セバスチアン・リフォーがPARISに!

〜CPCオフィスにて2007試飲会〜 今日はロワールで醸造しているセバスチアン・リフォーさんが来てくれました! 『昨日ノルマンディーに行って来たから美味しいカキをお土産に持ってきたよ〜!』と嬉しそうに訪れたセバスチアン。彼は本当に優しくて、いつ会ってもニコニコな笑顔が印象的です! セバスチアンは5ヘクタールのブドウ園を栽培していましたが、今年からはお父さんの畑も任せられ、今では12へクタールに広がるブドウ畑を一人で栽培しています。ソヴィニョンの品種は11ヘクタールもの面積に植えてありますが、セバスチアンのピノは1ヘクタールしかないのでとても貴重!ブドウ、そして自然にも優しい環境を作りたいという思いでビオ栽培に切り替え、畑も彼の愛馬、オフェリーちゃんが一生懸命耕しています。 醸造中もなるべく手を加えないよう、自然にワインを造ることが目標。 『マロラクティック発酵は、アルコール発酵が終了した後、自然と起きる事なんだ。それを皆亜硫酸などを足して止めてしまう。私の白ワインは亜硫酸の添加は一切していないので、珍しいかも知れないがマロラクティック発酵をしている。そうするとドライだったワインにまろやか感と繊細さが生まれるんだ!酸味も丸くなり、通常の柑橘類の香りじゃなく、アブリコットのような複雑で果実のアロマになるんだ。そうすると変則的だけれども、ここでしか飲めない独特なサンセールが出来上がるんだよ。そして熟成は全てシュール・リ熟成。これはワインに存在感と旨みを出すんだよ。』 『2006年は気候が良かったので2007年に比べ熟成度が高いヴィンテージだと思われがちだが、実際の所、その逆なんだ。2007年は雨が多かったけれども、収穫時期にとても良い気候が続いたので、とても熟成したブドウが収穫できたんだ。』 *Sébastien Riffault のワインについてのお問い合わせは 豊通食料株式会社 TEL : 03-5288-3854  FAX : 03-5288-9248 http://www.vin-de-t.com    アクメニネ07*Akméniné 07 品種:ソヴィニョン 樹齢:30年 土壌:石灰質 醸造:4ヶ月間、ステンレルタンクでのマセラシオン 熟成:9ヶ月間の樽熟成 特徴:マロラクティック発酵 + シュール・リ熟成 意味:アクメニネとはリトアニア語で、『石製』という意味 ミネラル + フルーツ + 酸味=完璧にバランスがとれたワイン! まろやかなのにフレッシュ!味が深いワインです。 オクシニス07*Auksinis 07 品種:ソヴィニョン 樹齢:20年 土壌:石灰質 熟成:20ヶ月間の樽熟成 特徴:マロラクティック発酵 + シュール・リ熟成 意味:オクシニスとはリトアニア語で、『金色』という意味 濃厚で綺麗なバディに、ミネラル感が関わり、とても飲みやすいです。一杯だけでは止まらなくなってしまうワインです! ロドナス07*Raudonas 07 品種:ピノ 樹齢:40年 土壌:粘土石灰質 醸造:10日間、ステンレルタンクでのマセラシオン 熟成:18ヶ月間の樽熟成 特徴:マロラクティック発酵 + シュール・リ熟成 意味:スケヴェルドラとはリトアニア語で、『赤』という意味 スパイスと赤フルーツの香り、そして何といってもまろやかでやさしい味が印象的です!ミネラルで繊細なので、グイグイと飲めちゃうワインです! スケヴェルドラ07*Skeveldra 07 品種:ソヴィニョン […]

11
Oct

Le Carré des Feuillants 試飲会

10月20日(月) 10:30〜18:30 レストラン・ル・キャレ・デ・フイヤン*Le Carré des Feuillants で自然派ワインの試飲会が行われます! 時間のある方は是非一杯飲みに行ってください! 14 rue de Castiglione 75001 Paris

7
Mai

VIN NATURE 試飲会 (VEZELAY)

フランスで最も美しい街の一つに数え上げられ、世界遺産でもあるヴェズレ 5月3日、4日の2日間、巡礼の町ヴェズレイ、正確には隣村のST-PEREにて自然派試飲会が開かれた。 ブルゴ−ニュのボ−ヌからパリ方面に高速6号線を1時間ほど走り、シャブリの手前25番出口を下りると30分ほどでヴェズレイに着く。試飲会場はドメ−ヌ・カデットのあるサン・ペ−ル村で行なわれた。 典型的なフランスの牧歌的な雰囲気を備えた風光明媚な村だ。人口300人、村の中心にゴシック調の教会がそびえている。その隣にドメ−ヌ・カデットがある。主催者はカデットの当主 ムッシュ・モンタネ氏である。 DOMAINE CADETTE ロマン派 !! モンタネ氏 紹介  世界遺産のヴェウレを葡萄園で覆い、ワイン有名産地への復活 !! なかなかの苦労人である。モンタネ氏はジュラ地方出身であり、地元の人ではなかった。いわゆる、よそ者のモンタネ氏が18年目前に地元の農民を説得して農業組合カーヴ・ドゥ・ヴェズレを立ち上げた。若い頃、葡萄収穫に時々やってきていた彼はこの風光明媚な土地を限りなく愛していた。愛したのは土地だけではなかった。この地に育った女性カトリ−ヌさんと結婚した。 この地の古文書を調べたモンタネさんは、ある事実を発見した。それは1800年代の中頃までは、この地は葡萄園で覆われていたのである。ブルゴ−ニュワインの一大有名産地の一つだたのである。つまり、フィロキセラ害虫で葡萄園がほぼ全滅という被害の前は、ワインの産地としてのヴェズレが有名だった、事実を発見したのだ。30歳になったばかりの若きモンタネ氏は、ここに我が人生を賭けるロマンを発見したのである。再びこの地をワインの名産地に復活させる ! そして、近隣の酪農農家や昔葡萄園だった地を所有している農民への説得に駈けずりまわった。よそ者のモンタネ氏の事を素直に聞く人はなかなかいなかった。 モンタネ氏は決意した。銀行を説得して借金をしてまず農協を立ち上げてしまうこと。 彼の熱意に負けて賛同する農民が数人現れた。1991年正式に農協カ−ヴ・ヴェズレは成立した。 当時、必死の形相でPARISのレストランやワイン屋に売り込みに来ていたのを知っている。失敗は許されなかったのである。私はその当時からの付き合いだ。 モンタネ氏 第2の転機 追求心の強いモンタネ氏はやはり、本物のワインを造らなければ、真のヴェズレワインの復活はありえない と確信する。ブルゴ−ニュのプリュ−レロックやパカレそしてマルセル・ラ・ピエ−ルの存在を知り、将来はこれだ、と悟る。農協の葡萄園をビオに改善し、造りも自然な造りに改良していこうとした。ところが 農協の組合員から反対案が提出された。やはり自分が“よそ者”であることを再認識させられた出来事だった。しかし、もう彼は後に戻る気は無かった。組合長でもあり、自分で立ち上げた農協を出なければならない状況になってしまった。この10年間の努力は何だったのだろう ? 悩んでいる時期に、ロックからの独立を考えていたフィリップ・パカレと出会う。パカレの独立に合わせて自分も独立する決意意を固めた。 そして、パカレに自然なワイン造りの指導をしてもらうことにした。ドメ−ヌ・カデットの誕生である。 パカレ独立が、挫折感のあった農協の事を気持ちよく将来に向けて割り切る切っ掛けになってくれた。僅かな自社畑と借り畑を持ってカデットが立ち上がった。それからも紆余曲折があったが多くの協力者や仲間を得てやっと現在がある。 マルセル・ラピエ−ル達がやってくれたことを自分も再現したかった。 ここでモンタネ氏、この自然な造りを協力してくれた仲間と若き醸造家たちへの協力援助の意味を含めて今回の試飲会を企画した。そして、多くの地元の人達にもこのフランス各地方から集まってくれた本物ワインの自然派を理解してもらうチャンスにもしたかった。モンタネ氏にとっては、この試飲会には3つの目的が含まれていた。 そして、自分の息子にも自然派の人達と触れ合って貰いたかった。 参加者15醸造元元 最年長格のドミニックドゥラン、モンタネ氏の心の友でもある。指導者的存在にも関わらず、ひょうきんな言動で笑わせてくれるム−ドメ−カ−。 シャブリでいち早く自然派を実現した。ド・ム−ルのオリビエ。ドミニック・ドランの弟のようにドランに密着していた。            いつも元気で明るく美しいカトリーヌ・ブルトン。07産はメト−ド。シャンプノワを試作中。常に新しい挑戦を怠らない。フランもますます磨きがかかってきた。 ロ−ヌ地方からはマゼルがロ−ヌ中部をの雄、明るい妹さんが参加。柔らかい性格が周りの人をホットさせてくれる貴重な存在。 ダール・エ・リボと共にロ−ヌ初期自然派を造りあげた偉大な故グラムノンの息子、マキシム。お父さんの大物DNAを発揮させて欲しいグラムノン参加。 ロワ−ル地方サンセ−ルに彗星の如く現れて一挙に超人気サンセ−ル初の自然派を実現した男。誰もが待ち受けていたサンセ−ル。セバスチャン・リフォ。 もう一つ、誰もが待ち受けているロワ−ルの産地、プイイ・フュメにやっと本格的自然派セバスチャン・リフォと大仲良し、初リリ−スがもうじきビン詰めされる。 地元シャブリの大物新人誕生初リリ−スから真っすぐな自然派シャブリを実現したパット・ルのト−マ・ピコ。既に独自のスタイルのシャブリを楽しませてくれる。 トーマ・ピコの友人でもありトネ−ル地区出現した北ブルゴ−ニュの期待新人着々と進んでいくタイプ。DOMAINE WARTELドメ−ヌ・ワルテル、オリヴィエ・ワルテル。   夜は夜中まで懇親会、および情報交換。ム−ドメ−カ−のドミニック・ドランが盛り上げる。   嬉そうなモンタネさん                         情報交換 モンタネさん後継者                 モンタネさんのお母さんも嬉しそう

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Avr

CPV試飲会「ルクレアシオン」大阪リポート

4月15日(火)大阪、ホテル阪神に「美味しい自然派ワイン」を取り扱うインポーター9社が集結! CPV試飲会「ルクレアシオン」を開催した。12時のスタートから、17時の終了まで、来場者は、途絶えることなく、飲食店、酒販店関係者140名の方々にご来場いただいた。 来場された方々は、かなり真剣に各9社のブースを回り熱い試飲商談を行っていた。 熱気あふれる、まさにパッションの試飲会であった。 また、食文化豊かな大阪の土地柄らしく、フレンチスタイルの飲食店だけでなく、多種多様なスタイルの 飲食店の方々が集まった。 自然派ワインと串かつ、お好み焼き、和食、もつ焼き、地野菜などなど、 いろんなスタイルで自然派ワインを楽しめる、この大阪が羨ましいかぎりである。 肩書きや、見かけでなく、本当に美味しいものを受け入れる、ここ大阪の風土を感じる試飲会であった。 今回出展インポーターを紹介する。(順不動) ☆BMO株式会社  <驚きの旨安シリーズ>として、ロワール地方Montgilet*モンジレ、ローヌ地方Mas de Libian*マス・リビアン、ラングドック地方Gres St Paul*グレ・サンポール、Laurent Miquel*ローラン・ミケル。 <注目の自然派シリーズ>として、ロワール地方Lunotte*リュノッテ、Olivier Cousin*オリヴィエ・クザン、ブルゴーニュ地方Rateau*ラトー、ローヌ地方ラングロール、Richaud*リショー、などを紹介。 ☆野村ユニソン株式会社 自然派大御所、ブルゴーニュ地方Philippe Pacalet*フィリップ・パカレ、Prieuré Roch*プリューレ・ロック、ローヌ地方Romaneaux*ロマノー、Dard et Ribo*ダール・エ・リボ、アルボワのPierre Overnoy*ピエール・オヴェルノワ、ロワール地方L’Ange Vin*ランジュ・ヴァンなどなど豪華ラインナップを紹介。 ☆ディオニー株式会社 個性的自然派生産者、ボジョレー地方、Cyril Alonso*シリル・アロンゾ、ローヌ地方Mazel*マゼル、ブルゴーニュ地方Sextantセクストンなどを紹介。 ☆豊通食料株式会社 各地方を代表する自然派蔵元を紹介。ロワール地方、L’Opéra du Vin*ロぺラ・デュ・ヴァン、Sansonnière*サンソニエール、Breton*ブルトン、Sébastien Riffault*セバスチャン・リフォー、オーヴェルニュ地方Peyra*ぺイラ、ラングドック地方Le Bout du Monde*ル・ブー・デュ・モンド、プルタップ方式のピクニックワインBioghetto*ビオゲット、最近、ヨーロッパ各地で人気沸騰のLe Temps des Cerises*トン・デ・セリーズなどなど。 ☆株式会社イーストライン La vigne事業部 新生自然派蔵元多数紹介。ブルゴーニュ地方Jean Guiton*ジャン・ギトン、デ・ゼキパージュ、アルザス地方Laurent Barth*ローラン・バルツ、ラングドック地方Raymond Lecoq*レイモン・ル・コック、女性生産者Catherine Bernard*カトリーヌ・ベルナール、Hérail de Robert*エライユ・ド・ロベール。 ☆株式会社 モトックス ラングドックの雄!La Tour Boisée*ラ・トゥール・ボワゼ、神の雫にも掲載、コート・ド・カスティヨン、Poupille*プピーユ、 ブルゴーニュ、世界遺産のヴェズレーの大聖堂の横、La Cadette*ラ・カデット、ロワール地方、Les […]