Juin
Eric KAMM エリック・カムは4年前より自然な造りに挑戦
アルザスには有名な古参BIO栽培の大家が多い。 自然派のグループとは一線を引いているBIO栽培家が多い。 古いビオ栽培家ほど自然派の造りを必要以上に拒否をする人が多かった。 ALSACEの進化 若手醸造家グループがこの壁を打ち破っている。 若い世代は、BIO栽培家と自然な造りをする人達が一緒に活動している。 お互いの情報交換をしたり、共同で試飲会を開催している。 素晴らしいことだ。 BIO栽培家達も躊躇なく自然な造りをトライするようなってきた。 時代の進化を感じる。 エリックは自生酵母のみで、SO2を添加しない造りに4年前から挑戦している。 最初は慎重にやっていた。 自然な造りのワインの美味しさに自分自身が驚いている。 畑に精魂を傾けていたお蔭でポテンシャルのある葡萄が収穫できるようになった。 健全な葡萄には、健全な自然酵母が着いており、他のものを混入する必要は全くない。 果汁にエネルギーがあるのでSO2の添加もしなくても大丈夫。 もうエリックは確信を持って、この自然な造りに取り組んでいる。 区画別に醸造できるように、小さなステンレスの発酵槽が多い。 古樽を使った発酵、熟成も行っている。