Mai
自然エネルギーそのもの、力強い畑 !!
アルザスで飛びっきり美味しいワインを、飛びっきり健全に造るゲシクト醸造のイキイキしている畑。 今のところ完璧な状態で葡萄が育っています。 18年が楽しみだ。
アルザスで飛びっきり美味しいワインを、飛びっきり健全に造るゲシクト醸造のイキイキしている畑。 今のところ完璧な状態で葡萄が育っています。 18年が楽しみだ。
Château CASSINI、エスポア ツアー メルロー100%に賭ける。天文学者ジャン・ドミニック・カッシーニの子孫、アルノー・カッシーニ 今日はESPOAのメンバーとやって来た。 たったの3.9ヘクタールを庭のように丹念に世話をするアルノーとイザベル。 葡萄園にテーブルをおいてテースティングと昼食。 晴天の今日、ここにはすべてが揃っている。 太陽、宇宙、地、土壌、葡萄木、そして、人。 ワインの生まれ故郷の葡萄園で飲むと一段と美味しく感じる。
私のフランスの故郷である。 24才から30歳まで6年間も滞在した街である。 ボルドーの街に汽車が近づくとガロンヌ河の向こう岸にサン・ピエール教会の塔が見える。 この景色を見る度に、初めてボルドーにたどり着いた日とボルドーを去った日のことを思い出す。 鮮明に思い出す。 ボルドーでワインの勉強をしたわりには、ボルドーから遠くなってしまった昨今。 チョット、寂しい。 何とかボルドーを復活させたいものである。 日本から酒販店グループのESPOAの皆さんと一週間の旅がこれから始まります。
(Bistro Chambre Noireにて) 水口シェフは以前ポールボキューズPaul Bocuse主催料理コンクールで日本代表として来日したことがある。 今回は、店の改装中を利用してのフランス滞在。 旅慣れたもので独りでどこにでも行ってしまう。 私は丁度、今日は旅と旅の間でPARISに滞在日、何とか一緒に杯を交わすことができました。 弊社のKishoとAvital、Mihoを伴って、今、話題のBistro Chambre Noireシャンブル・ノワール にやって来た。 アルコール度数10度のジュースのようなドイツワインから始めた。ウーン、ドイツが造ったんだ。 やるな! 仕事帰りのアペリティフにはピッタリだ。 塩っぽいオーリーヴをツマミに最高なやつ!! 冷やしておいて日本の夏の風呂上りにもバッチリだろう。日本に入れば大うけ間違いなし。 水口さん、3日連続でバラタンに通った後、3日間、Lyonの石田シェフのところでたっぷりと楽しんだとのこと。 顔も体もチョット膨らみ気味になっていた。 こんなに爽やかなワインのあとは、やっぱり爽やかグイグイがいいなー!という事になり、 これになりました。 そう、ルシオン地方のレジェンド、Alain Castexアラン・カステックスが醸す Cabanon カバノンを開けた。 南の太陽を受けながら、よくもこんなに軽快なワインを醸すものだ。軽くても果実味がしっかりあるから冷やしても美味しい絶品。 もう、ここまできたら、グッと南まで行ってしまおう! スペインはカタルーニャまでいって、イタリア人のマッシモのPartida Creuseパルティーダ・クレウス醸造が造るGTを開けた。これまた凄い爽やかさ。 水口さん、お疲れ様でした。爽やかにお帰りください。 Photos 写真 ★Alainの畑にて dans la vigne de cabanon ★Partida Ceuseパルティーダ・クルーズの畑にて、マッシモ。
(COINSTOT VINOにて) ★Lammidia イタリアのラミディア醸造 何て爽やかでスーット伸びてくるミネラルと果実味。ウーン、美味しい! イタリアで最も高い山頂、グラン・サッソ(3000m級)の梺。ヴィッラ・チェリエラ Villa Celiera村。 どちらかといえばフランスのジュラ地方に似た冷涼な立地。 自然派ワインが好きで好きで、とうとうワイン造りを一緒に初めてしまった幼馴染の二人。 Marco Giuliani マルコ・ジュリアーニ & Davide Gentile ダヴィデ・ジェンティエ ★アルザスのEtienne Deissエティエンヌ・ダイスが造るARTISAN 繊細なタッチでミネラルがスーとどこまでも繋がっていく。 アルザスの偉大な醸造家マルセル・ダイスの息子。お父さんのDNAを引き継いだのだろう。 最初からこんな絶品のワインを造ってしまう才能は凄い。 こんな素晴らしいワインを見逃さず仕入れて飲ませてくれるのは、ここ人気ビストロCoinstot Vino コワンスト・ヴィノ。 Guillaumeギヨムの選別眼は凄い! ここに来る度、驚かせてくれる。
久々に Paris に戻ると谷井さんが Paris に来ているとのこと、今元気なビストロ Coinstot Vino へ。 しばらくいると、偶然にあのモンマルトルの丘の上でワイン・ビストロを経営する Emilie エミリーがやって来た。 ここで友達と待ち合わせとのこと、これは一緒にのまないと。 Emilie といえば、ボジョレで長年ワイン・ビストロを経営していた。 やっぱりボジョレをのまないと。 Jean-Claude LAPALU ジャン・クロード・ラパリュのアンフォラ仕込みの Alma Mater アルマ・マテル を開けた。 美味い!! そして、トビッキリ美味しいもう一本。 西南部の希少な自然派ワイン Château LASSOLLE ラソール醸造の Le Rose Qui Touche ル・ローズ・キ・トゥーシュのマグナムを開けた。 女性醸造家のステファニーが醸すトビッキリ美味しいロゼワイン。 ずっとアカデミー・ド・ヴァン東京で働いていた谷井さんは今、日本では二つのところで働いている。 夜は美味しい焼き鳥とワインを出してくれる 76VIN。 昼は築地の酒美土場で働いている。 どちらも、自然派ワインが素晴らしく揃っているお店。 ワインの PASSION を持っている働き者の谷井さん、大活躍中。頑張ってください。 今夜、飲んだ造り手、アンフォラ・ワイン Alma Mater アルマ・マテルを醸す Jean-Claude LAPALU ジャンクロード・ラパリュ。LASSOLLE ラソール醸造の女性醸造家の Stephanie ROUSSEL ステファニー・ルッセル。
オリオルのワインを初めて飲んだのは3年前だった。 口に含んだ瞬間、あまりにもの完成度の高さに驚いた。 深み、柔らかさ、ミネラル感、果実味、爽やかな酸、一流のバランスだった。 偶然には絶対にできない美味しさだった。 深い思慮と物凄い断行力を必要とする液体だった。 オリオルのことを知れば知るほどに凄いなと思うようになった。新時代を築ける重要な人物だ。 オリオルはカタルーニャ地方でワイン醸造学校の先生も務めている。 フランスではありえないことだ。 フランスのワイン学校の先生で自然な手法でワインを造ることができる人は皆無だ。 自然なワイン造りを科学的観点から真正面に取り組んでいる。 やっと、待ちに待った人物が出てきた。 彼女のアヌクは東洋系フランス人。 だらから、時々フランスに来てフランスの蔵を周って研究している。 フィリップ・パカレ、ドミニック・ドゥラン、フィリップ・ジャンボン、ラングロール、ヴァランタン・ヴァレスなど 色んなタイプの醸造家と逢って勉強している。 何より人間性が良い。 山が好きで暇がればピレネーの山に入る。自然を尊重して心より愛している。 まだ、キチットした醸造設備が整っているわけではない。 物理的要素が少しずつ整ってくるだろう。 色んな要素から見て本気で将来が楽しみな人がでたものだ。 ずっと見守りたい人だ。 2017年産も素晴らしかった。
2000年台前半、カタルーニャ地方に自然派ワイン醸造家が一人も居なかった。 ジャンフランソワは果敢にスペインとフランスの国境近くの元農協の建物を買い取り2002年に醸造所を設立。 以後、ジャンフランソワ・ニックを追うように多くの若者達がここルシオン地方にやって来た。 惜しみなく栽培・醸造のアドバイスをして彼らを育てた。 比較的、無口で謙虚な人間性のジャンフランソワは師とか先生と言われるのが嫌い。 家族のように、必要な時に必要な事をドンピシャリとアドバイスする。 例えそれが困難なことでも、必要な事は真っ直ぐに伝える。 自分自身が色々な困難を乗り越えてやってきたから躊躇はしない。 だからこそ、皆から尊敬される。 次世代のカタルーニャ地方の自然派のリーダーになるであろうこの二人も自分のワインを ジャンフランソワ・ニックに飲んでもらって意見を聞きたくてジャンフランソワのテーブルにやって来る。 オリオル・アルティギャスOriol・Artigas、コスミックCosmicのサルバドール。 今は息子も娘も醸造元に加わって充実した仕事が可能となっている。 ワインの品質は、細かい作業の積み重ね。毎年100%やりたいことができる年は少ない。 人が加われば色んなことが可能になる。 このレベルになるとプラス・アルファは大きな改良要素になる。 フランスでは単なる従業員でなく家族であることはトビッキリ重要な事。 ますますワインが美味しくなっている。 熟練した者しか出せない味覚、透明感、色は淡いけどミネラルがスーット伸びてくる、絶妙の果実味。イヤー、旨い!!
会場に入ると入口のほぼ真正面にYOYOさんのスタンドがあった。 今日は、可愛い姪さんが助っ人に来ていた。 YOYOさんの人気が凄い。 何といってもワインが抜群に美味しい。 強烈なミネラル感のあるバニュルスのシスト土壌で、どうしたらここまで優しく涼しく造れるのだろう? 優しくてもシスト土壌のミネラルはキッチリのっている。 他のバニュルスのワインとは全く違うスタイルを造り上げている。 夜の晩餐会ではYOYOさんの隣に座って色んな話しが聞けた。 数週間前まで日本にジャンフランソワ・ニックと滞在していた。 日本で多くに人に巡り逢って大変喜んでいました。 特に、北海道での寿司屋さんで食べた魚類の新鮮さには感動していた。 写真を色々見せて頂いた。 生きている透明のイカをその場で調理してもらった美味しさに驚いていた。 今回の初耳なお話しは、YOYOさんはドイツのフランクフルトに5年間も住んだことがあるそうです。 LA Vierge Rouge ラ・ヴィエルジュ・ルージュとAkoibonアコワボンのマグナムを飲みました。 スペイン・カタルーニャのすい星の如くに現れて、いきなりトビッキリ美味しいワインを造りあげたCosmicのサルバドールもジャンフランソワ・ニックとYoyoさんのワインが大好きだ。
自然派ワイン、今!カタルーニャが面白い! カタルーニャ地方は、スペイン国とフランス国にまたがっていた一国だった。 それが自然派ワインの世界ではIndigenesアンディジェンヌ(土着)の名で完璧に繋がった。 一国の独立国となった。 フランス側カタルーニャ地方の首都Perpignanペルピニャンの街で自然派ワイン見本市が開催された。 スペイン側、フランス側のトップクラス醸造家が結集した。 世界に向けて、今、自然派ワインの進化の最前線にいる新旧の象徴的な醸造家がここカタルーニャからメッセージを発信。 エモーションが伝わってくるようなワインはそう沢山ない。 当たり前のことを、やっているだけの栽培・醸造ではエモーションが入らない。 何の世界でも、エッ!ここまでやるの!と驚くようなことを平然とやってしまう人達がいる。 大きな規模の醸造元では決してできないリスクを、果敢に平然とやってしまう醸造家がカタルーニャには多い。 畑、ミクロクリマ、微生物達、太陽、ミネラル、これらすべてと会話ができる程の人達でないと出せない味覚がある。 大手醸造元の従業員がそれぞれを別々に担当してやるようなワイン造りでは出せない味覚がある。 一人の人間がすべてを賭けて調和をとらないとできない仕事である。 職人芸というか、アートというか、そこにはエモーションがある。Passionがある。 そんな人達がここカタルーニャには多い。
フランス料理・文化の深い街LYONで腕と包丁を振るう石田シェフ。 自然派ワインの中心人物マルセル・ラピエール氏に愛されて、マルセルの後押しもあって、 ここLYONに、En Mets Fais Ce Qu’Il Te Plait オン・メ・フェ・ス・キル・トゥ・プレ というレストランをオープン。このリヨンで大変な存在感を醸している。 そして、萬谷シェフは24才でバルセロナの日本大使館の料理人として3年間勤め、 南米コスタリカに一年シェフとして滞在、98年に大阪にLA TORTUGAラ・トルトゥーガをオープン。 大阪のレストランで本格的に自然派ワインを取り入れたパイオニア的存在のシェフ。 二人の共通点は、素材を大切にするピュアーな料理。 そして、料理に対するPassionは凄い。妥協を許さないプレシジョンの世界。 料理に対する厳しい姿勢が共通している。 今回のランデブには一人の女性が関わっている。 今、東京・銀座のShimbaシンバで働いている南チャンこと高山南美さんは、 この二人のレストランで修業した唯一の女性。 ビストロ・シンバの菊池シェフはここ石田シェフのところで修業したことがある。 この南チャンを通しして良く聞いていて、お互いに知っていて一度逢いたいと思っていたところだった。 この二人の話しを聞いていると、お互いに知っている人が多すぎる。 今まで逢っていなかったのが不思議なくらい。 今夜、日曜日でお休みにも関わらず店に来てくれた石田さん。 色々つまみを出してくれてお話しとワインが中心のソワレだった。 三人のワイン談義は尽きることがない。楽しかった。 石田さんの店には、常にマルセル・ラピエールの写真がある。 心のお父さんなのだろう。有難う石田さん
モルゴン村から農道を南下すると元火山だったコート・ド・ブルイィの山が見えてくる。 ブルイィの山が我々を呼んでいた。 『登っておいでよ!』 カラリと晴れていればスイスに近いアルプスの山々、モンブランも見ることができる。 残念ながら今日は見えなかった。 でもモンブランが見えると、翌日に雨が降るといわれている。つまり明日は晴れだ。 ここからはボジョレの葡萄園全体の畑が見渡せる。 なんて、美しいんだろう。 ブイィ山の中腹にボジョレのミネラル・土壌の岩を集めて展示してある場所がある。 ボジョレと云えば花崗岩3臆1千年前のミネラル。 葡萄木の根っ子はこれらの岩盤土壌からエネルギーを吸い上げている。 4億年前の火山岩などのボジョレに存在する8種類ほどの見本岩が展示してある。 一見の価値あり。
ボーヌを後にしてLyonリヨンまで移動の途中、あまりにもいい天気なので高速道路A6号線をBellevilleベルヴィルで下りた。萬谷さんはまだ一度もボジョレには行ったことがないとのことだった。 そして、現在ある自然派ワインの世界の原点になったモルゴン村に立ち寄り、マルセルに挨拶に行こうということになった。 Morgon村の中心に教会広場がある。 その近所に私がよく泊まるカフェ・レストラン・ホテル L’atelier de Cuisine ラトリエ・ド・キュイジンヌがある。 ここに多くの醸造家が一杯ひっかけにやって来る。 チョット危険な場所でもある。例えば8人の醸造達が居て一人が奢り出すと全員が奢り合いする習慣がある。 だから最低8杯は飲まなければならない。途中で抜ける訳にはいかない。 時間もかかるし、結構酔っ払ってしまう。 今日は、アラン・シャペルの息子さんのダヴィッドさんが農作業から帰ってきてきたところだった。 醸造家に転身して2年目。なかなか美味しいワインを造る。そのワインを一杯ひっかけた。 そして、もう一つの目的である。マルセル・ラピエールさんに挨拶に行った。 Côte de Pyコート・ド・ピィの麓にある墓地にお墓まいりに行った。 マルセルのお墓には葡萄木が4本植えられている。 感謝の念をマルセルに伝えたくて、手を合わせた。 現在、こんなカタチで美味しい自然派ワインを飲めるのは、あなたのお蔭です。 Merci Marcel.
醸造所の近所あるパカレ宅に移動。 Saint Aubin 1er Cru , Les Murgers des Dents de Chien サントーバン一級のレ・ミュルジェ・デ・ドン・ドゥ・シヤン ミネラリで潮っぽい旨味、キリットした酸が胃袋を刺激する。 ブラジル人のモニカさんが南米風のサッパリした野菜とスパイスを肴にアペロを楽しんだ。 ソセージやミュルゲーズを萬谷シェフがサラリと焼いてくれた。 今日はパカレさんの長男レイノ君がパリから帰省中で一緒した。 赤ちゃんの頃から知っている。もう24才とのこと。パリで勉強中。 バルセロナに3年間住んだことがある萬谷さん、スペイン語とポルトガル語はやや似ている。 モニカさんと話しが通じる。レイノ君もチョットだけスペイン語ができる。 流石に萬谷シェフの焼き具合は最高! ニュイ・サン・ジョルジュ1級のオー・ザルジラ Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Argillas シャンボール・ミュージニ・プルミエクリュChambolle Musigny 1er Cruを合わせた。 温かいもてなしと美味しい昼食をご馳走になった。 イヤー、美味しかった。 Merci Monica et Philippe !
グランクリュ街道を通ってボーヌの街に到着。 ボーヌ駅の近所にあるフィリップ・パカレ醸造へ。 フィリップ・パカレは萬谷シェフのレストラン・トルトゥーガが大好きで日本にいく度に寄っている。 萬谷シェフの料理人としての実力を大変に評価している。 フィリップは、いい素材を真っ直ぐ調理してくれるスタイルの料理が大好きなのである。 自分のワインのスタイルに共通するものがあるのだろう。 フィリップもこの再会を楽しみにしていた。 フィリップは、今でも時々マルセル・ラピエールと共に萬谷シェフのレストラン・トルトゥーガに行った時の忘れられないソワレの事を時々話す。 その時の写真を額に入れてオフィスと自宅の居間に飾ってある。 萬谷さんもその額を見てまたまた感激。 まずは、2017年、ほぼ全キューヴェを樽より試飲。 村名ワインとプルミエ・クリュの違い。 そしてグランクリュ畑の違いを、フィリップの解説を聞きながらテースティング。 それぞれの区画の石灰石と粘土質の配合具合、石灰岩盤と粘土質層の深さによるワインのスタイルへの影響などフィリップの解説は実に面白い。 プリューレ・ロック時代に銘醸畑を醸して10年、そして独立後、更に17年の歳月をブルゴーニュ・テロワールと向き合ってきたフィリップの話しは深い。 研究者としてのフィリップにとってワイン造りは、物理学、生物学の世界。 理論だてて自然派ワインの造りを説明できる造り手は少ない。 あのジュル・ショーヴェ博士のところに書生として入りこんで、 共に研究活動したフィリップならではの理論。 自然派ワインを、神秘な世界や宗教がかった世界と解釈している人達が多い。自然派ワインは科学の世界の話し。 ただ、人間の邪念、特にお金儲けだけの為に色んな化学剤を使って発酵・醸造を人間の思う方向に曲げないで美味しく造る手法なのである。 自然な素材を自然界で育った元気な自生酵母で、失敗しないで真っ直ぐにテロワールを表現させた時のワインの美味しさは、 それは、それは、もう途轍もなく美味しい。 こんなワイン達を理解しないで人生を終えたら、こんなさみしいことはないでしょう。 失敗したワインや中途半端な自然派ワインを飲んで勘違いしないようにしましょう。 萬谷さんも私も一切吐き出さないで飲み込んでいた。 今日はフィリップの長男レイノ君も一緒だった。
7:57分のTGVでParis Gare de Lyon駅よりDijon駅へ。 一時間半9:30にディジョン駅に着く。 ディジョンでレンタカーを引き取りブルゴーニュ・グランクリュ街道を行く。 萬谷シェフと日曜日の街道をゆったりと走らせる。 なんて、気持ちがいいんだろう。 世界に名を馳せる畑を歴訪。 車の窓を全開にしてゆるく走ると畑の土の香りがはいってくる。 畑のエネルギーが伝わってくる。 シャンベルタン、ロマネ・コンチの畑で一息つく。 萬谷シェフがゆったりと煙をくねらせるて、瞑想の世界にはいる。 ポカポカと暖かい日差しが気持ちよい。 畑の上にある森から鳥のさえずりが聞こえてくる。ウーン、ワビサビの世界だ。 ロマネ・コンチの畑のピノノワールが息づいている。
夏時間になったフランス、夜遅くまで明るい。 このままでは終われない。 レプブリック広場の近所からブルスまでタクシーを飛ばした。 二次会にCoinstot Vinoコワンスト・ヴィノへ コワンスト・ヴィノではワイン愛好家のJun Sakanoさんに逢う。 Junさんは東京世田谷区のワイン屋ESPOA ナカモトのお客さんでワイン会にて何度かお逢いしている。 なんと、偶然にもパリで逢うとは凄い確率。 これはめでたい。一緒一杯楽しまなければ、てなわけでトビッキリ美味しいワインを開けました。 迷わず L’Anglore ラングロールの Vintage2015 を開けた。 イヤー、美味しい!!なんという液体だ! J’adore L‘Anglore!! 話しも弾んで、もう少し飲みたい。 2本目に、これまたトビッキリ美味しい、ジュラ地方のユグ・ベゲの Hughes Beguet のプルサールを開けた。 なんて、美味しいんだろう! 10年ぶりにフランスに来た萬谷シェフとホントに楽しいひと時を過ごしました。 明日から久々の萬谷さんとの道中を楽しむとしよう。
今日から一週間、萬谷シェフはフランスからスペイン(カタロニア)までの旅をする。 ☆キラリと光る醸造家を訪問予定 ブルゴーニュ、ローヌ、ルシオン、カタロニアまで駆け巡る。 フィリップ・パカレPhilippe Pacalet ラングロール L’Anglore バランタン・ヴァレス Valentin Valles セバスチャン・シャティヨンSebastien Chatillon フラール・ルージュFoullards Rouges ヨヨYoyo コスミックCosmic オリオル・アルティギャスOriol Artigas 今夜は前夜祭 シャルル・トゴール空港到着後、ここ即、パリの自然派ワインBISTOROの老舗 ルペール・ド・カルトゥッシュRepaire de Cartoucheへ直行。 残念ながら今夜はロドルフ・シェフが不在。 今年のプランタン、濃縮感もあって爽やかさも同時に備えている。 美味しかった。