9
Mai

Salon de vin “Indigenes”ワイン見本市アンディジェンヌ  Part-5

このワイン見本市アンディジェンヌは、予想をはるかに超えるレベルの醸造家が集まった。 地中海沿いの産地だけでここまで充実した見本市ができるなんて想像できなかった。 この日はフランス中で重要なワイン会が開催されてた。 かなり迷った結果、第一回目だったこのINDIGENESに来た。 正解だった。ホントに来てよかった。 スペイン領とフランス領にまたがっているカタロニア地方の偉大なテロワールと、そこでワイン造りに営む“人”の素晴らしさをあらためて再発見できた。 そして、バルセロナで活躍しているこの二人にも再会できた。 その一人は、1ケ月前に、BMOイベントにて日本で一緒だったYUKOさんとも逢えた。 スペインワインを日本に紹介する女性だ。相変わらず元気一杯のYUKOさんでした。 そして、バルセロナで活躍しているフランス人のブノワ夫妻にも久々に再会できた。 ブノワさんはバルセロナでL’Anima del viという自然派ワインバーを経営している。

9
Mai

世界遺産級120歳の葡萄をアンフォラで醸すCOSTADOREコスタドール

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ  Part-4 コスタドール・フォアンさんとの最初の出逢いは丁度1年前だった。 バルセロナで開かれた自然派ワイン見本市VINS NUSヴァン・ニュの時だった。 ワインを飲んで感動した。その場で即、翌日訪問を申し込んだ。 翌日、葡萄園を訪問してビックリ!! こんな古木の葡萄木を見たのは初めてだった。 正式には年齢不明、恐らく130年は超えているのではないか? フォアンさんと話してまたビックリ。 フランスのワイン事情、多くのフランス醸造家のワインを飲んで研究していた。 その知識と事情通に本当にビックリした。 やりたいことは、何があっても実行する徹底ぶりにも驚き。 発酵用のアンフォラも特殊。 ボトルも特殊。 品質も味覚も特別だ。

9
Mai

宇宙を感じさせてくれるスペインワインCOSMICコスミック

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ Part-3 フランス国境に近いピレネー山脈の端スペイン側。標高500mと宇宙に近い山の中。 たったの5.5ヘクタールの畑を丹念に耕すSalvador Batlleサルバドール・バトルさん。 醸造も自生酵母のみ、SO2も極小。 驚く程、洗練されたワインを醸す。 今までのスペインワインには存在しないスタイル。 どこまでも透明感があって、宇宙遊泳をしているような真空な宇宙を感じさせてくれる         あまりにも印象が深かったので、初日と二日目も試飲した。 2日目は皆がCOSMICの事を話すので、ブースは人だかりでなかなか近づけなかった。 やっぱり、真っ直ぐな透明感が素晴らしい! すーっと宇宙に吸い込まれて行きそうな感じ。        当然ながら、5.5ヘクタールしかないので量が激小だ。 僅かしかもらえないけど、これも日本向けに予約を確保した。 楽しみにしていてください。          

9
Mai

感動の醸造家! Oriol Artigasオリオル・アルティガス!!

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ Part-2 スペイン新時代の夜明けを感じさせる醸造家だ。 もう国境はない。 スペインにも美味しいワインがある、なんて時代が終わった。 言葉を失う程のPrecision精確さ、精密さ。 ここまでの液体が!! この世界を急激に進化させる起点になるワインとなるでしょう。 何故? 日本にはまだ入っていません。 これから入ります。 極少量しかありません。 既に世界から取り合いに。 何とか確保しました。 日本にはいります。

9
Mai

Salon de vin “Indigenes”ワイン見本市アンディジェンヌ  Part-1

地中海沿いのスペイン国境に近い街Perpignanペルピニャンにて第一回目の大自然派ワイン見本市が開催された。 スペイン、南仏の自然派が約80社集まった。 4月30日、5月1日の二日間に渡って行われた。 第一回目に関わらずヨーロッパ中のバイヤーが来ていた。 自然派も大きく動いているのを感じる 。 非常に面白い試飲会だった。 また、多くの発見、出逢いがあった。 今、カタルーニャ地方のルシオン、スペインが面白い。

27
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌ BIOJOLEYNES-NO8

繊細なガメで魅せてくれる Raphael Champier de LEONISラファエル・シャンピエ(レオニス)      類を見ない程の恥ずかしがり屋というか、こちらが喋らなければ殆ど口を開くことがないくらい無口でもある。 当然、人付き合いも下手な方でかなり損をしているタイプ。 独りでモクモクと集中して突っ込んでいく性格。 その無口さを、ワインで表明してカバーしている感じ。 我々が訪問しても、余り喋らないので、奥さんのクリステルが気を使って説明しだすのが常だ。 私にとっては、無口は苦にならないので全く問題ない。 静かに試飲に集中できてかえってよい。質問したいことは聴けば、返事がちゃんとかえってくるので問題ない。      ドメーヌを立ち上げる前は、ジャンクロード・ラパリュのところで修業した。 ラファエルは3代続く葡萄栽培家の家に生まれた。 しかし、家を出て独自でやりたかったラファエルは2009年に0.64Hの畑で始めた。 2009年に正式に醸造元を設立して現在、7.5ヘクタールの畑を所有している。 ラファエルの持っている葡萄木は殆どが古木。60~100歳級の葡萄が多い。      ワインのスタイルは無口で控えめなラファエルに似ている。 色も薄めで繊細なタッチの細くキレイな果実味が真っ直ぐにスーット伸びていくスタイル。 出しゃばるところが全くない。 この感じは、すべてのワインに共通している。 醸造はすべてのCUVE(ワイン)に共通している。違いはそれぞれの区画のテロワール。 除梗なしのセミ・マセラッション・カルボニック醸造、葡萄を発酵槽に入れたら一切触らない。 ピジャージはしない。勿論、自生酵母のみ。SO2は必要なければ入れない。入れる時でも最少。          Lurons リュロン、Buissonnante ビュイソナント Beaujolais villages ボジョレ・ヴィラージュ ガメの良さは、果実味、爽やか、グイグイ体に入っていくところ。 それでいて手頃な価格。 まさにガメの人気の利点を叶えてくれるワイン。 Brulius ブリュリウス、AC Brouillyブルイィ 60歳のガメ。南西向き斜面。セミMC(マセラッション・カルボニック) 薄い色合いで、優しい果実味がスーット真っ直ぐ伸びてくる。 マセラッション期間は2週間と長いけど、一切触らない。お茶の様に煎じた繊細なタンニン、果実味のみを抽出 Mont Brulius モン・ブリュリウス AC Cote de Brouillyコート・ド・ブルイィ 70~80歳の古木、南西向斜面、セミMC(マセラッション・カルボニック) Diorite元火山岩が4億年かけて生成された青味がかった黒っぽい硬い石。 アンフージョンのように優しく抽出された繊細な果実味、芯に透き通ったミネラル感真っ直ぐに細く伸びていく。 色も薄めで女性的なイメージ。 無口なラファエルがモクモクと集中して狙った液体がこれだった。 これなら言葉はいらない。 […]

24
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌ BIOJOLEYNES-NO7-2

人気急上昇の極を走るJerome Guichardジェローム・ギシャール!! ★ジェロームのチャレンジ精神!!★ 最初はフィリップ・ジャンボンの造りを学んで忠実にやってきた。 5年の歳月が過ぎて、色んな経験も積んで自信も出てきた。 畑の全オーナーのGuy Blanchardが半生をかけて育て上げた土壌の凄さ、 その畑のポテンシャルの偉大さ、セレクションマサルの90歳のシャルドネのカパシティーも分かって来た。 これらをより生かす醸造をやってみたかった。 最近のジェロームはフィリップがやっていないチャレンジを次々とやりきっている。 ★Perrieres “Les Vielles”ペリエール・レ・ヴィエイユ★ あのギー・ブランシャルから引継いだ国宝級の90歳のシャルドネを活かす思い切った造りにチャレンジ。  葡萄房のすべてを液体に転写したかった。  素晴らしい素材の茎から葡萄皮から、果肉、すべてを捨てることなく、液体に移したかった。 ★なんと収穫したシャルドネを一週間もかけてプレス機で絞る挑戦。★ 変則のマセラッションである。当然、発酵前にある程度の酸化状態になる。 素材のシャルドネのジュースのポテンシャルが強いので、その酸化に耐えられる力を持っている。 結果的にオレンジワインになる。 でも、そんじょそこらのオレンジワインとは違う。 酸素に慣れた白ワイン、という感覚。 素材のシャルドネのカパシティーを活かしきった造りと云ってよい。 トビッキリ美味しく、バランスが良い。 これが、今世界中の自然派バイヤーの目に留まってしまって、引っ張りダコの人気になっている。 このラベルを見たら買いですよ。   ★Jus de Chaussette ジュ・ド・ショセット★ ガメ品種の良さが強調されたスタイル。爽やかでグイグイ飲めてしまう。美味しいよ! ジェローム・ギシャールのワインはすべてゼロ・ゼロです。 自生酵母のみで発酵、一切の添加なしのゼロ。 ジェロームを支える最大の理解者の奥さんも参加。

24
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌ BIOJOLEYNES-NO7-1

自然派の世界で人気急上昇の極を走るJerome Guichardジェローム・ギシャール!! 強靭な体力を武器に超働き者のジェローム。目がいつも微笑んでいる。 ジェロームは2011年に人生を変えた。 ヴィルフランシュ市の公務員だったジェロームは、フィリップ・ジャンボンのワインを飲んで人生が変わった。 今まで飲んだことがないワインに感動した。エモーションが詰まっていた。心深いところでの感動だった。 “世にこんなワインが存在するんだ!” それ以来ジャンボンの蔵に手伝いを兼ねて出入りしていた。 2011年に、ジャンボンの栽培の先生でもあり、フランスの超職人の栽培家だったGuy Blanchardギー・ブランシャールが仲間内に引退を表明した。 ジェロームはその畑に行って、Guyギーさんが半生をかけて世話をした90歳の葡萄木と向き合った時に決意した。 この国宝級の畑と葡萄木は、このままではダメになってしまう。 これは自分が引き継ぐしかないだろう。 その3.8hの畑を引き継いだ。 栽培のプロ中のプロが盆栽手入れのように世話してこの畑は完璧だった。 ワイン造りは、勿論、はフィリップ・ジャンボンで習ったこと、仕込みをやるだけだった。

24
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌ BIOJOLEYNES-NO6

フィリップ・ジャンボンと極の世界を共にするLilien Bauchetリリアン・ボシェ 良い時も悪い時も自然への志を共有するリリアンとフィリップ。 2016年の収穫は、二人とも極小の収穫量、お互いに共同で一緒にやった。 3ヘクタールの畑からたったの2000本分しか造れなかった。      いつも仲の良い夫婦、リリアンとソフィアの二人。      2016年は極小の生産量は、3ヘクタールの畑からたったの2000本分しか造れなかった。 L’Herbefolleレルヴ・フォル(狂った草の意)のラベルで13,14,15,16年産をすべてブレンドしてワインを造った。 量が少なかっただけに、ホントに美味しい。 L’Herbefolleレルヴ・フォル、僅かな量だけど、日本にも入りました。 エモーションが伝わってくるワインですよ!  見つけたら、絶対に買いですよ!   

24
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌ BIOJOLEYNES-NO5

ボジョレの“皆のお父さん”Jean Foillardジャン・フォワールさんファミリーもビジターとしてきていました。 . ブルターニュ地方の大自然派試飲会のViniCircus ヴィニ・シルキュスを立ち上げた人Jean-Pierre Cointreauジャン・ピエール・クアントロもジャン・フォワールさんと一緒に来ていました。 ジャン・フォワールさんがいるだけで、会場がホワッと落ち着いた暖かい空気が漂うようなエネルギーを持っている人だ。 勿論、ワインはトビッキリ美味しい。ボジョレ皆の目標のワインだ。 みんなに尊敬されている。 ジャンとは、時々モルゴン村のカフェ・バーで一緒になる。 ジャンに“今年のワインの出来はどうですか?”と質問をすると、いつもこの言葉が返ってくる。 『今年は最高に美味しいよ! 来年は最も美味しくなるよ!』

24
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌ BIOJOLEYNES-NO4

このビオジョレーヌには、ブースは出さないけど、ビジターとして来場している醸造家がいる。 ジュラの鏡さんご夫妻が来ていました。 鏡ご夫妻とジャンボンご夫妻は大の仲良です。 二人ともトコトン頑張っている。 共通しているのは、ここ数年、極端に生産量が少ないこと。 それでも、コツコツと努力する姿には、いつも感動しています。 . 頑張って欲しいと思っています。 心から応援しています。 . 左の男性は、台湾で14冊もワインの本をだしている作家の林Linさんです。 . 鏡さんの右にいるのは、ジャンボンの奥さんカトリーヌさんです。 大切な人です。

21
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌSalon Vin Nature BIOJOLEYNES-NO3

Les GANIVETSレ・ガニヴェ (フィリップ・ジャンボン) 2009年に収穫して、醸造・熟成に5年の歳月をかけて14年にビンづめしたワイン。 フィリップ・ジャンボンのすべてがこの一本に詰まっている。 なんという液体だろう。 醸造学では、説明できない事をやりながら最後に、このバランスに仕上げるフィリップ。 エモーショナルなワインだ。 色んな意味で飲みごたえのあるワインである。     

21
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌSalon Vin Nature BIOJOLEYNES-NO2

★不屈の精神力のフィリップ・ジャンボン★ この人フィリップ・ジャンボンのエネルギーは凄い! 志を絶対に曲げない不屈の精神力は天下一品。 . 何としても、百パーセント自然にこだわるフィリップ。 ここまでくると、誰も何も言わない。 『フィリップだから』で終わる。 . フィリップのワインにはエモーションがある。 世界中の繊細な人達にエモーションが伝わっている。 多くの人達から愛されている。 ジャンボン・ファンは熱烈な人が多い。 フィリップ・ジャンボンを応援しよう!! ここ数年間、収穫が殆どない。昨年も超極小の収穫量。 このままでは、存続が難しい状況になるだろう。 ★Une Trancheユンヌ・トランシュについて★ フィリップが個人的に大好きで、ワインもフィリップに限りなく近い造りの醸造家のワインを譲ってもらって、瓶詰するワインがある。 それをUne Trancheユンヌ・トランシュのラベルで出荷している。 . そのユンヌ・トランシュに南仏ローヌのワインが初登場“Sudiste”シューディストである。 . Denis TARDIEUドゥニ・タルデュの葡萄、14年産のグルナッシュ85%,シラー15%で仕込んだもの。 不思議なものでジャンボンのUne Trancheラベルで瓶詰するとジャンボン風味になる。 南とは思えないフレッシュさを伴なった果実味!  このUne Trancheワインが、ジャンボンが継続できるようになるための糧になる!! 2016年、ジャンボンを応援する醸造家、ファミリーが集まって収穫 カトリーヌも息子達もファミリー皆で、フィリップを元気付けながら収穫した。 一つも葡萄房がない葡萄木が沢山あった。 生き残った数少ない葡萄を皆で大切に収穫。 フィリップ・ジャンボンを愛する近隣の醸造家、リリアン・ボッシュなども応援に駆けつけた。 それでも、あまりにも少ない収穫量に、流石のフィリップも寂しそうだった。 何とか、フィリップ・ジャンボンが続けられるように!! Une Trancheユンヌ・トランシュのラベルのワイン飲んで、応援しよう!! カトリーヌのこの笑顔がある限り、大丈夫かな。 皆で応援したい。

21
Avr

自然派試飲会・ビオジョレーヌ BIOJOLEYNES-NO1

いつも元気100倍なのは、あのフィリップ・ジャンボン 4月15.16日、フィリップ・ジャンボン一派が主催する超ビオ・ナチュールの小規模醸造家が集まった試飲会。 ボジョレ北端に近い村Leynesレンヌ村の公民館でいつも開催。 こじんまりしたアットホームな試飲会。 ワインだけでなく、近隣でビオ栽培している農家、家畜家、チーズ屋、ビオパン屋さんもいる。 ボジョレの近隣のナチュール好きが集まったという感じ。 醸造元の何社かは、ボジョレ以外の地方からも参加していた。 牧歌てきな雰囲気が漂うホワッとした暖かい試飲会だった。 その中でも、いつも元気100倍なのは、あのフィリップ・ジャンボンだ。

14
Avr

自然派の源流・試飲会・ボジョロワーズ -NO3

B.B.B―BEAUJOLOISE-La source de Vin Nature ★CHATEAU CAMBON シャトー・カンボン マルセル・ラピエールの幼馴染でいつも行動を共にしていたCHATシャ(ジャンクロード)は、マルセルがカンボンを購入した時も共同で出資した。マルセルとの共同経営者。 . シャトー・カンボンも16年産は新しいテロワール★Brouillyブルイィが加わりました。 素晴らしくミネラリーで真っ直ぐなタッチに仕上がってました。これは買いです。 . ★CHATシャ、(猫のラベル) 価格も安目で、軽やかでグイグイ飲める美味しいガメです。 ★DOMAINE CHAMONARD ドメーヌ・シャモナール CHATシャ(ジャンクロード)の自分のドメーヌ。 フルーリーとモルゴンに畑を持っている。 どこまでも優しいタッチのガメ。スーット体に入っていくスタイル。 貴重な古い年代の自然派ワイン シャは、常にボジョレの古いヴィンテージのワインをまとっまた量のストックを持っている。 SO2なしのワインは、長期熟成しない、と思い込んでいる人に飲ませたい。 ★MORGONモルゴン1997年ビンテージを持参。 20年前のガメ、もうピノッテしていて、繊細な年のブルゴーニュ・ピノノワールだった。 ガメ品種がピノノワール品種の従兄だと云われるのが理解できる一本。

14
Avr

自然派の源流・試飲会・ボジョロワーズ -NO1

B.B.B―BEAUJOLOISE-La source de Vin Nature ボジョレワイン全体の大試飲会サロンとなったB.B.B、今年から更に参加グループが増えた。 1-BEAUJOLOISE 2-BEAUJOL’ART 3-BIOJOLAISE 4-BEAUJ’ALL’WINES 5-LES GAMAYS 6-CHICS 参加グループの増加にともなって、場所も3か所に分かれて開催されるようになった。 B.B.Bの略もBien Boire en Beaujolaisに。 B.B.Bのオフ・サロンとして、極小規模生産者の集まりBEAUJALIEN ボジャリアンが昨年から存在している。 自然派ワイン醸造家が始めたイベントが、今ではボジョレワイン全体の一大イヴェントになった。 フランスの他の地域では、自然派と一般醸造家の関係が、ここまでの共存・棲み分けがまだできていない。 まだ、原産地呼称協会、一般醸造家と自然派醸造家の間の関係が対立しているところが多い。残念なことだ。 この一点を見ただけでも、マルセル・ラピエールの偉大さ、ボジョレ自然派醸造家の素晴らしさが光っている。 だからこそ、ボジョレ自然派は一つにまとまってもらいたい。

13
Avr

B.B.Bボジョレ試飲会の源泉Beaujoloise ボジョロワーズ

La Source de Salon a Vin Beaujolais-BBB,Beaujoloise 流石、自然派ワインの発祥の地と云ってよいボジョレ。 良い形で自然派ワイン、ビオワイン、一般ワインの共存ができている。 マルセル・ラピエール生存中に始まったボジョロワーズ試飲会。 マルセルのアイデアは、自然派、ビオ, 一般ワイン醸造家が普通に共存する形を造りたかった。 マルセル・ラピエールの指示でこの3人が実践部隊として動いた。 Christophe PACALET, Cyril ALOZO , Mathieu LAPIERRE 2008年当初は近隣のボジョレ、マコン、ブルゴーニュの自然派醸造家を集めて小規模でボジョロワーズ試飲会をやっていた。 回数を重ねて段々と認知されて、フランス中、ヨーロッパ中からプロ・バイヤーも集まるようになった。 数回目から、ビオ醸造家、一般醸造家も誘って、ボジョレワイン全体のワインサロン形態をめざした。。 自然派ワイン醸造家 - Beaujoloise ビオワイン醸造家  ― Biojolaine 一般醸造家     - Beaujolart 三つのグループに別れて、頭文字をとって、Salon B.B.Bとして、ボジョレワイン全体を盛り上げるワイン・サロンに進展してきた。 このBBB形態アイデアの源泉はマルセル・ラピエールにあったことを忘れてはならない。 特に、栽培方法も醸造方法も違うけど、Vigneron ワイン造り手として一緒に共存するアイデアを打ち出したのである。 人間として、考え方の違いを認め合うことの重要性を“形”にしたこの発想は流石マルセル・ラピエールなのである。 いつも遠くを見ていたマルセル・ラピエール。