23
Août

H2O Végétal–Part15  ボジョレ軍団、期待の若手 Anthony Thevenet アントニー・テヴネ

フランスからこんな醸造家が参加していました。 ボジョレ軍団の期待の若手Anthony Thevenetアントニー・テヴネ Jean-Foillard、ジャン・フォワヤールで修業して、2013年よりお祖父さんの畑を引き継いだ。 2016,2017年続けて霜被害と雹被害で壊滅的ダメージをうけたアントニーも、元気に参加。 周りの醸造家より葡萄を譲ってもらって造ったワインを持参。 始めたばかりから、天から厳しい難題を投げかけられたアントニー、でも天には文句はいえない。 自分のできうることをコツコツとやるのみ。 経験はないけど、“若さ”と“Passion”がある。 何とか、頑張って欲しい。

23
Août

H2O Végétal-Part-14 ボジョレ軍団の若大将…….. Damien Coquelet ダミアン・コクレ

スペインの自然派に混ざってフランスからも数社参加。 毎年、このH2O Végétal見本市に参加しているボジョレの若手軍団。 その大将がこのダミアン。 このカタロニアに来ても、この一角だけはボジョレ・エネルギーと空気が漂っている。 のりの良いジョークと笑いが絶えない。 ワインも難しいことは言わずグイグイ!これがボジョレだ。 2009年に独立して8年目のDamien Coquelet ダミアン・コクレ ダミアンのワインファンは多い。果実の濃縮感とキりッとした酸が同居している。 テーブルにおいて、食事しながらグイグイ飲めてしまう。殆どの食事に合ってしまう。 なんて心地よいスタイルなのだろう! 今、ボジョレで最も元気のいいファミリーは、Georges Descombe ジョルジュ・デコンブ。 Kekeことケヴィンもお父さんの蔵を手伝いながらも、独自の醸造元も設立した。

23
Août

H2O Végétal –Part13  Mas Pellisser マス・ペリセール醸造元

BMOのMasakoマサコさん、Oriol Artigasオリオル・アルティガスを訪問 日本のPassion importerであるBMO社のMadame Masakoマダム・マサコさんが数週間前に訪問。 オリオルさんと畑を歩き、土壌に直接触れて、風、乾燥した空気、ミクロクリマを肌で感じる。 そして、オリオルさんの人なりに触れてみる。 そのワインの葡萄が育つ畑でのテースティングは特別だ。 造り手のエモーション、大地のエネルギーが伝わってくる。 Masakoマサコさんもオリオルも真っ直ぐな波動を持っている。 BMOを通じてオリオルのワインが日本に紹介されていく。 素晴らしいことだ。        

23
Août

H2O Végétal –Part12 将来の伸びしろが大きい ………Oriol Artigas オリオル・アルティガス

Mas Pellisserマス・ペリセール醸造 この一年間で出現したベストな醸造家の一人といってよい。 私は醸造家を評価する時、ワインの今のレベルだけをみて評価することはない。 勿論、トビッキリ美味しいワインであることは第一の条件。 ワインの液体としての繊細度、上品さは一朝一夕、偶然には絶対にできない。 私はトビッキリ味しいワインと巡り逢った時は、即訪問することにしている。 そこまでたどり着くために醸造家のやってきたことを知りたいからだ。 彼との会話や行動から、物事の判断の仕方、考え方など、想像する。 畑、醸造所内部、道具などを見て、色んな要素を組み合わせて全体を総合的に考えてみる。 私にとって 最後に“人”の部分が最も大切な部分。 その人から出ている波動のようなもの、持って生まれた天性のところも大切な部分だ。 そんな角度からみても、将来的に、「Oriolオリオルはどこまで伸びるんだろう」と思ってしまう。 本当に楽しみな醸造家だ。 一か月前に瓶詰にしたばかりのワインが出ていた。私がまだ知らないワインが多かった。 どれも、ウーンとうなってしまう液体だった。 この醸造家も実は、去年巡り逢った。即、訪問したけど、瓶詰前からもうすべて売り切れていた。 今年は、少しずつだけど、確保できた。 是非、日本のワイン大好きな人達に飲んで頂きたい。

23
Août

H2O Végétal-Part11 35度を超す暑さ、ほぼ我慢大会に

スペイン、タラゴナの35度前後の気温の中、試飲もだんだんと我慢大会の様相になってくる。 テースティングだから吐き出すことが基本、それでも少しずつ入ってくる。 気温がグングン上ってるような感じだ。熱中症の一本手前の人が何人か。 まだまだ試飲したいところが一杯ある。 チョット、一休み。 流石に日本人!こんな遠い試飲会にこんな人達が来ていました。 今、日本の自然派インポーターの中で手堅く広げている、Dionyディオニ社の玉城さんがいました。 伸ばしている企業は流石です。こんなマイナーな見本市に4名が参加していました。 そして、もう一人、嬉しい人に逢いました。今や世界中の自然派ワイン造り手から引っ張りだこの彫刻人、山下さんがいました。 造り手を一軒一軒周って滞在しながら樽に彫刻する、世界初の「樽」彫刻芸術人。     Aux vignerons!! Si çela vous interesse, vous contactez Mr.Yamashita Ryota, artiste sculpteur qui se trouve dans le Face Book. Actuellement il est en France. Profitez-en.       

22
Août

H2O Végétal –Part10 Massimo au JAPON

パルティーダ・クレウス醸造 Partida Creus Massimo enfin est allé au Japon !! Il a rencontré beaucoup d’amateurs du vin nature. Massimoマシッモはついに日本に行きました。 多くの自然派ワインの愛好家に逢うことができました。 C’est l’importateur BMO qui a organisé une grande manifestation du vin nature au Japon. Il a fait les séminaires, les dégustations et les soirées avec les amateures. インポーターのBMO社が大自然派ワインのイベントを日本中で企画・開催してくれました。 セミナーもやりました。試飲会、愛好家との夕食会も連日のごとく開催しました。 C’est très important de faire connaissance […]

22
Août

H2O Végétal –Part9 夢の実現

BMO社の鎌田Kamataさんがパルティーダ・クレウスPartida Creus醸造元を訪問 自然派ワインインポーターBMO社の鎌田さん 自然派ワインを愛するレストラン、ビストロの皆からお兄さんのように慕われている鎌田さん。 北海道出身の大地のように大きな心を持った人です。 いい意味でナイーヴな人、人の痛みがわかりすぎるくらい分かってしまう優しさを備えている。 自然派ワインのことは超プロです。 これから自然派ワインを始めたい人、ワインの品揃えで悩んでいるレストランの人 是非、鎌田さんに相談してください。きっと、素晴らしいことを優しく提案してくれますよ!      「遠い国、日本で自分達のワインを紹介してくれる鎌田さんは、自分達のファミリーだ。」とMassimoマッシモ夫妻は言う。 Antonellaアントネッラも愛情をこめて料理してくれました。 ワインで世界中の人とコミュニケーションをとる夢を実現している最中のマッシモとアントネッラです。

22
Août

H2O Vegetal –Part8 設計家が自分の人生を設計! 実現の真っ最中

Partida Creus パルティーダ・クレウス醸造元 マッシモMassimoとアントネッラAntonellaはイタリア北部の山の出身ながら、長年に渡り設計者として暮らしをしていた。 イタリアの洗練されたカルチャーを身につけた人達である。 設計者として生活していた時に、自分の設計したものが、自分が信頼していた人に盗作されて、その作品が世界的話題になったことがある。 そんなこともあって複雑な人間模様の交差する世界に違和感を感じていた。 本来の自分らしい生活をしたかった。 そんな模索中にバルセロナにやって来て、偶然にこの村にたどり着きやっと自分達のやりたいことがハッキリしたのである。マッシモは自分の人生の設計を完成した。今それを実現している真っ最中。 美しい自然の中で、そこに住む人達とお互いに信頼関係を保ちながら、ワインを造り、そのワインを通して世界中とコミニュケーションが取れる夢の世界を設計した。 マッシモが、この村に着いた時、まず驚いたのは、もうスペインでも絶滅しかけている土着の葡萄がここには沢山生き残っていたことだ。どう見ても世界遺産級の葡萄達だった。村の人達はそれらを引き抜いて新品種に植替えようとしていたのである。 マッシモはその葡萄でワインを造りたかった。マッシモが育った北イタリアの実家の状況と本当によく似ていたのだった。 マッシモには直感で確信できた。この葡萄なら必ず凄いワインができることを。 マシッモは農家の人達とコンタクトをとり始めた。よそ者のマッシモが彼らを説得するのは容易ではなかった。 最初は相手にしてくれなかった農家の人達も、時間と共にマッシモの情熱と屈託のないシンプルな人柄に慣れてきた。 やっと、話しを聞いてくれるようになった。 マッシモは提案した。 彼らが、今葡萄を農協に販売している価格よりも、ずっと高い価格で買い取ることを提案した。 やっと、何人かの農家が承諾してくれた。こうしてすべてが始まった。 ラベルにはすべて、葡萄品種の頭文字が記されている。       

21
Août

H2O Végétal –Part7 ロマンの男Massimoマッシモの満面の笑顔

パルティーダ・クレウス醸造元 北イタリアのAstiアスティ出身のマッシモは空飛ぶもの、風や気流による耐空もの、 ハングライダーなどの設計者だった。 その世界では、超一流の設計者として名が知られていた。 ある時、人生を変えようと、同じ気流や風と関係のあるヨットの設計者として、 バルセロナにやって来た。 でも、北イタリアのピエモンテの葡萄栽培の家系で育ったマッシモは、 空と海の仕事には常に違和感を感じていた。 バルセロナには美味しい地野菜がなかったので、ある時、奥さんのアントネッラと 車でタラゴナの山中に入っていった。 そこは、素朴な農家が暮らす簡素な村だった。 自分で育てた地野菜や自家製のワインを造っている人達がいるBonastreボナストレ村だった。 それは、まるで自分が育った北イタリアの牧歌的な農家の世界だった。 マッシモは悟った。 『俺の人生はこれだ!やっぱり土の仕事だ!』 カタロニアの美しい自然の中で、土と自然に触れあいながら営む人間的な仕事がしたかった。 そこには、スペインの土着の葡萄品種が沢山残っていた。 マッシモは、ここでこれらの土着葡萄を再生しようと決意した。 気がついた時はもう、マッシモとアントネッラは、ボナストレ村でワインを造っていた。 週末には、レストランを開いて地元の野菜などを使った料理を提供している。 生き方そのものがロマンような人生を送っているマッシモとアントネッラMassimo,Antonella。 ワインそのものが、もうロマンを感じさせてくれる!!

21
Août

H2O Végétal –Part6 宇宙を感じる! COSMIC コスミック醸造

数週間前にBMOのMasakoマサ子さんがCOSMICコスミック醸造を訪問。 レストランンEl Ginjoler エル・ギンジョレールのオーナーシェフ・シャヴィXaviさん 三ツ星レストラン・Can Roca カン・ロカのシェフ・ソムリエさん達と一緒でした。 初リリースから人気のCOSMIC。 実は昨年のH2O Végétal試飲会で試飲して即訪問したのですが、 その時すでに、すべて売り切れだった! 16年産は、まだ収穫前だったけど、その時に予約して来ました。 一年越しのCOSMICワインが先週日本に着いたようです。 残念ながら量は少量しかもらえませんでした。 宇宙エネルギーが詰まったワイン。大きな、大きな宇宙を感じてください。 “マルセルを知らない新世代自然派”を象徴した醸造家の一人です。 新しい流れを感じてください。 Salvaeorサルバドールは、スピリチュアルな面も持っていて、山上の畑の中に大きな自然石があり、 星空の中、時々座るようです。 山の上、満天の星の中、座ると自分が宇宙の一部であることを感じるようです。 日中ですが、私も座ってみました。 天から頭、背中を抜けて地中にスーット抜けるような感覚がありました。 面白い醸造家が誕生したものだ。

21
Août

H2O Végétal –Part5 –どこまでもキレイなロゼ!COSMIC コスミック醸造

Confianza 2016 コンフィアンサ グルナッシュ・グリをアンフォラで仕込んだロゼワイン。 樹齢50年、根っ子は表面の砂質の層を超えて花崗岩盤まではいりこんでいる。 スカットした塩味がかったミネラル感、そこに実にキレイな酸、エレガントな赤いベリー系の果実味、薔薇のような花の香りが伴ってスーット体に流れていく逸品!! 標高300mのプイッチ・ロドーという区画、表面は花崗岩が風化した砂質、鉄分が多く含まれている。 除梗したあと、発酵前にステンレス・タンクで4日間マセラッション、プレスしてジュースを アンフォラで20%発酵、樽発酵20%、ステンレス・タンク発酵60%に振り分けてアルコール発酵したもの。 ここまでのスタイルにたどり着くまで研究、試作、思考を繰り返し練りに練った醸造方法。 自分が狙ったスタイルで、ここの土壌を最大限に生かし、宇宙のエネルギーを液体に写したワイン。 名前のごとく、スーット体と心が安定・安心してくるのを感じる。

21
Août

H2O Végétal –Part4 -宇宙エネルギーをワインに!!COSMIC コスミック醸造

サルバドールSalvadorは小さい頃から星や宇宙に興味を持っていた。ワインの勉強をしながらも天文学も学んだ。 宇宙が地球に注ぐエネルギーの偉大さに感動している。 当然、栽培はビオディナミ農法を採用。 宇宙の話しをしたら止まらない。 宇宙のエネルギーを最大限にワイン詰め込みたい。 だから名前も“COSMIC”コスミック。 ここのワインに共通するスカットした透明感は宇宙エネルギーからなのだろう。 ★VALENTIA ヴァランティーア★ このワインの畑はAguyanaアグヤーナ村の山の一角、この区画はl’Estrada レストラ―ダと云い山の麓にある最も低い標高190mの畑。ここで昔か植えられている品種はカリニャン・ブランである。 この地方では、昔はカリニャン・ブランが主力品種だった。 ここでも近代化の流れで、他の売りやすい品種に植え代えられてしまった。 僅かに残る貴重な50歳の樹齢のカリニャン・ブラン70%。 カリニャン・ブランは、どんなに葡萄が熟しても“酸”がキッチリと残る特別な品種。 そして、プイッチ・ロドーの30% 素晴らしい酸とミネラル。 70%はアンフォラで発酵、30%の3割が栗の木樽で発酵 アンフォラでは純粋なアルコール発酵のみをさせる。カリニャン・ブランは還元力が強く、ワインに還元臭が残りやすい品種、アンフォラで発酵させると発酵中に外気との通気ができて還元しにくくなる。 なんて真っ直ぐな白ワインなのだろう。酸とミネラル感とやさしい舌触り。 お寿司に合わせたい。

21
Août

H2O Végétal-Part3 今、勢いのある若手、コスミックCOSMIC醸造

(スペイン自然派ワインの夏祭り見本市) COSMIC コスミック醸造   今、スペインの若手で最も勢いある醸造家の一人、Cosmicコスミック醸造のSalvadorサルバドール。 思ったことを真っ直ぐ突き進むエネルギーは、まさに宇宙的。 一点の濁りがない瞳がすべてを語っている。 サルバドールSalvador、35歳。 タラゴナTarragona地方のぺネデスPenedèsの葡萄栽培農家に生まれた。 しかし、自分のやりたいことは両親の延長線上にはなかった。 葡萄栽培・醸造学校を卒業したあと、違う世界を見たくてニュージーランドに渡って違う世界の醸造を経験。 外に出ると、より自分のやりたいことがハッキリしてきた。 2013年に、フランス国境から10キロ足らずの山の中、サルバドールが造りたいワインの土壌、微気象標を備えた素晴らしい5hの畑を発見。 標高300~600mの斜面、酸をもたらしてくれるミクロクリマ(微気象)、つまり、山からの乾燥した風トラモンタンと海に近いこともあって湿気も備えている。風が病原菌を吹き飛ばしてくれて、ある程度の湿気が異常乾燥を避けてくれる。葡萄が熟す最後の段階に重要な水分を確保できるので、期待通りの“酸”をもたらしてくれる。 . Cosmicコスミックのワインには、エッ!これがスペインのワイン?と驚くほどのフレッシュな酸がある。 そして、真っ直ぐに伸びる花崗岩からくる透明なミネラル感が凄い。 それでいて、やさしいソフトな舌触りは、花崗岩が風化した砂質層土壌に由来している。 凄いワイン、醸造家が誕生したものだ! すでに多くの一流レストランのシェフ、ソムリエ達が評価し、出入りしている。 レストラン「El Ginjoler エル・ギンジョレール」のオーナーシェフ・シャヴィXaviさんや、2016年San Pellegrino世界ランキング1位に輝いジロンナの三ツ星レストラン「Can Roca カン・ロカ」のシェフやソムリエさんが先日来ていた。

21
Août

スペイン自然派ワインの夏祭り(見本市)H2O Végétal –Part2

会場に着くと、目の前にこの人がいた。 自然派のこれはというイヴェントには必ず参加している人、Thierry Puzelatティエリー・プゼラ。 この人はフランス以外の国でもVin Natureに興味がある人がいたり、大切な試飲会があればどこへでも飛んで行くでしょう。 ティエリーThierryを見ると、Monsieur le Vin natureと呼びたくなる。 Souvenir de Fête du vin nature chez Lapierre (photos de 2013) 真夏に、この暑さと夏祭り、それにティエリーの顔を見れば、どうしても、Marcel Lapierreマルセル・ラピエール家のあのFête du 14 Juilletを思い出してしまう。 朝まで徹底的に飲んだあの祭りを。ティエリーは毎年出席していた。 しかし、あのお祭りは今思うと凄いメンバーがいて超濃厚だった。まさに、自然派ワインを育てたお祭りだった。 あらためて、いつか特集を組んでレポートしたい。 でも、今回のような、Vin Nature夏祭りが至る所で開かれるようになったので嬉しい限り、素晴らしいことだ!!

9
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市“BIM”ビム 翌日の遅めの昼食

翌日は、ゆるりと昼過ぎに集合して豚2匹の丸焼き。 この時期にこのメンバーが集まっては、そう簡単には終わらない。 丸2日間の夏祭り。     豚の丸焼きと云えば、マルセル・ラピエール生前中、7月14日に毎年行っていた、自然派ワインの夏祭りを思い出さす。フランス中から自然派ワイン関係者が集まってきて交友を深めた。 自然派ワインの発展に大きな役割を果たした行事だった。      ここに新たなチームが、新たに始めた。 若手醸造家達による、新たな時代の始まりか。 この輪は広がるだろう。     

8
Août

真夏のヴァン・ナチュール見本市 “BIM”ビームの夜

収穫を一か月後に控え、収穫の無事を祈りながらお互いの健闘を誓う前夜祭のようなもの。 さあ、17時に始まった試飲会、21時を周ってソロソロ真面目なテースティングは終了。 皆、集まって楽しい交流の時間。 楽しみながらの会話の中で、栽培上、醸造上でもヒントが飛び出してくる。 こうして、少しづつ進化してくる。 こんなコミニティーの共生の中で、自然派が増えてきた。 造り手、ワイン屋、ビストロ・レストラン業者、バイヤー、ソムリエ、愛好家、皆が一緒になって 交流して、お互いの理解を深めて進んでいく自然派ワインの世界。 ワインは美味しく、造る人にとっても優しく、飲む人にも優しく、地球にもやさしい、こんな健全な世界はなかなかない。 それぞれが、人生を思いっきり楽しむ。 ここには、妙なプライド、妙な優劣、階級、はない。 日本からもBMOトロワザムールのウエタ・アユミさんが日本を代表して参戦。 そして、最後は朝までディスコで夏祭りフィーバーだ!

8
Août

ラングロールを追いかけて10年、そして、離を目指す !

この見本市の主催者Valentin VALLESヴァランタン・ヴァレス (次世代ワインヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) ヴァランタンは2008年にラングロールのエリックのワインを初めて飲んで衝撃をうけた。 『こんな飲み物が、存在するのか?』 即、エリックのところで修業を初めた。 自分で造ってみたくなった。 葡萄を近隣の栽培家に譲ってもらって試作を造り始めた。 そして、昨年、自分の畑を手に入れた。 ヨーロッパ中の著名レストランより注目されるようになった。 ソムリエやバイヤーがヴァランタンのワインを試飲すると、皆が云った。 『エッ!これ、ラングロールのワインでは!?』 ずっと、ラングロールを目指してきたヴァランタンにとっては、嬉しい評価だった。 最近、ラングロールからの“離”をめざすようになった。 エリックを尊敬する気持ちは変わらない。 でも、離れて“自分のワイン”、確固たる自分のスタイルを目指すようになった。 やはり、自分の畑をもって、自分で耕して、このテロワールを最大限に表現したい気持ちが強くなった。 それは、ラングロールのモノマネではない世界だった。 気さくなヴァランタンの性格を慕って多くの若者達がヴァランタンのところに集まってくる。 新しい風がヴァランタンを中心に吹き始めている。

8
Août

若きPASSIONの塊、Vin Natureの地平線を変えてしまうような発想

Sebastien CHATILLON (AD VINUM) セバスチャン・シャティヨン(AD ヴィニュム社) (次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM”) 飛び抜けた発想と行動力、今までにこの世界にはいなかったアーティスト感覚の才能をもった若者だ。 ロワールのRené MOSSEルネ・モスのところで4年間修業した。 そして、世界トップ50のレストランChateaubriandシャトーブリアン(Paris)で シェフ・ソムリエをやっていた。 あのChateaubriandシャトーブリアン(Paris)の見事なワインセレクションを造りあげた男。 ソムリエとしてワインを探しに、醸造家を訪問しているうちに、ワイン造りに興味をもってしまった。 ノルマンディー地方の田舎出身のセバスチャンにとって、環境の良いところで生き生きと自然派ワインを仲間たちと造っている醸造家達の生き方に感動してしまった。 この見本市の主催者Valentin Vallesヴァランタン・ヴァレスに巡り逢って人生が変わってしまった。 ★作曲のようにワインを造る!!★ 2016年にネゴス(葡萄・ワイン会社)を設立。醸造家仲間から葡萄を買ってワインを造り出した。 セバスチャンは若き頃、パンク・ミュージシャンとして活動していた時期がある。 セバスチャンの造るワインはまるで音楽だ! ドレミファソラシドの音階の代わりに品種と醸造法の違いの液体を組み合わせて一本のワインを造る。 セバスチャンにとって、白葡萄も赤葡萄も音階だ、除梗醸造、マセラッション・カルボニック醸造の液体も音階。 これらを組み合わせて一本をワイン造る。まるで一曲のミュージック。多分毎年変わるm 多分、同じワインは2度とできないだろうと思うけど、トビッキリ美味しくスーット体に入っていく。 . 近未来、これからのエヴォリューションが楽しみな醸造家が誕生した!! 自然派ワインの地平線をも動かしそうなスタイルのワインを世にだした。 大きく動く予感がする。 ますます、面白くなってきた!!