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2011年 RECREATION セミナー・レジュメ

1976年に渡仏して、34年間のフランスとの付き合い。ワインの仕事について28年の歳月が過ぎました。特に1998年にワイン商として現地法人をパリ設立して以来、12年間フランス中の葡萄園を飛び周るのが私の仕事です。この1990年からの20年間の変化はすさまじく大きかったと思います。過去から現在、そして未来へとワイン業界の流れを総括する時期に来ているのではと感じています。 フランスでは、10月11日に自然派ワインの父と云われたマルセル・ラピエールの死という大きな出来事がありました。師は醸造元として、一人間として、地球人として自然派ワインの尊さ、ワインのあるべき姿を多くの若き醸造家達に示してきた偉大なる人物でした。人間的にも偉大なる人物でした。 そのマルセルの死を契機にもう一度、マルセルの遺志を引き継いで自然派ワインの重要性を皆さんと共に再確認すると共に、我々ワインに携わる人間として、胡麻化しのない本物ワインとしての“自然派ワイン”の重要性を認識し合いたいと思います。 現場のフランスの状況、不況に悩む日本のレストラン業界、小売業界の状況を考慮しながら、どのように色んな問題を解決することが出来るかを、皆さんと共に考えていきたいと思います。 自然派ワインが誤解されている 1) ビオワインと自然派ワイン(VIN NATURE) について 1-1)多くの人がビオ・ワイン=自然派ワインと思っている間違い。 1-2)ビオ・ワインはすべて美味しいか?残念ながら90%は美味しくない。     普通の栽培ワインとほぼ同じ比率で美味しくない。 ビオ栽培はスポ-ツをやる為の基礎体力・筋肉を鍛えること、筋肉を付けて外見だけはイチロ選手と同じになること。でもイチローのような野球の技はできない。ビオ栽培は、スポーツをやる為の基礎体力を作ることに似ている。つまり美味しいワインを造る為の土台ができましたよ、というに過ぎない。 2) 美味しいワインを造る為の3つのポイント 2-1)収穫量を押さえること 2-2)発酵槽に入れる葡萄が健全なこと 2-3)収穫、醸造を慎重に細部まで気を配ること     清潔度、温度管理、ポンプなど荒々しいワイン器具を使用しない。(重力を使うワイン移動) その年の葡萄状態に合わせた醸造の選択 3) 自然派ワインについて 3-1)普通に自然なワインの第一号  フコー家のクロ・ルジャールのような 人びと、人間国宝級の人達 3-2)自然派ワイン(VIN NATURE)の発祥、マルセル・ラピールの登場、 どんな経緯で? ラピエール系自然派の3大特徴 1-土壌に微生物が生きていること 2-仕込み直後のSO2は無添加(酸化防止剤としての亜流酸) 3-自生酵母で発酵 *グラップ・アンティエール(除梗なし)のセミ・マセラッション・カ ル ボニック醸造 4)自然派ワインの伝播について   (フランスの自然派ワインの伝播の歴史から学ぶこと)   開発者  ジュル・ショーヴェ   実践者  マルセル・ラピエール   販売者  ジャン・ピエール・ロビノ 以後多くの若手が誕生して、各地方に伝播、組織が出来ていった。 醸造家からワイン商 ― 輸入者 ― 小売店 ― レストランから消費者まで繋がる重要性 5) 宇宙的規模の本物志向の時流 この宇宙の中で、人間だけが独立して存在している訳ではない。すべての事象が関わりあって繋がって、物や生き物が存在しているという事実。ワインは多くの事を教えてくれる。何故なら宇宙とも地球とも人間とも関わって一本ワインが成り立っているからです。 6) CLUB PASSION DU VINの2011年の具体的活動について  (販売者への全面的な援助運動の強化) 日本における多くのジャンピエ-ル・ロビノ的な販売者を強力に遠方援助を実施(チラシ作成など) フランス醸造元見学、  醸造家を日本に呼んでの交流(販売援助) などを強力に進めていく。 セミナーの核心の部分レポート記事を次ページより記載します。長い文になりますがお許しください。 BIOワインとVIN NATURE(自然派ワイン)について ビオワイン=自然派ワイン、これは大きな間違いで大きな誤解を招いてる元凶となっている。 今、日本でBIOワインとVIN NATURE(自然派ワイン)が同意語のように使われている。 どうも腑に落ちないところが多々あって困っている人達が多いと思う。 […]

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RECREATION DEGUSTATION VIN NATURE A FUKUOKA 福岡

博多の街にも自然派ワインが浸透してきたのを感じる。 CPVお薦めワイン 2011年、博多に出展されていたワインで見逃せない醸造元をクローズアップしてみたい。 10社のインポーターが扱う自然派ワインすべて推すすめであることには間違いない。しかし *どうしても、もう一度、飲んでもらいたいワイン。 *個人的に何故か惹かれるワインなど、 ここでは、色んな意味で今年は外せないな!と思うワイン・蔵元をクローズアップしてみたい。 PAUL- LOUIS- EUGENEポール・ルイ・ウージェンヌ(野村ユニソン) ミネルヴォワの山中に住む孤高の仙人 16年前までは、南フランスでは名を轟かせた名前だった。訳あってほとんどの畑を手放さなければならなくなり、一旦生産が中断していた。ミネルヴォワの山中にドルメン(原始人)が住んだ跡があるコスと呼ばれる一角がある。 真っ白な硬い石灰質の岩盤土壌の荒地があった。その山中に住み荒地木々を引き抜きスキー場のゲレンデのようなS字型のブドウ園を開拓した。途方もない体力のいるハードな仕事を独りでやった。その激務の為、近年心臓を病んで手術までした。 今は取り戻して元気に働いている。ポールが命をかけて造ったワインです。 1-PIERRE DE SONS ピエール・ド・ソン 真っ白は薄く硬い石がいっぱいある畑、その石と石を叩くと、大変美しい音がする。“石の音”ワイン。仙人ポールが造る南のピノ・ノワール。南仏ピノNO1である。 2-3POMMES トロワ・ポム ポールが命をかけて開墾した写真の畑、ここから収穫したグルナッシュを仕込んだ初リリースワイン。ドルメン(原始)の土壌の風味がする。仙人の哲学も感じる。 CLOS DE L`ORIGINE クロ・ド・オリジン(ディオニ社) 私はこのマーク・バリオが好きだ。飄々として視野が広く明るい性格だ。ブルゴーニュでワインを勉強してディプロムをとり、オーストラリアで大手企業のワイン造りの経験もした。そしてバンドールにて4年間、オノログとしてワイン造りを経験。そして、独立すべく、土地代の安いルシオン地方にやって来た。ここには樹齢100歳以上の古木が沢山ある。国宝級の葡萄木だ。そしてシスト土壌と素晴らしいテロワールがある。 1-SOIF DE PLAISIR ソワフ・ド・プレジール(赤) カリニャン50%,グルナッシュ45%,シラー、マカブなどが混植されている畑、喉の渇きを癒すごとくグイグイ飲める赤ワインです。 2-L`ORIGINAL ロリジナル(白) 110歳のマカブ48%,ムスカ・プティ・グレーン50%,あとは混植品種。果実味の中にミネラルからくる酸もあり、グイ飲みワイン。 CATHERINE ET PIERRE BRETON カトリーヌ・ピエール・ブルトン(日仏商事、BMO,イーストライン) 自然派ワインの中心的存在の蔵元だ。 カトリーヌは自然派最大の組織、ディーヴ・ブテイユル(白)の設立者の一人である。 自然派ワインに入った契機は、若き頃、ジャンピールロビノのパリのワイン・ビストロで自然派ワインの存在を知り、その自然な風味に驚愕した。 マルセル・ラピエールを知り、自然な造りに参入。 この二人の出会いもアンジュ・ヴァンで知り合って結婚。ロビノが彼らの結婚調印の承認者(仲人のような存在)でもある。 NUITS D`IVRESSE ニュイ・ディヴレス“ 酔いどれワイン”(日仏商事) BRETONのワインはカベルネ・フランのマイナーな意味のベジェタルさがまったくない。ニュイ・ディブレスはSO2添加ゼロのワインである。 カベルネ・フランのピュアーな風味が味わえる、特別なワインだ。 メーンのブルグイユもフランの上品をここまで表現できるのがブルトン。 DILLETANTE ディレタント(BMO) 明るくて、芯があってで、優しく美しいカトリーヌ、そのままのイメージのワインだ。 ヴーヴレ地区出身のカトリーヌは家系から引き継いだシェナン・ブランの畑を持っている。 今、微発泡の爽やかな自然派ワインがブームとなっているが、そのブームの切っ掛けの一つがこのディレタントだった。仕事が終わってグイっと一杯やりたいナンバーワンだ。 EPAULE […]

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“RECREATION” DEGUSTATION VIN NATURE A OSAKA 大阪編

TOKYOの翌日1月27日に大阪で開催。 250名のプロフェッショナルに来て頂きました。 やはり大阪でも感じたことは、今までに来られなかった部門の人達の来場が多かったことです。 自然派が確実に広がっているな、と感じました。 そして、小売店も業務店の人達もこの難局を自然派ワインで乗り越えようと、皆、自分に合ったワインを探そうと、真剣に試飲を繰り返していました。 大阪ではインポーターの目を引いたプレゼンテーションと人気ワインに的を絞って紹介します。 DIONYディオニ社    この不況の中でも、順調に売上を伸ばしているディオニ社は、毎年、販売営業マンを伴ってフランス現地の自然派醸造元を訪問する。営業マンが現場を知っているか否か?は本当に大切で、説得力が2倍、3倍に上がると思います。そして、毎回、プロカメラマンを同伴して醸造元の綺麗な写真を撮っています。その写真がプレゼンテーションに差が出る。 MIKAEL BOUGES ミカエル・ブージュ↑ ロワール地方トゥーレーヌ地区。真っすぐでスカットして気持ちが良い人物。ロゼの微発泡ワインABが実に爽やかで良い。 そして、白も赤も共通していることは人物通り透明感あってスカットしたスタイル。 イーストライン社 門脇さんも年に3回ほどフランスにやって来て、醸造元を巡る。一眼レフをもって醸造元の写真を撮りまくる。顔の見えるワインが実現する。 プラジョル 国宝級の職人組織レジャン・ド・メティエのメンバー SUD OUEST西南部地方のプラジョルを紹介しよう。 フランス自然派の仲間から尊敬の念を持たれているプラジョル。絶滅しかけている品種を再生させたり、品種研究家でもある。品種に関する本も書いている。 モーザック品種から造られる白の微発泡ワインがほのかな甘さもあって大人気でした。 赤はブロッコリ品種100%、爽やかさもあって、グイグイ入ってしまう。 BMO社 - プレゼンテーションのMVPは流石のBMOだ! 遠くから見ると“オヤッ”マルセルとエロディーが来ているのかな?!と思ってしまうほどよく出来ている。 上半身の等身大写真の切り抜きボードだった。 南ローヌの自然派を造上げたマルセルのワインは絶品だ! 運命的な師弟関係 若きマルセルは、ワイン造りを始めた頃、エロディのお爺さんに色々助けてもらった。その世話になったお爺さんの孫に当たるのがエロディーさんだ。葡萄栽培、醸造とすべてをエロディーに伝授している。素直で頑張りやの性格のエロディーは既に多くの事を身に付けている。35年のマルセルの歴史を受け継いだ。その上に女性的な柔らかさをワインに表現している。驚愕の果実味と優しさが同居している。 大阪と福岡では自然派ワインセミナー開催 Seminaire sur Vin Nature マルセル・ラ・ピエールが昨年亡くなって自然派の歴史がまた新たな時代を迎えようとしている。 今、今までの自然派の流れ、現在、そして未来に向けて歴史的に総括する時期に来ていると判断。 1976年に渡仏してフランス滞在が30年を超しました。 近年の10年間のフランスワインを取り囲む環境の変化は絶大なものがあり、自然派ワインの広がりには驚くばかりです。 自然派ワインとビオワインについて自然派ワインの台頭、伝播の歴史など、総括しておく必要性を感じました。 テースティングは 1-クロ・ルジャール、自然派ワインという名称が出る前から400年に渡ってビオで自然な造りの伝説蔵 2-マルセル・ラピエール、現在の自然派と呼ばれるグラップ・アンティエール(除梗なし)醸造 3-ル・ブ・ド・モンド、マルセルの流れを継承している。孫弟子にあたる新世代の自然派 ★セミナー内容については、このHPページにて近日中に掲載いたします。 RECREATIONの打上げが満谷さんの LE BOISだ! 大阪で自然派の元祖と云えばやはりトルトゥーガーの満谷さんだ」!今夜は2階のLE BOISを借り切った。 大阪の夜は熱い! 日仏商事の庄本は明日フランスに出発予定ボンボヤージ、パシフィック洋行の安部さんは今年初参加で新しいパワー風を有難う。ディオニの前田社長親子、有難うございました。 三浦さんも、トミオさんも有難うございました。 皆さんお疲れさんでした!満谷さん、有難う!! 伊藤

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RECREATION自然派・大試飲会が3都市で盛大に繰り広げられた!

     *** 東京会場 TOKYO *** CLUB PASSION DU VINでは毎年、年初めの1月に自然派大試飲会を実施している。 対象は酒販店、各種小売店や飲食店などプロ向けだ。約500名の人達が来場した。 遠くは北海道、九州からも来てくれました。 2011年のワイン販売の為に新たな自然派ワインを見つけようと日本中からプロフェッショナルが集まった。今までにない広がりを感じた。 *** 東京会場にはフランスから二人の生産者が参加 *** ←自然派最古参のダール・エ・リボ のルネ・ジャンが参加。自然派の世界ではミティークな存在だ。熟練したものしか出せない究極の自然な果実味の旨味!(野村ユニソン) 神の雫、ボルドーのプピーユも登場 カスティヨンの暴れん坊フィリップ・カリーユ が来日参加した。ビオ栽培、自然酵母、樽熟の正統派タイプのボルドー自然派。 (モトックス)  ***10社の自然派インポーターが大集合 *** BMO株式会社(片岡物産株式会社) 、 野村ユニソン株式会社、 エスポア 株式会社モトックス、 ディオニー株式会社、 株式会社オルヴォー、 有限会社クロスロード、 パシフィック洋行株式会社、 日仏商事株式会社、 株式会社イーストラインLa Vigne事業部 *エスポア  TEL :06-6436-3402 東京会場のみの参加となったエスポア。 東京のエスポア加盟店が協力しての参加となった。 超人気のマーク・ペノ 超自然派のシモヌッティーを有するエスポアブースはいつも試飲者で混んでいた。江戸っ子エスポア店の 萬屋のユキコさんが参加。 *クロスロード   TEL :03-3352-0911 FAX :03-3352-0910 隠れたコアな自然派をいっぱい持っているクロースロードは新たな自然派を求める飲食店の人達にはもってこいのインポーターだ。ボジョレの孤高の自然派ジャン・クロー・ラパリュが大人気だった。藤原さんと有馬さんの2人の参加だ。 ガメ品種もトコトンつきつめるとここまで上品になるものか。と驚きのブルイ。 *イーストライン TEL :05-6682-1955 FAX :05-6882-1524   TEL 門脇090-1757-1147 掘り出しもの自然派を探すならイースト・ラインだ。 ここの門脇さんは年に3度もフランスにやってくる。 その都度、訪問先の自然派醸造元で研修している若者や 近所の新人自然派を紹介してもらい青田刈りをしている。 だから、ここには掘り出しものが沢山ある。でも超人気は […]

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フランスの1月は試飲会のラッシュ!

フランスでは、1月24から2月1日に亘って自然派ワインの世界ならでは絶対に外せないイベントが行われます。 ここで、生産者の新しいヴィンテージを飲んだり、新人の造り手を掘り出したり、世界中からカービストやレストランのオーナー、ワイン関係の方々が集まるのです! 最初はモンペリエで行われる『La Remise * ラ・ルミーズ』からスタート。 ここでのムードは、とにかくフレンドリーな雰囲気で、皆顔見知り・・・! ルシヨンでも有名な3人の生産者、Domaine Le Bout du Monde*ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのEdouard Laffitte*エドワード・ラフィット、 Domaine du Possible*ドメーヌ・デュ・ポッシブルのLoic Roure*ロイック・ルール、 そしてClos Léonine*クロ・レオニンのStéphane Morin*ステファン・モランが主催している隠れ試飲会です! そして次の日には、毎年大規模に成長している『Millésime Bio  * ミレジム・ビオ』。 1993年からスタートし、今ではビオ・ワインならばここ!という人も沢山。 しかし人が多く、広すぎるので、生産者を見つけるのに一苦労・・・! そしてパリに戻ってきてすぐにロワールのほうへ。 ここでは、『Renaissance des Appellations * ルネサンス・デ・ザペラシオン』という試飲会が開かれています。 自然派ワインの中でも、トップ・クラスな醸造家のみ! ロワール地方のアンジェの町にある、12世紀に建てられた小屋の中で再開されています! そのまま、又もや大規模試飲会、『Salon des Vins de Loire * サロン・デ・ヴァン・ド・ロワール』に突入! 1987年に再開され、今では600人もの生産者が紹介されています。 しかも名前通り、全てロワール地方の造り手・・・ 多い! そして最後の試飲会は、何とシャトー・ブレゼの地下で行われました! まさに自然派ワインが大好きならばは欠かせない『Dive Bouteille  * ディブ・ブテイユ』です! ロワールのソミュール地方独特の、 どこまでも続く廊下・・・まさに洞窟! 去年は寒くて赤ワインの試飲は難しかったのですが、今年はちゃんとヒーターが入っていて、美味しく試飲が出来ました! *** さあ、試飲会にいた生産者を紹介します! *** 最初はLa Remise * ラ・ルミーズから! Ferme St Martin * フェルム・サン・マルタン (ローヌ地方) Thomas * トマ 2010年はトップなバランス! 酸味もキッチリしていてフレッシュ感抜群! 白の「Fleur de […]

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Déc

★Le Vin en Tête ★ル・ヴァン・アン・テット試飲会★

今日は凄いおしゃれな試飲会に行ってきました! 会場に入ったら、参加している生産者のポートレートがズラリ。 何か迫力があります! そしてデコレーションが可愛い! 壁には、アーティストの絵が飾れていて、天井には自転車がぶら下がっています。 何故?!まあ、アートです! それでは試飲会スタートです! Arnaud Combier / Bourgogne  * アルノー・コンビエ 何故だか今年は頻繁に会っているアルノー・・・ 彼ほど優しくて落ち着いている人は居ない! 誰に対しても一生懸命に説明をしてくれ、そのゆっくりで独特な喋り方が印象的です! 彼のワインは、何が何でもミネラル! どれを飲んでも、上品で濃厚なフルーツが味わえます! Les Mandeliers 09*レ・マンドリエ09は丸みがあり、 La Barnaudière 07*ラ・バルノディエール07はピーチや梨のフレッシュなアロマが足され、 Pouilly Fuissé 08*プイイ・フュイッセ08はよりスパイシーで柑橘類の香りが綺麗! どれを飲んでも後味が長く続き、スーっと飲みやすいワインです! しかもスペシャルに、La Barnaudièreの09年、しかもマグナムを注いでくれました!厚みがありとてもリッチ!アルノーのワインは本当に全部お勧めです! Yannick / Prieuré Roch / Bourgogne  * ヤニック/プリウレ・ロック もうヤバイ・・・美味過ぎる~~! 一言で言うと、一回飲んだら忘れられないピノです! 今日は若いヤニック氏が参加。Nuit I 08*ニュイI08は綺麗過ぎるバディ! そしてNuit 1er Cru Vieilles Vignes 06*ニュイ・プルミエ・クリュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ06は、樹齢の古い木なのでより複雑感があり、スパイシー感もあり、奥深い後味が印象的。 最後に飲んだ(ここでは試飲ではなく、思わず飲んでしまいます・・・!)Hautes Mazières 08*オート・マジエール08は赤フルーツや、スミレの花の香り、他にもトリュフなど、表現豊かな香りにウットリ~! Guy Bussière / Bourgogne * ギー・ビュシエール 私の生まれた年のワインを初めて飲ませてくれた人・・・ […]

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大阪・豊中のESPOAたけやの“暖かいワイン会”

大阪・豊中のESPOAたけやの“暖かいワイン会” 銀行マンの脱サラから酒販店経営へ変身した武元さんと奥さん 11月は3週間日本へ出張しました。日本全国を走り回ってワインに携わる人々と交流を深めてきました。その中でフォワっと心温まるワイン会がありました。大阪豊中市で酒販店“ESPOA たけや”を経営している武元さんを今日は紹介したいと思います。武元さんは元銀行のサラリーマンからの脱サラで店を始めた。最初はコンビニエンス・ストアーをやっていたけど無味乾燥なビジネスで何か違うと思っていたところにESPOAの存在を知った。 武元さんは人間的な触れ合いとか、もっと人間味のある商売がしたかった。ワインを通じて“喜び”を提供できる仕事に興味をもった。かといって、当時、武元さんはワインの知識もあまりなく、ワイン会などを開催するようなノウハウも無かった。でも今日は本当に心温まる楽しく素晴らしいワイン会を実現しています。ワイン会開催の挨拶でドキドキの武元さん、マンスノーブルのギドさんもやや心配そう。でも、この素人っぽさ、人間的良さ、一生懸命さが逆にお客さんに評価され、信頼されている。 ESPOAとは?ここでESPOAグループのことをご紹介致します。 全国に150店ほどある酒屋さんのグループであります。ボランタリーチェーンといてもよい。チェーンと云っても商品を強制的に買わなければならないとかの拘束は一切ない。一言で簡単に説明すれば『1個人店で出来ないことや、1個人店でやっては損なことを本部が代わってやってしまう、というシステム』ワインの勉強とか、販促のチラシ作りとか、新商品の開発とか、ワインの共同輸入とか、ワイン買付旅行、ワイン会開催のノウハウとか、個人店では特別な能力がないとできないことが一杯ある。 そんなことを、まとめて本部が教示しながらやってスケールメリットを出そうというシステムなのです。だから普通の脱サラの人でも、即プロのワイン専門家と同じような品揃えとか、販促活動が可能になる、という素晴らしいシステムのチェーン店であります。 ESPOAのEはエクゼクティヴ、Sはスペシャリティー、Pはパーソナリティー、Oはオリジナリティー、Aはアクテイヴィネスの略。 月に一度の勉強会風景(11月) 本部が月に一度、諸々の勉強会を大阪と東京で開催してくれる。そこでワインの勉強とか、売り方の勉強をやってくれる。かと云っても、本人が努力しなければ、全く効果がないのはどの世界も当たり前。 やる気さえあって、努力すれば、最初は特別な知識や能力がなくても専門店としてのオペレーションが可能となります。武元さんは5年目であります。 3年前から自分の店内でワイン学校“和飲学園”を開催している。 アルザスのシュラー醸造所への訪問9月 最初は本部スタッフの援助が必要だったけど、今はもうワインの勉強も積んで立派なプロとしてやっている。武元さんが主催する和飲学園の生徒からソムリエ試験にパスした人が誕生した。 彼女がソムリエ試験にパス⇒ ESPOA本部が直輸入の醸造元を年に4社ほど日本に招待して、加盟店でワイン会を開催する。 通訳も本部スタッフの中島さんが勤める。 一個人店では絶対できないことも、150店がまとまればスケールメリットで色んな事が可能となる。この厳しい経営環境の中、他の店が出来ないことをスイスイやってのけてしまうことは大切なことです。直輸入システムも一個人店では不可能なことです。 酒販店経営でお悩みの方、脱サラで専門店をやりたい方 ESPOAグループへの加盟をお薦めいたします。下記へご連絡ください。 ESPOA本部  大阪06-63863204 東京 03-3253-8775 ESPOAたけや&マンスノーブル醸造元の暖かいワイン会 今日は南フランスのラングドック地方コルビエールからシャトー・マンスノーブルのギドさんを大阪府豊中市に招待してのワイン会です。 ギドさんも18年前、人生を180度変えた人です。 ベルギー人のギドさんは、ベルギーで保険の会社を経営していた。経営は順調だったけど心は疲れていた。保険で接する人は何らかのトラブルを解決する為で 人生の“喜び”とは程遠い世界だった。ギドさんはベルギーではテースティング・コンクールで優勝する程で、ワイン業界では有名人だった。50歳になった時 すべてを投げ打って、南フランスにやってきて醸造所を買い取り、立ち上げた。 何故?『ワインの世界は、いつも人と接して“喜び”や“笑顔”があるからだ!』 人生を変えた動機は、武元さんと同じ“喜び”を人と分かち合うことだった。 だから二人とも今は最高だ! 同じ人生なら、多くの人の“笑顔”や“喜び”に接していた方が気持ちが良い。 ワインはまさに喜びを与える飲み物です。 レストラン・ノワ・ド・ココ  大阪府豊中市本町1-11-1本町ビルTEL :06-6854-7654 暖かい雰囲気と武元さんの自然派ワインが飲める店。清水シェフの腕は繊細さで抜群に美味しい! 清水シェフの料理はギドさんもビックリのワインとの調和がとれていました。 左 バームクーヘン豚のエピス風味ロティ 下 仔牛ほほ肉赤ワイン煮 ワインとマリアージが抜群でした。 ワインが2人の人生を変えた! 武元さんもギドさんも人生を変えて正解だった。 ワインを通じて色んな人と巡り合えて、ワインのあるところにはいつも笑顔と喜びが創造される。 ESPOAたけや 大阪府豊中市西泉丘1-1-5TEL :06-6853-4256 豊中市にお住まいのワイン好きの皆さん是非、 一度、お店に寄ってみてください。心温まりますよ! 最後は皆大喜びでした! 見てください!この笑顔! 2人ともこの笑顔が見たくて人生を変えた! 大喜びと共に一杯の注文をもらいました。 終了後、お店まで戻って、注文を頂いたお客様の為に 一本一本にサインをしよう!ということになり、何十本のボトルにサインをしました。明朝、ギドさんは関西空港よりフランスに飛びます。お疲れさまでした! 武元さん!良い仕事してますね!頑張ってください!フランスより応援していますよ! 武元さんのお客さんは綺麗な女性が一杯いました。和飲学園も楽しそうですね!また来ます。伊藤 […]

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Déc

諏訪湖にて盛大なボジョレー・ヌーヴォーの会

深い歴史と文化度が高い諏訪湖にワイン文化が満開 長野・諏訪湖にて200名を超す盛大なボジョレ・ヌーヴォーの会 5年前より諏訪温泉ホテルにてボジョレ・ヌーヴォーの会 11月19日諏訪湖に面した温泉ホテル“紅やホテル”にて今年も盛大にヌーヴォーの会を開催した。もうずい分前から定員満員にて参加者を御断りする程の人気イベントになってる。5年程前より、ここ紅やホテルでは定例のワイン講座も開いている。 地元の企業“野村ユニソン社”と共同で開催している。野村ユニソン社の本社は精密機械、ロボットでは世界級のハイレベルな企業である、と同時に自然派ワインではトップレベルの品揃えを誇るワイン輸入業者でもある。ここ諏訪湖周辺には世界に誇る優良企業があり、世界を股にかける文化人が多くいる。この風光明美な諏訪湖の地にワイン文化が育たない理由はない。自然派・本物ワインのワイン勉強会を定期的に行ってワインファンを育ててきた。その効果もあって200人を超す人が一瞬のうちに予約が殺到して定員オーバーとなってしまった。今では地元の各方面の文化人が集まる素晴らしいステータス・イベントとなっている。本物・自然派ワインファンがここ諏訪湖でも確実に広がっている。本物は通じる! 本物・自然派のヌーヴォーは美味しい! ボジョレ・ヌーヴォーの人気が少なくなってきた原因に、不味いヌーヴォーが氾濫した時期があった。酸化防止剤が大量に添加されたり、補糖されたりで、あまりにも醸造テクニックにはしり過ぎて劣悪な工業製品のような画一的なヌーヴォーが氾濫して、それを飲んだ人達が悪質な二日酔いを経験したり、酷い悪酔いにあった人達が多かったからである。一般の人がワインに興味を持って頂けるこのヌーヴォーの時期こそ、本物ワインの本当の美味しさを分かってもらえる絶好のチャンスである。自然派ワインの父と云われているマルセル・ラピエール、心に響くワインを醸す天才フィリップ・パカレのヌーヴォー、マルセルの親友で熊のような体格とガッシリしたワインのデコンブヌーヴォー、最南端に位置するハーモニー・ド・テロワールなど全4種類が提供された。 マルセル・ラピエールを偲んで ↓ 5年前の写真(ボーヌにて)    野村社長とマルセル・ラピエールの遭遇的な出会い 特に今年はマルセル・ラピエールが収穫を終えた2日後に亡くなるという劇的なミレジムとなりました。マルセルと野村社長は、ブルゴーニュ地方ボーヌの街で遭遇的な出会いをしました。『5年前、まだマルセル・ラピエールと野村ユニソン社が取引をする前の段階でした。それは雪の降る寒い冬のボーヌの街でした。レストラン“ビソー”で夕食をしている時でした。マルセル・ラピエールとマリー夫妻がこのレストランに入って来ての遭遇でした。その時はお互いに自己紹介と挨拶をして記念撮影をして終えました。その時はまさか一緒に取引をすることになるとは想像もしなかった。それが2年前から取引が始まり、昨年のこのヌーヴォーの会にはインターネットでフランスと日本を繋ぎ日仏同時ヌーヴォー解禁を祝ったものでした。そのマルセルが急に亡くなり今年は解禁の祝いと同時にマルセルを偲ぶ会を合わせてヌーヴォーの会とさせていただきました。』と野村社長の挨拶。 マルセルは人と人生を分かち合う瞬間を大切にしていた。 マルセルが35年の歳月をかけて自然との調和をめざした仕事の総決算が、この10年のヌーヴォーには詰まっています。フランスの自然派を築きあげたあの人格、笑顔がこのヌーヴォーには表現されています。こんな大勢の方々と分かち合える事をマルセルもきっと大喜びだと思います。マルセルは人と一緒に食事をしたり、飲みながら人生を分かち合う瞬間を本当に大切にしていた人でした。乾杯!マルセル! 2010年も世界中の若者が集まって収穫を喜びのパワーをもって行いました。                                    長女カミーユと奥さんマリー 収穫には私も立ち会いました。長女カミーユも奥さんのマリーも厳しい状況の中でも笑顔を絶やさず満面の喜びの中で収穫を決行しました。マリーはマルセルの看病をしながらの収穫となりました。それでも最後まで自分の手料理をマルセルの為に造っていました。 ほんの一カ月半前の出来事です。長男マチュも最後まで頑張りました。      長男マチュ  それが今こんな風に、諏訪の人達に こんな風に喜んでもらっている姿を 見ると感無量になってしまいます。 乾杯!マルセル!有難う! 人と人がワインを通じて繋がっていく! スナップ写真集 恒例の野村社長の娘さん によるピアノ演奏。 ←野村社長夫妻と共に 夫人の葡萄柄帯 ⇒ ビンゴゲームで盛り上げる ↓ 美しい着物姿の 諏訪美人。周りが明るくなります。 2次会では野村社長と 竹沢副社長の “白いブランコ”を 聞かせて頂きました。 2年前はこの同じ場所でマルセルも唄いました。 2年前マルセル・ラピエールとフィリップ・パカレが諏訪に来た時の思い出 マルセルもこのカラオケで唄ったのを思い出しました。 野村社長もパカレも、そしてマルセルも皆で唄いました。 その時の事を思い出して涙が出そうになってしまいました。 マルセルは同僚として日本のワイナリーの人達ともこのカラオケで楽しみました。 本当に気さくで、真っすぐで、陽気で、飾らず素晴らしくシンプルで、尊敬すべき人物でした。 ワインは素晴らしい!人と人を繋ぎ、永遠に喜びを創造していく力がある! 伊藤

6
Déc

Le Vin de mes Amis chez Paul Bert

今日はシャーロット・セナさんが主催する、 『ル・ヴァン・ドゥ・メ・ザミ=私の友人のワイン』の試飲会に行って来ました! 場所は、自然派ワインが楽しめる、『ビストロ・ポール・ベール*Bistro Paul Bert』です! Bistro Paul Bert 18, rue Paul Bert 75011 Paris Tel : 01 43 72 24 01 今日は2010年ビンテージを紹介しにきた生産者が多い! 2010年は基本的に綺麗な収穫が出来て、しかもアルコール発酵も順調に進んだので、皆笑顔でした! 今一段落付いた時期なので、みなさん試飲会に追われています! ロワール*Loire いつも笑顔でハキハキとしているカトリーヌ・ブルトン*Catherine Breton。 彼女のペティヤンはグイグイと飲めてしまうほど美味い! 今回は2010年のディレタント赤を試飲。 彼女もお勧めするほどの価値はある!とてもジューシーでまさにブドウジュース!まだ完璧に終了したワインではないですけれども、とにかく出来上がった物を試飲するのが待ち遠しいです! ロワール*Loire アレ?! 右の人・・・知ってる! と思っていたら、元々チリでワイン造りをしていたマチュさん! 今年から彼はニコラ・レオー*Nicolas Réauさんの醸造所で一緒にワイン造りをスタート! とてもエレガントでフレッシュなサン・シノンを是非味わって下さい。 ブルゴーニュ*BOURGOGNE ドメーヌ・ド・パット・ルー*Domaine des Pattes Loups、 トマ・ピコ氏*Thomas Pico のシャブリは 厚みもあり、酸味もあり、何よりも柑橘類とハチミツの香りが凄い! 特にボールガール*Beauregardはダントツでトップ! まだ若いのに、今後のシャブリの期待の星です! ブルゴーニュ*BOURGOGNE ドメーヌ・ド・ラ・カデット*Domaine de la Cadette のカトリーヌ*Catherine さん。 ここのムロン・ド・ブルゴーニュ*Melon […]

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FESTIVIN 自然派ワイン祭り

FESTIVIN祭りだ!祭りだ!自然派ワイン神社の境内は超満員!! 11月27日恵比寿に仮設・自然派ワイン神社が発足し一日だけのワイン祭りFESTIVINが開催された。 神社の境内には東京中の自然派ワインを愛する飲食店が屋台出店を構えてナチュレルワインファンを出迎えてくれました。自然派ワインを気軽に楽しく飲める人気店が集まりました。 そして、お神酒には、日本中の自然派ワインインポーターが大協賛集合だ! 神の酒・今日は飛びっきりの自然派ワインが勢揃い!自然派ワイン好きにはたまらない一日となりました。 偉大なる飲んべ神主・勝山晋作 こんな大同小異の平和哲学で、こんなに人を集められるのはこの人しかいません。日本一の飲んべ神主・勝山晋作さんです。今どき、こんな盛大な自然派ワインお祭りが出来るのはこの人しかいない。日本における自然派ワインバー第一号と云っていい“祥瑞”を経営する。気さくで人懐っこい性格の勝山さん、自然派ワインを愛するパッションは絶大なものがある。そのパッションと同じくらいの大きさで多くの人から愛されている。その勝山晋作が声をかけたからこれだけの人が集まりました。ブラヴォー!!勝っさん! 勝っさんの挨拶でマルセル・ラピエールのことを話していました。『マルセルがいなければ今の自分もありえない。』この言葉そのまま“勝山さんがいなければ今日のような自然派ワインの大イベントは出来なかったでしょう。”初期の段階より自然派の開拓者だった。 自然派ワインは確実に広まっている! 一部と2部に分かれて、総勢1000名程の自然派ファンが集まってきました。 ビストロ・ヴィヴィアンヌ⇒ 銀座の超人気フレンチ・ビストロの屋台。 フォワっと暖かい雰囲気が漂っている。 順ちゃん経営の店。東銀座ワイン街道(歌舞伎座の横を入っていく道)に面している。今日は生ハムとフォアグラの御馳走だった。 ← メリメロ トラディション・フレンチ、名物シェフの宗像さんの店。 宗像シェフの腕前は日本でもトップ級のトラディション。 店のワインリストは超自然派。パリの人気店のルペール・ド・カルトゥシュのロドルフとは兄弟的存在。 順祥瑞⇒ 主催者側とあって皆忙しそうに飛び回っていました。 重野さんとは、まだ彼がパリに居た頃からの知り合いだ。我が家にも遊びにきて一緒に飲みました。再会が嬉しい。 色んな人が来ていました。 ギャルソン・ド・ラ・ヴィーニュの飯野さん。もうじき新しい店でリニューアルするとのこと。神戸からは関西ワインバーの老舗米沢さんも来ていました。九州、福岡からとどろき酒店さん、宮崎フードリーの宮田さん、長州・山口のエスポア山田さんはお客さん数名を引き連れての参加。 フランスからもムスカデの醸造元ギー・ボサールが来てくれました。 造り手・インポーター・ 販売する人・酒販店・ レストラン・ビストロ・ 愛好家・普通に飲む人 皆が笑顔で 楽しんでいました。 ワイン販売メトッドBMOの山田夫妻とギー・ボサール ESPOA エスポアナカモト(世田谷)、エスポアしんかわ(横浜緑区)の2名が全国のエスポアを代表して有志の出展。 マーク・ペノ、アルザスのブルノー・シュラール、エステザルグ、オーピアック、CPVキューヴェ・パッション、パスカル・シモニッティなど自然派の絶品を提供。 世田谷の中本さんは南仏モンペリエに3年滞在、南仏ワインのことは彼の右に出る人はこの日本には居ない。しんかわの竹之内さんは静かに燃える男、ワインへのパッションはピカ一男。 DIONY 今、自然派ワインのインポーターとして飛ぶ鳥を落とす勢いのディオニ社、大西さん(東京支店長)と美人スタッフ。 前田社長も来ていました。ディオニ社は社長自ら先頭に立って営業活動の陣頭指示をやっている。営業スタッフも実に情熱的で 人間的、本当に素晴らしく気持ちの良い人達ばかりです。 この不景気の中、前年対比を伸ばし続けているのは理解できる。 確りとした営業戦略をもって自然派に取り組んでいる会社は少ない。“不況”を売れない理由にしない。一歩一歩前進しています。 野村ユニソン社 今日は藤木さん夫妻が奮闘していました。自然派ワインの品揃えはフランスのお宝が揃っている。自然派ワインの父、マルセル・ラピエール、ブルゴーニュの心に響くブルゴーニュを造る天才フィリップ・パカレ、ローヌのザ自然派のダール・エ・リボ、ルシオンの鬼才ゴビー、ロワールの王様・カベルネ・フランの世界一クロ・ルジャール、孤高の隠遁者ミネルヴォワのポール・ルイ・ウージェンヌ、ロマネ・コンチのオーナーでもあるプリューレ・ロックなどどれをとっても自然派トップ級、フランス国宝級の品揃えが揃っている。 キング・オブ・ザ自然派ワインのオールスター! BMOベスト・マ-ケティング・オフィス その名のごとくワイン販売指導では日本一。山田さんの手にかかれば、売れない店が根本からやり直せる。最高に美味しいワインがあっても、ただ並べておくだけでは売れるようにはなりません。アプローチすべきメトッドがあります。 それがメトッド・ヤマダです。今日は心に響くワイン・ラングロール、優しくグイグイ飲める・エロディ・バルム、自然児200%オリビエ・クザン。 勿論、ムスカデのギー・ボサール他を提供してくれました。 テラヴェール ワインマルセル・ラピエールのシャトー・カンボン09が提供されていました。マルセルは生涯最高のミレジムだと云い切ったワインです。そして、遺作となった 10年ヌーヴォーがこっそり出展されていました。 全部は写真に収めきれませんでしたけど、その他多くの素晴らしい自然派ワインを輸入しているインポーターが出展していました。オルヴォーの田中さんは昨日フランスより帰国。新しいお宝自然派が豊富なイースト・ラインの門脇さんも参加、コスモジュンの新井順子さんも参加。 ヴァンクールの有馬さん ヴォルテックスの立野さん AVEC ミュージック 懐かしのギター名曲の数々しびれました! 美味しいワイン、美味しい食べ物、佳き友、そして佳き音楽 […]

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丸の内MIKUNIでヌーヴォー・カウントダウン

東京のど真ん中、丸の内・MIKUNIにてヌーヴォーのカウントダウン マルセル・ラピエール・ヌーヴォー2010年 醸造元は勿論、ヌーヴォー人気トップのマルセル・ラピエールのヌーヴォーでした。流石、洗練されたレストラン・MIKUNIのヌーヴォー・パーティーでした。 ビジネス街のド真ん中、久々のヌーヴォー・パーティーだったとのこと。最近、ヌーヴォー祭りをあまりやらないレストランが多い中、逆に、景気づけに絶好のチャンスとして数年ぶりの開催とのこと。色々趣向を凝らしてのイベントでした。 10時ごろから、お客さんが少しずつ集まってきた。マルセル・ラピエールのもう一つの蔵であるシャトー・カンボンのワインをまず飲みならが24時を待った。カンボンは2009年、マルセルが生涯最高のミレジムと云切った年代でした。濃縮感があってスパイシーささえ感じさせてくれる絶品でした。 ヌーヴォ到着 到着したばかりのヌーヴォーをソムリエ小笠原さんが担いで登場。私は三日前にフランスから日本に到着。ほぼ同時にフランスから出荷したヌーヴォーが今ミクニ・レストランに到着。感無量です。今年も収穫に立ち会って、アッサンブラージにも立ち会った。そのワイン達が無事にレストランまで着いた。 24時、マルセル・ラピエールの遺作となった2010年ヌーヴォー乾杯! 皆に喜んでもらっている。 皆が幸せそうだ! つい一カ月半前まではまだ葡萄だった。 それが今、赤い液体に姿を変えて、皆に 喜びを振りまいている。何て不思議なことだろう。 銀座の寿司幸の杉山さん、 クラブ由美の伊藤さんの司会で楽しく雰囲気を盛り上げて頂きました。 流石、ミクニのお客さんは洗練された楽しい人達ばかりでした。 美味しいヌーヴォーと美味しい料理、楽しいひと時を過ごせました。 モルゴンの大地、収穫人、ソムリエ小笠原さん、 テラ・ヴェールの片岡社長、感謝です! MIKUNIスタッフの皆さん、お世話になりました!

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Nov

マンスノーブルのギドさんが日本にやって来た!

テイスティングの天才、マンスノーブルのギドさんが日本にやって来た! 50歳にして人生を変えた男、2つの夢の実現! ギドさんは云う 『私の前世は日本人だった。』と言い切る。日本が小さい時から大好きだった。柔道を始めて黒帯の腕前。柔道の先生をやってたこともある。ベルギー人である。ベルギーと云えば熱狂的フランスワイン愛好家が多い国だ。そのベルギーのテイスティング・コンクールで優勝者になったこともある。ギドさんの鼻、つまり臭覚は犬にも勝ると云われていた。 そんなギドさんが50歳になった時、どうしても自分でワインを造りたい、 との願望が抑えられなくなっていた。それまで保険の会社を経営していたが 1992年にベルギーでの仕事、生活をすべて投げ打って南フランスのコルビエールに奥さんとともにやって来た。 ギドさんは92年8月、売りに出ていたマンスノーブル醸造所に朝10時に訪問した。醸造所に入った瞬間に体が震えるほど何かを感じるものがあった。所謂、ひと目惚れだった。奥さんのマリアニックもすぐ同意してくれた。 12時には契約書にサインをしていた。即、ベルギーの家を処分してコルビエールに引っ越してきた。以来、夢の中に没頭しているギドさんだ。もう一つの夢、日本に来ること。子供のころから何故か分からないけど、ずっと興味を持ち続けていた国だった。15年前より自分のワインを日本に販売するようになった。日本の酒販店グループ、ESPOA向けに輸出している。 ワインと日本、自分の2つの夢を実現してしまったギドさん。楽しくて楽しくてしょうがない人生を送っている。今年も日本の友がマンスノーブルにやって来た。今回はそのお返しで自分が日本にやって来た。 造る人と売る人が心で繋がっている。 エスポア・セミナーの後はザ・ジャパニーズ飲み屋で懇親会 醸造元に来たメンバーと再会 純日本風居酒屋、神田の天狗にてエスポアのメンバーとブラインド・テイスティングを楽しんだ。 ギドさんもラングドックの醸造元達を集めて時々ブラインド・テイスティングや情報交換会をやっている。ブラインドは滅法強いギドさんだ。的確に特徴をつかんで品種、地方を当てていく。 浜松の名物酒販店後藤さんもいる。江戸っ子葛飾の“エスポアいせい”有馬夫妻、同じく葛飾の“エスポアみどりや”の丸山さん、大田区鎌田の“エスポアかまたや”の小島さんもいた。 皆、店でワインスクールをやっている。ギドさんは10日間、日本中の仲間の店を周って一般消費者の人達と触れ合うことになる。造り手が飲む人達と触れ合うのは実に大切なことである。 菊姫のにごり酒を利くギドさん 前生は日本人だった、と言い切るギドさんは日本のものは何でも食べてしまう。このにごり酒には感動した。米でこんなフルーティーさ?! マンスノーブルのワイン NEZ ネ 06 カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロー50% コルビエールの地区の最北端、ミネルヴォワとの境界に位置している。粘土石灰質土壌だ。ギドさんは自分のテイスティング能力を生かせる品種間のアッサンブラージュ(ブレンド)をするワインを造りたかった。そして、大のボルドーファンでもあった。ボルドー品種のカベルネとメルローを北向き斜面に植えた。酸をワインに残すためだ。 ギドさん『カベルネ・ソーヴィニョンが本当はボルドーでは完璧に熟すのは難しいんだ。でもここの南の太陽では熟し過ぎて酸が欠けてしまう。だから北斜面だと酸も残って丁度よく理想的に熟すんだ。』流石、ギドさん 素晴らしく柔らかくて、タンニンも細かくスイスイはいってしまうボルドーータイプのワインだ。そして、安い。 MONTAGNE D’ALARIC モンターニュ・ダラリック アラリック山の北斜面、南フランスの品種のみのブレンド。グルナッシュ40%、カリニャン40%、シラー20%。葡萄やワインの移動はグラビテ(重力)を使って移動する。 つまり、ポンプの使用を避けている。ワインが荒れてしまうのを防ぐため。 何と柔らかく、優しいワインなんだろう。完熟の風味と同時にフレッシュさも備えている。 南のワイン独特の超完熟の重さと濃すぎるところが全くない。心地よい果実味がたっぷりなワインだ。これも価格が安くてリーズナブルなワインだ。 RESERVE レゼルヴ グルナッシュ50%、シラー25%、カリニャン15%、ムールヴェードル10% 南ワインらしい濃縮感、柔らかく甘ささえ感じるタンニン、しっかりした構成、カリニャンからくるフレッシュさも備えている。 樽熟成もしている。 Chateau Mansenobleのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 株式会社エスポア TEL : 06-6384-3319 FAX : 06-6386-0248 MAIL : jssesaka@vega.ocn.ne.jp

15
Nov

STC 本物商品販売メトッド・山田

STCフェスティバル・本物ワイン販売法・メトッドYAMADA STC ソレイユ・テール・クール、太陽・大地・心(人) 山田さんが主催するSTCグループは毎年、11月に大イベントを行う。 その年に販売課題を大きく躍進して、将来に向けて道を切り開いた人達のやり方を発表、評価(表彰)する。それに対して山田さんよりのコメント、さらにその道を切り開いた人達の苦労話、そして、参加者が皆でお互いにそれをさらに進化させようと勉強・ディスカッションする大イベントが行われた。場所は有楽町国際フォーラムで開催された。 日本中から中小の質販スーパーのオーナー、店長、パートの人までが集合。 良い商品もただ並べただけでは、売れていかない。その商品が光るような アプローチを陳列、POP、セールス・レター、それらすべての販売ノウハウを現場と一緒になって開発、指導、教育していくのがメトッド山田だ。 一度開発したやり方はおしみなく公開されていく。この種の技術はただマネしただけでは殆ど効果がない。内面から発して取り組まないかぎり効果はでない。約100名のスーパー、酒販専門店の有志が集まった。司会担当は昨年同様、九州のお二人でした福岡県飯塚市のみなとや湊谷さん、宮崎のハットリー宮田理恵さんの名コンビで楽しく明るく盛り上がりました。発表は次々と続き、どれもここまでやるかという販売技術ばかりでした。この不景気の中、120%、150%アップの売上を上げている店ばかりでした。 ツイッターを販売販促に取り組んでいるお店、ヌーヴォー予約を150%も伸ばしてもう在庫がないお店。素晴らしいセールスレターやチラシを造っているお店、大量陳列や、単品訴求陳列で大成功をした例など本当に皆素晴らしかった。本当に皆、知恵を絞って本物ワインや本物食品がドンドン売れる方法を現場の中で造り上げています。何より素晴らしいのは皆、明るく楽しみながらやっていることです。 2010年栄光のグランプリは八丈島の山田屋さん 山田屋さんのある八丈島は 人口8000人、酒屋が5件 こんな状況の中でヌーヴォーを600本以上も予約を取っている。自然派本物ワインが八丈島で飲まれている。山田さんの努力は想像を絶する。 よく売れない理由を並べる人がいる。 『自分の立地にはワインを飲む人はいないよ』と売れない理由を並べる人がいる。 たいがいの店は山田さんの努力の10分の1の工夫でいくらでも売れる店になるだろう。今日は2人のスタッフも八丈島より東京まで一緒に来た。 山田屋さんは云う 『限られた環境の中で生活する島の人達に“本当に美味しいワインを提供して、焼酎一辺倒の酒文化”をワインで島の生活を彩りたい。』『隣の島にもヘリコプターで配達しています。』採算を考えたら、やっていられない。 こうした使命感を持っている山田屋さんに敬服です。 グランプリには副賞としてフランスまでの航空券がついている。 来年はSTCフランスツアーに山田屋さんも参加してもらえそうだ。 本物自然派ワインを売るノウハウ指導は世界一のBMOの 山田さん 世の中にはワインのこと知っているプロは沢山いる。でも流通の事を知っているプロは皆無と云ってよい。 特にワインの世界と流通の世界は異次元と云ってよいほど世界が違う。そこに集まってくる人間のタイプが正反対といって良いほど違う。よく見るケースで、ある流通業の会社がワインを始める時、ソムリエさんとかワインの世界の人を引っ張ってきてワイン・マーケティングを一任することがある。殆どの場合、お互いに不孝な結果で終わることが多い。そんな簡単にはワインは売れていかない。ワインが売れる店になるには、ワインの持ってる商品特性と流通システムの二つの間に通訳が必要になる。 ワインの世界で普通に通っていることが、流通の世界ではとんでもない事が沢山ある、その逆もしかりである。ここには両方を熟知している山田さんのような通訳者が必要になる。こんな貴重な人は世界に二人といないでしょう。ワイン業界の世界遺産といってよい。本当に彼らは物凄い行動力で動き周って本物食品を探してくる。そして彼らは本当に品質の良いものを見極める臭覚をもっている。大手スーパーには出来ないことが沢山ある。その大手スーパーが面倒で出来ないことを、スイスイやってのけるのが質販スーパーなのである。ワインが本当に日本に馴染むには質販食品スーパーのようなところで、日常的に売れるようになることだと思う。この辺のことも、ワイン業界の人には理解できない。スーパーと聞いただけで、『スーパーマーケットではワインは売れないよ!売りたくないよ、一緒にしてもらっては困る。スーパーで売っているワインなら私は扱わない。』ワイン業界の人達の視野の狭さには驚くばかりです。 一言でスーパーと云っても、レストランの世界でいえば、ファースト・フードと三ツ星レストランほどの違いが存在していることを知らない人が多い。 温度管理にしてもスーパーは店内の冷房を切ることはない。百貨店では冷房を切られる。スーパーは生鮮食品もあり、特に質販スーパーは繊細な食品を扱っているので冷房は入れっぱなしである。ワイン管理には妙なワイン専門店よりしっかりしている場合が多い。 クオリティー・スーパーがワイン販売の歴史を変える 山田さんの指導先でもある東京の豊洲にあるクオリテー・スーパー“A0KI”のワイン販売量は半端ではない。しかも自然派も含めて5000円クラスのワインがスーパーで売れていくシステムを作り上げている。 偶然に突然売れるようになった訳ではない。15年という歳月をかけてワイン販売技術を磨いてきた歴史の積み重ねが現在の売上を作っている。AOKIのやっている事を形だけマネしても全く効果はない。 数多くの基本ノウハウが生きていることが必要だからである。 今では、AOKIはスーパーの枠を超えて質販スーパーしかできないイヴェントを次々と実行している。ワインと食品の組み合わせテースティング会なども店内の一角でと料理の組み合わせテースティング会などをやっている。 スーパーAOKIには世界中の食材が揃っている。勿論、鮮魚、肉類も物凄いカリテ-を備えている。そんな自前の食材で,自前の惣菜料理人がいて、物凄い勉強熱心な人達だ。彼らが造った料理と店にあるワインを合わせるワイン会である。ワインが本当に日本に定着するにはAOKIスーパーのような店がドンドン出展してくれるとありがたい。妙なワイン専門店よりしっかりしたワイン文化そのものの伝道に努力しているのである。 山田さんはワインと流通の通訳者 山田さんのアドバイスの凄いところは、店長から実際にオペレーションをするパートの人達と一緒になって売り場を造り上げているところである。まさにこのことがワインと流通の通訳者なのである。さらに、STCのメンバーは年に一度ヨーロッパまでワイン研修旅行にやって来る。スーパーの社長自ら社員を連れてやってくる。山田さんがアレンジしている。私達CPVが現地アテンドする。自分が売っているワイン醸造元を年に一度必ず見に来る。何故美味しいのか?一般のワインとどこが違うのかを見極めに来る。千葉の尾張屋はパートの人でも努力する人ならフランスまで送ってくる。日本のソムリエでも、ワイン専門店でも年に一度フランスまでくる事はない。ホントに彼らの行動力と本物を提供したいという信念には敬服する。スーパーのワイン販売を批判する人達へ、もう少し視野と心を大きくして頂きたく思います。 クオリティー・スーパーAOKIの人々とワイン会のスナップ 皆、本当に熱心に楽しそうにやっていました。 フランスの造り手ローランを呼んでのワイン会でした。 静岡・伊豆のAOKIより応援に来ていました。素晴らしい一期一会でした。 Laurent Miquel のワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com

12
Nov

Association des Vins Naturels 試飲会がパリで!

今日は久しぶりに試飲会へ! 今の季節、皆収穫も終わり、 ワインも全てタンク内でアルコール発酵中。 なので生産者は、今ちょうど一息がつける時期なのです! そんなこんなでパリや海外で、試飲会が沢山開かれています! 今日はパリでも有名な ビュット・ショーモン公園で、 お洒落なワインバーでの試飲会。 Rosa Bonheur Parc des Buttes Chaumont Route de la Cascade 75012 Paris 01 42 00 00 45 Métro : Buttes Chaumont / Jussieu / Laumières 5時ごろに到着・・・そしたら中はこんなに人が!ワイワイと賑わっています! 今回は赤ワインが主役! 『グル・グル』=『グイグイ・ワイン』 『ヴァン・セリウ』=『まじめなワイン』 『ヴィウ・ミレジメ』=『オールド・ヴィンテージ』 と、大きく3種類に分かれていて、 皆が皆のワインを試飲し合い、進めていくという、話をする機会が多く、とてもフレンドリーな試飲会でした! * * * まずは『グル・グル・ワイン』のテースティング!* * * 早速ジャン・クロード・ラパリュー*Jean-Claude Lapalu が! 今日は後ほど紹介するブルイー*Brouillyを紹介しています! 『ボジョレ・ヌーボーも無事終了して良かった!今年はアルコール度数も低めで、とてもエレガントに出来たよ!飲みやすく、プリムールらしいワインが出来た!』と一安心してリラックス・モードのジャン・クロード。 そして今回初チャレンジの、アンフォラ(壺)で造ったワインを注いでくれ、飲んでみたらとても滑らか!フルーツのジューシーな味わいと、なんとも言えない奥深い味わいが美味い! そして久しぶりに会った、ムレシップ*Mouressipeのアラン・アリエ*Alain Allierさん! 誰もが絶賛する彼の2009年のグルナッシュは、私も初めて味わったくらい熟成されていて上品! […]

22
Oct

SOPEXA主催ラングドック試飲会にて出展

10月4日、東京・渋谷の東急セルリアンタワーにて、SOPEXA主催ラングドックワイン試飲会が開催され、CPVからも参加・ご紹介させて頂いた。 同時にセミナーも行なわれ、ラングドックワイン委員会・輸出部長からラングドックワインについての解説がなされた。特に新しいこととしては2009年からEUの規定が変更になり、従来のヴァンドペイが「IGPペイドック」に、AOCが「AOP」と呼称が改められる。 更に、AOPは3つのカテゴリーに分類され、 ブルゴーニュのAOCと同じように、ピラミッド型のヒエラルキーとなる。(右図参照)⇒ ① グラン・クリュ=限定されたエリアの世界最高級ワイン ② グラン・ヴァン=村名ワイン ③ AOPラングドック=ラングドック全体のアペラシオン これは、高品質なラングドックワインが登場しワインのレベルが上がったことに対応した措置と言えるでしょう。 さて、セミナー後半は試飲です!ズラッと12種類。 ペイドックIGP(従来のVDP)6種類、AOPラングドック(現段階ではAOC)から1種類、グラン・ヴァン3種類、グラン・クリュ2種類と、ピラミッドの各カテゴリーから代表的なものを試飲です。 コメンテーターは、あのイケ面の石田博ソムリエです! CPVがご紹介するワインからも2種類が登場! グラン・ヴァンのカテゴリーでは『カーヴ・カステルモール/ル・カステルモール(赤)』 \1,953 (輸入業者:片岡物産 tel.03-5405-8632/BMO tel.03-5459-4243) 。 石田ソムリエのコメントは、マセラシオンカルボニックしたカリニャンの華やかな香りがとてもよいと、好意的なものでした。 もうひとつCPVご紹介のワインは、『ドメーヌ・ド・モンカルメス(赤)』\5,250 (輸入業者:サンフォニー tel.03-5565-8992)。 こちらはラングドックワインのピラミッドで頂点に位置する“グラン・クリュ”です! 石田ソムリエのコメントは、グラスにサービスされてから1時間経過しても香りがまだまだ少しずつ表れている。これは大きなポテンシャルを持っている証拠だ。また、アルコール度が14度と高いのにもかかわらず全くアルコールを感じさせない程味わい成分が詰まっており、バランスに優れていると評価されておりました。 インポーターブースでご紹介していたワイン イーストライン様ブース   ご担当の佐藤さん、にこにこと対応してました。 一押しのワインは 『ドメーヌ・ジャン・バプティスト・セナ』 年々エレガントさが増してます! ●ラ・ニーヌ’08 \2,709 ●オルニカ’09 \2,919 ●ル・ボア・デ・メルヴェイユ’08 \4,074 片岡物産/BMO様ブース   ご担当の田丸さんと高野さん。元気いっぱいでした! 一押しのワインは『シャトー・ペシュ・オー』 流通業で上げた利益をすべて最高のワインを造り出すために注ぎ込み、最高のラングドックワインを造ってます。 3つ星「ジャルダン・デ・サンス」で欠かせないワインです! ●テット・ド・ベリエ’06 \5,460 ●キュヴェ・プレステージ’06 \3,675 カーヴ・ド・リラックス様ブース   おなじみ大魔王の内藤さん!いつも大爆発。 お薦めは、「リアルワインガイド」で旨安大賞に輝き、売れて売れて、そしてまた売れている『ドメーヌ・ロベール』!どこまでこの勢いが続くんでしょうか? ●ドメーヌ・ロベール、メルロ’08 \1,050 ●ヴィーニュ・ド・モンクール’07 \1,480 他にもたくさんご紹介したいワインがあったのですが、写真撮りきれませんでした。 ラングドック、美味しい高品質ワインの宝庫です! 是非、お試しください!! […]

28
Sep

チーズ万博2010 ~お好きなだけ!チーズとワイン~

多くの人にチーズの魅力を伝えたい、おいしいチーズをもっとたくさん食べてもらいたい、そんな思いをカタチにするべく世界各国のチーズとワインを一堂に会したイベント「チーズ万博」が9月24日に飯田橋のホテルエドモントで開催された。実はさかのぼること4カ月前に、主催団体である、知り合いのチーズプロフェッショナル協会の理事から、「今回初めての試みなのでぜひ参加してもらえないか」との打診を個人的に受けていた。 いざ当日、フェルミエの本間るみ子さんのトークショーやクラッシックポップスのショータイム、チーズ造りの実演などのプログラムと並行して、国産・海外チーズメーカー約90社、国産・輸入ワインインポータ―約50社がブースを構え、一般のお客様・業界関係者を対象に盛大なイベントとなった。 奇しくもエスポアなかもとさん、 しんかわさん、 山枡酒店さん も共同ブースで参加されており、 来場者数約1200名(主催者発表)に慌ただしく接客していた。 写真左からエスポアしんかわ竹之内さん、エスポアなかもと中本さん、山枡酒店小林さん:開演前の落ち着いた様子、この後はとんでもなく多忙を極めることに… 彼らの共同ブースでは マルク・ペノーの ミュスカデを出品。 開始から数時間でワインがなくなってしまうという盛況ぶりであった。 サンフォニーからは  メゾン・ブリュレ ヴォルビリス 2008  ドメーヌ・ブー・デュ・モンド タン・タン 2008  マキシム・マニョン ロゼッタ 2008  ドメーヌ・リカール ル・プティオット 2009  ドメーヌ・デ・ルージュ・クー マランジュ2008 ドメーヌ・シャンパルー ヴーヴレイ・ぺティヤン N/V を出品。 中でもヴォルビリス、ヴーヴレイ・プティオットはいずれもロワール地区というだけにシェル・シュール・シェル、クロタンのようなシェーブルタイプのチーズとベストマッチで、試飲が集中し開始から数時間で、こちらも用意していた試飲ワインが早々に終了。 イベント終了後、主催団体からは、「やはりチーズの需要も伸びれば、ワインも必ずついてくる。我々は共存共栄の業種なのだから、この成功を糧として業界全体を大いに盛り上げていきたい」とのこと。 サンフォニーのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 株式会社サンフォニー TL : 03-5565-5884 FX : 03-5565-5886 MAIL : oeno-j@sta.att.ne.jp

3
Sep

美味しい料理と心地よい音楽、そして美味しいワインの夕べ

美味しい料理と心地よい音楽、 そして美味しいワインの夕べ ~ブラッスリー・ラ・ムジカ~ JR目白駅から程近い街角に、この『ブラッスリー・ラ・ミュジカ』はある。 まだオープンして1年程と新しいお店ながら、オーナーシェフである梶村さんの魅力に引き付けられ、連日多くの常連客で賑わう。 梶村シェフは、毎月末に生演奏を聴きながらシェフの料理を堪能する「音楽の夕べ」を開催している。8月のテーマは「ボサノバ」。この夏は異常なほど暑いので、涼しげなボサノバは、真夏の中のオアシスのようだった。 料理はこの日のために梶村シェフか腕に撚りを掛けて組んだコースメニューだ。 <アミューズ> 活鱧の冷製 トマトのクーリと共に <前菜> 鰹のエスカロップ グリビッシュソース <魚料理> ホタテ貝のグリエ ブランダード添え <肉料理> 骨付き仔羊のロースト <デザート>メロンのバヴァロアとそのスープ仕立て    さらに、自家製パンとカフェ!これは充実している!! 実は私は大のブラジル音楽ファン! 本場のブラジル音楽を体験するために、リオとサルバドールにも行ったことがある。 そんな訳で、もちろんボサノバも大好き! 第一部のスタートはジョビンの名曲『Wave』~ 演奏が始まると、涼しい風が波のようにサ~と流れてきたようだ。 爽やかな『ドメーヌ・リカール“ル・プティオ”』を飲みながら、心地いいオープニングだなあ~と心が落ち着く。 このユニットの特徴は、アコースティック・ギターとボーカルの臼田さんに、チェロのアヤコさんが伴奏しているところだ!ボサノバにチェロは初めての体験だったが、ボサノバの演奏によくあるストリングスの役割をこのチェロが担っている、という訳だ!なるほどこれは理に叶っているし、実にマッチする。しかもアヤコさん、とっても美人!ますます引き込まれてしまった!!(やばっ) 料理は、アミューズの「ハモの冷製」がメチャうま!関西ではこの時期ハモは珍しくないが東京ではなかなか食す機会がない。よくある梅肉の替わりに酸味のあるトマトのクーリを添えてあるところが梶村シェフの技! 魚料理の「ホタテ貝のグリエ」がまたいい。鮮度抜群で味の詰まった大ぶりのホタテと、その下に布団のように敷いてあるジャガイモのブランダードが、好相性だ。ブランダードに和えてある風味の強いオリーブオイルが粋なアクセントとなっている。 共にさっきのソーヴィニヨン・ブランで造られた「リカール」の爽やかで香り高い味わいととてもいい相性だった。これ頼んで正解! 肉料理は「仔羊のロースト」。仔羊の優しい風味が楽しめる一品だ。 ピリッとしたマスタードのソースが味わいを引き締めてくれる。 この料理の為に頼んだのが、ラングドックではとても珍しいピノ・ノワールから造ったワイン「ドメーヌ・ガランス、風」。 インポーターのディオニーさんが、生産者のキノネロさんと共同で開発したキュヴェだ! 風味よい仔羊と、香り高い、それもしっかりした味わいのピノの好相性だ。これも正解! そしてデザートは「メロンのバヴァロア」。これがまた絶品! バヴァロアが黄色いメロンで、スープが緑のメロンから出来ている。 バヴァロアは完熟した美味しさと甘さを楽しめ、緑のスープがスッキリとメロンのぼやけがちな味わいを引き締めてくれる。スバラシイ! 一続きのコース料理を、ボサノバの涼しげな音楽と美味しいワインで堪能することが出来ました! 最後に、「ミュジカ」さんでは今日ご紹介した以外にこんな美味しいワインも皆様のお越しを待ってますよ! ●グランジュ・ブリュレ’04 4800円 問合せ先:クロスロード tel.03(3352)0911 ●シャトー・プーピーユ’06 6400円 問合せ先:モトックス tel.03(5771)2823 ●シャトー・プレザンス’07 5500円 問合せ先:オルヴォ tel.03(5261)0243 <ご紹介したワイン> ●ドメーヌ・リカール“ル・プティオ”’08 6600円  問合せ先:サンフォニー tel.03(5565)8992 ●ドメーヌ・ガランス“風”’08 5500円  問合せ先:ディオニー   tel.03(5778)0170 <美味しいワインが飲めるレストラン> Brasserie la Mujicaブラッスリー・ラ・ミュジカ8  東京都豊島区目白3-14-21 1F  TEL.03(3565)3337 […]

27
Août

CPV名古屋試飲会レポート!

日本全国、猛暑を超え酷暑、一体この暑さは、いつまで続くのでしょうか。。。(景気は冷え冷えなのですが。) この暑さを収穫前のフランスに分けてあげたいもんです。 そんな暑さをものともせず、8月25日(火)名古屋にしてCPVプティ試飲会を開催しました。 場所は、中区栄のWine Shop Cave Mitsukura*カーヴ・ミツクラさん ワインショップの奥に試飲ができるフリースペースがあり、厨房、グラス、グラス洗浄機など完備されており、通常は、ワインを買ったお客さんが、料理を持ち込んだり、自分で材料持ってきて作ったりと、まさに立ち飲みの進化したスタイルとなっています。今回、試飲会開催にあたり、快く会場を貸して頂き感謝しております。 さて、今回の試飲内容は、野村ユニソン㈱、クロスロード、サンフォニー㈱の輸入する、自然派ワイン約50アイテム。 ☆クロスロード輸入コーナー まずは、シャンパーニュの南部、トロワの東、 コート・ド・ブランと同様のチョーク質土壌で造られる 果実味あふれるChampagne Jacques Lassaigne*シャンパーニュ・ジャック・ラセーニュ。 今回は、貴重なコト―・シャンプノワの白(シャルドネ)も出展。来場した人たちの興味を引いていた。 そして、ブルゴーニュの新進気鋭の若手生産者、レイモン・デュポン・ファン。父親ミシェルから引き継いだ区画で、父親以上のピュアでミネラル感溢れるワインを造り出す。 中でも、ミュルソーの区画のある、ブルゴーニュ・ブランの質の高さは素晴らしい! なんで、ここだけブルゴーニュ・ブランなのというほどの恵まれた区画。今回の試飲会でも、かなり好評だった。 ロワールからは、超自然派グリオットのボネ・ダンヌ。 結構な可能性で、ワインがお酢になっている、このドメ―ヌ。 ぶどう畑周りの環境から造り上げていくほどの哲学を持ってワイン造りをしている。そのぶどう品種を超えた味わいが、衝撃を与えていた。 ボジョレーからは、ラパリュ。ガメイとは思えない凝縮度。濃いながら緻密なタンニンは、やはり樹齢と少ない収穫量からくるのであろう。 ボルドーは、ドメ―ヌー・ランド―。このミランボー・パパンは、程よいタンニン、程よい樽、程よい果実味、絶妙のバランスのワイン。誰が飲んでも「美味い!」と一言。 今回出展の、Papin*パパンというキュヴェは、なんとプティ・ヴェルド100%。1988年にランド―氏が植えたぶどうの樹。この地区は、1600年代には、プティ・ヴェルドの栽培で有名だったと文献に残っているらしい。世界で数少ない、プティ・ヴェルド100%のキュヴェ。黒い果実のニュアンスでタンニンも強いが、その質は細かい。 イタリアは、テヌタ・グリオ。まだ立ち上げたばかりの新しいドメ―ヌ。出された白ワインは、赤ワインの醸造と同じ、果皮を長期マセレーションをして造ったもの。その色合いは、枯れた黄金色。 見た目とは違う、ピュアな果実味と丸みに来場者も驚いていた。 フランスの南、スペインとの国境近くのルーション地方の生産者。 ラベルも特徴があるが、その味わいも個性的。 南とは思えない、果実味溢れるワインを造り出す。 ジューシーでスパイシー。生産者のステファン氏は、ビオディナミを一部取り入れながらの有機栽培を行っており、栽培も醸造もナチュラル。 ☆野村ユニソン輸入コーナー 野村ユニソン輸入ワインは、今回15アイテム紹介。 自然かつ価格もリーズナブルなバランス派、 ラングドックのエステザルグやカステルモーなどの協同組合のワイン、 これまた自然ながら、コストパフォーマンスが素晴らしい、 ラルデッシュ地方のレクラパス、 超自然派からは、ダール・エ・リボ―のシャン・リーブル、 ボジョレー自然派ワインの父、マルセル・ラピエール、 ルーションのナンバー1、ゴビー、カベルネ・フランの天才、 ソミュールのクロ・ルジャールなどなど、来場者満足の試飲内容であった。 ☆サンフォニー輸入ワインコーナー サンフォニーからは、ラングドック・ルーションの2蔵元が紹介された。 ドメ―ヌ・ブー・デュ・モンドのエドワ―・ラフィットは、元エステザルグの醸造長。 ピレネー山脈の麓の標高が高いところに樹齢の古いグルナッシュやカリニヤンを栽培。 マセラシオン・カルボニックにて、ボジョレーのような果実味豊かなワインを造り出す。飲む人、飲む人が「美味しい!」「飲みやすい」と好評。 もうひとつの蔵元は、サンシニアンの北、国の自然公園近くの 標高高いところにある、ル・トン・デ・セリーズ。 生産者のアクセル・プリュフールは、ドイツ人。 友人の、ジャン・フランソワ・ニックや、エリック・ピフェリング、ブー・デュ・モンドのエドワー・ラフィットの協力でドメ―ヌを立ち上げた。 そのワインはぶどうジュースのようにピュアでフルーティ。この暑い夏でも冷やしてごくごく飲めるワイン。 ワインについてのお問い合わせは。。。 有限会社 クロスロード 担当 有馬さん TEL:03-3352-0911 FAX :03-3352-0910 野村ユニソン株式会社 担当 藤木さん TEL […]