13
Août

MARCEL LAPIERRE マルセル・ラピエ-ル家に自然派大集合

~毎年恒例の自然派ワイン祭~ フランス革命記念日前夜祭の日にフランス全土より自然派醸造家が集合した。 本当は数日前からマルセルのところに寝泊りして準備活動をしている若手醸造家が何人もいる。何せ500人程の人が集まるので準備だけでも大仕事となる。 会場となるマルセルの敷地に巨大テントを幾つも張ったり、ミュ-ジシャンの為の舞台を造ったり、大テントが大食堂となって500人が一斉に会食するので、一週間前より準備がかかる。当然みんなボランティアである。大祭りは7月13日の夜行われた。 ~自然派ワイン造り情報交換会議~ 前日の12日は、恒例の自然派ワイン講座というか情報交換会というか持ち回りでそれぞれの地方を代表する自然派醸造家が各地方の違った条件の中での自然派ワイン造りの経験を発表するのである。これは特に若手醸造家には貴重な情報収集の機会となる。 今までやった講師は、ジュラ地方のオヴェルノワ氏、ルシオン地方のカソドマイヨ、アルザス地方のヴィネル氏などである。それぞれの地方の微気象、土壌の違いに合わせて、自然派造りの問題点がことなり、それぞれが工夫を重ねて発見した対応策は自然派を目指す醸造家にとって貴重な情報となる。特に若手には本当に貴重な財産となる。 朝から葡萄木を燃やしたスミ造り ~そして、マルセル・ラピエ-ルによる10年ミレジムの垂直テ-スティング~ 1998年より2007までのマルセル・ラピエ-ルのワインである。各年代とも3種類がある。 1-SO2添加ゼロのもの  2-10mgのSO2添加したもの 3-30mgのSO2添加したもの これは大変興味深いテ-スティングである。SO2無添加のワインは熟成に耐えないとよく批判される。しかし、マルセルの無添加ワインは若々しくまだまだ熟成ができるものばかりである。私は数回89年を飲ませてもらったことがある。 完璧なブルゴ-ニュのグランヴァン・ピノ・ノワ-ルを彷彿させるワインだった。また、ほんの僅かなSO2添加の差がどのくらい味覚に影響するか?を知ることは重要な経験となる。 4頭のブタの丸焼きを朝から準備。 ~皆、ムッシュ・自然派・マルセル・ラピエ-ルの周りに集まってくる~ フランス全土の自然派レストラン、愛好家など集合 夕方から人がぞくぞくと集まりだしてきた。今夜飲むワインはすべてマルセルのワインオンリ-だ。太っ腹マルセルの提供である。 なんせ、500人分のワインだから恐ろしい量だと想像する。有難う、マルセルである。 そして、、色んな人達がボランティアで準備参加してくれている。まるでマルセル王国だ。今夜は参加者皆が王国の住民だ。近所の肉屋さんもいる。近所のレストラン経営者や皆が喜んで手伝いにやってくる。 マルセルの人物の大きいところは、自然派醸造家のみならず、ボジョレの普通の醸造家も招待している。いつもマルセルは言っている 『皆、どんな醸造家もそれぞれ存在理由があって存在している。』マルセルは自分だけが正しいことをやっているとは思っていない、ところが凄い。こんな人物が存在することに喜びを感じる。感謝! 料理のリヨンの日本人フレンチシェフとして有名な石田さん 石田さんは自然派の良き理解者であり自然派の醸造元から愛されている人物。 リヨンEN METS FAIS CE QU’IL TE PLAITアンメ・スキルトゥプレと云うレストランを経営すオ-ナ-シェフだ。気合の入ったトラディション・フレンチだ。 そろそろ焼き具合も良い頃だ! ~さあ、皆お腹が空いてきた。石田さんの出番だ!~ アペリティフがわりにマルセル・ラピエ-ルをグイグイとやりながら色んな人としゃべっているうちにお腹がグ-グ-鳴り出してきた。 石田さんとモルゴン村の肉屋さんが動き出した。 500人分のブタの丸焼き解体は格闘技だ。ほぼ2時間の格闘が続いた。しかも目の前に皿を持った人が並んでいる。石田さん、汗を拭く間もなく格闘が続いた。お陰で皆、美味しいワインとブタを頂きながら色んな人との出会いを楽しんだ。 まずは、ロックバンドの演奏が始まった。 真夏の葡萄園でのロックコンサ-トだ。しかも、自然派ワインをグイグイやりながらだ。 そして、次は太鼓ミュ-ジック!?真夏のモルゴン村に響く太鼓、まるで日本の夏まつりだ! 50人ほどの太鼓隊の音は迫力がある。踊る舞台も設置されている。 皆が踊りだした。そのエネルギ-は凄かった。 最後は太鼓隊も踊り台に入り混じっての大フィ-バ-だ!それぞれ、話し込む人、踊る人、ただ黙々と飲む人、皆自由に吹っ切っていた。 そんな中に、醸造元が入り混じって一年に一度の祭りを楽しんでいた。昨年の厳しい年を忘れて今年にかける彼らの意気込みは燃えていた。 今年、ヌーヴォ日本初デヴュ-するクリストフ・パカレ ヴァレットとジャンボンの両フィリップ 自然派には欠かせない人、オヴェルノワ氏も お疲れさんでした、石田さん! 隣はあの偉大な料理人故アラン・シャペルの息子さん。 マルセル・ラピエ-ルが自然派になる切っ掛けをつくったのは、アラン・シャペルだった。80年にマルセルを偉大なるジュル・ショ-ヴェ先生に紹介したのがアラン・シャペルだったのだ。 彼のお父さんが居なかったら今の自然派は存在しなかったかもしれないのである  夜も更けて、何と朝4時まで続いたとのこと。 若手はそのまま現場で寝ていたそうです。 私は1時ごろに引き上げてモルゴン村のホテルに帰った。 楽しい夜でした。とてつもない自然派のエネルギ-を感じた夜だった。 […]

27
Juil

試飲会レポート in 札幌

2004年以来5年ぶりの開催となる、CPV試飲会の札幌開催。。 例年この時期、北海道はおおよそ「梅雨」という時期は存在しないのであるが、会場当日(7月13日)は朝から雨一色。時折横なぐりの大雨でいささか本土にいるかのような印象。 会場はロイトン札幌。道内でも有数のホテルで、数多くのイベントが行なわれているいわば「ランドマーク」的なホテル。 約120名の事前参加の予約をいただいたが、降りしきる雨でいささか心配に。 出展にご協力いただいたインポーターは9社。 各社それぞれ渾身のラインナップを揃えて開場を待つことに。 イーストラインのイチ押しはジュリアン・クルトワ。 ロワールの自然派を代表する生産者でワインに賭ける情熱は並々ならぬ物を感じさせてくれる。まさにパワフル&ナチュラルのワイン、といったところ。 中でも娘の誕生記念に彼女のニックネームを名前にしたZOZO 2004(10番の札のついたワイン)は秀逸。樽熟成・樽発酵36ヶ月、瓶熟1年ならではの落ち着いた味わいが特徴的。 エレモン・テールも超ド級のガメイといいたいほどの複雑さと酸・旨味のバランスの良さはさすが、といったところ。 左からゾゾ、フラン・ド・ピエ、ソン・プールソン、エレモン・テール 株式会社イーストライン TEL / FAX:054-205-4181 MAIL : lavigne4181-shizuoka@tokoseika-group.jp http://tokoseika-group.jp/index.html JALUXからは“自然派”のキーマン的存在であるエリアン・ダロスがラインナップ。 中でもアブリューは非常に特徴的。ボトルの名前にもなっているように、ガメイ種の親戚にあたるアブリュー種100%. 使用された、本場のボジョレーと同じMC製法で作られている。アロマティックでフルーティーさとフレッシュな風味で喉ごしはなめらか。 左からル・ヴァン・エ・ユヌ・フェテ、ヴィニョーブル・デリアン、アブリュー、シャンテ・クク・ルージュ 株式会社 JALUX ワイン部 営業チーム TEL:03−5460−7156 FAX:03−5460−7227 http://www.jalux.com Dionyからはドメーヌ・ド・ラ・ガランスの日本限定発売の「キュヴェ・風(KAZE)・ルージュ」がお目見え。南仏の広大な丘の上で自然栽培を行なうガランス。新しいピノ・ノワールの可能性を「風」に託して日本限定発売に。バナナやスイートピーのような甘くチャーミングな香りと若々しいタンニンが主導するハートウォーミング系赤ワインである。 ディオニー株式会社 TEL : 03-5778-0170 FAX : 03-5778-0278 www.diony.com Mottoxからは、専門家たちのブラインド・コンテストで最後までぺトリュスと張り合ったといわれる「プピーユ」のラインナップを4種類、ミネルヴォアを代表する生産者であるドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼは「キュヴェ・マリ・クロード」など4種類含め14アイテムを出品。 株式会社MOTTOX TEL:06-6725-4925 FAX:06-6725-4923 http://www.mottox-wine.jp オルヴォーからはフランスとスペインの国境にあるランサックという町にあるドメーヌ・デュ・ポッシブルから「クール・トゥージュール」、「シャリヴァリ」、それぞれミネラル感みなぎる、濃厚な葡萄の旨味が染み渡る珠玉のワイン2種類を含む12アイテムを出品。 株式会社オルヴォー TEL : 03-5261-0243 FAX : 03-5206-8557 MAIL : tanaka@orveaux.co.jp TOPページ […]

11
Juil

ボルドー試飲会パート3*Haut les Vins

今日は大きなシャトー内で行われたオ・レ・ヴァン試飲会! 再びナチュールワインの試飲を開始! 会場の中では、プロに混じって生産者達も試飲を楽しんでいます! ~~ ランクドック ~~ ドメーヌ・デュ・グラン・ローズ*Domaine du Grand Lauze コルビエールで醸造しているグザビエ・ルドガール氏の畑は、100年以上のヴィエイユ・ヴィンニュが殆んど! パワフルで真直ぐな味わいは、彼の性格そのもの! ル・コンパニョン07は樽の香りがエレガント。 そして亜硫酸=0のトゥ・ナチュールはミネラル感溢れる一品です! Domaine du Grand Lauze のワインのお問い合わせは、こちらまで: 大榮産業株式会社 TEL : 05-2482-7231 FAX : 05-2481-0499 ドメーヌ・マクシム・マニョン*Domaine Maxime Magnon 自然に囲まれてこそ幸せを感じるというマクシムのワインは、彼のように温かくて穏やか。ラ・ベグーやラ・デマラントは綺麗な味わいで飲み心地が最高! ロゼタのアロマはもうチョイ複雑感に溢れていてミネラル感たっぷり! 奥さんのベアトリスと一緒に、繊細な味わいのワインをこれからも造って下さい! シャトー・ロックフォール*Château Roquefort いつも笑顔でジョークばかり言っているレイモン・・・ でも彼のワインは、とてもエレガントで優しい味! 特にロゼのコライユは夏には必要品! 造り方もこっていて、真夏の太陽の下でグイグイ飲めてしまう不思議なワイン! Château Roquefort のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: 豊通食料株式会社 TEL : 03-5288-3854 FAX : 03-5288-9248 http://www.vin-de-t.com ドメーヌ・ラゲール*Domaine Laguerre 恥ずかしがりやで口数が少ないエリックのワインは最高のミネラル感! シスト・ブランはスパイシー、シスト・ルージュは黒フルーツ、ル・ヴァン・ブランは綺麗な酸味、そしてエクリップスはフルーティー! 彼のワインはどのキュベでも楽しめます! 残念ながら2009年はベト病が発生してしまって、収穫量も低くなってしまうかも・・・でもめげずに後3ヶ月の間、綺麗なブドウが生る事を祈っています! Domaine Laguerre のワインについてのお問い合わせは、こちらまで: […]

26
Juin

ボルドー試飲会Part 2 – Union des Gens de Métiers

今日はトップ・レベルの醸造家達が集まる、ユニオン・デ・ジャン・ド・メチエの試飲会に朝行ってきました! シャトー・トゥール・デュ・パ・サン・ジョルジュで行われたこの試飲会。 様々な造り手の中、私達と共に働いている醸造元達をキャッチしてきました! Domaine Plageoles*ドメーヌ・プラジョル(南西地方) 繊細でまろやかなタンニンと、複雑なテロワールから引き出る風味が印象的。 フルーツとスパイスのアロマ、そして喉越し完璧なモーザック ・ヴェールやモーザック・ナチュールは是非是非皆さんにも飲んで頂きたいです! そしてあの美智子妃殿下もお気に入りのミュスカデルは綺麗な酸味とまろやか感たっぷり! Clos Rougeard*クロ・ルジャール(ロワール) 彼のカベルネ・フランは何時飲んでもまろやか!そして何といっても他では味わえないほどのタンニンの繊細さ! 特に2005年は彼にとって完璧に近いヴィンテージだそうです! 彼の凄いところは、醸造する事はとても難しいと言われている大西洋気候のロワールでも、とても繊細で上品で華やかなワインを造ってしまう事。 何故そのようなワインが出来上がるのか?その答えは古くから伝わる伝統に潜んでいました! «  Philippe Alliet*フィリップ・アリエ(ロワール) いつも元気いっぱい、笑顔いっぱいなフィリップとフィリップの奥さん、クリードさん。彼の手にかかれば、シノンもまるで別物になってしまいます!シノンのトップシャトーにまで導いた、まさに見事な指揮者なのです! 今日特に美味しい~~!と思った一品は、コトー・ノワレ2007!パワフル感あり、エレガントでもあり、まろやかなタンニンが印象的! 年が経つにくれ、品が良くなっていく彼のワインは、試飲会でもとても人気でした! «  Clos Rougeard のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 野村ユニソン株式会社 TEL : 03-3538-7854 FAX : 03-3538-7855 MAIL : wine@nomura-g.co.jp http://www.nomura-g.co.jp Domaine Plageoles のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 株式会社イーストラインTEL / FAX:054-205-4181 MAIL : lavigne4181-shizuoka@tokoseika-group.jp http://tokoseika-group.jp/index.html Philippe Alliet のワインについてのお問い合わせは、こちらまで! 株式会社エスポア TEL : 06-6384-3319 FAX : […]

26
Juin

ボルドー試飲会Part 1*Moulin Pey Labrie

大きなシャトー。綺麗な庭。最高な天気。 そして左右に広がり当たるブドウ園。 今日の試飲会は、ヒュボー夫妻のシャトー、シャトー・ムラン・ペイラブリーで行われました! とにかく最高な環境にビックリ!試飲会のような、ワイワイと賑やかな飲み会なのか・・・?! 庭には古い樽がテーブル代わりに並べられており、とてもオシャレ! 奥には、食事も取れるようにテーブルがズラリ! さてさて、今日はどんな美味しいワインが見つかるだろうか・・・・? Domaine Vacheron*ドメーヌ・ヴァシュロン(ロワール) 彼達のピノ・ノワールはとにかくエレガントでピュア! 今年のロゼも抜群! アペタイザーにはちょうどいい味わいと爽やかさ! ジャン・ドとジャン・ローランはとにかく若くてダイナミック! これからの活躍が楽しみです! «  Philippe Valette*フィリップ・ヴァレット(ブルゴーニュ) 笑顔が優しいフィリップさんのプイイ・トラディシオンは、口の中がとろけそうなくらい美味しい! 彼のワインはとてもアロマティックで濃厚! 甘いフルーツと柑橘類の香り、そして口に残るミネラル感・・・ その秘密は細かいブルブ熟成! これでまろやかで旨みがたっぷり詰まったワインが出来るそうです・・・! 2009年は3度も雹が降って大変でしたけれども、開花期はとても綺麗でしたので期待していて下さい! Clos Ouvert*クロ・ウヴェール(チリ) マルセル・ラピエール氏の友達でもある彼らのワインはチリ特殊のブドウ品種(カルメネールやパイス)を使用したワインがいっぱい! とてもフルーティーで爽やか! パリでも彼らのワインは人気物! どのワインショップにも見当たる一品です! Ferme St Martin*フェルム・サン・マルタン(ローヌ) お父さんの代わりに、始めてこの試飲会に参加する息子のトマがワインの紹介をしていました! 彼も2006年から一緒に醸造をしています! 2009年はとても綺麗なブドウが生りそうと嬉しそうな笑顔で話すトマ。 彼のワインは熟成されたフルーツが口いっぱいに感じられ、一本じゃ足りないくらい飲みやすいワインです!特にラ・ジェリーヌ、テール・ジョーヌはお勧めです! «  Prieuré Roch*プリウレ・ロック(ブルゴーニュ) スパイシーでまろやか、そしてピノ独特の香りが特徴的なワイン! やはりプリウレ・ロックのClos des Corvéesは偉大なワイン! 一口飲んだだけで、テロワールのミネラル感が感じられます! Vini Bera*ヴィニ・ベラ(イタリア) いつも笑顔でダイナミックなアレサンドラ!今年は家族も一緒に来て大騒ぎ! 2007年ヴィンテージを紹介している彼女のワインはなめらかな喉越しと、完璧な熟成度が伝わってきます! 特にロンコ・マロで使用されたバルベラ品種は最高な出来具合! そして飲みやすくてセクシーなアルチェッセはミュスカのようにフルーティーで夏にはピッタリ! 忘れてはいけない彼女のモスカット・ダスティは誰もが大好き!アルコール度数はたったの4度!フレッシュさと繊細な泡、そして最高なブドウのアロマ、すべてが揃っています!!一生に一回は飲まないと損です! Marcel Lapierre*マルセル・ラピエール(ボジョレ) 誰もが尊敬しているマルセル。 今年も最愛の奥さん、マリーさんと一緒に試飲会へ登場! […]

11
Mai

クロスロードの自然派ワイン試飲会

4月27日、レストランなど業務用にワインを販売するワイン商「クロスロード」の試飲会が、 東京、表参道のレストランLE PRE VERRE(ル・プレ・ヴェール)にて開催された。 いかにも「クロスロード」有馬さんのキャラクターらしい、陽気で和気あいあいとした楽しい試飲会であったのが印象的だ! 会場となったLE PRE VERRE パリで人気のドゥラクセル兄弟の経営する店の東京店 昔ながらのビストロ料理を現代的にアレンジした“ネオ・ビストロ”料理が売り物だ! 様々なスパイスを上手に使い、 ハッ!とする印象的な料理を生み出す。 店頭にはこんなディスプレーも。 **** では、試飲会に突入しよう! ドキドキ・・・ワクワク・・・**** スパイス使いの魔術師であるシェフ、 フィリップさんと試飲する 「クロスロード」の有馬さん! 真剣だ!! Champagne Jacques Lassaigne*シャンパーニュ“ジャック・ラセーニュ” これほど熟した果実のニュアンス豊かなシャルドネは初めて! しかもとってもエレガント!!! 秘蔵のコトー・シャンプノアにもビックリ! よく見るとボトルに価格が・・・ まるでヴェール・ヴォレみたい。 ルーション “クロ・レオニーヌ” この日の一番人気はこれかな? ルーションとは思えない清涼感! 軽やかでスイスイいってしまう赤“ケパサ”。 キャラメルみたいにとろとろの白“キ・ル・クル”、でもこれ白?濁った黄色してるよ! 香り高く軽やかなペティアン”ボアソン・デプラティック“。 明るい茶色の色合いの”モン・トメオ・ア・モア“、焼き栗や味覚糖キャンディのような味わい、何?これリヴサルト?! 多彩で始めて出会う、新感覚ルーションだ! 来場者も錚々たる方々にお越し頂きました! マンダリンオリエンタルホテルのシェフ・ソムリエ、加茂さん! あの有名なワインバー「祥瑞」のオーナーで、 自然派ワインに深い造詣をお持ちの勝山さん(右) 自然派ワインをこよなく愛すレストラン「メリメロ」のシェフ、宗像さん(左) 豪快で美味しい料理で楽しませてくれるビストロ「ラミティエ」 のシェフ、宮下ご夫妻宮下ご夫妻(右) “ル・プレ・ヴェール”の看板ソムリエ、アランさん。 親しみある流暢な日本語で、ワインを熱く語る。 この日もジャック・ラセーニュに興奮! この日は、フランス最高のパテ職人のレシピで造ったシャルキュトリーをつまみながら、楽しく語らいながら試飲会が過ぎて行きました。 みなさま、どうもありがとうございました! ≪お問い合わせ≫ (有)クロスロード 東京都新宿区新宿2-9-17  TEL. 03-3352-0911 ル・プレ・ヴェール  東京都渋谷区神宮前5-10-1 TEL. 03-3486-1603 […]

28
Avr

L’Esprit Remise « Un Vent de Liberté » * ルミーズ試飲会のスピリットはまさに『自然の風』

La Remise a vu le jour en 2004 à l’initiative d’une poignée de vignerons nature du sud (Jean François Nicq des Foulards Rouges, Eric Pfifferling de l’Anglore, …). Ils souhaitaient organiser une manifestation amicale et conviviale à l’image de leur vin et de leur façon de travailler. Inviter des amis cavistes, importateurs, restaurateurs afin de […]

28
Avr

Dégustation Cave Augé

Samedi 25 et dimanche 26 avril 2009, une dizaine de femmes vigneronnes faisaient déguster leur vin au marché des Enfants Rouges (Paris 3ème). Les stands de dégustation côtoyaient dans une ambiance bon enfant et joyeuse les étales de légumes et de fleurs, les tables où les parisiens brunchaient en famille ou entre amis… 2009年5月25日と26日(土日)、10人以上の醸造家達がマルシェ・デ・アンファン・ルージュ(パリ3区)でワインの試飲会をしていました! 野菜売り場や花屋さんの隣にワイン・ブースが並べられ、家族連れや友達とブランチを楽しむパリジャン達で賑わっていました! […]

26
Avr

Cave Auge の恒例試飲会(25/Apr/2009)

前回に引続き本日またCave Auge で試飲会が行われました。 今回はValee du RHONE ということで、ダール・エ・リボといった大物を筆頭に気合の入った蔵元たちが集まりました。 では総勢12の蔵元達を紹介しましょう! Dard et Ribo Thierry Allemand Domaine Gramenon Mas de L’Anglore Mas de la Begude Domaine du Mazel Romaneaux Destezet Jean Michel Stephan Domaine de la Vieille Julienne Ferme Saint Martin Marcel Richaud Emmanuel Reynaud  う~ん、これだけの大物達を集めるのは並大抵のことじゃない!  さて、今回の試飲で特に目を引いたものを紹介します。 ちなみにダール・エ・リボはいつものように全てが最高の味でしたが、余りの混雑で写真が撮れなかったので今回は割愛しました。  先ずは、エリック・ピファーリン氏が造るフランス最高峰のTAVELと言う人が多いラングロールの2008年!それが何と1本11.05€の安さ!11時スタートの試飲会でしたが、試飲前にこれを買い求めに来るお客さんで店内はごった返し!(ちなみに僕もその一人だったりして・・)お一人様12本限定ということで、殆どの人は12本買っていました。僕はちなみに少し色気を出して24本売って~ん♪とお願いしてみましたが、あっさり断られてしまいました(笑)。果実実溢れる風味と一緒に土壌の香が立ち昇るこのワインは、市場に出ればこのように数日で即売してしまいます。                                    続いてジル・アッゾーニ氏が造るMas de la Begude のVin de table, Nejima 2007。これがまた7.73€と破格。ローヌ地方らしいまったりとした白なんだけど、ムスカが若干混ざっていることから来る柑橘系の香りがとても爽やかな逸品でした。ジルさんの人柄もとっても優しくて温かい感じで、すっかりファンになってしまいました。 […]

23
Avr

自然派が進化するイヴェント第2回ボージョロワーズ開催

***** 4月20日BEAUJOLOISE試飲会 ***** 今年も自然派発祥の地ボジョレにて大自然派ワイン試飲会が開催された。 ***** 主催したのは次世代を担う3人組 ***** 右から、クリストフ・パカレ、シリル・アロンゾ、マチュ・ラピエールの3人だ。 新しい発想で新時代を切り開く3人だ。今年の企画は何か志向があるのか? 『ウィー。今年はボジョレワイン協会の会長を招待したんだ。我々自然派の実態を見てもらいたいんだ !』 ボジョレ・ヌーヴォのA0C取得問題の解決の糸口になるか? 毎年、ボジョレ・ヌーヴォ出荷時期に、起こる問題がある。AOC BEAUJOLAIS NOUVEAU の認定拒否問題である。 ボジョレAOC協会は毎年、自然派ヌーヴォのワインをAOC BEAUJOLAIS NOUVEAUを公認しない嫌がらせ的な行為を繰り返してている。しかし、この2008年のヌーヴォの不景気にも関わらず自然派ヌーヴォは例年とかわらない出荷量を実現した。それに比較して普通のヌーヴォの出荷量は壊滅的な状況だった。 ***** 3人組みの画期的な趣向 ***** この時期にこの若手の3人は、いきなりボジョレ協会の会長をこの自然派試飲会にブースを出す招待状をだした。 会長もそれに応えて参加した。 今までに痛い目を遭わされた古い自然派醸造家では、絶対に考えられない発想だ。 実に自然に、自分たちのワインと顧客の関係などを、隠すことなく見てもらいたかったのだ。 自然派はセクト的存在などではないことを見てもらいたかったのだ。 一生懸命に農作業を人一番努力して大きなリスクをおいながら美味しいワインを造っているだけであること、そんなワインを遠くからもこの試飲会の為に参加してくれるお客さん達が大勢いて、しかも熱烈なファンが多いことを見てもらいたかったのにちがいない。 これでどう変わるかは別問題だ。兎に角、自然と顧客を尊重しながら美味しいワインを造り、楽しく分かち合いたいだけだ。 今年は、会場にフランス版演歌のような酒と共にあるシャンソンを専門に歌うシャンソン歌手を呼んで楽しい雰囲気を演出した。 そして、地元の有名なソーセージ屋さんや仕出し屋さんを呼んで美味しいものを食べながらの試飲会となった。自然派の中ではフランスナバーワンと評判のジュラ地方のチョコレート専門職人も招待していた。食べて飲んでの楽しい家族的な雰囲気の中でのユニークな試飲会だった。 **自然派の2大巨匠マルセル・ラピーエルとピール・オヴェルノワの存在** PM3時の時点で450名を超える入場者を数えた。 昨夜は心配で3時に目が覚めたといっていたマチュ・ラピエールとアロンゾも大満足だった。入場者はフランス、ベルギーなどからワイン屋やレストラン業者などが集まった。皆、熱烈な自然派ワイン愛好家ばかりだった。 確実に自然派が進化していることを実感した。 そして、自然派を支えてきたマルセル・ラピールやジュラのピーエール・オヴェルノワなども参加して新旧が入り混じって新しいものを造り上げている現場を見れたのは嬉しいかぎりだ。 特に、ピエール・オヴェルノワは、ニコニコ笑顔でアチラコチラで試飲して若手にアドバイスや勇気づけ指導している姿には感動ものだった。 尊敬すべき人物だ。 居るだけで会場全体がほのぼのとしてくる徳を備えた貴重な人物だ。 自然派ワインの歴史に残る殿堂入り人物だ。 そして、ミスター自然派と云ってもいいマルセル・ラピエールの存在だ。 今だに、常にブースに立って自ら試飲者のグラスにワインを接ぎ、恐らく何万回と質問された内容の試飲者の問いに丁寧に答えている姿にも感動すると同時に尊敬の念を持たざるを得ない。 ********** 壁に芸術あり ********* 壁には、リヨンに住む自然派大ファンの画家ドゥニ・ペノが描いた絵が展示されていた。 (画家はムスカデの自然派マーク・ペノ氏の弟) 彼はマルセル・ラピールの醸造所の天井にも巨大な絵を寄贈している。 故グラムノンの友人でもあり元ソムリエとしてもコンクールでは名の通ったサーヴィス人だった。 マーク・ペノに自然派ワインに入る切っ掛けを造った人物でもある。 マルセル・ラピエールの醸造所の天井にあるペノ氏の天井画 宇宙とも太陽ともとれるパワフルな天井を演出している。 **** ボジョレ自然派名手が勢揃い **** […]

17
Avr

CPV試飲会「ルクレアシオン」東京にて開催!!!

先週4月9日木曜日、毎年恒例のCPV主催、インポーター合同試飲会「ルクレアシオン」を新橋第一ホテルにて開催した。  今回は12社のインポーターが集結!来場者数は、なんと252名!! 12時のスタートから絶え間ない来場にて、会場は活気にあふれ返った。  来場者の、真剣で熱いパッションを強く感じる試飲会であった。 今回のテーマは、「本物」のワイン! 昨年末より続く未曾有の世界不況。資本経済の崩壊が世界中各地で起こっています。 今までの、大量生産、大量消費の時代の転換ともいえるでしょう、またヴァーチャルな世界から 足元を見つめ直すタイミングとも言えるでしょう。 まさに「自然派ワイン」とは、環境にも人間にも優しく、その中に、その土地ならではの、土壌や環境、そして歴史的背景、文化などオリジナリティを持っています、それが「テロワール」ワインと言われる所以です。  どこにも存在しない、ユニークなワイン。その造り方の根本は、自然への敬意、共生です。 今こそ、何の偽りも無い、逆にその本質をしっかりと表現した「本物」のワインが必要なのです。 この「本物」を伝えるのも感じるのも人です。我々も「本物」にならなくてはいけません。 生産者、インポーター、酒販店、レストランが一丸となってより良い世界を広げましょう。 ご来場の皆様有難うございました。 今回の試飲会で何かを感じて頂けたら幸いです。 また、ご出展インポーターの皆様ご協力ありがとうございました。 BMO株式会社 、野村ユニソン株式会社、エスポア、株式会社JALUX、ディオ二―株式会社、株式会社モトックス、株式会社イーストラインLa Vigne事業部、 株式会社 オルヴォー、大榮産業株式会社、オリゾン、伊藤忠商事株式会社、有限会社クロスロードなど(順不動) <BMOブース前。。。人だかりで見えない> 〈野村ユニソンブース〉 〈大榮産業ブース〉 〈モトックスブース〉 〈イーストラインブース〉 〈オルヴォーブース〉 〈クロスロードブース〉 〈オリゾン/伊藤忠商事ブース〉 〈ディオニーブース〉 〈エスポアブース〉

14
Avr

LA MISE 2009 ~ラ・ミーズ 2009

La Mise est née en 2008 à Arles. L’esprit de groupe y est moins marqué mais cette dégustation vaut tout autant le déplacement par la qualité des vignerons présents. Donnons-lui le temps de trouver son rythme et sa couleur…. ラ・ミーズという試飲会は2008年、アルル町で誕生しました。まだ新しいのでチーム・スピリッツは深くないのですが、参加している醸造家は凄い人ばかり!今後徐々と重要となっていく試飲会に間違いないです! La Mise est une hacienda gitane crée par le fondateur des Gypsy King. A 3 […]

22
Mar

フィリップ・カリーユ、来日2日目!

今日は東京駅の地下、Grand Stationに在るはせがわ酒店でプピーユ・ワインの試飲会です! 一般の人たちにも彼のワインをもっと知って貰うために、フィリップも声を張って頑張りました!彼のワイン・ファン達とも出会えて感動です! 最後には店長の菊澤さんと記念写真です!1時間で彼のワインも完売され満足の笑顔でパシャ! はせがわ酒店 東京駅GranSta店 100-0005東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅駅構内B1 TL / FX : 03-6420-3409 そして炭火焼やカニなど、日本料理を堪能した後・・・ ビストロ・ヴィヴィエンヌで最後の一杯! オーナーの順子さん、そしてレストラン・メリメロのシェフ、宗像さんとの楽しい一夜が過ぎていきました・・・! ビストロ・ヴィヴィエンヌ 104-0061東京都中央区銀座4-13-19 銀林ビル1F TL : 03-6273-2830 FX : 03-6273-2831 Lunch : 11:30~13 :30 (月~金) Diner : 18 :00~22 :00 Bar Time : 22 :00~ 定休日:日曜

20
Mar

ボルドーのシャトー・プピーユ、フィリップ・カリーユが日本へ!!

ドメーヌ全てをエコ・システムに変えてから南西地方で更に話題になっているシャトー・プピーユのフィリップ。今彼は日本でのステイを満喫しています! フィリップのワインを求め、東京の街を捜索中! まず最初に向かったのは、西新橋にあるワインのお店、カーヴ・ド・リラックス!とても綺麗で広い店内には様々な国のワインが沢山!この種類の量にはフィリップもびっくり! 早速自分のワインを見つけてニコニコ!現在売られているのは2004年ヴィンテージ。 『この年はとても天候が悪く、ボルドーは全体的に悪いヴィンテージとなってしまいました。特に8月は雨が多く最悪でした。しかし私は収穫量が落ちてもいいから熟成したブドウを収穫したかったので、6月と7月に青刈りを行いました。そのおかげでとても濃厚で熟成度が高いブドウが生りました!』 彼の赤は100%メルロ。 シャトー・プピーユ2004*Château Poupille 2004 樹齢:15年 醸造:最初に28ヶ月間、樽とセメントタンクで熟成した後、全てをアセンブラージュし、更にステンレスタンクで8ヶ月間熟成させます。 2004年はとてもパワフルな年でしたので、まろやか感を引き出しより綺麗な骨格に仕上がるように36ヶ月間も熟成しました。 とても繊細で、ボルドーにしてはとても飲みやすいワインです! フルーツの香りがとても強く、フレッシュ感がとても美味しいです! プピーユ2004* Poupille 2004 樹齢:35年 醸造:28ヶ月間の樽熟成 あの『神の雫』でも紹介されたメルロ100%の赤ワイン。 パワフル感がありつつ繊細なタンニンも味わえ、ボルドーにしてはとても飲みやすいワインです! フルーツの香りがとても強く、フレッシュ感がとても美味しいです! フィリップ曰く、テロワールを最大限に表現出来た一本だそうです! そしてロゼは100%カベルネ・フラン。 Les Hauts de Poupille*レ・ゾー・ド・プピーユ この品種がワインに綺麗な酸味を与えています! ソーシッソンと一緒にアペタイザーに飲んだり、魚料理にも合ってしまう不思議なロゼです! とにかくフルーティーでボリューム感もあり、気軽に飲める一品! 世界で日本とイギリスでしか販売されていないレア物です! 『90年代までボルドーでは濃厚でパワフルなワインが求められていました。しかし1992年辺りから考えも変わり、テロワールの特徴を引き出し、もっとエレガントなワインを造ることが重要になってきました。私は18歳の時から醸造していますが、最初からテロワールの重大さを分かっていました。そしてこの仕事で最もエクサイティングなチャレンジは、どんな難しいヴィンテージでも、最大なワインを生み出す事です!』               カーヴの店長の小山田さんと Cave de Re-Lax*カーヴ・ド・リラックス 105-0003 東京都港区西新橋1-6-11 TL : 03-3595-3697 FX : 03-5510-3818 SITE : http://www.re-lax.co.jp 続いてはLiquor Max*リカーマックスの 今井さんと記念写真!この酒屋店ではワイン以外にも焼酎や酒の種類が半端ないです!季節の可愛い品物も販売しており、とても楽しいお店です! Liquor Max*リカーマックス 103-0023東京都中央区日本橋本町4-7-10 鈴和ビル9F TL : […]

19
Mar

Cave Auge の恒例試飲会

ご存知の方も多いと思いますが、パリの8区にある老舗ワイン屋のCave Augeでは、不定期的にではありますが自然派の造り手たちを招聘した試飲会を開催しています。 店の前には試飲用のボトルやグラスを置くための樽が犇くようにずらりと並べられ、其処に造り手たちが所狭しに並んで試飲客を待ち受けているのです。いつも地域別に催されるのですが、今回はジュラ、サヴォア、アルザス地方です。11時から19時の試飲会で、僕は11時20分に到着した所、既に多くのお客さんが集まっていました。何と言ってもこの試飲会は、入場無料(入場といっても店先でやっているので通りすがりの人も大歓迎で飲めるのです)で飲みたい放題という点が魅力の一つ。しかもこのAugeのオーナーであるマーク・シバ氏の御眼鏡に適う造り手しか招聘しないという拘りから、とにかく気合の入った造り手ばかりが集うというのも大きな魅力。もう一つ挙げるとすれば、試飲に出ているワインは全て特別価格(定価より大抵10~20%安い)で提供してくれるもの超魅力だと言えます。大袈裟にいえば、この試飲会を毎回経験していれば、自然派ワイン通になれる程のものなのです。ちょっと今回の顔ぶれを紹介しましょう。  DOMAINE BINNER, ALSACE (Audrey et Christian Binner) 16種類  DOMAINE OVERNOY, JURA (Pierre Overnoy et Emmanuel Houillon) 4種類  DOMAINE TISSOT, JURA (Stephane Tissot) 9種類  DOMAINE BARTUCCI, BUGEY (Raphael Bartucci) 1種類  DOMAINE SCHUELLER, ALSACE (Gerald Schueller)  5種類。 ちょっと身震いしませんか? どれもかしこも気合の入った造り手だけに、皆甲乙つけ難い逸品揃いですが、特に感動したものを紹介します。 先ずはBINNERのGEWUZTRAMINER Kaefferkopf vend tardives 2003(41,8€→35,55€)。 ゲブルツ特有のライチの香りがミネラルの風味と共に登り、まったりと落ち着いた濃厚な旨みの後ろで酸が控えめに微笑んでいるような感じ。このBINNERという造り手は凄く長い歴史のある蔵元で、所謂減価償却が済んでいる(お金に余裕のある)蔵元であり、他の造り手と比べると品質に対する価格が非常にお手頃ということでファンが多いことも特徴です。でもこのゲブルツは一番高価なこともあり1本だけ購入(セコイ!)。 次はDOMAINE OVERNOY HOUILLON*ドメーヌ・オベルノワ・ウイヨンのArbois pupillin poulsard 1999(27,7€→23,55€)。 ジュラのプピランといえば、この造り手が最も偉大だと絶賛する人が多いと聞きますが、まさにその噂の通り。通常樽熟成の際には補液して酸化を防ぐことが普通ですが、ジュラでは補液せずに酸化させて独特の酵母菌を育てることで特殊な酸化臭を造りますが、その香りがまさに腐葉土のようで自然の恵みを飲んでいるという感慨を受けます。ちなみに3本買いました。三つ目は妥当な線かもしれませんが、Domaine Raphael […]

10
Mar

La Dive Bouteille 2009 ~ラ・ディヴ・ブテイユ2009

*** 2月23日~24日 *** ノルマンディー地方、ドーヴィルの町。ここは夏、最もパリジャンが多く、高級地区で有名な港町。海が見わたせる会場で今年もLa Dive Bouteille*ラ・ディブ・ブテイユが行われました!今年でちょうど10周年記念を祝うこの試飲会は、『ヴァン・ナテュール』を愛する人には欠かせない大イベントです。伝説とも言われているマルセル・ラピエールやマルセル・リショーをはじめ、新世代の若手醸造家まで120人もの自然派醸造家が集まるとても素晴らしい試飲会です。 この会の開催者、シルヴィー・オジュローさん曰く: 『自然派ワインを知って貰い、自然派ワインとは何かと皆様に伝えたい気持ちで開催しました。セミナーや討論会などを通して皆さんに分かって貰いたいです。テロワールは研究室で生み出されるものではない!悲しくも一様化しようとしているワイン業界では、とても重要な事なのです。』 自然派ワイン以外にも、偉大なシェフ達のクッキング披露や様々な講演、またラジオの収録などが、この2日間の間、広く綺麗な会場で行われています。 そのため、世界中から人が集まり、バイヤーやカヴィスト、レストラン業界の人たちやジャーナリストで大盛り上がりです! *** 初日・オープニング開始! *** オープニング時間の少し前に到着した私達。しかし会場内にはまだ誰もいない寂しい空気が・・・しかしここから徐々に生産者達が集まって用意をし始め、1時間後にはもうすでに人で埋まっている状態に・・・! *** ここで試飲会スタート! *** 各地方に分かれているので、テンポ良く試飲出来るというのが印象的。 しかし私達が知っている醸造家は半分以上! 気合を入れてまず最初に向かったのは、ボジョレーのテ-ブル! Christophe Pacalet*クリストッフ・パカレ ラベルも新しく変わり、よりポップスになりました! 『ボジョレー地区ではガメイしかないので、テロワールの違いがとても重要です。しかもガメイとはとても辛辣な品種なので、やせた土地でないと栽培しにくいのです。』 Nicolas Testard*ニコラ・テスタール 新しいキュベが2本も!! とてもフルーティーで酸味が綺麗なやさしいロゼ、ピンク・ラビットと6ヶ月間熟されたガメイで造ったガメイ・プリュス・ガメイです! 可愛らしいラベル対セクシーな感じでおしゃれです! Geoges Descombes + Damien Cloquelet* ジョルジュ・デコンブ + ダミアン・クロクレ ジョルジュさんの息子、ダミアンの初キュベ! シルーブルで栽培されたブドウを、一つはセメントタンクで、もう一つは樽で熟成した2本を紹介!ジョルジュさんのワインのようにとてもフレッシュでフルーツ感が溢れる一品です。 フランスで、鶏はコックといいます。 彼の名前が「コック」に似ていた為、ラベルに鶏の絵を取り付けたそうです! Jean-Claude Lapalu*ジャン・クロード・ラパリュ 彼こそボジョレーの神です!繊細で真直ぐなワインを生み出すジャン・クロード氏のオーラーは自信と誇りで輝いています。 彼のブドウは100年以上のヴィエイユ・ヴィーニュが多いのです。ヴィエイユ・ヴィーニュには枝が多く、そして小さなブドウが実るので、2/3はエグラパージュ(除梗)しないと青っぽい味が強調されてしまうのです。 しかしやはり複雑で果実身が強く、長く後味が残る彼のワインは最高です! Marcel, Matthieu, Marie Lapierre*マルセル、マチウ、マリ・ラピエール とてもフルーツ感が強く、繊細でありながらもリッチ感で溢れているマルセルのワインは、別世界に跳んでいってしまいそうな美味しさです! モルゴンには綺麗な酸味が、ヴァン・ド・ペイ・デ・グイユにはイギリスアメのような甘くて居心地良い香りが、ボジョレーに関してはとても真直ぐな味わいがと、全て違う味わいですのでとても楽しめます! しかし皆さんに試して貰いたいのはAOCボジョレーのカンボン07です!とても綺麗なバランスのこのキュベで、マルセルはシンプルなボジョレーでもここまで美味しいワインが出来る事を証明しています! Arnaud Combier*アルノー・コビエ 柑橘類と樽の木のアロマのコンビネーションが何とも言えないリッチ感と爽やかさを与えています。特にGoutte du […]

17
Fév

Salon des Vins de Loire 2009 〜 サロン・デ・ヴァン・ド・ロワール 2009

2月2日〜4日の間、第23回ロワール地方のワイン試飲会が アンジェの町で行われました。1987年に初めて開催されたこのサロンは、年が経つにつれ規模が大きくなっていき、今では世界中から人が集まるほど欠かせない大事なイベントとなっております。 この3日間の間、600人もの醸造家や協同組合が集まりました。中にも私達と働いている醸造家は何十人もいます!皆に挨拶をするだけで一日が終了してしまいます・・・それだけ大きなこのサロンでは毎年参加する人数も増えているとか・・・今年は9000人ものワイン関係者が訪れました! Val de Loire*ヴァル・ドゥ・ロワールはフランス内でも3番目に大事なアペラシオンです。ロワール地方で造られるワインの75%がAOCワイン、しかも68種類ものアペラシオンがあるので大変!そしてこの量は毎年増えていっているのだそうです! ロワール地方では赤・白・ロゼの3色のワインは当たり前、他にもドライ系、まろやか系、甘口ワイン系、又繊細で上品なワインもあれば弾けるスパークリングワインもテスティングでき、全種類がそろっているのでカヴィストやインポーター、それぞれの要求に応じやすいのが特徴です。 ロワール試飲会はヴィネクスポやヴィニスッド試飲会に比べ規模が小さいので、知っている醸造元と会って話したり、又は新しく若い醸造家とも出会えるので楽しいです! また今後ドメーヌを継ぐ為父親と一緒に働いている子供達も参加するので新しい世代の考え方や今後の目標なども聞け、ためになる事ばかりです! ********************************************************************************************** ルネサンス・デ・AOCに比べると全然規模が大きいサロン・デ・ヴァン・ドゥ・ロワール。皆自分のスタンドに目を付けて貰うため気合が入っています! Château Gaillard – Vincent Girault (AOC Touraine Mesland) スタンドをバーのカウンターに変えてみたり、派手にデコレーションがされてあったり、一際目立つポスターを貼ったりと、皆アピール度が高いです!確かにこのサロンには全国のワイン専門家やバイヤー、記者などが参加するので皆注目を浴びるため頑張っているのです! La Grange Aux Belles − Marc Hoution et Julien Bresteau (AOC Coteaux de l’Aubance) やはり私達と働いている醸造家のワインは大人気! いつ、どこに行っても人が沢山いて賑わっています! Domaine Guiberteau – Romain Guiberteau (AOC Saumur) Domaine du Bel-Air – Pierre Gautier (AOC Bourgueil) Domaine Levasseur Alex Mathur […]

11
Fév

ビオ世代、前へ進め!〜EN AVANT LE BIO

Par ces temps de crise, l’année 2009 commence plutôt bien pour le vin bio. 世界が危機に陥っている中、ビオワインは2009年の頭を好調に切り出しました! Tout d’abord une affluence record (+30%) pour la 16 ème édition de Millésime bio qui a eu lieu à Montpellier les 26, 27 et 28 janvier dernier. Depuis 1993, date de création, le nombre d’exposants et le nombre de visiteurs […]