21
Sep

2018年ジョルジュ・デコンブ収穫、パワフルに、                    元気いっぱい!-no4

あのコート・ド・ブルイィの山を見下ろす程の標高の畑から収穫。 二人の息子も完全独立した。(ケビン、ダミアン・コクレ) 今年から、振出し戻って、独りでの収穫、醸造となる。 熟練の域に達したデコンブが、この18年の太陽をふんだんに浴びて育った葡萄を、どんな風に仕上げていくか楽しみだ。

21
Sep

皆が終わる頃、ジョルジュ・デコンブが最も遅く収穫を開始 -no3

ゆとりのデコンブ、皆が猛暑でアルコールが高くなり過ぎないように8月末に収穫をはじめた醸造家が多い。 デコンブは動かない。8月末から9月の第一週目、デコンブはコルシカ島にいた。 親友のアントワンヌ・アレナのところで収穫を手伝っていた。 皆が収穫を終えた9月10日に収穫を開始。   デコンブの畑は標高が高い。葡萄が熟すのが遅い。それにしてもよく熟してから収穫するのがデコンブスタイル。 ワインも確りしたワイン酒質を備えている。濃縮感がありながらキリっと酸がきいているのがデコンブ。 2018年も素晴らしい状態の葡萄が収穫できている。 ザ・デコンブのスタイルの果実味、タンニンのしっかりとしたワインができそうだ。  

21
Sep

La Gueule de MORGON・モルゴンの顔                     Georges Descombes ジョルジュ・デコンブ -no2

ジョルジュの人生を変えたのは、マルセル・ラピエールのワインだった。 ジョルジュは若き頃、トラックに瓶詰機を積み、移動式で瓶詰する会社を兄弟と経営していた。 ボジョレで何十社という醸造所を周りながら瓶詰していた。 正直、ワインなんてどれも同じだと思っていた。 ある時、マルセル・ラピエールの蔵から瓶詰依頼があった。 いつも如くにトラックで出かけた。 ビン詰前に、やはりワインの状態をみる為に最初に試飲をする。 口に入れた瞬間、オヤ!なんだ、これは?! 今ままで、こんなワインを飲んだことがなかった。 ビン詰めしながらも、ずっとワインのことを考えていた。 最後に、再びマルセルの話しを聞きながらワインを飲んだ。 ジョルジュは即、決意した。 『俺のやりたいのは、これだ!』 マルセルに教えを乞いだ。 マルセルはすべてを惜しみなく伝えた。 そして、今がある。

21
Sep

2018年ミレジムの絞りたてParadiパラディを試飲 -no6

【自然派の原点Lapierreラピエール醸造】 ラピエール家の醸造に入るといつもスーッとした空気を感じる。 天井には、半分は太陽、半分は夜の月をイメージした絵が描かれている。 美しい。      今、丁度、絞り中の18年産が垂直圧搾機からチョロチョロと音をたてて流れていた。 まだ、糖分が沢山のこっている。これからまだ発酵槽にもどされて発酵が続く液体だ。 18年、流石に太陽が強かっただけに、果実の濃縮感が凄い。でも酸がキッチリ乗っているのが 今年の特徴だ。 美味しい!この段階でエモーションが感じられる。素晴らしいワインになるだろう! Lapierreラピエール醸造の2018年は買いですよ!!   

21
Sep

マルセル時代から続く収穫時の毎夕方の報告会                    アペロ、蔵の中庭 -no5

【自然派の原点Lapierreラピエール醸造】 収穫時のリーダー格が集まて、進み具合や葡萄の状態などを報告しあい。明日の収穫・醸造過程の進み具合を決めていく。 80人近い収穫人を数グループに分けて着々と進めていく。 マチュの全体を観るリーダーシップに歓心。 マチュは時々、マルセルが書き残した醸造記録日記を持ってきて比較する。 その記録日記を見せてもらったことがある。 マルセルが意外にも細かな人だったんだと思ったことがある。   打ち合わせのあとは、楽しみなAperoアペロタイム。 今日は、結構、凄いワインが出てきた。    このテーブルで進化するラピエール醸造を支える新しいメンバーと飲むのは感無量だ。 何度マルセルと飲んだことか。ここに来ると、どうしてもマルセルのことが常に横にある。 今のラピエールのワインは歴史の積み重ねの上にある。 世代が替わると消えてしまうところを多く見てきた。 ここはますますの進化と確かなステップをみることができる。 これからが楽しみだ!     

21
Sep

醸造は感性が大切、センスが光るカミーユ・ラピエールCamille Lapierre -no4

【自然派の原点Lapierreラピエール醸造】 醸造は、生きた生態の世界の何億通りもある可能性の中から、今、を選択する決断が必要。 実験室のような蔵で、生きた生態を殺して、自分の言いなりになる生きものだけを使ってワインを造る世界とは違う。 とんでもない方向にいってしまいそうな環境とヤンチャな生きもの達を相手に、葡萄をワインに変身させてあげなければならない。 時には深く、遠く、時には浅く、近く観察、読み、決断していく。 自分の造りたいワインを確り脳裏に刻みながら、状況判断をしていく精神的強さを持っている。 いたずらに迷わない強さがある。 カミーユの卓越した醸造センスに一番に気づいたのはマチュだった。 マチュは、醸造担当をカミーユに任せた。 勿論、時々はぶつかるけど、カミーユの決断に光るものがあるのを知ってい. 久々の理想的な葡萄を収穫中の2018ミレジム、カミーユの作品が楽しみだ。

21
Sep

自然派の原点Lapierreラピエール醸造                                         やっぱり、収穫はヒューマンに、楽しく-no3

葡萄収穫の仕事は、体力的にはかなりハードである。 地表に近いところにある葡萄を切り取る為に、座ったり立ったりのスクワット運動の繰り返しになる。 慣れるまでの3日間はかなり厳しい。三日間もたずに逃げ出す者もいる。 厳しいからこそ、楽しい雰囲気づくりもかなり大切。 そして、数時間に一度の休憩時は本当に必要。体力と気力のリフレッシュ。    疲れ過ぎると、いい加減になってきて、妙な状態になっている葡萄も収穫してしまう。 そんな時は、古株の人達がムードを盛り上げる。   2週間ほど一緒に昼・夜一緒に食べて合宿生活すると、兄弟のように仲良くなる。 収穫が終わって、別れる時にさみしくて涙を流す人もいる。 再びこの収穫の来る人達が多いのは、やっぱり楽しいからなのだろう。    やっぱり、収穫はヒューマンに、楽しくやってほしい。 ただ、機械的に葡萄から発酵槽まで入れるだけでは、何かが欠けてくる。 そういう、醸造所が増えているのが、さみしいかぎり。 自然派とか、そうでないと、関係なくワイン造りの根幹的に大切な部分だと思う。 これがあるのとないのでは、大手企業の造るワインと同じになる。 美味しいワインはできても、エモーションが感じられるワインにはならない。 ワインは飲んで感情に響かなければ、さみしすぎる。

21
Sep

自然派の原点Lapierreラピエール醸造の収穫-no2

ボジョレ・モルゴン地区きっての銘醸地コート・ド・ピィの丘をバックに収穫する。 今年は6月からの晴天続きで、腐ったりする葡萄が皆無のという素晴らしい状態の葡萄が育った。 ラピエール家では、例年、収穫人は白いバケツと黒のバケツ二つ持って収穫するのが常である。 白いバケツに完璧な葡萄をいれて、黒いバケツは傷んだ部分を切り落としたもの、やや選粒した葡萄をいれる。 ところが、今年は傷んだり、腐った部分のある葡萄が皆無。 よって、白バケツのみを持って収穫するという例外的な収穫となった。   6月からは殆ど雨が降っていない。地表、表面は乾燥しているけど、地下層には冬・春に記録的に降った雨のお蔭で 蓄水されている。深く伸びた根っ子が必要な水を確保できている。 だから、ほどほどの酸も残しながら理想的な状態で葡萄が熟している。 この夏は36度を超す猛暑の日々が続いて、直接日光が当たり過ぎた部分がやや乾し葡萄状態になっているものもあったけど全く問題がない程度だった。    ラピエール家の収穫は、世界中から自然なワインを好きな若者が集まってくる。 人から人への口コミで集まってくる。しかも、皆よく働きく若者達が多い。 そして、20年間、10年、5年、3年と連続で来ている人達もいる。彼らがムード造りをやってくれる。 これもラピエール家の伝統を支えている大切な部分。 多くの醸造元がいい収穫人の確保に苦労している現実がある。   

21
Sep

自然派の原点Lapierreラピエール醸造の収穫-no1

ワイン造りで、収穫は最も大切な行事の一つ! 一年間、ずっと母なる大地で、父なる宇宙の光を浴びて育った葡萄がある。 その葡萄達が、その生まれ育った故郷からお別れする日なのである。 そう、私達、人間に喜びを、勇気を、元気を与えてくれるワインに姿を変える為に。 出来れば、元気に、楽しく、丁寧にやって欲しい。 葡萄達も喜んで故郷の大地を離れることができる。 このサンシビリテー、大切な感性をマルセルは大切にしていた。 マチュとカミーユ・ラピエールはこの最も大切な感性を大切に守っている。   収穫時の朝の一休みの時は、葡萄園で収穫の人達と皆で朝食を食べる。 蔵で働く人達も集まってくる。忙しい中でも、ここで皆の元気な顔をお互いに確認しあう。 葡萄達も一年間、世話をしてくれた人達の笑顔をみて安心する。 この感性は最も大切なことの一つ。  

20
Sep

Buvons Nature ,                               Fête de Vin Nature Taiwan le 24 Nov 2018

台湾で11月24日に自然派ワインの祭典開催 Un des principaux organisateurs , C’est Rebecca. 主催者の主なメンバーの一人がレベッカさんです。 Elle est passionée de vin nature. Elle viens souvent en France pour visiter et selectionner les vin qu’elle importe . レベッカさんは自然派ワインに大変な情熱を持った女性です。 フランスにもよくやって来ます。 自分でインポートするワインを選別する為です。 Elle a fait la vendange chez plusieurs vignerons. Elle est une grande amie de Dominique Derain. 彼女は多くの葡萄園で収穫も体験しています。 そして、ドミニック・ドランと大親友です。      Dominique viendra au Taiwan […]

20
Sep

18年ラフォレ・ヌーヴォーは濃縮感タップリ、その上に                フレッシュな酸もあり! No.3

蔵ではトマ、ピエールが醸造に奮闘中。   醸造中のヌーヴォーを試飲しました。 まだアルコール発酵の真っ最中で糖度も残っているけど、濃縮感抜群! その上、フレッシュな酸ものこっている! まさにラフォレ・ヌーヴォー良い年の典型的なバランス。    フランスの無形文化財の伝統を守るラフォレ こんな風に、収穫人と家族の様に2週間を共に過ごす収穫は、ワイン造りの伝統であり、フランスの 大切な無形文化財である。 これがだんだん少なくなってきている。   ただ、喜びも歓喜もなく、葡萄を摘み取るとう作業だけをする無味乾燥的な収穫をする醸造元ばかりになってきた。 残念なことだと思う。 収穫の“喜び”は超大切! この愛情、エモーションあふれたヌーヴォーは美味しいに決まっている。

20
Sep

家族総出のラフォレ収穫 No.2

三つ子の一人、フィリップ(他の仕事をしている)も手伝いに来ていました。 愛犬、タンペットも収穫に参加。    蔵では、奥さんのマルティーヌ、ジャン・マルクの妹、姪さんなど女性陣が40人分の食事をほぼ2週間調理するハードな仕事に奮闘中。昼夜ですから半端じゃない。 この食事が美味しくて、楽しくて50年間、40、30、20,10年間と毎年来ている収穫人が30% 程いる。 野菜は殆どが自家栽培の、飛びっきり美味しい自家野菜。    このジャガイモも40人分の皮向き、半端な仕事ではない。冷凍ものは使わない。すべて手むき。 このジャガイモが、茹でて潰した(ピューレ)でテーブルに、これが抜群に旨い! サラダもトマトも自家栽培ものだから、サラダはコシがあり、トマトは果物のように甘い。   

20
Sep

ボジョレ・ヌーヴォーのラフォレが収穫 No.1

今年の夏は猛暑の連続、今現在もまたもう暑い夏が戻ってきました。 最高の状況の中、素晴らしい葡萄を収穫できました。 もう完璧としか言いようのない葡萄ばかりです。6月から殆ど雨が降らない程の好天続き。 真夏は36度を超す猛暑の日々が続いた。乾燥のお蔭で病気や腐りが皆無。    やや太陽光線が強く当たった箇所は乾し葡萄状態のものがあったけど、完熟風味がでて問題ない。 今年のラフォレ・ヌーヴォーは、ラフォレならではの、凄い果実味がタップリのスタイルになるだろう。   

20
Sep

8月末よりほぼ2週間の旅

最初は日本から精鋭の小売店の皆さん20名と醸造元を歴訪。 収穫直前、収穫中の蔵をまわった。 皆、ワインを日本の日常で飲んでもらえるように頑張っている人達。 熊本、福岡、大阪、愛知、静岡、東京、八丈島、能登半島から来た小売店さん達でした。 訳あり食品、高品質な食品と共にワインを販売している皆さん。 南フランス、地中海、コルビエール、サンシニャン、ナルボンヌ、ニーム、南ローヌ、ケランヌ、ラストー、リヨン、コート・ド・ブルイィ、ブルゴーニュ、ボーヌ. 昼は醸造元で家庭料理をご馳走になり。夜は各地のワイン・ビストロでの楽しい交流の食事。 そこで、訪問した蔵のワインを食べながらの試飲。 日本の販売現場で頑張っている素晴らしい人達との出逢いは感動でした。何という幸せな事だろう。     また、詳しくレポートいたします。 それ以降はボジョレ、ブルゴーニュの蔵元の収穫に立ち会う一週間が続いた。 2018年のミレジム情報もおってレポートいたします。 朝から晩まで飲みっぱなし2週間は、流石に体にこたえる。 体を鍛え直さないといけない。消化器官が危ない。   

20
Sep

今年も台湾で盛大に自然派ワインの祭典Buvons Nature

台北で大自然派ワインの祭典が開かれる。 台湾のPassionの人、Rebeccaレベッカさんが目いっぱい頑張っています。 日本からも応援に行こう!! 11月23日 Seminaire ブルゴーニュのビオ・ディナミ農法のレジェンド、ドミニック・ドランが参加します。 11月24日 Buvons Nature 今年は調理スペースがある会場です。 台湾のシェフも腕を振るうようです。 日本からも是非、応援に行きましょう!!         

5
Sep

PARIS ⇒ NARBONNE

TGVにて移動。Deplacement さぁー、バカンスも終わって9月に入った。葡萄園もフル回転! 日本からの訪問者がやって来る。こちらもフル回転! どんな出逢いが、どんなワインが、どんなハプニングが、待っているのだろう。