5
Juil

クリストフ・パカレ醸造のドゥニー・ペノDenis Pesnot

芸術家、ソムリエなど多彩な才能を持つ、ご存知、ミュスカデ、セネシャリエールのマルク・ペノの弟。1987年にマルセル・ラピエールとの出会いからボジョレーに根をおろし、まさに30年間以上。自然派ワインの流れのど真ん中にいた男。ラピエール学校第1期卒業生と言える。 またこの30年の気候の変化を感じ、それに対応する術も知っている。 そんな経験豊かなドゥニがクリストフ・パカレの右腕として、その才覚を思う存分発揮して長らく経つが、そんなドゥニさんも59歳。 今年2019年、来年2020年の収穫、醸造で定年となる。。。 まさに開花真っ只中で、すでに収穫に向けて、頭の中はアイデアがいっぱい。 2018年クリストフはフルーリーに自社畑をカーブと共に取得。新しい冒険がスタートした。 マドンヌと同じく、標高が花崗岩の風化した砂質になった区画のポテンシャルは凄い!とドゥニは言う。 凝縮度とフレッシュ感を合わせ持つワインのできる区画だと! 野生酵母の重要性を熱く語るドゥニ。今週はクリストフがカナダ遠征で不在だったが、 ドゥニ節をゆっくり聞けた貴重な時間だった。 最後に簡単ですが、2018年のクリストフ・パカレ。凝縮度の中に各クリュのテロワールがはっきり出ているミレジム。 ボジョレー・ヴィラージュはいちご、グレナデン。シルーブルはブラック・チェリー。 フルーリーはエレガント、ムーラン・ア・ヴァンはタンニンとキャラメルのような甘みが。コート・ド・ブリュイは火山岩を感じるミネラル感。 最強コンビ、クリストフ&ドゥニ。

13
Avr

我らの友クリストフ・パカレのST-AMOUREサンタムール

今日は、Beaujolais に来ている。 明日からBBB ボジョレ大試飲会が開催される。 別件で昨日からボジョレ滞在中。 昼にフルーリFreurie 村のビストロにやってきた。 旅とテースティングの連日、何か軽く食べて、美味しいワインをあおりたい。そんな時はボジョレにかぎる。 我らの友Christophe Pacalet クリストフ パカレのSaint Amourサンタムール17を開けた。 名前もアムール“愛”、暖かさが伝わってくる。個人的にも大好きなクリストフのワインの一つ。 17年は軽やかで優しくて爽やかでガメの心地よさがすべて揃っている。 花崗岩のミネラルは何故か、元気が出てくる。明日のBBB試飲会、気合を入れていこう。

19
Fév

年初め恒例のアンジェ・ソミュールの大試飲会も終了

南仏から始まった2週間に及ぶ自然ワイン耐久テースティング大会もディーヴ・ブテーイユを最後にすべて終了した。 休みなしでどれだけのワインを試飲したんだろうか。口中が荒れてきている。 日本出張から帰った翌日に南フランスのモンペリエに移動して、即アンジェに移動しての テースティング。 一年に一回とはいえ、ますます試飲する量が増えていて、訪問者も増えていて、我慢大会のようなテースティングレースになってきた。 特に、2周目のAngersのエキサイティングな試飲は、体力と精神力の集中が必要だった。でも大変興味深いものだった。 それぞれの試飲会に特徴あり。 1) Les Pénitentes レ・ペニタント試飲会 参加蔵の規模は最も少ないけどペニタントは自然派の各地のトップクラス、大御所が揃っている。 レベル的には最もレベルが高い会場であるい。 会場のやや小さめなので人で溢れる会場である。朝一番に会場入りして混む前に大切なところを試飲する必要がある。 2) Saint Jean サンジャン試飲会 当初はニコラ・ジョリーがやっていたルネッサンス・デ・アペラッション試飲会だった。 つまりビオ・ディナミ農法のメンバーが主体の試飲会。 ビオ栽培が主体であり、醸造に関しては、あまり自然にこだわっていない蔵も多い。 最近では、このメンバーの中にも、自然な造りをする蔵も増えてきた。特に若手は自然な造りが多い。 3) Les Anonymes レ・ザノニーム 最も新進気鋭の若手が最も多い試飲会。ディーヴ・ブテイユやペニタントにも入れなかったり、自分から敢えて入らない若手がいる。自分達はもっと自由な発想でワイン造りをやっていきたいと考えている若手が多い。 毎年、初リリ-スの新人も何人かいる。 4) S.A.I.N サン 自然派グループで最も厳しい条件のもとで栽培、醸造ををやっているグループ。 今回はJerome SAURINYジェローム・ソリーニの蔵で極小規模の試飲会を開催。 ジル・カトリーヌ・ヴェルジェ、オリヴィエ・クザンなど自然派のレジェンドな蔵が集まっている。 5) La Dive Bouteille ラ・ディーヴ・ブテイユ 自然派の組織では最古参のグループ。ワインライターのシルヴィー・オジュローが主催する組織。 ラピエール醸造など自然派の初期よりやっている蔵が多く、上記の他の組織に入ってる蔵も重複してこのディーヴ・ブテイユに参加している蔵もいる。最も大規模な試飲会である。とても一日では周りきれない数の蔵が参加している。 ――――――――――  ―――――――――――― どの試飲会も訪問客が多すぎて、試飲したい蔵のブースに近づくだけでも、かなりの時間がかかるほど混みようだった。 自然派が世界中に物凄いスピードで広がっているのが実感できる。 この急激な発展が、今まで和気あいあいでやっていた自然派グループの雰囲気が、ビジネス、ビジネスの利己的な世界のバイヤーが増えたことで妙な方向へ流されてしまう蔵元も出てくるのではないだろうか。 大金をもってビジネス、ビジネスで横取りしていく、あるいわ口八丁手八丁で純な蔵元を口説いて横取りしていく、バイヤーが増えてくるだろう。わが社の利益至上主義のビジネスマン的なバイヤーが増えてきている。 価格競争で他を蹴落としていくビジネスがこの世界にも出てくるだろう。 人間関係を大切にしながら本然的な関係で成り立っていた自然派の中に、いわゆる普通のビジネスの分野の人達が参入してきたと云える。 造り手も、販売する人も、飲む人も、人間的であること、人間としての生き方の哲学が大切な時代がやって来たと云える。 利益至上主義のビジネスの仕組みに流れていくと、この自然派の流れの“純”な大切な部分が無くなっていくだろう。 どのワインを、誰から買って、誰に売って、どんな風に提供していくか、どんな風に飲まれていくか、大切な時代が到来している。 自分のところに手に入りさえすればOKという考え方では、自然派の大切な部分が失われていくだろう。 これからが面白いし、遠くを観ながら醸造家、販売者、飲む人達がハッピーになるメカニズムを築きたい。

18
Fév

アンジェの街のPASSIONワインバー:A Boire et à Manger

一年に一回の大試飲の前夜、既に多くの醸造家アンジェに結集している。 ここ「ア・ボワール・エ・ア・マンジェ」にも多くの醸造家が来ていた。 試飲会の前夜祭となってしまった。 Vin natureが大好きなアンヌ・エレーヌがいた。 (パリのワインバーの超人気店ガード・ローブをアサミとやっていた女性) 店に入ると、La vie est belle ?が聞こえてきた。そう、あのステファン・ティソ夫婦がいた。      そして、ラ・フェルム・デ・セット・リュンヌ La Ferme des Sept Lunes のジャンさん(Jean Delobre) もいた。 何と、ティエリー・ピュズラさんもやって来た。   ステファン・ティソのテーブルにはニューヨークでVin natureを広めている女性もいた。 ニューヨークも熱く燃えているようだった。      明日からの試飲会の為にやって来た醸造家、バイヤーで溢れて熱気が凄かった。  

17
Fév

孤高の醸造家ニコラ・カルマラン

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会) 人里離れた山の中で一人で孤軍奮闘のニコラ。 マルセル・ラピエールのことを大好きだったニコラは、マルセルの畑から分けてもらったガメ品種を栽培している。 太陽がなかなか現れない山の中でワインを造る。 フェール・サルバドールという特殊な葡萄品種から、薄めの色合いの中にスーット伸びてくるミネラル感がたまらない。 マルセルから教授された自然なワイン造り、自生酵母、SO2の添加なし、除梗なしのセミ・マセラッション・カルボニック醸造。   (問合せはイーストライン社です)

17
Fév

Beaujolaisボジョレのエネルギー溢れる元気印の3人組

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会) ボジョレの次世代を支える3人組 ★Rémi DUFAITRE レミー・デュフェートル ボジョレの番長 風貌に似合わない優しく繊細なスタイルのワインを醸すレミー。 (問合せはサンフォニー社) ★Damien COQUELETダミアン・コクレ ボジョレの暴れん坊ダミアン、ボジョレの重鎮ジョルジュ・デコンブDescombesデコンブのファミリーの長男。ジョルジェ仕込みの果実味と酸の凹凸がクッキリしたスタイルのガメを醸す。 (問合せは日酒販) ★Keke DESCOMBESケケ・デコンブ デコンブ・ファミリーの継承者の一人。今は独自の蔵を設立して、体もお父さんに似てきたケケことケビン。心やさしい性格でお兄さん格のダミアンと共にボジョレの一角を守るケケ。 ブルゴーニュのフレデリック・コサールに愛されている。 (問合せはヴァンクール社)        

17
Fév

信念を極めている醸造家

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会より) レ・ザフランシの会場では、トビッキリ極めた技をもって仕事をしている三銃士。 私が心より尊敬する三人。 ★Jean-Claude LAPALU ガメ品種をトコトン追究しているジャンクロード・ラパリュ エッ!これがガメ品種っと驚くような水に近いスタイルから濃厚なスタイルまでのガメの側面を魅せてくれる。 独自の創意工夫で造りあげた自分のスタイル。 特に2018年は思うようにできたミレジムだった、と言い切るジャンクロード。 (問合せはクロスロード社)      ★Marc PENOT マーク・ペノ  ムスカデ品種を、エッ!これがムスカデ?!と驚くようなユニークなスタイルを造りあげた ムスカデ名人。 北の地でゆったり感とミネラル感を共有させてやさしいムスカデ果実味を表現できる人はマークしかいない。名人芸だ。 18年は過去最高のミレジム、と言い切るマーク。(問合せはエスポア社まで) ★Nicolas Carmaransニコラ・カルマラン フランスで最も寒い地区でもあるAurillacオーリャックの南の小さな集落Le Bruelル・ブリュエルにある。 誰もそこまで行く理由がないの行かない奥地の村で孤高にワインを造るニコラ。祖先がそこでワインを造っていた畑を再開墾して再生させて、冷涼な地でなければできないスタイルを造りあげた。誰にもマネできない超繊細なワインを醸している。18年は満足のいく年だった。 (問合せはイーストライン社まで)     

13
Fév

心地よい仙川のワインバー・サンセール

(BY TAKESHITA)    京王線仙川駅のすぐそばにある素敵な空間のワインバー・ル・サンセール。一歩足を踏み入れると、 時間が経つのも忘れてしまう心地よい空間を作りだすのが、川村さんとみどりさんのカップル。 深夜にもかかわらず、定休日にもかかわらず、久しぶりにもかかわらず、いつもの気兼ねない雰囲気で迎えてくれた。 急きょの深夜オープンにもかかわらず、お店開けた途端に、 近所の常連が集まるわ集まるわ。まさに近隣住民の憩いの場。 そんなサンセールの2人が開けてくれたボトルが2010年のCLUB PASSION DU VINツアーで オリヴィエ・クザンのところに訪問したときに1人1本ずつくれたカベルネ・フラン2007のマグナム。   この時のツアー参加者は、赤穂の47リカーズの岡田さん、御殿場の泉屋酒販の勝俣さん、そして サンセールの川村さんとみどりさん、その友人の日野でバー経営の高田さん。 ツアー1軒目の訪問蔵元がオリヴィエ・クザンだった。 そこからミッシェル・オジェ時代のメゾン・ブリュレ、 もちろんサンセールは必須訪問でセバスチャン・リフォー、ブルゴーニュに行ってエマニュエル・ジブロ、 ラトー、フィリップ・パカレ、ドミニク・ドゥラン、 ボジョレーはデコンブ、石川研修中のラピエール、ラパリュ、 そしてダール・エ・リボ、マルセル・リショー、 ルシヨンのル・ブー・デュ・モンドまで南下したまさに弾丸ツアーだった。 さてオリヴィエのカベルネ・フラン2007は熟成感など枯れたニュアンスは一切なく、ガメイのごとく果実味溢れ、みずみずしい。タンニンはとても滑らかで、カベルネ・フランの持つ気品のある青みが、さらに清涼感を与えてくれた。 サンセール、お宝ワインがたっぷり。 ツアーの想いで話に花が咲き、気がつけば、、、、また時間が経つのを忘れてしまいました。。。 Le Sancerre 調布市仙川町1-19-36

13
Fév

心に響く最高のシャルドネを醸す2人

(Le Vin de mes Amis 試飲会より) ★Domaine Pattes Loup パット・ルー醸造のトマ・ピコ ピュアーで、ミネラリーで、上品かつ繊細なシャルドネ。 和の世界の繊細な会席料理に合わせてもらいたい。 どこからみてもシャブリ最高のシャルドネだろう。 極めつくしたシャブリのテロワールが味わえる。 ここル・ヴァン・デ・メザミ試飲会でもブースに近づけないほどの人気。 世界中が注目している醸造家トマ・ピコ。見たら即飲んでみるべき!! (問合せは野村ユニソン社)    ★Domaine Philippe Valette ヴァレット醸造のフィリップ・ヴァレット プイィ・フイッセの硬い石灰岩盤土壌。この岩盤に入り込んだ根っ子が吸い上げるミネラルは半端 ではない。 他のブルゴーニュでは表現できないスタイルのミネラル感がここにはある。 物凄いミネラリーで力強いタッチのシャルドネ。ミネラルのチャンピオンといってもよい。 このミネラルが熟成したときの素晴らしさ、言葉に表現できない程だ。 他では類を見ないスタイル。 人間的にも親分肌で確固たる意志の強さがあるフィリップ・ヴァレット。 一飲の価値は大きい。 (問合せはBMO, トロワザムール恵比寿店で飲めます)       

13
Fév

自然ワイン見本市の耐久レース開始

ここラングドック地方から来週のロワールの自然派ワイン展示会のLa Dive Bouteille まで長期耐久レース開始。先ずは、ヴァン・ドゥ・メザミから。 どの会場も年々拡大している。外国人バイヤーで殺到している。 特別に美味しかった造り手 ☆最近、酸、フレッシュさを残す為に、葡萄が熟す前に収穫するところが多い。 薄め、軽めのワインが多い。 でも、完熟させた葡萄を仕込んだワインの美味しさにこだわる蔵元もいる。 特別に文句なしに美味しい。 ★Domaine de La Garance ドメーヌ・ドゥ・ラ・ガランスのピエール。 ベテランの技が光るピエールのワイン。濃縮感ありながらも体に沁み渡って行く液体。 文句なしの美味しいさ。熟しながらも樹齢の古さからくる酸がキッチリ乗っている。 Les Armièresレザルミエールは特別なワインだ。 (問合せはディオニ社) ★Domaine Marcel Richaud ドメーヌ・マルセル・リショ からは今日はトマがスタンドに立っていた。 18年は湿気の為、病気で半分以上も生産量が減ってしまった。 マルセルは今日は山で家族スキーのため不在。 南ローヌの最古の自然派マルセルはレジェンド的存在。ベテランの味は流石である。 マルセルの醸すグルナッシュ品種は特別だ。 マルセルは云う『グルナッシュは完熟しないと本当の良さが出てこないいんだ。』 (BMO社) ★Domaine Lapierre ラピエール家からはマチュが参加していた。 18年は特別な年だった。品質も生産量も素晴らしい年だった。葡萄がよく熟した年でもあった。 特に、Cuvée Marcelは時別だった。ガメ―品種がよく熟した時の美味しさも素晴らしい。 (野村ユニソン社)      ☆薄めの中に特別にやさしい果実味とミネラルを表現したスタイルも、やっぱり美味しい。 驚きのラングロール文化圏内のこの二人、左から AD Vinum のセバスティアン・シャティオン (BMO社)と Le Clos des Grillonsクロ・デ・グリオンのニコラ・ルノー(ディオニ社)。 この二人のワインはグイグイ体に入ってしまう。    彼らのワインは感動的な美味しいさ!!

13
Fév

今日は大変懐かしい人と杯を楽しんだ

今から42年前、1977年、田崎真也さん19歳、私25歳頃、ボルドーの街でよく逢っていました。 ほぼ一年間は毎日の如くに会っていた時期があります。 よく一緒に飲みました。二人でマグナム4本を飲んだこともあります。 そして、時が流れ、田崎さんも60歳を超え、私も同じ様に年を重ねました。 でも、二人で逢えば当時の頃のように戻ります。 相変わらず飲みっぷりは豪快でした。 世界ソムリエ協会の会長を務めあげ、今は日本ソムリエ協会の会長を務めています。 いつも変わらず気配りの人でした。 久しぶりの会話、楽しかったな。 そして、今夜のサカナはとっても美味しかった。 ありがとう。       

16
Jan

福岡の名シェフ・Matsuo chef de Peche Mignon                    ペシェミニヨンがパリに!

(この冬のParis、幸せなデジュネお昼-3) 福岡の最高のフレンチレストランの一つペシェミニヨン店が一日だけのパリ店。 今日は、パリの友人宅、ローランさん、京子ちゃん夫妻の家でデジュネ。 何と!ラッキーなひと時、ベテラン松尾シェフの技を友人宅で。 こんな幸せな時にピッタリのワイン。 Philippe PACALETのGevrey Chambertin ジュヴレイ・シャンベルタンを合わせた。 松尾さんは若き頃、フランスの星付きで修業、東京のシェ・イノで勤め、福岡でPeche Mignon ペシェミニヨンを開く。 福岡の名店の腕と心をご馳走になった。 なんと幸せなこと。まさにお正月。 Merci Matsuo chef.

16
Jan

あのHugoユーゴ牛をじっくりと焼く

(この冬のParis、幸せなデジュネお昼-2) 友人宅でゆっくりの時間。 レミー・デュフェートルのヌーヴォー2018年ボジョレをキッチンドリンク。 料理中の待ちながらの、一杯も格別だ!! こんな時は軽めのチョット落ち着いたヌーヴォーが最高。 本当はヌーヴォーもこの時期が最も美味しい。 ウーン、なんという、幸せな時空。      

16
Jan

牡蠣がとっても美味しい季節 !

(この冬のParis、幸せなデジュネお昼-1) 今日はまだ正月、シャンパーニュと合わせました。 Jacques Lassaigneジャック・ラセーニュのLa Colline inspirée 限りなくシャブリに近いシャンパーニュの石灰岩盤の丘。 ヨード風味のすかっとしたミネラル感。 牡蠣には最高の組み合わせではないだろうか。 どんなに新鮮でも、あまりカキを食べ続けるとやや生ッポさが気になってくる。 そんな時、このシャンパーニュがスキッと忘れさせてくれます。

15
Jan

自然派ワインを誰よりも愛し続けてきた勝山さんと、                    お別れの時が来た……

皆の勝山さんが自分の人生を思いっきり生ききって旅立った。 安らかに休んでください。 この人がいなかったら、日本がこんなに早く、世界一の自然派ワイン大国になっていなかったに 違いない。 あまりも多くのコトを我々に残していってくれた。      自然派ワインを語る時、この人をはずしては語れない 90年代の中ごろ、日本に出張で帰った時は、祥瑞(しょんずい)にたびたび顔をださせていただいた。 ワインバー祥瑞店は勝山晋作さんの性格のように気さくなで、たまらなく心地よいところだった。 無名のワインでも驚くような、美味しいワインを品揃えしていた。 本当にワイン好きが集まってきて宝探しのように、無名のワインを飲んでワイワイやっていたのを覚えている。まだ、自然派ワインという言葉も広まっていなかった時代だった。 当時、ビオ香と云って、強烈なワインを感心しながら自然派ワインを楽しんでいた時代だった。 それでも新しいモノ好きにとっては、色んなワインを発掘できる貴重なワインバーだった。 日本における、掘り出しワインの世界の親分ような存在だった。 勝山さんがいなかったら、自然派ワインの広がりも今の様にはなっていなかったにちがいない 本当に尊敬すべき人物だった。 8年程前に勝山さんの誕生日に多くの人が集まった時の写真を添付しておきます。    メリメロの宗像さんも駆けつけていました。 偶然でしたがロワールのフィリップ・テシエやボジョレのクリストフ・パカレも参加していた。 勝山さんがワインに注いだ愛の量だけ、多くの人に愛されている勝山さんだった。

17
Déc

大江戸の粋なヌーヴォーの楽しみ方

屋形船に乗って東京湾へ。 世界ソムリエール・コンクール5位、高級リゾートホテル・総料理長の梶川さんこと梶さん。 飛っきり美味しいヌーヴォーを醸すクリスト・パカレ。 毎日日本中を駆け回っているBMO社、Masakoさん。 クラブ・パッション・ド・ヴァンのMasaki. そして、私。   愉快なメンバーと屋形船に乗り込んだ。 大江戸の夜景が動き出した。 総料理長の梶さんが焼いてくれるもんじ焼、お好み焼き、焼きそば。 クリストが自分のヌーヴォーを開ける。 ジワジワと焼けてくるお好み焼きにクリストフ・ヌーヴォーを合わせる。      日常あまり逢えない“志”の共通な仲間とやるこんなひと時は人生上の特別な一幕。有難う梶さん! 屋形船で東京の日常を離れて、夜景になった雑踏を眺めながらヌーヴォーを楽しむのもいいもですよ!!

17
Déc

クリストフ・パカレが東京湾にやって来た!

クリストフ・パカレが東京に上陸。 梶川さんの演出で即東京湾に船を出した。 あの星野リゾートがクリスト・パカレのワインを導入。 流石の星野リゾート。 伸びている企業は、世の流れをとらえるのがはやい。 今、世界中の一流レストランが自然派ワインを取り入れているのに、日本では遅れている。 自然派ワインを間違った角度からとらえている企業が多い。 クリストフ・パカレのワインのように、安定した自然派ワインも沢山ありますよ。 クリストフは宮古島の星野リゾートで一仕事を終えて東京に上陸。 ザ・ニッポンのお好み焼き、焼きソバを東京の夜景と一緒に楽しんでいる。