Loire

ロワール:キリッとした酸味とバラエティー豊富なワイン
野原を駆け回っている、何にも縛られていない自由な若者たちのイメージ

Marc PENOT・マーク・ペノさん・天から試練のメッセージ

4月の初旬に寒波が北フランスにやって来た。 まだ、精確には判断できないが、ほぼ半分ぐらいは冷害でやられた感じ。 これから、再出発する可能性のある芽もあり、これらに何とか頑張ってもらいたい。 ペノさん、昨年の収穫が良かっただけに、今年もと、張り切っていましたが、残念にもやられました。 でも、天には文句は云えない! 愚痴を云ったところで、何も変わらない。 自分の責任ではなくても、やってくる理不尽なことでも、すべて受け容れて進んでいくしかないのがワイン造り。 悔しいけど、黙ってやるしかない。これで収入が半分。 彼らのことを思うと、些細なことや、多少な理不尽なことにも文句は云えなくなる。人間が鍛えられる。 このメッセージから何かを学んで、明日に向けて再スタートしかない!!

最高に心地よく、愛情のこもったデジュネChez Jerome Saurigny

長期に渡った自然派ワイン試飲会も昨日のDive Bouteilleディーヴ・ブテーイユで終わり、今日はゆっくりと我らの最高の友人ジェローム・ソリーニのところにやって来た。 . ジェロームの家にて、久々にのんびりと色んな話しをしながら、佳きひと時を一緒に過ごした。 野村ユニソン社のメンバーとやって来た。キッチンのテーブルに座り、私達が18年のワインをテースティングをしながら、ジェロームが料理を作ってくれた。超忙しかった試飲会ラッシュの後のこの場は、本当にくつろいで心地良かった。 C’etais manifique et agreable temps qui passe. Jerome est tres bonne cuisinier. C ‘est tres …

過酷な急斜面のシスト岩盤テロワールから、感動的なエレガントなワインを醸すYOYO

(Les Pénitentesペニタント試飲会より) ファッション関係の華やか世界からの転身。 フランスでも最も過酷な労働作業が必要なバニュルスにやって来た。 急斜面の上に土がほとんどなくシスト岩盤が敷き詰められた土壌。 どんなに頑張っても15hl/hしか生産できない。 あまりにもの過酷な労働と生産量の低さで地元の栽培者で後継者が最もいない地域でもある。 そんな過酷な場所に女一人でやって来て、今まで存在しなかったエレガントなトビッキリ美味しいワインを造りあげたYOYO。 ホントにここまで来るのにどれだけの努力をしたことか!図り知れないものがある。 今では、あのジャン・フランソワ・ニックと一緒になってますます品質が安定してきている。 ジャン・フランソワと共同の畑もあって、共同ワインも二人で醸している。 ドッカリと人生の碇を下して、まっしぐらにバニュルスの土壌に挑戦し続けているYOYO。 今日は息子のLucasルカ君が手伝いに来ている。嬉しそうなYOYO.     

感動のワインを醸す蔵人 Jean-Francois NICQ ジャンフランソワ・ニック

(Les Pénitantes レ・ペニタント試飲会より) ルシヨン地方に最初にやって来て自然な醸造を定着させた人ジャン・フランソワ・ニック。 その数年後、続々とルシオン地方にやって来た後輩達を導きフランスきっての自然派ワインの小国を築き上げた人。 18年は難しい年ながら最高の品質のワインが完成!! 花崗岩土壌のどこまでも伸びてくる透明感のあるミネラル。 その周りを心地よい果実味が優しく包み込んでいる。 勿論、爽やかな酸も南仏のワインとは思えないフレッシュさ。 絶品ばかり!! 今、次なる世代が一緒に働いている。この類まれな“技”を継承できる準備も進行中。   そして、ベテランの技は今も進化中!! Fridaフリダは除梗しての醸造。 セミ・カルボ醸造では表現できない違うテロワールを魅せてくれている。 ジャン・フランソワの深さが滲みでている一本だ。    (問合せはBMO社、飲みたい人はトロワ・ザムール・恵比寿にて)

年初め恒例のアンジェ・ソミュールの大試飲会も終了

南仏から始まった2週間に及ぶ自然ワイン耐久テースティング大会もディーヴ・ブテーイユを最後にすべて終了した。 休みなしでどれだけのワインを試飲したんだろうか。口中が荒れてきている。 日本出張から帰った翌日に南フランスのモンペリエに移動して、即アンジェに移動しての テースティング。 一年に一回とはいえ、ますます試飲する量が増えていて、訪問者も増えていて、我慢大会のようなテースティングレースになってきた。 特に、2周目のAngersのエキサイティングな試飲は、体力と精神力の集中が必要だった。でも大変興味深いものだった。 それぞれの試飲会に特徴あり。 1) Les Pénitentes レ・ペニタント試飲会 参加蔵の規模は最も少ないけどペニタントは自然派の各地のトップクラス、大御所が揃っている。 レベル的には最もレベルが高い会場であるい。 会場のやや小さめなので人で溢れる会場である。朝一番に会場入りして混む前に大切なところを試飲する必要がある。 2) Saint Jean サンジャン試飲会 当初はニコラ・ジョリーがやっていたルネッサンス・デ・アペラッション試飲会だった。 つまりビオ・ディナミ農法のメンバーが主体の試飲会。 …

怒涛の試飲会の後はゆったりソワレ

  南フランスからロワール地方のAngersアンジェの街に移動してテースティング・耐久ラリーが続く。 楽しく、過酷なラリーの夜は、ホッと一息のソワレ。 日本からの特別参加のBunonの中湊さん、クマさん、ルシオン地方でトビッキリ美味しいワインを醸すShojiさん夫妻も合流。   どの自然派ワイン試飲会場も想像を絶する混んだ中での試飲はブースに近寄るだけでも、まるで戦いの様相。 自然派ワインを愛する人達が世界中に増えているのを体感できる。 アメリカ、中国の大国が本格的に取り組みだした。アジア諸国も追随している。 ここ近未来の自然派ワインを取り巻く状況が凄い勢いで変化してくのを感じる。 世界中の飲食に関わる業界全体が、動きだしている。 今まで見られなかった業界ワインバイヤー達がこの世界に参入してきている。 さあ、変化の時代の到来だ! これからが面白い!! これからをどう生き抜くか!?どの方向に? どんなワインを? 誰と?どんな風に? この分野も今までの、自然派ワインオタクの時代から大海に就航していくしょう。 自然派ワインを嫌いな人も、自然派オタク的な人も、ワインの世界で働くかぎり、違った観点からからのアプロ―チが必要になるだろう。 一般ワインの蔵元もグラン・クリュの蔵も、極めて美味しいワインを造る人達が、実際にやりだしたことは自然派ワインの蔵元がやってきたことをやりだしている。 こんな風に二極分化してくるのではと思う。 1)極めたワイン(グランクリュも含めた美味しいワイン、今の一部の極めた美味しい自然派ワイン) 2)一般ワイン(今までの普通のワイン、自然派ワインの極めない美味しくないワイン) …

アンジェの街のPASSIONワインバー:A Boire et à Manger

一年に一回の大試飲の前夜、既に多くの醸造家アンジェに結集している。 ここ「ア・ボワール・エ・ア・マンジェ」にも多くの醸造家が来ていた。 試飲会の前夜祭となってしまった。 Vin natureが大好きなアンヌ・エレーヌがいた。 (パリのワインバーの超人気店ガード・ローブをアサミとやっていた女性) 店に入ると、La vie est belle ?が聞こえてきた。そう、あのステファン・ティソ夫婦がいた。      そして、ラ・フェルム・デ・セット・リュンヌ La Ferme des Sept Lunes のジャンさん(Jean …

やっぱりMarc PENOTマルク・ペノさんは凄い!!天も味方につけた18年

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会) あの強烈に酸っぱい品種グロ・プランもペノさんが醸すとまるで別モノ! ペノさんはグロ・プランの別名フォールブランシュという名をつけて出荷している。 ゆったりした果実味の中にシスト土壌のミネラル感とフォールブランシュ独特の酸が見事に 調和している。 人生をワイン造りに賭けてきた天下一品の技が光る! 誰がこんなフォールブランシュ造れるか!?もうペノさんしかいない! 天候不順で3年間も収穫が激少化して、すべてが切迫した状況のなかで、 18年は天も味方してくれた。 苦労した後の最高のワイン!皆に笑顔が戻った。    18年はムスカデ品種でプリムール新酒を醸した。Pour de raisinピュール・ド・レーザン。 これまた、リーズナブルな価格の上に、グイグイ入ってしまう絶品なワイン。 多くの外国人バイヤーも驚きの品質。 (問合せはESPOA)(野村ユニソン社)     

信念を極めている醸造家

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会より) レ・ザフランシの会場では、トビッキリ極めた技をもって仕事をしている三銃士。 私が心より尊敬する三人。 ★Jean-Claude LAPALU ガメ品種をトコトン追究しているジャンクロード・ラパリュ エッ!これがガメ品種っと驚くような水に近いスタイルから濃厚なスタイルまでのガメの側面を魅せてくれる。 独自の創意工夫で造りあげた自分のスタイル。 特に2018年は思うようにできたミレジムだった、と言い切るジャンクロード。 (問合せはクロスロード社)      ★Marc PENOT マーク・ペノ  ムスカデ品種を、エッ!これがムスカデ?!と驚くようなユニークなスタイルを造りあげた ムスカデ名人。 北の地でゆったり感とミネラル感を共有させてやさしいムスカデ果実味を表現できる人はマークしかいない。名人芸だ。 18年は過去最高のミレジム、と言い切るマーク。(問合せはエスポア社まで) …

包丁一本ひっ提げて世界を駆け巡る、中湊さんの葡呑

世の中には凄い人がいるもんだ。 包丁一本ひっ提げて、イタリア、フランス、台湾、シンガポール、中国、世界中を渡り歩いている中湊さん。 東京のワインビストロ“葡呑”も世界中からお客さんがやって来る。 Bunonの料理もワインも半端ではない。 特に魚に関しては天下一品。 こんなスケールの大きいことできる人は他にいないでしょう。 体力、気力、人間力、行動力、そしてほどほどの資金力が備わらないとできない。 世界の天然記念物級の人と言っていいだろう。   一月のトある日、ESPOAしんかわの竹ノ内さんと神田で飲んでいた。 結構、飲んだあと。竹ノ内さんが 『伊藤さん、葡呑にいきましょう!』 ★勝山さん追悼の杯を葡呑で! ここでの最高の思い出は、勝山さんと昭和歌謡のミュージックで楽しんだこと。 追悼の杯を中湊さん、クマちゃん、竹ノ内さんと交わしながら昭和歌謡のミュージックの世界へ。 クマちゃんが黙って開けてくれたワインはどこまでもやさしいバティスト・クザンのMarie Rose マリー・ローズだった。。   別世界に行ってしまいました。 …

ダイナマイトが爆発するかのような果実味 Dynamitage ディナミタージ

  Baptiste Cousinバティスト・クザン 偉大なお父さんさんに学び、超えようとしているバティスト。    除梗をしないで葡萄を丸ごと発酵槽に入れるセミ・マセラッション・カルボニック醸造。 典型的なカルボのスタイル。まるで葡萄ジュース。  カエルの子はカエル。 跳躍力の強い子ガエル。 何て美味しいんだろう! 幸せになるガメ。      これが銀座で飲めるとは幸せだ! (美味しいワインが飲めるワインビストロSOYA東銀座にて)

世界一美味しい野菜サラダ!!

歯ごたえ、テロワール、何という一品。 サラダをツマミにワインが飲める。 こんなサラダが、存在するのか! ここSOYAのオーナーの田所さんが、農家と一緒になって栽培している野菜。 そして、ワインはロワールのトビッキリ美味しいこれを開けた。 Baptiste Cousinバティスト・クザンのDynamitageディナミタージ あのオリヴィエ・クザンの息子、バティストが醸すこれまた感動的な美味しさ! テロワールとテロワールが共鳴する。野菜が話しかけてくる。   (東銀座 SOYA) ご馳走さまでした。  

自然派ワインを誰よりも愛し続けてきた勝山さんと、                    お別れの時が来た……

皆の勝山さんが自分の人生を思いっきり生ききって旅立った。 安らかに休んでください。 この人がいなかったら、日本がこんなに早く、世界一の自然派ワイン大国になっていなかったに 違いない。 あまりも多くのコトを我々に残していってくれた。      自然派ワインを語る時、この人をはずしては語れない 90年代の中ごろ、日本に出張で帰った時は、祥瑞(しょんずい)にたびたび顔をださせていただいた。 ワインバー祥瑞店は勝山晋作さんの性格のように気さくなで、たまらなく心地よいところだった。 無名のワインでも驚くような、美味しいワインを品揃えしていた。 本当にワイン好きが集まってきて宝探しのように、無名のワインを飲んでワイワイやっていたのを覚えている。まだ、自然派ワインという言葉も広まっていなかった時代だった。 当時、ビオ香と云って、強烈なワインを感心しながら自然派ワインを楽しんでいた時代だった。 それでも新しいモノ好きにとっては、色んなワインを発掘できる貴重なワインバーだった。 日本における、掘り出しワインの世界の親分ような存在だった。 勝山さんがいなかったら、自然派ワインの広がりも今の様にはなっていなかったにちがいない 本当に尊敬すべき人物だった。 8年程前に勝山さんの誕生日に多くの人が集まった時の写真を添付しておきます。    メリメロの宗像さんも駆けつけていました。 偶然でしたがロワールのフィリップ・テシエやボジョレのクリストフ・パカレも参加していた。 …

Etonnant ! 驚き!                          Rapport qualité-prix! この価格でこの品質!

Jacky Preys ジャッキー・プレイの Silex シレックス 火打石のミネラル感タップリ。 ロワール独特のフレッシュな酸。 何と心地よいのだろう。 美味しい!そして安い。 Paris カルチェ・ラタンのワインバー “SAGAN” にて。 火打石がビッシリと敷き詰められた特別な畑が目に浮かんでくる。 そして、あの陽気なジャッキーの笑顔が浮かんでくる。       

La Poivrotte ラ・ポワヴロット 癒されるな~                     Damien BUREAU ダミアン・ビュロー

(Chez Roba Seria ロバ・セリアにて) La Poivrotte ラ・ポワヴロット、イヤァー!美味しいな! 自然派のど真ん中 Angers アンジェに、いつも控え目に存在しているダミアン・ビュロー。 あのグリオット醸造で修業して、グリオットが解散する時、グリオットの最良の畑100歳級の区画を 分けてもらったダミアン・ビュロ。いつもニコニコして、モクモクと働くダイミアン。 ダミアンのその性格に似ている。どこまでも控え目で、でしゃばることがないワイン! そのダミアンから電話が入った。 『2018年は収穫が素晴らしかった。量も品質も最高だった。』本当に喜んでいた。 過去3年、天候不良で実に厳しい収穫量だった。私もホントに心配していた。良かった!   ★ピザリア店 Roba Seria …

ボルドーでこのシャンパーニュが飲めるとは!!-no3

Bistro Flaconのワイン・ダイナマイト・パショネールのGillesジルが最も好きなシャンパーニュは? ちょっと、飲み疲れてきた。最後にチョットシャンパーニュを飲みたい! と云うと、 スーッと出てきたのがこれだった。 Jacques Lassaigneジャンク・ラセーニュのLes Vignes de Montgueuxレ・ヴィーニュ・ドゥ・モンギュ これには、飛びあがるほど嬉しかった。丁度、私が頭に浮かんでいたシャンパーニュだったからだ。 このモンギュの畑区画には、明治時代に山梨からワイン醸造勉強の為に日本人が数年滞在して いたところ。 今は、同じ村にいるエマニュエル・ラセーニュがその畑を任されてシャンパーニュを醸している。 ラセーニュ独特のスカットしたピュアーなミネラル感が素晴らしい!! 濁り、雑味、シャンパーニュによくある泡のつっかかりが全くない。   ほぼ仕事が落ち着いてきたので、ジルもジュリアちゃんも時々私のところに来て一緒に飲んだ。 ジュリアちゃん、余程気に入ったのだろう写真をとっていた。    ジルはこの夏、日本に行った。林さんのピオッシュにも行って感激していた。本当に世が狭くなった …

熱心な日本のレストラン・ビストロ経営者、                    Nicolas Réauニコラ・レオを訪ねる –no4

BMOのマサコさん率いるパッション溢れるビストロの皆さん、もうお馴染みの顔ぶれも多い。 特に、パッション焼き鳥店のシノリさんご夫婦はもう常連。 自分の店で紹介するワインの事をより知っておきたい、とやってくる。 造り手もPassion ! 紹介者もPassion ! やっぱり感動してもらうには、人より一歩先にPassion ! 何の世界も、ただ普通にやっていたら、やっぱり普通の喜びしか生まれていかない。 ワザワザ、遠い日本からやってくる皆さんは凄い! PassionとPassionが触れあうと、新たな数倍のPassionになって広がっていく。 葡萄園を歩く、土壌を、風を湿気を肌で体で感じとる。ワインをホントに理解するには、 大切なミクロクリマを体感すること。    蔵で造り手の話を聞きながらのテースティング。造り手の熱が伝わってくる。    一緒にテーブルを囲む。その人なりが伝わってくる。食べながら試飲したワインをもう一度検証できる。 皆さん、余裕があって来る人は誰もいない。捨てるものは捨てて、思い切ってやって来ている。 明日に繋がる多くの事を得る。何よりもPassionが倍増する。 …

美味しいワインには必ず訳がある                         Nicolas Réauニコラ・レオの並外れた集中力 –no3

美味しい理由の、もう一つ、そうこの男がいる。 ニコラの集中力。 感動するすべてものには、スバ抜けたPassionと集中力が必ずある。 トコトン突っ込んだ人しか見えてこない域がある。