3
Sep

誰よりも早く収穫を開始のジャン・クロード・ラパリュ          Jean-Claude LAPALU

ボジョレではいつも一番に収穫を開始する 今年はブルガリアとイタリアの若者が中心に集まった。 ラパリュの収穫はいつも元気一杯!! 収穫はこのエネルギーが大切。 このエネルギーがワインに転写されていく。 だからラパリュのワインを飲むと元気が出てくる。 17年はこのメンバーで約10日間の合宿生活での収穫となる。      今年は8月28日より開始。 今年もこんな葡萄が収穫された。この笑顔ですべてが判る。 水分が欠けているので濃縮された葡萄が多い。 酸も同時に濃縮されているので、濃縮感があってもバランスがいいだろう。 楽しみなミレジムになりそうだ!      

3
Sep

MORGONモルゴン村の熊ヌヌーンこと  ………… Georges Descombesジョルジュ・デコンブ

    今年の収穫もあと一週間とせまった8月28日に訪問。 今日も35度を超す猛暑、この夏のボジョレを象徴するような好天候だ。 35度超す日が何度あったことか、それほど太陽には恵まれていた。 お蔭で葡萄園が乾燥していて病気が一切ない。 腐った葡萄も皆無の健全な葡萄達ばかり!! 逆にここにきて乾燥し過ぎるくらいである。葡萄粒が小さく濃縮している。 チョット雨が降ってくれれば最高である。 3日後に雨の予報がでている。ここで雨が降れば理想的な状態になるだろう。 デコンブ醸造には有名な自前のビストロがある。 ここに入ったら最後、酔っ払うまで出れない。 入ってしまった。 今日はジョルジュのお兄さん達と一緒だからチョットいいかな。   

3
Sep

Souvenir du Grau du Roi ル・グロ・デュ・ロワの思い出

Avec L’Anglore ラングロール夫妻と手巻き寿司パーティー パリの寿司職人、竹ちゃんが地中海にやって来た。 一緒にル・グロ・デュ・ロワの漁港にやって来て釣りたてのマグロを見つけた。 適当な大きさに切ってもらった。 収穫直前だったEricエリックも寿司と聞いて即答 『行く!』奥さんのMarie-loマリー・ローと一緒にやって来た。 竹ちゃんは私がパリに帰るとすぐに直行する美味しいお寿司屋さん“YUZU”のシェフ。 手際のよい包丁さばきで一瞬のうちに完成。ヤー!美味しく、楽しい一期一昼でした。

2
Sep

自然派ワインの販売プロの西さん、  ……………….. …La Robe et Le Palais ラ・ローブ・エ・ル・パレへ

先日、自然派ワインの販売プロの西さんがParisに来ました。 この時期、パリのビストロの多くが閉まっているけど、無休でやっているやる気満々のビストロLa Robe et Palais・ラ・ローブ・エ・パレで合流しました。 西さんは、仕事が一段落して、チョット充電の旅のようでした。 南フランスでは岩ちゃん(岩田コキさん)と逢って、一緒にスペインまで行ってきたとのこと。 2週間ほど周ってパリに戻ってきたところでした。 この旅で地中海沿いの南フランスが大変気に入ったようでした。

2
Sep

H2O Vegetal –Part18  トビッキリ美味しい自然酒 五人娘―寺田本家

何と日本酒の寺田本家さんが出展していました。 自然な麹造りから発酵も自生酵母のみの日本酒。 ワインのような酸もあって、フレッシュ、自然な旨味が心地よい。 日本酒も凄い!! スペイン人も、フランス人もビックリ!! 何より、日本人の私がビックリ! 日本酒の世界でも自然な造りに挑戦している凄い人がいる。 寺田本家の社長さんから、日本酒の自然な造りを聞きました。 まさか、スペイン、タラゴナで日本酒に巡り逢うとは感激です。

2
Sep

H2O Vegetal –Part17 謙虚に自然に学ぶ …………Pierre-Nicolas・Massotte ピエール・ニコラ・マソット

Clos Massotteクロ・マソット醸造 ピエール・ニコラはボルドーでワイン造りを学び、ボルドーでも働いた。 そしてオーストラリアに渡り、全く異質の醸造を経験してきた。 2004年に自分の故郷のルシオン地方に戻ってきた。 ピレネー山脈のCanigouカニグ山が見える実に美しい景観の葡萄園。 曾祖父さんが始めた葡萄栽培、お父さんの代までは農協に属していた。 つまり栽培して葡萄を農協に売っていたので醸造所はなかった。 ピエール・ニコラは自分自身で栽培・醸造をしたかった。 Clos Massotteクロ・マソット醸造を設立すると同時に自分で醸造所も建設した。 自分の手ですべてやりたかった。 7.7ヘクタールの畑を一人でやっている。必要な時だけ季節労働者を雇っている。 勿論、最初からビオ栽培。 醸造も自生酵母のみ、SO2(酸化防止剤)も必要なければ入れない。 ピエール・ニコラは他の醸造元の造りを一切真似しない。 自分で失敗を繰り返しながら今の自分の造りを完成させてきた。 だから、ワインのスタイルもユニークである。だれのワインとも似ていない。 ルシオン地方の自然派醸造家の多くは、除梗をしないグラップ・アンティエールのセミ・マセラッション・カルボニック醸造が多い。 でもピエール・ニコラは除梗する。でも破砕はしない。Grain entierグレン・アンティエールと呼ばれる醸造方法。 つまり、葡萄の粒だけを発酵槽にいれて、葡萄粒の中から発酵が始まる方法である。 発酵槽に入った葡萄粒はまるでキャビアのようだ。 カルボニック醸造と同じような果実味が得られる。そして、カルボニック醸造では得られない複雑味も同時に得られる。 マセラッション(カモシ)期間が3カ月とか6か月という長いのが特徴。 色調は比較的、混い目のものが多いが果実タップリで、複雑味もありながらもスーット体に入っていく。 ピエール・ニコラ 『自然と話し、自然から聞く、自然は色んな事を教えてくれる。自分自身でいることの大切さを教えてくれる。』

2
Sep

Flying Chef Shigeru NAKAMINATO à Paris ………Chez Repaire de Cartouche-Part2

シェフのロドルフが途中から合流 3本目は、店に12本しかなく、出すのを渋っていたシェフを無理に開けさせたオヴェルノワ。 イヤー、美味しい!! 店の奥で、フランスの懐メロ、ジョルジュ・ブラッサンス曲かけて盛り上がっているグループに合流 Repaire de Cartouche ルペール・ド・カルトゥッシュが、突然Bunon葡呑になった。 シゲルとロドルフがパワー炸裂!! この二人、同じ波動を持っている。 イヤー、素晴らしいファンキーナイトだった。 ありがとうNakaさん。Rodolphe . 今後のナカさんとのイヴェントの話しができたのが嬉しい!!

2
Sep

Flying Chef Shigeru NAKAMINATO à Paris …… …… Chez Le Repaire de Cartouche-Part1

中湊さん、一人でParisにやって来た。 ファンキーナイト  ルペール・ド・カルトゥッシュにて パリにて遅めの夏季バカンスとのこと! 私はボジョレの収穫からパリにトンボ帰りして合流。 初の2人だけのサシの飲み会。 まずは、Cuvée Marcel Lapierre Le Repaire de Cartouche ルペール・ド・カルトゥッシュと云えば Terrine Canard カモのテリーヌ。 私は35度のボジョレから戻ってきたので、冷をとってガスパッチョ・トマト。 2本目はここのシェフ・ロドルフの義兄弟のRené-Jean のワインを開けた。 中さんはTartare de Boeuf タルタール・ド・ブッフ牛の生肉 私はThon地中海マグロのステーキ、完璧な焼き具合、旨い!!

23
Août

H2O Végétal–Part16                         異色の人生転換を図った Jérôme Saurigny ジェローム・ソリーニ

フランス、ロワール地方を代表してJerome Saurigny ジェローム・ソリーニが来ていた!! ジェローム・ソリーニは自然派の中では、異質の経験をしている。 ボルドー大学醸造学部で学び、アカデミックな醸造学を身につけている。 その上、7年間もボルドーのポムロルで働き。 その時、CH-Cheval Blancシャトー・シュヴァル・ブランの醸造長の元で働いていた経験がある。 ある時、ロワールのGriottesグリオット醸造のBabassババスのワインを飲んで、すべてが変わってしまった。 今まで、自分が携わっていたワインとは全く違っていた。 『な、な、なんだ!これは!』 『体に沁み込んでいく、違和感のないこの液体は?』 ジェロームは即、方向転換を図った。 2005年にはロワールのアンジェ地区に来ていた。 こんな劇的な人生転換をした人は少ない。 数カ月前に日本へ行ったジェローム・ソリーニ。 日本の旅を本当に喜んでいた二人。 日本の自然派ワイン愛好家に逢って、彼らの厚い歓待に感激。 また、日本文化にもふれて、「想像していた以上に日本が素晴らしい国だった。」と言う。 16年産は、天候不良による不作で殆ど収穫できなかった。 それでも、僅かに残っていた葡萄をすべて一緒の発酵槽に入れてワインを造った。 つまり、白葡萄も赤葡萄も全部一緒に醸造した。 それを、この“桜島” SAKURAJIMAのラベルに詰めた。

23
Août

H2O Végétal–Part15  ボジョレ軍団、期待の若手 Anthony Thevenet アントニー・テヴネ

フランスからこんな醸造家が参加していました。 ボジョレ軍団の期待の若手Anthony Thevenetアントニー・テヴネ Jean-Foillard、ジャン・フォワヤールで修業して、2013年よりお祖父さんの畑を引き継いだ。 2016,2017年続けて霜被害と雹被害で壊滅的ダメージをうけたアントニーも、元気に参加。 周りの醸造家より葡萄を譲ってもらって造ったワインを持参。 始めたばかりから、天から厳しい難題を投げかけられたアントニー、でも天には文句はいえない。 自分のできうることをコツコツとやるのみ。 経験はないけど、“若さ”と“Passion”がある。 何とか、頑張って欲しい。

23
Août

H2O Végétal-Part-14 ボジョレ軍団の若大将…….. Damien Coquelet ダミアン・コクレ

スペインの自然派に混ざってフランスからも数社参加。 毎年、このH2O Végétal見本市に参加しているボジョレの若手軍団。 その大将がこのダミアン。 このカタロニアに来ても、この一角だけはボジョレ・エネルギーと空気が漂っている。 のりの良いジョークと笑いが絶えない。 ワインも難しいことは言わずグイグイ!これがボジョレだ。 2009年に独立して8年目のDamien Coquelet ダミアン・コクレ ダミアンのワインファンは多い。果実の濃縮感とキりッとした酸が同居している。 テーブルにおいて、食事しながらグイグイ飲めてしまう。殆どの食事に合ってしまう。 なんて心地よいスタイルなのだろう! 今、ボジョレで最も元気のいいファミリーは、Georges Descombe ジョルジュ・デコンブ。 Kekeことケヴィンもお父さんの蔵を手伝いながらも、独自の醸造元も設立した。

23
Août

H2O Végétal –Part13  Mas Pellisser マス・ペリセール醸造元

BMOのMasakoマサコさん、Oriol Artigasオリオル・アルティガスを訪問 日本のPassion importerであるBMO社のMadame Masakoマダム・マサコさんが数週間前に訪問。 オリオルさんと畑を歩き、土壌に直接触れて、風、乾燥した空気、ミクロクリマを肌で感じる。 そして、オリオルさんの人なりに触れてみる。 そのワインの葡萄が育つ畑でのテースティングは特別だ。 造り手のエモーション、大地のエネルギーが伝わってくる。 Masakoマサコさんもオリオルも真っ直ぐな波動を持っている。 BMOを通じてオリオルのワインが日本に紹介されていく。 素晴らしいことだ。        

23
Août

H2O Végétal –Part12 将来の伸びしろが大きい ………Oriol Artigas オリオル・アルティガス

Mas Pellisserマス・ペリセール醸造 この一年間で出現したベストな醸造家の一人といってよい。 私は醸造家を評価する時、ワインの今のレベルだけをみて評価することはない。 勿論、トビッキリ美味しいワインであることは第一の条件。 ワインの液体としての繊細度、上品さは一朝一夕、偶然には絶対にできない。 私はトビッキリ味しいワインと巡り逢った時は、即訪問することにしている。 そこまでたどり着くために醸造家のやってきたことを知りたいからだ。 彼との会話や行動から、物事の判断の仕方、考え方など、想像する。 畑、醸造所内部、道具などを見て、色んな要素を組み合わせて全体を総合的に考えてみる。 私にとって 最後に“人”の部分が最も大切な部分。 その人から出ている波動のようなもの、持って生まれた天性のところも大切な部分だ。 そんな角度からみても、将来的に、「Oriolオリオルはどこまで伸びるんだろう」と思ってしまう。 本当に楽しみな醸造家だ。 一か月前に瓶詰にしたばかりのワインが出ていた。私がまだ知らないワインが多かった。 どれも、ウーンとうなってしまう液体だった。 この醸造家も実は、去年巡り逢った。即、訪問したけど、瓶詰前からもうすべて売り切れていた。 今年は、少しずつだけど、確保できた。 是非、日本のワイン大好きな人達に飲んで頂きたい。

23
Août

H2O Végétal-Part11 35度を超す暑さ、ほぼ我慢大会に

スペイン、タラゴナの35度前後の気温の中、試飲もだんだんと我慢大会の様相になってくる。 テースティングだから吐き出すことが基本、それでも少しずつ入ってくる。 気温がグングン上ってるような感じだ。熱中症の一本手前の人が何人か。 まだまだ試飲したいところが一杯ある。 チョット、一休み。 流石に日本人!こんな遠い試飲会にこんな人達が来ていました。 今、日本の自然派インポーターの中で手堅く広げている、Dionyディオニ社の玉城さんがいました。 伸ばしている企業は流石です。こんなマイナーな見本市に4名が参加していました。 そして、もう一人、嬉しい人に逢いました。今や世界中の自然派ワイン造り手から引っ張りだこの彫刻人、山下さんがいました。 造り手を一軒一軒周って滞在しながら樽に彫刻する、世界初の「樽」彫刻芸術人。     Aux vignerons!! Si çela vous interesse, vous contactez Mr.Yamashita Ryota, artiste sculpteur qui se trouve dans le Face Book. Actuellement il est en France. Profitez-en.       

22
Août

H2O Végétal –Part10 Massimo au JAPON

パルティーダ・クレウス醸造 Partida Creus Massimo enfin est allé au Japon !! Il a rencontré beaucoup d’amateurs du vin nature. Massimoマシッモはついに日本に行きました。 多くの自然派ワインの愛好家に逢うことができました。 C’est l’importateur BMO qui a organisé une grande manifestation du vin nature au Japon. Il a fait les séminaires, les dégustations et les soirées avec les amateures. インポーターのBMO社が大自然派ワインのイベントを日本中で企画・開催してくれました。 セミナーもやりました。試飲会、愛好家との夕食会も連日のごとく開催しました。 C’est très important de faire connaissance […]

22
Août

H2O Végétal –Part9 夢の実現

BMO社の鎌田Kamataさんがパルティーダ・クレウスPartida Creus醸造元を訪問 自然派ワインインポーターBMO社の鎌田さん 自然派ワインを愛するレストラン、ビストロの皆からお兄さんのように慕われている鎌田さん。 北海道出身の大地のように大きな心を持った人です。 いい意味でナイーヴな人、人の痛みがわかりすぎるくらい分かってしまう優しさを備えている。 自然派ワインのことは超プロです。 これから自然派ワインを始めたい人、ワインの品揃えで悩んでいるレストランの人 是非、鎌田さんに相談してください。きっと、素晴らしいことを優しく提案してくれますよ!      「遠い国、日本で自分達のワインを紹介してくれる鎌田さんは、自分達のファミリーだ。」とMassimoマッシモ夫妻は言う。 Antonellaアントネッラも愛情をこめて料理してくれました。 ワインで世界中の人とコミュニケーションをとる夢を実現している最中のマッシモとアントネッラです。

22
Août

H2O Vegetal –Part8 設計家が自分の人生を設計! 実現の真っ最中

Partida Creus パルティーダ・クレウス醸造元 マッシモMassimoとアントネッラAntonellaはイタリア北部の山の出身ながら、長年に渡り設計者として暮らしをしていた。 イタリアの洗練されたカルチャーを身につけた人達である。 設計者として生活していた時に、自分の設計したものが、自分が信頼していた人に盗作されて、その作品が世界的話題になったことがある。 そんなこともあって複雑な人間模様の交差する世界に違和感を感じていた。 本来の自分らしい生活をしたかった。 そんな模索中にバルセロナにやって来て、偶然にこの村にたどり着きやっと自分達のやりたいことがハッキリしたのである。マッシモは自分の人生の設計を完成した。今それを実現している真っ最中。 美しい自然の中で、そこに住む人達とお互いに信頼関係を保ちながら、ワインを造り、そのワインを通して世界中とコミニュケーションが取れる夢の世界を設計した。 マッシモが、この村に着いた時、まず驚いたのは、もうスペインでも絶滅しかけている土着の葡萄がここには沢山生き残っていたことだ。どう見ても世界遺産級の葡萄達だった。村の人達はそれらを引き抜いて新品種に植替えようとしていたのである。 マッシモはその葡萄でワインを造りたかった。マッシモが育った北イタリアの実家の状況と本当によく似ていたのだった。 マッシモには直感で確信できた。この葡萄なら必ず凄いワインができることを。 マシッモは農家の人達とコンタクトをとり始めた。よそ者のマッシモが彼らを説得するのは容易ではなかった。 最初は相手にしてくれなかった農家の人達も、時間と共にマッシモの情熱と屈託のないシンプルな人柄に慣れてきた。 やっと、話しを聞いてくれるようになった。 マッシモは提案した。 彼らが、今葡萄を農協に販売している価格よりも、ずっと高い価格で買い取ることを提案した。 やっと、何人かの農家が承諾してくれた。こうしてすべてが始まった。 ラベルにはすべて、葡萄品種の頭文字が記されている。