22
Sep

元ソムリエ・ローラン・バニョル 素朴に極を走る                    MAS LAU マス・ロー醸造

ラングドック地方 何もなくても溢れんばかりPASSIONと愛するファミリーがある。 ソムリエをやりながらも、ワイン造りがしたくて、したくて我慢できなかった。 そんな時、Souvignarguesスヴィニャルグ村でワイン造りをしているティエリーに出逢う。 そんなローランを見て、ティエリ-は誘わない訳にはいかなかった。 『自分の蔵の一部を使ったらいい。』 ローランは即断した。 ここSouvignarguesスヴィニャルグ村には絶滅しかけている品種が生息している。 その名はoeilladeウィヤード品種である。 100年前はラングドック地方の主力品種だった。

21
Sep

発酵中のタンクの横で“食”を共にし、お互いの人となりを知る

Capriers カプリエ醸造・ラングドック地方Cotes de Thongueコート・ド・トング・STCツアー 葡萄木の枝を焼いて造った炭で焼いたソーセージと串焼き肉を造ってくれた。       そして、マリオンさんが自家栽培の野菜で愛情のこもったラタトゥイユを造ってくれた。 食べながら飲むとカプリエのワインの偉大さが浮かび上がってくる。 この酸が、果実味が、食べ物をより美味しく引き立ててくれる。           何よりテーブルを共にして、一人で一人が紹介し合う。 醸造家にとって、自分のワインを遠い日本で売ってくれている人達と実際に話しができるなんて凄いこと。 造り手と売り手の心が繋がることは、超大切なこと! ワインはエモーション!ワインは人! 人と人が繋がっていく。 「天」「地」「人」が、つながって共生していく。 これがワイン!!

21
Sep

STCグループ、大切な日常ワインのCapriers カプリエ醸造元訪問

ラングドック地方Cotes de Thongueコート・ド・トング・STCツアー このカプリエ醸造との付き合いはまだ浅い。たったの3年である。 お互いに『こんなパートナーがあったらいいな。』と思っていた同志が必然で巡り逢った、という感じ。 我々、STCにとっては、千円台前半から中盤の価格帯で、自然で美味しいワインがまだまだ欲しかった。 カプリエのマチュにとっては、『自然な造りをやりたかったけど、そんなワインを欲しがっている客を持っていなかった。』 まるで磁石に吸い付けられるように巡り逢うべくして巡り逢った、と云う感じ。 STCのメンバーも店に置いてからまだ3年目なのに、カプリエのワインはリピートの率が高い。 着実にファンを増やしている商品である。 千円台前半で、果実味もありながら酸もあってスカットしたミネラル感のあるスタイルのワインがなかなか無かった。 これなら、普段、日本の家庭で日常食べる和食には合わせやすい。 伸びるのは当然だ。 何とか、業務店の赤ちょうちん、焼き肉屋、居酒屋などで是非おいて欲しいワインだ。 山田さんより、“何故このようなスタイルが必要か”のレクチャーがはいる。 各スーパーの販売のプロフェッショナルの面々は、どこを売り文句にするか? この蔵の紹介キャッチフレーズ、販売ポイントを考えながらの訪問、皆真剣。 買付担当者として造り手と2ショットの写真をとる。 『私が自信を持って選んで来ました。』と売場に貼る写真になる。 トレサビリテの信頼感を証明する材料になる。大切なことだ。 STCのメンバーにとって、商品は売れるもの、ではなくて、“売るもの”である。 質販スーパーの生命線は、自分の売りたい本物商品を売り切るノウハウの確立にある。 まだ、お客さんが知らない商品で、トビッキリ美味しくて、体にも良く、地球にもやさしい商品を 適正な価格で販売して、お客さんに満足してもらうこと。 大手メーカーが宣伝して売れるようにしてくれた商品だけを売っていては生き残れない世界! だから真剣である。 BMOのメンバー、山田さん(右)、桐谷さん(左)、斎藤さん(左中央)はそんなワインを どんな風にして売るか、の販売指導の為に日本中を飛び回っている。

21
Sep

日常を変えるワイン達、Capriers カプリエ醸造元

ラングドック地方Cotes de Thongueコート・ド・トング マチュもマリオンも自然派醸造家グループとは一切接触がない。 ビオ栽培、自然醸造のわりに価格が比較的安い。 本物ワインを伸ばすには、絶対に必要な価格帯であり、それで自然な造りは超希少。 Cotes de Thongueコート・ド・トング地区の北側は、ラングドックの銘醸地区フォジェール地区に隣接している。 その影響で、実に興味深い土壌構成となっている。 基本は石灰質土壌、その中に石英石を多く含んでおりスカットしたミネラル感がある。 その上にフォジェールから流れてきたシスト土壌も僅かに混じっていて爽やかな酸を感じるフレッシュなミネラル感も得られる。 スカットした白ワイン達はどれも和食にピッタリの昆布ダシ系の旨味、塩味がある。 日本の底辺のワインファンを育てるには、なくてならないスタイルのワインである。 安くてスカットした透明感、南の太陽を浴びた果実味で、誰が飲んでもグイグイ入っていくスタイル。 ビストロや日本の居酒屋で置いてくれたら、ワインファンが急増すること間違いない!。 赤ワインのシンプルな品種ワインでもスカットしたミネラル感が素晴らしい。

21
Sep

南仏のトム・クルーズ !? Capriers カプリエ醸造

ラングドック地方Côtes de Thongueコート・ド・トング 一見、エッ、トムクルーズ?と思う程似ているMathieuマチュは元ラグビーマン。 ラグビーの街、Bezieresベジエの北に位置している。 この辺では、男は皆ラグビーをやっている。 マチュは小さい頃からラグビーをやっていたので、トム・クルーズにしてはやや体がガッチリ し過ぎている。 スポーツマンらしい真っ直ぐな性格の人柄。 2003年にお父さんより引き継いだ。お父さんは農協に属していたので、栽培した葡萄は農協に持っていき農協がワイン醸造していた。 しかし、マチュは自分で栽培した葡萄は自分自身で醸造をやりたかった。 お姉さんのマリオンと一緒に醸造所を立ててCapriersカプリエ醸造を設立した。 マリオンはいつも笑顔を絶やさない明るい性格。 栽培は最初から自然な栽培をやっていた。自分達が生活するために地球を汚すようなことはしたくなかった。 それに家の周りに畑があり、子供達もいるので健康を害するような化学物質は使いたくなかった。 醸造も自生酵母で発酵、グラップ・アンティエールの除梗なしのマセラッション・カルボニック醸造をやっている。 今年からSO2酸化防止剤を使用していない。かなり自然な造りをやっている。

21
Sep

Ch-Aiguilloux シャトー・エギュイユ

名シェフ、ジョルジュの手料理を食べながら、エギュイユのワインを合わせる。 スパイシーなエギュイユのワインと焼き物の燻製香がドンピシャリと合う。 収穫直前の葡萄園では、イノシシが甘い葡萄を食べに来て困っている。 猟師に頼んで、時々猪狩りをやってもらう。 食べられる前に食べてしまおう、という訳。 ここの葡萄を食べたイノシシのパテは特別に旨い。 想像していたより、獣香も無く上品で美味しいのに驚いた。ジョルジュの腕だろう。        炎天下は40度、でも乾燥しているので木陰に入れば意外と涼しい。 木陰で風に触れながら、グット冷えたロゼは最高!! テースティングの後、料理に合わせてのワインは全く印象がちがう。大切なこと。 ワインだけ飲んで良し悪しを判断すると間違える。やっぱり食べながらのテースティングは絶対に必要。        売場に貼るための醸造元とのスナップ写真は超重要。        サカガミ社が最も古くからエギュイユのワインを販売している。 高橋社長、日野さんもよく見慣れたワイン。私もジョルジュと記念写真。       チョット、暑さで皆、目と頭が熱中症ぎみ。高橋社長も大江様の童心に戻ってブランコ。        後継者も確り決まって、本当に安心したルマリエさん夫妻。 私達も大事なワインが継続できて嬉しい限り。       

21
Sep

新生Ch-Aiguillouxシャトー・エギュイユ、 若きGeorges ジョルジュが継承!!

ラングドック地方Corbièresコルビエール・STCツアー 時は流れる。STCグループと最も深い付合いのエギュイユが生まれ変わりつつある。 西郷隆盛と武蔵丸を足して2で割ったような風貌のジョルジュが継承を決意した。 ジョルジュは料理人として人生のスタートを切った。 Parisの一流レストランGeorges 5で修業した。 そして、南仏に戻り、Narbonneナルボンヌの街で超人気レストランFleur de Thymを15年間経営していた。 葡萄園のど真ん中で育ったジョルジュは、生まれ育った自然の中でワイン造りをしたい、という気持ちが募って来た。 こんな気持ちを、お父さんのフランソワに相談した。 両手を挙げて賛同し喜んでくれた。 ジョルジュはメラニーと共に葡萄園に戻った。     そして、今では得意の料理もドメーヌのガーデンで復活した。 夏は葡萄園に囲まれた木陰の庭で美味しい料理が味わえるガーデンレストランを開いた。。 やりたかった料理とワイン造りの両立が可能となった。 ジョルジュは2つの夢を実現させた。 今日はシャトーエギュイユのファミリーSTCのメンバーがやって来た。 気合が入るジョルジュ。

21
Sep

気合一発!炎天下ほぼ40度の葡萄園を歩く

Ch-Aiguillouxシャトー・エギュイユ、ラングドック地方Corbièresコルビエール・STCツアー ワインを理解するには、畑を歩くのが一番。 南の刺すような太陽光線を浴びながら、乾燥した空気、葡萄の声が聞こえてくる。      収穫直前の葡萄を食べてみる。 葡萄の皮を噛んでみる。タンニンが熟しているのが判る。 タネを噛んでみる。サクッと音がして香ばしい。熟している証拠だ。 葡萄が熟すとは、単に糖度が上がることではない。 フェノールが熟さないと果実味が豊かにならない。 こんなことは、実際に来て経験しないと分からない。 やっぱり、現場は大切。        

21
Sep

Ch-Aiguillouxシャトー・エギュイユ: STCグループのお父さん役のフランソワ

ラングドック地方Corbieresコルビエール・STCツアー 皆のお父さん、フランソワ・ルマリエさん。 いつも冗談を飛ばしてみんなを笑わせる明るい性格。 若き頃、農業技師としてアフリカへ農業指導をしていたフランソワ。 1982年にフランスに帰国して、ここコルビエールの雄大な自然が広がる大地に定着。 今では、この明るい性格で、コルビエールを代表する名物おじさんフランソワとなっている。 多くの人から愛されている。 BMOの山田さんとは98年から付き合っている。 安くて、自然で、美味しい、3拍子揃ったワインのCh-Aiguillouxシャトー・エギュイユは、STCグループにとってはなくてはならない存在のワイン。 特に、オレンジ色ラベルのCUVEE Soleil Terre Coeurキューヴェ・ソレイユ・テール・クールは、STCグループの為に造ってくれた特別なワイン。 エッ!!この価格で、この品質 !! 驚きの日常ワイン。 真っ白な石灰質土壌に育つ樹齢が70歳という古木のカリニャンが主体のワイン。勿論、ビオ栽培。

20
Sep

私達はワインで日本の日常を変えます!!

St Jean de la Ginesteサン・ジャン・ド・ラ・ジネスト醸造 STCグループは全国で販売拠点が200店舗を超える。 流通業だからできることが沢山ある。     100歳を超える古木で1000円台前半から後半の価格帯で、日常で飲める美味しワインです。 安くても美味しく健全なワインは大切です。     

20
Sep

東京の質販スーパーのサカガミ、                    情熱passionの人、高橋社長

St Jean de la Ginesteサン・ジャン・ド・ラ・ジネスト醸造 社長自らこんなにハードなツアーに参加する人は少ない。 常に現場を最重要視する高橋社長。 現場からたたき上げて社長になった高橋社長ならの哲学。 実はこのMarieマリーさんは4か月前にサカガミ店を訪問している。 遠いフランスからワザワザ日本のお店まで来てくれたことに感動した高橋社長。 自分の店にある商品の原点、トレサビリティーを最重要視する高橋社長ならではの行動。 造る人、売る人の接点が大切。 ただ美味しいだけ、ただ本物だけでは、商品は売れていかない。 心から自信をもってお客様に提供できることが大切。 流石のサカガミ・イズム。 サカガミのお店には、ワイン会やセミナーなど啓蒙するスペースを備えている。 いいものを、本物の良さを徹底的に興味あるお客さんにアプローチしている。 店で売るものには責任がある。やっぱり文句なしに美味しくなければ。 そして、その美味しさの原点をお客様に伝える。ひたすら伝える作業が必要。 このツアーは、流通業界によくあるメーカーの招待旅行ではありません。 皆、実費を払っての買付の意味を含めた研修、合宿のツアーです。だから皆、真剣です!

20
Sep

東京の質販スーパー、サカガミの情熱的人物、日野さん

St Jean de la Ginesteサン・ジャン・ド・ラ・ジネスト醸造 St Jean de La Ginesteと最も古い付き合いは東京の質販スーパーのサカガミ。 今回、サカガミ社からはPASSIONの人、日野さんが久々にやって来た。 日野さんは10年ぶりの参加になる。 サカガミでは、首都圏内に10店舗を展開している。 食品なども本当に美味しい本物商品を積極的に販売しているグレードの高い質販スーパーである。 もう自然・本物ワインを普通に販売する能力・技術を備えている。 この日野さんが積極的に色んなプロモーションをかけている。 今日ここコルビエールは炎天下ほぼ40度近い。 プールがあるのを見た日野さんは今、店でも急上昇の人気となっているロゼワインのプロモーション・ビデオを撮る。          St Jean de La Ginesteのカミーユも参加。 日野さん、なかなかの役者でありプロデューサー、兼 、司会。 190cmの身長の日野さんは、まさに俳優のようだ。 首都圏内にお住みの皆さんへ サカガミ店には、トビッキリ美味しいワインが美味しい食材と一緒に購入できますよ。 お店にPASSIONが溢れていますよ。

20
Sep

女流細腕奮闘記  サン・ジャン・ド・ラ・ジネスト醸造               St Jean de la Gineste

     ラグビーのナショナル・チーム代表にも選ばれたラグビーマンのMR Bacaveバカーブさん(夫)の追っかけファンだったMarieマリーさん。 数年前に夫を亡くした。気丈にもここコルビエールで、世界遺産級の古木のある葡萄園を立派に続けているマリーさん。。 夫を亡くした後は、心労が重なり癌にもなった、それも克服した。 今はすべてを乗り越えて、人間として一階段上の達観の境地、夫の意思を継ぎ、ワイン造りに励むマリーさん。 今日はもう15年以上も一緒に働いている日本のファミリーが訪問。 苦しい時期に、日本のファミリーSTCグループが励ましの訪問をしてくれて、勇気づけられた。 マリーさんにとっては、とても大切なファミリー。 日本の皆が、自分のワインを待っていてくれる事を思うと頑張れる。 お互いに、お互いを必要としている。ワインを通した深い繋がり。 共生の世界。 今は、娘のCamilleカミーユも一緒に働いている。嬉しい限り。      

20
Sep

サンドリーヌが西南部地方に来て造ったもの

STCツアー・心に残るベスト訪問Elian DAROSエリア・ンダロス 息子のマルソーとワイン。 そうサンドリーヌは自分の畑も購入した。0.52ヘクタールつまり、52アールがワイン名になった。 スーット体に入っていく美味しいやつ。 尚、サンドリーヌは赤ワインも造っており、全部で2ヘクタールの畑を所有している。 2017年STCツアーの私にとっての、こころに残るベストなひと時だった。 マルソー君の成長が楽しみだ。 勿論、Elian DAROSエリアン・ダロスのワインは、ここまでやるか!というほど精確・精度に造られた液体。 このラベルを見たら即、試してください。 きっと、満足して頂けます。

20
Sep

STCツアー・心に残るベスト訪問 Elian DAROS エリアン・ダロス

エリアンとサンドリーヌは私にとっても大切なファミリーのような存在。 特にサンドリーヌはClub passion du vinクラブ・パッション・デュ・ヴァンを立ち上げた1998年の設立メンバーだった。 私と一緒10年間以上も働いていた女性だ。 20代の頃のパリジャンのサンドリ-ヌはこう云っていた。 『私は映画館のないような田舎には絶対に住めないわ。』 そんな彼女が、映画館どころか、丘の森と葡萄園に囲まれて隣の家も見えない程の田舎で幸せそうに暮らしている。 そう彼女が担当していた日本の顧客BMO社に輸出していた蔵元ELian Darosエリアン・ダロスと巡り逢って、ここ西南部地方のMarmandeマルマンドの田舎にやって来た。 今日は家族総出で迎えてくれた。息子のマルソー君もパエリャを我々にサービスしてくれた。       私にとっては大切な友・同志のSTCのメンバーとサンドリーヌ、エリアンとのテーブルは貴重なひと時だった。 全員がお互いを自己紹介し合った。 蔵元と販売者である日本全国の質販スーパーのメンバーとの素晴らしい交流ができた。 エリアンにとっても、どんな人達がどこで自分のワインを販売しているのかを知ることは大切なこと。        私にとって、このテーブルでの一期一会はたまらない瞬間だった。 佳き友、佳き同志、佳きファミリーとトビッキリ美味しいワインを分かち合えたマニフィックな瞬間だった。

20
Sep

STCメンバー、西南部地方のElian Das Ros           エリアン・ダロス醸造へ

ここ西南部地方で、感情まで伝わってくるようなワインを造るエリアンにどうしても逢いたかったメンバー。 今回のメンバーの中には、初めてフランスに来た人が多い。 西南部地方のマルマンドというマイナーな産地まで来たワイン関係者は希少だ。 Elian Das Rosエリアン・ダロスはあのプレステージな醸造家の集まりレ・ジャン・ド・メティエ組織のメンバーでもある。 そして、多くの三ツ星レストランにもオン・リストされている。 日本ではまだ無名に近いけど、トビッキリ美味しいワイン、世界中の愛好家から引っ張りだこの造り手である。 この西南部地方の独特な品種の一つマルベック品種を食べてみる。 葡萄自体があまりにも上品な美味しさに感動の面々。 マルベック品種は葡萄実の皮が薄くて繊細な品種であることはあまり知られていない。非常に上品な味わい。 土佐山田ショッピングセンターの三谷さん、サカガミの日野さん     渥美フーズの森さん  ,大近の久米さん     エリアン・ダロスはアルザスのビオ・ディナミ農法の大家Humberechtフンブレヒト醸造で5年間も修業した。 そのエリアンが栽培したマルベック品種は特別だ。 食べて美味しい葡萄を仕込めば、美味しいワインができるのは当たり前。 19ヘクタールの畑を庭師のように丁寧に世話をしているエリアン。 醸造も熟成もすべての段階での作業の精確度プレシジョンPrécisionレベルが半端ではない。 緻密な液体は偶然にはできない。一つ一つの作業の積み重ねであることが理解できる液体である。 1)希少な品種Abrieu アブリューも栽培している。除梗なしのグラップ・アンティエール、マセラッション・カルボニック醸造、勿論、自生酵母のみ、軽快でグイグイいけるタイプ。 2)Chante coucou シャント・クク  ここ西南部地方は大西洋気候と内陸気候、南仏の三つの影響を受けている。  その三つの地方の葡萄品種を掛け合わせたワイン。 メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、マルベック、シラー品種。 構成のしっかりとしたワイン、でも2年熟成してからの出荷なので、すでに柔らかく飲み頃になっている。 グイグイ系のワインが多いなかで、貴重なワイン。 3)Clos Baquey クロ・バケ  このワインこそ西南部地方のトップ・ワイン。 エリアンが現在の段階で、可能なすべてを尽くしたワイン。 このワインがフランス中の星付きレストランに入っている。 カベルネ・フラン35%、メルロー35%、アブリュー15%、カベルネ・ソーヴィニョン15% 自生酵母のみ、ビン詰めまで酸化防止剤の添加なし。 樽熟22カ月、コンクリート槽12カ月、ビン熟14カ月の長期熟成期間。 収穫から瓶詰まで4年の熟成を経て、飲み頃になってから出荷する贅沢な造り。。 エリアンがアルザスから戻って、ここでワインを造りだした初リリース98年。 19年の歳月が流れ、常に問題意識を持っていろんな試作を重ね、現段階でたどり着いた最高傑作である。 一人の男が精魂を込めて造った西南部地方の最高峰のワイン! 一度は試す価値あり! きっと、大きな発見がありますよ。

19
Sep

ボルドーのビオディナミ農法、Ch. Jean Faux シャトー・ジャンフォー

STC ツアー Bordeaux/ Côtes de Castillon ボルドー、コート・ド・カスティヨン STCグループのメンバーがもう10年も一緒に働いている醸造元シャトージャンフォー訪問。 毎日、店のワイン売る場で見ているワインの蔵、畑、を歩く。 ジャン・フォーのパスカルの話しをききながら。 今年はフランス中で4月の寒波で霜の被害が出た。 このボルドー特に右岸のサンテミリヨン、カスティヨンはひどくやられた。 でも、ここでは霜の被害を逃れることができた。 それはパスカルの読みの深さによる。 ここ数年、早く暖かい春がやってきている。霜の危険性をずっと危惧していた。 パスカルは、対策として剪定を徹底的に遅い時期に短時間で実行することをやっていた。 剪定を遅くすれば芽が出るのが遅くなるからだ。 普通の醸造家は、収穫が終わって12月頃から剪定をはじめる栽培家が多い。 剪定の時期が早ければ、芽がでるのも早い。 霜の危険性が増える。 パスカルはギリギリまで待って、3月の末に大人数の人を導入して一挙に剪定することにした。 人件費はかかるけど、思い切って実行した。 3月末に剪定する栽培家などほとんどいない。 でも、パスカルは実行した。 霜被害を逃れた。 こんなに立派な葡萄がなっている。 蔵元の家族と共に過ごすひと時。ワインを深く知るということは、人を深く理解することでもある。 何故? ワインは人だから。      人には大切な家族がいる。 Passionで感情が伝わるワインには家族の結束なくてはできない。 もっと大切な人の部分に触れることは何よりも大切なこと。

19
Sep

STC グループの精鋭メンバーがボルドーに集合!

Ch-chainchonシャトー・シャンション訪問 (côtes de castillonコート・ド・カスティヨン) 日本の流通業界には凄い人達がいる。 質販スーパーという業態の小売店が存在する。 当たり前のナショナル・ブランドの商品より、無名でも品質の良い、安心、美味しい商品を中心に品揃えして、販売努力する中小スーパーが全国に存在する。 エッツ!こんな商品がこんな街で売れるの?という商品でも、 確固たる意志をもって、売り切ってしまう業態を展開している人達がいる。 大手スーパーの隣に位置しても、微動だにしない経営をしているスーパー業態。 それが、STCグループの質販スーパーである。 ★愛知県の渥美フーズ、中部地方5店舗   ★大阪の大近、近畿地方に33店舗 ★北海道のJR・フレッシュネス・リテール 10店舗、★高知県の土佐山田 3店舗 東京のサカガミ 10店舗 日本全国から精鋭5社がボルドーに結集!! シャトー・シャンション醸造(コート・ド・カスティヨン)を訪問。 10年前からビオ栽培をはじめ。この価格で、この品質というワインを造っている。 ボルドー右岸のサンテミリヨンの隣村コート・ド・カスティヨン地区の蔵。 STCグループではもう15年程前から扱っている。 今回は新商品が登場!! Le Soutien-Gorge Rougeル・スティアンゴルジュ・ルージュ チョット、レトロ風の写真のラベル、佳きフランスの時代、人々がまだ時間的にも余裕があって、より人生を楽しんでいた時代のイメージ。 新商品を強い意思を持って導入するメンバー。 やるからには、現地訪問、畑を歩いてみる。造り手の“人”なりを観る。 スーパーで偶然には、ワインは売れていかない。 売れるのではなく、売る!のである。    畑を見る。      造りを知る。        このワインを造ったいきさつを聞き、販売促進のポイントを探る。     偶然にはワインは売れていかない。売れる商品ではなく、売る商品、売りたい商品を発掘する。 造り手と販売者の深い繋がりと、ここまでの努力が、ヒット商品が生む。