15
Fév

これからの時代に必要になってくるボランタリ―的なコミュニティーの創造

インターネット社会で情報が溢れて欲しいものがネットで簡単に手に入る時代にあって、それとは全く逆の顔と顔を合わせながら温かい人間的な触れ合いを感じさせてくれるコミュニティー社会が求められている。 仕事や年齢の枠を超えて、人生の仲間的なコミュニティーが形成されている世界がある。 そんなカタチのコミュニティーが“ワインショップ店”を中心に成り立っている。 その横に常にエネルギー溢れるワインがある。 ★山口県周南市のESPOAやまだや (Visite chez Mylene BRU) 山田さんもお店のお客さんとミレーヌ・ブリュ醸造を訪問。 ミレーヌさんは、数カ月前に日本に行って山田さんのお店を訪問している。 既に同じメンバーでミレーヌさんと一緒に大飲み会を日本でやっている。 久々の再会にミレーヌさんも皆も大喜び。 お客さん達は、日常の生活の中でもうミレーヌさんのワインを何回も飲んでいる。 その美味しさに共鳴している人達ばかり。 山田さんのお客さんの中には、自らボランティアで、もう宴会部長さんもいれば、営業宣伝部長さんもいる。 もう本当にお客さんにとっては、“お店”は単なる物品販売店ではない。 利害関係も血縁関係もない限りなくファミリーに近いコミュニティーである。 生活に絶対に必要な“場”“空間”になっている。 ワザワザお店の近所に引っ越しして来た人もいるほどである。 まさに、皆が皆を必要としている世界を築いている。 穏やかな表情の山田さんには、熱く温かい人柄がある。 一朝一夕にこんな素晴らしいコミュニティーができる訳ではない。 山田さんが自分の生活時間を削って皆の“喜び”を創造するために、皆の要望に応え続けて努力してきたお蔭である。 そんな山田さんの人柄だからこそ、心から慕っているメンバーが集まっている。 人生で何かあった時は、ここに来てメンバーや山田さん達と話し合うようなボランティア・コミュニティーになっている。 インターネット社会で多くの情報も商品も簡単に手に入る世界、そんなグローバルな世界がこれからもドンドン発展して進んでいくだろう。 その反面、心と心が触れ合って和していくような、こんな世界もますます大切になってくることは間違いない。 そんな時、心身がほっと和むような自然派ワインが大きな役割を演じてくれる。 大地を汚すような栽培をすることなく、妙な添加物を加えることなく自然の恵みを希のままボトルに詰めたワイン。 飲んでくれる人達にただ“喜んで”もらう為にだけに造っているミレーヌさんのような造り手がいる。 そんな造り手達と山田さんのような人柄の人達が手を取り合うと、素晴らしいコミュニティーが形成されていく。 ☆東京にも素晴らしい真っ当なワインコミュニティーがある☆ ★東京都世田谷区弦巻のESPOAナカモト店(Visite chez Mylene BRU) 中本さんとお店のお客さん達が南フランスのミレーヌ・ブリュ醸造を訪問。 東京、世田谷にもミレーヌさんのワインファンが多い。 このナカモト店のお客さんの中には、プロ・ミュージシャンもいたり、イラストライター、パイロットの方もいたり各分野で活躍している人が多い。 流石に都会的な感性を持った方々が多い。 そんな楽しいメンバーに愛されている中本さんは数年前に重い病の宣告をうけて、見事に復活を遂げた人だ。 人生の濃密な時間の大切さ知っている人。 私はそんな中本さんをまだ大学生時代の頃から知っている。兎に角、天性的にやさし過ぎるくらい優しい性格の持ち主。 3年間程、南フランスのモンペリエの街に留学していた時期がある。 ESPOA店メンバーの中では、スバ抜けたワイン知識の持ち主。でも常に謙虚な気持ちを持っていて、その知識を偉そうに話すことがないところも、中本さんの魅力の一つ。 こんなにも色んな側面のある人間味をもっている中本さんの周りには、素晴らしい人達が集ってくる。 このチームの中にミレーヌさんのワインのラベルをデザインしたお客さんがいる。 ワインに感動したお客さんが、ラベルをデザインしてミレーヌさんに送ったところ、ミレーヌさんがそれに感動して、そのデザインをラベルに採用した。 都会のビルの谷間で仕事に頑張っている人達には、体が自然派ワインに反応しているのを感じる。 タップリの自然が“雫“”に詰まっているワインを飲んで欠けている自然度を中和している感じ。 ここにも利害関係を超越したファミリー的なコミュニティーがお店を中心に出来上がっている。 舌のこえた都会の皆を感動させるワイン達が揃っているからでもある。 本当に中本セレクションは凄い!引き寄せられているという感じ。 情報もワインも溢れている大都会にあっても、中本セレクションは光り輝いている。 PARISのワイン屋でも揃わないようなワインがここにはある。 その上、地下のワイン倉庫には、お宝年代ワインが転がっていることがある。 […]

7
Jan

2021年、新しい時代のはじまり!変化に対応できたものだけが生き残っていく

新年明けましておめでとうございます。 幸運にも気持ち良く新年を迎えることができました。 すべてに感謝したいと思います。 2021年は歴史的に変化していく年となるでしょう。 今、現実に起きているコロナ問題の延長線上に、私達の生き方の変化、もっと深い地球継続問題からの価値観の変化などが本格的に表面化していくでしょう。 すべてが繋がって、色んなことが変わっていくだろう。 変化に対応できたものだけが生き残っていく。 “進歩、進化”の概念が変化していくだろう。 そうでなければ人類は、今までに地球上で謳歌して消えていった生物と同じ道を辿ることになるだろう。 変化の必要性は誰でもが知っている。 しかし、多くの人達が、意外にも、若い人達の中にも、そのことから目を逸らそうとしている層がいる。 いずれにしても、否応無しに直面していく現実がやってくる2021年になるでそう。現実と向き合いましょう。 コロナ問題もその一環の現実として捉えることもできるでしょう。 最終的には、より大切なものに集中して、より佳い生き方ができるようになるでしょう。 2021年は、仕事の面でも現実的に今までにない価値観で決断をしなければならないことが増えていくでしょう。 つまり、私だけ、我が社だけ、我が国だけと云う妙なエゴは減らして解決していかなければならないコトが増えていくでしょう。 多くの問題が発生して、解決されていくでしょう。 時間と犠牲も必要ですが、その中でより佳い充実した生き方ができる世が確立していくのは観えています。 2021年をその変化の変わり目と位置づけて、多く人が現実を直視して行動を起こすことが必要です。 変化すべき方向性のヒントは常に現実の中にある 究極のヒントは、厳しい状況の中で、ピンチの姿でやっている。 ピンチの中に膨大なヒントを読みとることができる。 コロナ騒動の中で、多くの人が、人生の本当に大切なモノに気付きはじめました。 これさえあれば、心地よく生きられる。 ムダや、余分なものを省いても、結構心地よく生きられることを知った人達も多い。 . 今までのやり方で右方上昇のみを追い続けなくても、快適に生きる道があることを、多くの人達が気付いている。 グローヴァル化、デジタル化が進む中、逆のアナログの世界の大切さを理解できる人達も増えている。 つまり、人と人が顔を見ながら繋がっていく大切さを気付いている。 例えば、私達はワインの世界で働いている。 造り手、紹介者、飲み手までが深く繋がっていくことの大切さを、コロナ騒動が教えてくれました。 これは、デジタル化の世界とアナログの世界がドッキングして、更に有効になる進化の方向性です。 心あるワイン醸造家が何世代ものことを考えらながらワイン造りをしているように、 私達も次に続く世代のことを考えながら、次世代に自信をもって繋げられる地球、生き方をしなければならないと思います。 1人では何もできません。 自分と関わり合える人達と“信頼”に基づいて繋がり、アナログ的に 大切な事を和かち合いながら進んでいく方向性です。 通常の売り手、買い手の関係を進化させた繋がり方で、飲み人達まで巻き込んで、地球の健全なあり方を追求していくシステム造りです。 ワインで世を変えられえます。 世の基本は一人一人の人間です。 人間の基本は家族や友達です。 皆の大切な接点は食卓です。 その食卓にワイン入っていくのです。 . 意識するしないに関わらず、真っ当なワインには宇宙、地球、のメッセージ、地球を残そうとする 造り手達のメッセージまで入っています。勿論、私達のメッセージも。 たかがワインですが、されどワイン! 2021年を本当の進化の元年だと位置づけて皆さんと共に進んでいきたい。 年初めから、走って、武道の呼吸法、基本技で心身を和してきました。(写真) 伊藤與志男

31
Juil

CH-AIGUILLOUXシャトー・エグイユ・5年熟成の貴重なワイン達

☆あまり知られていない飲み頃になって売り出す南仏の偉大なワイン☆ 二つのワイン:Trois Seigneurs トロワ・セニュールとAventureアヴァンチュール ゆったり熟成してから出荷するエグイユ醸造の凄いワイン達。 ビオ栽培、除梗なしの葡萄房丸ごと発酵するマセラッション・カルボ醸造。 自然栽培、自然醸造でここまでの高品質を誇るワインはそう沢山ないだろう。 その上、買い求め安い価格帯。 今、流行の薄ウマ系ではない。 比較的長期マセラッション、古樽で熟成、エキス分、タンニン、果実味がユッタリの濃縮感があるスタイル。 でも確り5年も熟成させてからの出荷だから、すべてが溶けてやさしくなっている。 ゆったりと芳醇でありながら、カリニャン品種からくる酸が常に涼しさを演出してくれている逸品。 石灰質度が強いテロワールから潮っぽいミネラル感がシッカリあるので濃縮感あっても決して重くならない。 スート体にはいっていく。 コルビエール地区の最良の土壌、クリュ・ブトナックのエリアン内に位置している。 ジョウルジュはこのブトナックのテロワールを素直に表現している。 料理人だった息子ジョルジェが戻ってきて、自然に囲まれたにガーデンレストランもあり、まるで楽園のような蔵元。 そんな楽園の基礎を造りあげたお父さんのフランソワもまだ元気で働いています。

31
Juil

フランスの奥深さがわかるCh-Aiguillouxシャトー・エグイユのロゼ

農業国フランスには、元々自然な栽培、自然な造りを普通にやっている人達がいる。 あえて、自分からビオ栽培、自然な造り、なんて云う必要もなく、それが自分達には普通のことだから。 エグイユ醸造には、ここラングドック地方の土着品種が大切に栽培されている。 最近、この南仏の誰もが注目している品種サンソーが多く栽培されている。 元々、サンソ―品種は、この暑い太陽や乾燥に耐えながら、フレッシュさを常に備えている希少な品種だった。 (多くの南仏醸造家は、もっと有名なメルローとかカベルネ・ソービニョンなどに植え代えてしまった。) そんな貴重なサンソーを主体に醸したロゼがこのエグイユ醸造のロゼ! パリの名レストラン・ジョルジュ5で修業して,ナルボンヌでレストランを経営していたジョルジュが蔵に戻ってきた。 鍋を発酵槽に変えて調理するようにワインを醸す繊細な感性を持つジョルジュ。 お父さんのフランソワさんの熟練の技を引継ぎながらも、自分のアイデアも加えながら進化させているジョルジュ。 軽いマセラッションと直プレス方式のこのロゼ。南仏らしい果実味タップリのグイグイ・ロゼ。 暑い日は氷を入れて飲んでも果実味が薄まらず心地良い。 仕事帰りに冷蔵庫から出してグイグイと! 美味しいよ!!   その上、買い求めやすい価格帯だから、更にうれしい。 (問合せはBMO社、トロワザムール店にて)

18
Fév

江戸・下町のバラタン“料理とワインのことり

なんて、心地よいのだろう。 レストランで最も大切なことがここにはある。 カウンターには子供連れの近所の常連さん。 下町の日常の生活の空気が流れている。 ホワッとした温かい空間。 親戚の家に来たような感じ。  隣に座った人と気楽に会話を交わせる。 日本について3時間後に、ここに座っている私。 たまには、一人で飲むのもいいものだ。 “ことり”は私にとっては、東京のバラタンだ! 奥さんが一人で料理を創って、旦那がワインを注いでくれる。 妙に気張ったワインバーでもなく、日常の中にあるワビサビの味覚。 奥さんの“料理をする喜び”を感じる温かい手料理、 パリでも飲めないトビッキリのワインを何気なく、サラリと注いでくれる旦那。 やあー、もうたまりません! ここは、江戸・下町のバラタンだ! ああ、バラタンの二人の顔が浮かんできた。

27
Jan

東銀座のBistro SOYAにてエモーションナルな美味しいワイン

爽やかでありながらタップリな果実味で体の深いところに響いてくるワインをやった。 La Noue Blanchardラ・ヌエ・ブランシャールである。 なんとカベルネ・フラン100%のワイン。樹齢が76歳という古木のみを仕込んだもの。 樹齢が古いので、果実味の周りにいろんな要素がタップリとあり、複雑味のある深味さえ感じられるワイン。 除梗なしの葡萄丸ごと発酵槽に入れるセミ・マセラッション・カルボニック醸造独特のタップリの果実味。 造り手のヴァンサンはピジャージもしっかりとやるので、色んな要素、色もタンニンも濃縮感さえ感じられる。 カベルネ・フランなのに、青さベジェタルなところが全くないのは、完璧に熟したフランのみを使っているのだろう。 勿論、手摘み収穫だけでしかできない厳格さ。熟成中のオリ引きはやらないし、フィルターもかけてない。 SO2も無添加。 こんな職人芸的な仕事をするのは、ヴァンサンとステファンニーの二人。 二人の明るい笑顔が浮かんでくる。 私は日本滞在中はオフィスが東銀座にあるので、近所の築地のホテルが定宿。 ここ東銀座のSOYAには、日本滞在中必ず一度はやって来る SOYAで必ず食べるのは、まず世界一美味しいサラダ。そしてシェフ独特のパスタです。 このワインはサラダにもパスタにも完璧でした。 長期出張で野菜が欠けて禁断症状になってくると、ここに飛び込んでタップリのサラダを食べることにしている。 私にとっては、本当にありがたい存在のビストロなんです。

10
Jan

人々のこれからの生き方、価値観が大きく変わりつつある

自然派ワインの展望-PART1 この年始めに、色んなことを総合的にとらえてこれからの指針のようなもの模索できるゆとりができる正月は大切。 昨年に起きた驚くようなことが、自分の身の回りでも、世界中でも頻繁に起きている。 昨年、私自身が経験した驚きの出来事は、 フランスの北に位置する葡萄産地ムスカデのあるナントで経験した事です。 な・なんとナントで摂氏50度という気温を経験しました。 勿論、フランス気象台の記録を破った気温でした。 もう太陽光線が熱いというより痛い、と云った方が妥当の体感温度でした。 今、オーストラリアでやはり50度近い猛暑で火事がもう4か月も続いてる。 そして、世界各地で起きている嵐・洪水被害。フランスでは、今まで床上浸水なんて絶対になかった地域で毎年の如くに大雨の被害が発生するようになってしまっている。 日本でも同じように今までなかった地域で異常な降雨量を記録して大被害が起きている。 そして、強大な台風の出現。 北極や南極の氷山が溶けているという話はもう地球に住む皆が確認している。 日常の生活の身近なところで、明らかに地球温暖化からくる驚く程の規模の地球変化を感じられるようになっている。 もうこれらの現象が、人々の日常の生活における価値観に大きく影響するところまでになってきている。 ☆人々の生活価値観の変化が与えるワイン業界への影響☆ 人々がモノを買ったり、消費する時、無意識のうちに地球にやさしいモノを選ぶ、というところまで来ている。 フランスでもBIOショップが急増しているし、スーパーのBIO商品の売り場がドンドン拡大している。 ワイン業界でもBIO、ビオ・ディナミ農法、そして自然派ワイン、自然な造りをする蔵元が増えている。 まだまだ、増え続けるだろう。 ちょっと規模が大きい企業化したワイナリーが変化しにくいという点がチョット問題になっている。 何故?本気にビオ栽培をしようとしたら、最低3倍の仕事量がしばらくの間、増えてしまうからです。 その上、自然な造りをしようとすると、更に3倍の注意力と仕事量が増えてしまい、失敗するリスクが常に存在する。 だから、チョット有名になって、規模が大きくなったワイナリーが最も“自然”への対応が遅れるだろう。 そして、BIO,自然派への批判めいた発言、行動をするのもこの種の連中が多い。 それでも、世代交代の時期に、若い世代は思い切って自然な方向へ転換するワイナリーが増えている。 実に、喜ばしいことである。 ☆自然派ワインの急増中☆ 自然派の若手の中には、もうマルセル・ラピエールを知らない層が増えている。 今、この世界も、大きく変化しようとしている。 次回はこの辺の変化についてレポートしたい。 伊藤 レプブリック広場 Parisより

9
Jan

Bonne Année 2020

新年明けましておめでとうございます。 2020年の初頭に新たに目指すところを書きこみました。 ★ワインに関わるあらゆるところで、継続可能な地球づくりを目指します。★ ワインが造られるところ、ワインが送られるところ、ワインが販売されるところ、ワインが飲まれるところで 関わる人と人を繋ぎ、それらの人達と心を一つにして、ワインの新たな役割を創造していきたい。 宇宙の光、地球のミネラル・水を原料にして、葡萄木とそこに住む微生物(酵母菌)そして、人が力を合わせて造った飲みものがワインです。 宇宙が創造されてから現在までの地球・生物・人の物語が記されている液体がワインです。 本物のワインには物凄いエネルギーが内蔵されています。 こんなワインを広めることで、新たな価値、新たな夢を創造しながら、継続可能な地球づくりに貢献していきたい。 2020年はワインの年です。VinVinの年です。 新たな発想で、皆さんと共に2020年を素晴らしい年にしていきたいと思います!!

30
Avr

Mihoの試飲会remise2019 レポート part2

やはり、午後になると、会場全体の雰囲気が、にぎやかで、のんびりしてくる。 スピードダウン。 お昼のloicに始まり、ここからは、映画wine callingメンバーが続く。 あれ?かわいい犬についていったら、ここはleonine。 ちょっとすると、stephaneも登場。   続いて、le bout du monde のedouard.   きれいな18年のロゼ。 Casot des mailloles のjordi 18年より17年のほうが落ち着いて、美味しいと感じたので、18年のも、時間が経ったらもっとおいしいんだろうな。   今年、韓国に行ったこともあり、韓国のヨンさんと一緒にいたDavid. Lamidia のdavid とmarcoのもとへ。 僕は、恥ずかしがりやなんだから、そんなにカメラを向けないでくれ。と言われたが、この笑顔をもらいました! 安定のおいしさ。フランスの飲みやすいワインとはまた違う、つまみがなくても、アペロとしては最高で、軽くて飲みやすい。 個人的には、ロゼがいちばん。 最後には、vino cotto のkottも紹介してくれた。 濃厚なエキス。これは、食前酒なんでしょうか・甘い。 また、飲みたい味だった。     続いて、急いで、mylene bru のbrunoのところへ 現在、注文を停止しているPetit domaine のAurelien とMaya ラベルも印象的で、赤は16年と14年があり、飲みやすかった。     Cigales dans la fourmiliere の Julie ! 私は写真で何度もみていたので、すぐにわかった。 初めて会うので、前回、日本が楽しかったとの話をしてくれた。    パリ行き最後の電車に乗るために、会場を出ようとすると、clos Massotte のPierreにばったり。去年の思い出では、どのワインも濃厚だった。 相変わらず、ビーチサンダルを履いていて、笑わせてもらった。 それしか、履物を持っていないのかも。なんて思いながら帰路に出た。

29
Avr

Mihoの試飲会remise2019 レポート part1

エノコネを応援してくださっているみなさま、パリ事務所のMihoと言います。 名前をきいたことがあるな。 写真に載っていた子かな? 食事会で一緒だったな。 メールしたことあるな。 などなど、思い当たることがある方もいることでしょう。     そう、こんな子です。 どうぞ、よろしくお願いします。 今後、世界のどこかでお会いすることがあるかもしれません。 そのときは、ワインを一緒に飲みましょう。 そんな、Mihoが、今年の4月、南仏、アルルでの試飲会に参加してきましたので、 素人レポートをお楽しみください。 南仏の試飲会だから、天気が良い。はずなのに、今年は冬のように寒い週末にあたってしまった。 でも、ここは、屋内なので、問題ない。 入る前から、出会った、GRESSACのDAVID.   お隣さんの、LE TEMPS DES CERISESのAXEL. ミホは、去年もいたよね?そう、よく覚えていてくれました。 そんなこと言われたら、私が忘れるわけにはいきません。何度かメールはしていたものの、顔と名前がようやく一致。 しかも、栓をあけてから時間の経った赤がおいしいこと!どちらも18年のも。 もう、ブドウジュースを飲んでいるよう。    続いて、CLOS FANTINE なんと18年の収穫量は90%減。ということで、ブドウは買い付けたそう。 ここで、私の大好きなMaziereのFabrice登場。 去年飲んだときに、甘すぎず、軽すぎず、リキュールのような、忘れられない味だった。 思わず、すっと喉を通ってしまった。 更に、赤もアルコール度数が強いにもかかわらず、やはりっとした味で、気に入った。 これだけは、飲ませてください。 あとは、飲み込みませんから。   参加者も午前中は大真面目。人も少ないので、どんどんとブースを移動。 まるで、音楽家のような、mouressipeのalain. と、mont de marie のthierry. そうそう、このとこ、2人とも、一生懸命、生牡蠣を食べているところ! ここで、食事を取りに休憩! 知る顔も見当たらないので、適当に座る。 と、ぽつりぽつりと、大物が前に座り始めるじゃないですか! なんか、ここは予約席かなと、思い始めた。 そんなのはありません。 左から 大物おおきなおじいさん Gilles AZZONI Domaine du possibleのloic. Philppe […]

5
Avr

心に響く最高のシャルドネを醸す2人

(Vins de mes Amis試飲会より) Domaine Pattes Loup パット・ルー醸造のトーマ・ピコ (繊細なシャブリの土壌ミネラルを表現) ピュアーで、ミネラリーで、上品かつ繊細なシャルドネ。和の世界の繊細な会席料理に合わせてもらいたい。 どこからみてもシャブリ最高のシャルドネだろう。極めつくしたシャブリのテロワールが味わえる。 勿論、プルミエ・クリュのBeauregardボールガールはトビッキリ美味しい。 でも、単なるChablisもミネラリーで素晴らしい! トーマ・ピコは長期熟成をこころがけている。だから、ミネラル感がやさしくなり始めたころに出荷する。 ここヴァン・デ・メザミ試飲会でもブースに近づけないほどの人気。 世界中が注目している醸造家トーマ・ピコ。トーマ・ピコのシャブリを飲まずにシャブリはかたれない。 見たら即飲んでみるべき!! (問合せは野村ユニソン社) ★Domaine Valette ヴァレット醸造のフィリップ・ヴァレット (限りなくパワフルなミネラル) プイィ・フイッセの硬い石灰岩盤土壌。この岩盤に入り込んだ根っ子が吸い上げるミネラルは半端ではない。 他のブルゴーニュでは表現できないスタイルのミネラル感がここにはある。 物凄いミネラリーで力強いタッチのシャルドネ。ミネラルのチャンピオンといってもよい。 このミネラルが熟成したときの素晴らしさ、言葉に表現できない程だ。 他では類を見ないスタイル。 人間的にも親分肌で確固たる意志の強さがあるフィリップ・ヴァレット。 多くの若者達がここで修業して旅立っている。ヴァレットを飲まずしてシャルドネを語るな! (問合せはBMO, トロワザムール恵比寿店で飲めます)

4
Avr

ParisにもSAKURA

私は桜が大好きです。 日本の皆さんが、桜満開の下で花見をやっている風景にノスタルジーを感じてます。 この季節は日本がいい。 フランスにも桜があります。 私の住んでいる近所の八重桜が咲いています。 この公園にはフランスの象徴的動物“ニワトリ”の銅像があって八重桜が周りを飾っています。 やっぱり桜は日本人である私の心に何か響いてくる。 季節の変わり目にパーッと咲く華やかさに、これから、やるぞ!というエネルギーが湧いてくる。 ★FBで桜情報の写真を載せてくれる皆さんに御礼。いつも楽しく見させて頂いております。

19
Fév

過酷な急斜面のシスト岩盤テロワールから、感動的なエレガントなワインを醸すYOYO

(Les Pénitentesペニタント試飲会より) ファッション関係の華やか世界からの転身。 フランスでも最も過酷な労働作業が必要なバニュルスにやって来た。 急斜面の上に土がほとんどなくシスト岩盤が敷き詰められた土壌。 どんなに頑張っても15hl/hしか生産できない。 あまりにもの過酷な労働と生産量の低さで地元の栽培者で後継者が最もいない地域でもある。 そんな過酷な場所に女一人でやって来て、今まで存在しなかったエレガントなトビッキリ美味しいワインを造りあげたYOYO。 ホントにここまで来るのにどれだけの努力をしたことか!図り知れないものがある。 今では、あのジャン・フランソワ・ニックと一緒になってますます品質が安定してきている。 ジャン・フランソワと共同の畑もあって、共同ワインも二人で醸している。 ドッカリと人生の碇を下して、まっしぐらにバニュルスの土壌に挑戦し続けているYOYO。 今日は息子のLucasルカ君が手伝いに来ている。嬉しそうなYOYO.     

19
Fév

年初め恒例のアンジェ・ソミュールの大試飲会も終了

南仏から始まった2週間に及ぶ自然ワイン耐久テースティング大会もディーヴ・ブテーイユを最後にすべて終了した。 休みなしでどれだけのワインを試飲したんだろうか。口中が荒れてきている。 日本出張から帰った翌日に南フランスのモンペリエに移動して、即アンジェに移動しての テースティング。 一年に一回とはいえ、ますます試飲する量が増えていて、訪問者も増えていて、我慢大会のようなテースティングレースになってきた。 特に、2周目のAngersのエキサイティングな試飲は、体力と精神力の集中が必要だった。でも大変興味深いものだった。 それぞれの試飲会に特徴あり。 1) Les Pénitentes レ・ペニタント試飲会 参加蔵の規模は最も少ないけどペニタントは自然派の各地のトップクラス、大御所が揃っている。 レベル的には最もレベルが高い会場であるい。 会場のやや小さめなので人で溢れる会場である。朝一番に会場入りして混む前に大切なところを試飲する必要がある。 2) Saint Jean サンジャン試飲会 当初はニコラ・ジョリーがやっていたルネッサンス・デ・アペラッション試飲会だった。 つまりビオ・ディナミ農法のメンバーが主体の試飲会。 ビオ栽培が主体であり、醸造に関しては、あまり自然にこだわっていない蔵も多い。 最近では、このメンバーの中にも、自然な造りをする蔵も増えてきた。特に若手は自然な造りが多い。 3) Les Anonymes レ・ザノニーム 最も新進気鋭の若手が最も多い試飲会。ディーヴ・ブテイユやペニタントにも入れなかったり、自分から敢えて入らない若手がいる。自分達はもっと自由な発想でワイン造りをやっていきたいと考えている若手が多い。 毎年、初リリ-スの新人も何人かいる。 4) S.A.I.N サン 自然派グループで最も厳しい条件のもとで栽培、醸造ををやっているグループ。 今回はJerome SAURINYジェローム・ソリーニの蔵で極小規模の試飲会を開催。 ジル・カトリーヌ・ヴェルジェ、オリヴィエ・クザンなど自然派のレジェンドな蔵が集まっている。 5) La Dive Bouteille ラ・ディーヴ・ブテイユ 自然派の組織では最古参のグループ。ワインライターのシルヴィー・オジュローが主催する組織。 ラピエール醸造など自然派の初期よりやっている蔵が多く、上記の他の組織に入ってる蔵も重複してこのディーヴ・ブテイユに参加している蔵もいる。最も大規模な試飲会である。とても一日では周りきれない数の蔵が参加している。 ――――――――――  ―――――――――――― どの試飲会も訪問客が多すぎて、試飲したい蔵のブースに近づくだけでも、かなりの時間がかかるほど混みようだった。 自然派が世界中に物凄いスピードで広がっているのが実感できる。 この急激な発展が、今まで和気あいあいでやっていた自然派グループの雰囲気が、ビジネス、ビジネスの利己的な世界のバイヤーが増えたことで妙な方向へ流されてしまう蔵元も出てくるのではないだろうか。 大金をもってビジネス、ビジネスで横取りしていく、あるいわ口八丁手八丁で純な蔵元を口説いて横取りしていく、バイヤーが増えてくるだろう。わが社の利益至上主義のビジネスマン的なバイヤーが増えてきている。 価格競争で他を蹴落としていくビジネスがこの世界にも出てくるだろう。 人間関係を大切にしながら本然的な関係で成り立っていた自然派の中に、いわゆる普通のビジネスの分野の人達が参入してきたと云える。 造り手も、販売する人も、飲む人も、人間的であること、人間としての生き方の哲学が大切な時代がやって来たと云える。 利益至上主義のビジネスの仕組みに流れていくと、この自然派の流れの“純”な大切な部分が無くなっていくだろう。 どのワインを、誰から買って、誰に売って、どんな風に提供していくか、どんな風に飲まれていくか、大切な時代が到来している。 自分のところに手に入りさえすればOKという考え方では、自然派の大切な部分が失われていくだろう。 これからが面白いし、遠くを観ながら醸造家、販売者、飲む人達がハッピーになるメカニズムを築きたい。

18
Fév

試飲会ラッシュ、南フランスの陣が終了

★Le Vin de Mes Amis ル・ヴァン・ド・メザミ 最も、古くから自然な造りをはじめた古参、中堅が多い試飲会 やっぱり、熟練された技から生み出された液体には感動するものが多い。 ★Les Affranchis レ・ザフランシ 古参から新人の醸造家までバランスよく構成されていて面白い。 小粒でもキラリと光るものを持っている個性的な醸造家が多い。 ★L’iréel リレール 上記の二つの試飲会メンバーに入れない若手醸造家が多い。 ラングドック地方の最も元気印の醸造家Escarpoletteのイヴォが主催しているサロンである。 新人や若い人が多いので活気があって、よりフレンドリーな雰囲気がある。 今年は京都の大鵬の名シェフ幸樹さんが料理を作ってくれた。 ★Roots66 ルーツ66 最も小規模でファミリー的な試飲会。 スタイルも超ナチュレルなものを目指している蔵人が多く、 まだ世に知られていない蔵もあり興味深い試飲会でもある。 ★Millesime Bio ミレジム・ビオ 最も大きなサロン。モンペリエの巨大な展示会場で行われている。 色んな国からビオ栽培者が一同に集まったという感じ。 ビオというだけで、あまり好ましくないワインも多かった過去がある。 でも、今年はかなり意識も造りも自然な方法をとるところが増えている。 価格も安いものが多く、興味深い蔵を何件が発掘した。