Août
カトリーヌとジルの人生を賭けたブルゴーニュの テロワールをテースティング
【Gilles et Catherine VERGÉジルとカトリーヌ・ヴェルジェ】NO3- Par Madoka KIKUCHI 彼らのワインのヴィンテージはlotで表記される。 lot 0205だったら2002年に収穫した葡萄で2005年に瓶詰めを行なったという意味。 だいたい発酵と瓶詰めまでの熟成に3年以上かける。低温密閉でゆっくり発酵させるのが 彼らのやり方だ。 しかし あんな小さな蓋をほぼ一瞬年2回あけるだけで…,いづれlot表記の他に何分タンクの蓋を あけたかという新しい表記がエチケットに加わったりして…。それはそれで面白いな。なーんて。 2017年のビュルアゼロから 彼らの2017年はここに全てが詰まっている。 この貴重な泡を頂いている時にジルが面白いことを教えてくれた。飲み終わった後のグラスの香りを 嗅いでごらん。こうしてグラスを下に振って液体を落とし乾かすんだ。そして匂いを嗅ぐ。 この香りが、このワインが熟成した後のワインの香りなんだ。こうすると今後このワインがどんな風に 変化していくかが分かる。 甘いバニラのような香り。泡は細かく優しい。心地よい苦み。リッチ感がある。 全ての畑の葡萄をブレンド。 飲んだあとの香り…めちゃくちゃ美味しくなる!!! 抜栓後も白濁していき旨味が増して美味しくなる。 ルバレーズ lot 1417 香りキノコ。潤っている森。香りからも塩味を感じる。出汁。口に含むとスムーズ。水のよう。 76歳のシャルドネ。 化石を多く含む粘土石灰質土壌。アルコール発酵に2年かける。その後1年熟成。 レカール lot 1117 色は黄金色でキラキラしている。これも森の中の葉にしたたる露を思わせる香り。 口に含むと溜息。 シェリーのようなニュアンス。1921年に植えたシャルドネ。 レカール lot 1016 香りのインパクトあるのに口に含むとなんて優しいの! 妖艶な香りに魅せらた。 これも発酵だけで2,3年、発酵と熟成に6年間もかけている。 Gilles et Catherine Vergé: Tasting Vintages Leurs vintages sont […]