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Avr

PARIS ⇒ TGV ⇒ ARLES

自然派ワイン見本市の旅 4月1日と2日の週末は自然派ワイン見本市が南仏アルルで開催される。 Parisパリのガール・ド・リヨン駅を5:45に出発。 4時間の旅、ワインを持ち込んだ。  何て美味いんだ! Domaine des Foulards Rouges * ドメーヌ・デ・フラール・ルージュのOCTOBRE. スーット体に入ってしまう!! 夜10時にArlesアルルの街に到着、 あの“アルルの女”で有名な南仏の街です。 10時でチョット寂しい駅。 タクシーも一台もない。 タクシーを呼んでホテルへ 明朝、日曜日から、内容の濃い自然派ワイン見本市“La Remise” ラ・ルミーズが始まる。 2月に多くの自然派見本市があったけど、16年産を試飲するには、4月の時期のこのルミーズの方が良い。 醸造もほぼ終わって落ちついた時期なので試飲しやすい。 我々にとっては超大切な試飲会である。 明日一日ですべてを終わらせて、翌日、月曜日早朝にボジョレに移動して、ボジョレきっての大試飲会BBBがある。 ボジャリアン、ボジョロワーズ、 火曜日の午前中も ボジョロワーズを済ませて終わり。 三日間フルの試飲が続く。         

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Avr

子供からの夢をコツコツ日進月歩で築いてきた …………アラン・アリエ (PART2)

DOMAINE MOURESIPPE * ムレシップ醸造元 Alain Allier * アラン・アリエ 葡萄栽培農家の家に生まれて、子供の頃から葡萄栽培・醸造家に成りたかったアラン。 しかし、お兄さんがいて、自分は家業を継ぐことができなかった。 若い頃から自動車エンジニアとしてガムシャラに働いて、お金を貯めて少しづつ葡萄園を買って蓄積してきた。 ニームの街の端に古代ギリシャ人が住み着いてワインを造っていた形跡がある丘がある。 その斜面の畑を少しづつ買い足してきた。 初期の頃は、自宅のガレージの中でワイン造りをしていた。本当のガレージワインだった。 ある時、自宅の近所に畑を持っているラングロールのエリックと巡り合った。 ラングロールのワインを飲んで衝撃をえた。 『こんなワインを造ってみたい!』 . アランは即、ラングロールのエリックに弟子入りした。 それ以来もう家族のように付き合っている。 ワインも少しづつエリックのワインに近づいてきた。 土壌が違うので同じようにはならない。 最近、アランの独特の風味が完成されてきた。 アランの性格のような、優しさの中にも意志をまげない芯の強さを感じさせる癒し系の風味。 昨年、9月に念願の醸造所が完成! ずっと自宅のガレージで造って来たガレージワインを卒業した。 醸造所は設計、基礎づくり、建築、すべてコツコツと自分で建設した。 2016年は、この新築醸造所でワインを造った。 ムレシップを日本に輸入してるBMOの山田さんが、昨年9月に新築のお祝に駆けつけた。 子供時代からの夢をやっと、実現したアラン。満足そうだった。 数年前より、普段の仕事を終えてから、この醸造所建設の仕事を少しずつやって来た。 昼夜の突貫工事で何とか、2016年の収穫に間に合わせた。 16年は量が極端に少ない収穫となったけど、アランにとっては記念すべきミレジムになった。 子供の頃からの夢を追い続けてきた、意志の強さに拍手を送りたい。 夢を実現したい人! アランのワインを飲むと意思が強くなりますよ!! 継続は最大の力なり!! それには不屈の意志が必要!! ムレシップを飲もう!?

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Avr

自然派ワインの中には共生の思想・哲学がある

Pensée et Philosophie de vivre ensemble dans le vin nature. 自分だけよければ良いという、超エゴの思想では、自然派ワインは造れないし、売れていかない。 造り手は、草、微生物、土壌、地中深くの鉱物、太陽、月、宇宙、造り手仲間と共生しなければ自然派ワインは造れない。 売り手も、インポーター、卸業者、同業者、お客さん、と共生を考えた方が自然派ワインは売れていく。 すべてが繋がると、自分が楽しい、友達も楽しい、周りも楽しい、皆が楽しい、地球が楽しくなる。 3月13日は多くの人が、ワインで繋がったマジックな小宇宙空間だった。 自然派ワインを飲むことで多くの もの、こと、人と繋がっていきます。

31
Mar

やっぱりLapierre Family * ラピエール・ファミリー! 

La source de Vin Nature, Domaine Marcel Lapierre マルセル亡きあと、自然派の源泉であるラピエール家を支えているのは、マチュとカミーユ・ラピエール * Mathieu et Camille Lapierre の二人。 マルセルにマンツーマンで指導を享けたマチュは、父の残したワイン造りを忠実に、時にはマルセル以上にやるべき事を精確に遂行して来た。 マチュに対しては、世界の自然派ワイン愛好家より、マルセルを超えるほどの評価が寄せられている。 数年前より、妹カミーユがボーヌのワイン学校を終えて、数々の修業を終えて蔵に戻ってきた。 マチュは、カミーユと一緒に働いて嬉しい驚きがあった。 カミーユの鋭い醸造センスに驚愕した。 醸造には、大切な判断をしなければならない事がある。 勿論、お父さんのマルセルが残してくれた醸造日誌を見ながら醸造を進めている。 しかし、大切な決断はその都度、状況を見ながら決めなければならない。 この決断はセンスの部分が大きい。 ここ数年、マチュは、カミーユを醸造チーフに据えてワイン造りをする方向に切り替えている。 カミーユは、マルセルから引継いだ醸造センスDNAをフルに生かしている。 カミーユが自分をそのまま表現したワイン、それがCuvee Camille * キューヴェ・カミーユ。 女性的な優しさが表現されていて、透明感があってスート体に入っていく繊細さがある。

31
Mar

パリでも人気上昇中、Le Clos des Jarres*ル・クロ・デ・ジャール

Le Clos des Jarres * ル・クロ・デ・ジャール ラングドック地方、ミネルヴォワ地区の若手醸造家 ミネルヴォワ地区のコーヌ・ミネルヴォワ村と云えば、あの仙人醸造家ポール・ルイ・ウジェーンがいた隣村。 そこに若手醸造家Vivien Hemelsdael * ヴィヴィアン・エメルスダールが誕生した。 両親の畑12hを譲りうけて2010年にLe Clos des Jarres * ル・クロ・デ・ジャールを立ち上げた。 ヴィヴィアンは自分が生計を立てるのに、地球を汚すような農業をしたくなかった。 アルザスのビオ栽培の元で研修をしたヴィヴィアンは最初からビオ栽培を実行している。 勿論、醸造も自生酵母のみで発酵、SO2も最小限に抑えた自然な造り。 ヴィヴィアンは自分自身、濃厚過ぎるワインがあまり好きではない。 最初から目指すワインは、飲みやすく喉をスーット通るスタイルのワインだった。 ビオ栽培を初めて7年目に入った畑が生き生きしてきたのをヴィヴィアン自身が感じている。 葡萄の根っ子が地中深く伸びている。 乾燥した年でも葡萄のストレスが見られなくなった。 地中深くから水分を補給できるようになっているのを感じる。 その水分のお蔭で、葡萄が酸を残しながら熟すようになった。 ワインが、爽やかで心地よい果実味もありながらスーット体に入るようになってきた。 やっと、自分が目指すワインができてきた。 それと同時に、パリのビストロ、ワイン屋からも外国からも注文が入るようになった。 これから、伸びしろが大きいヴィヴィアン。楽しみな醸造家がまた一つ増えた。

30
Mar

夜会ブラインド・テースティング / ラ・ピオッシュ

林真也 * Hayashi Shinya /ラ・ピオッシュ * LA PIOCHE 世界で最も自然派ワインを美味しく飲ませる男 今夜はアルザスの造り手Laurent BARTH * ローラン・バルツとやって来た。 ローランは2年に一度くらい、日本にやって来る。 前回の来日時も、ここで朝まで飲んで帰りの空港に向かったとのこと。 造り手も、この空間に充満している自然派の“気”が心地よいのだろう。 ついつい長居してしまう。 Schueller Pinot Gris 96 ここにくるといつもブラインドテースティングになる。 殆どの当たらない。今回も外しっぱなし。 しかも、私の大好きな造り手のワインをはずした。 アルザスのBruno Schueller*ブルノ・シュラールのPinot Gris 96だった。 ブルノは醸造中も樽熟成中もSO2の使用はゼロ。 樽熟成中、ウイラージ(注ぎ足し)もやらないでSO2も入れない。 そんな造りをして20年も経ってなお生きている。 科学ではまだ解明できていないことが沢山ある。 ブルノーのように、極を走ってくれる人がいるから、 科学の世界では不可能なことの中に、“可能”があることを教えられる。 将来、物理学の世界で証明される日がくるだろう。 ブルノ・シュレールのワインを飲む度に多くの事に思いが馳せる。 私は科学を大切に思っているし、科学者の貴重な研究に傾ける研究家の人達を尊敬している。 でも、まだ、科学だけの世界では、説明できない事が多すぎる。 それは、突き詰めている一流科学者ほど分かっていることだと思う。 中途半端な科学者がよく自分の理論にそれていると簡単に批判する。 それに追随する人達も多い。 残念なことだ。 日本ワイン NORA 今夜は、日本のワインがブラインドででた。 勿論、はずした。最近の日本ワインも自然で美味しくなっていることに驚かされる。 日本ワインも楽しみな世界になってきた。嬉しいかぎり。 夜中の2時を周った。 一緒に居合わせた、皆さんと楽しくできた。これもLA PIOCHEの魅力の一つ。 今夜も心地よいひと時をを過ごせた。ありがとう。林さん。 BON VOYAGE Laurent ! ローランは明日の朝、いや今朝フランスに出発する。

30
Mar

『林真也君、日本は君に任せたよ』マルセル・ラピエール

林真也 * Hayashi Shinya/ラ・ピオッシュ * LA PIOCHE 世界で最も自然派ワインを美味しく飲ませる男 林さんの修業時代に不思議なことが幾つかありました。 2010年、林さんとボジョレを訪問中に、あのMarcel Lapierre*マルセル・ラピエールが天国にめされました。 旅行を中断して、マルセルを天国に送る一連のセレモニーに私と一緒に参加したのが林さんでした。 世界中からマルセル、自然派ワインを愛する人達がモルゴン村に集まった。 その中に、この林さんがいたのです。 自然派を造りあげたマルセルの最後のセレモニーに出席することになった日本人(日本から来た)が林さんだった。 マルセルをお墓に納めた夜、ラピエール醸造所で発酵中の一つのタンクを絞った。 マルセルを愛した世界中の人達に混じって、マルセルを天国に送るパラディを飲んだのも林さんだった。 その時、一緒にいたロビノさんとの写真です。 マルセルから『林君、日本は君に任せたよ!』と云われたのではないだろうか。 マルセルが亡くなって一番悲しんだ日本人は、LYONの石田シェフ。 次の日は、石田さんのレストランに行って、一緒にマルセルを偲んで一杯やった林さん。 (石田さんの店には、いつもマルセルの写真が貼ってある) 林さんの自然派ワインへ“愛”は運命的な絆を感じる。

30
Mar

Le Repaire de Cartouche  * ル・ルペール・ド・カルトゥッシュ

パリジャンから愛されている自然派ワインビストロの老舗 Le Repaire de Cartouche * ル・ルペール・ド・カルトゥッシュ 身長2メートル弱のシェフ。 多くのパリの自然派ワイン食いしん坊に愛されているルドルフ。 単に、ワインセレクトの良さだけでなく、料理がホントに美味しい。 料理で満足、ワインで満足のダブル満足の店だ。 今夜は、CPVパリスタッフとアペロをやりに来た。 春といえば、DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタンの“春ワイン”! 本日は会議をやって、皆でアペリティフをやろう! という事になった。 毎年この時期に出荷される。 ダール・エ・リボのルネ・ジャンとは家族のような付き合いをしているルドルフ。 ここに来れば、キューヴェ・プランタン(春ワイン)を飲めると思った。 何たること! DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタン到着日が遅れて明日着くとのこと。 残念!!   では、ロドルフ・シェフの超お勧めワインでアぺロ。 これが大変、美味しかった!! ルシヨン地方の山側の蔵、Domaine La Petite Baigneuse * ドメーヌ・ラ・プティット・ベニューズ醸造のワイン、 シスト土壌のブドウを仕込んだワイン、Les Loustic * レ・ルスティックを飲んだ。 南フランスのスペインに近い最南端の一つの葡萄園とは思えないフッシュさ!! 軽めでグイグイ体に沁み渡っていくやつだ。 シスト土壌からくる涼しさを含んだミネラルが透明感を演出してくれている。 ルペール・ド・カルトゥッシュといえば、ロドルフ・シェフ自慢の人気パテだ。 食べ始めたら止まらない美味しさ。 ワインとパンで永遠に食べ続けられそうな組み合わせ。 今夜は、新ツマミ・メニュが登場。海の幸“オマール”のパテ。 イヤー美味しかった!! Le Repaire de Cartouche * ルペール・ド・カルトゥッシュ飲んだワインの紹介 La Petite Baigneuse ラ・プティット・ベニューズ醸造元 アルザス人のPhilippe Wies * フィリップ・ヴァイスは他の地方で野菜・果物のBIO栽培をやっていた。 葡萄栽培とワイン醸造に興味があって、どうしてもワインを造りたかった。 2008年にルシヨン地方のモーリ村にたどり着いた。 シスト岩盤からなる丘の葡萄園が売りに出ていた。 何と美しい景色とグルナッシュの古木が揃っている葡萄園を見て一目惚れ! あれから10年の歳月が流れた。 ワイン造りに熱中し過ぎて、人生上の紆余曲折を乗り越えながらもワイン造りにすべてを賭けてきたフィリップ。 人生を経験することで、人の苦味が判る深味が備わって来た。 まさにワインがシンプルになり、かつ深味、優しさが加わってきた昨今のLa […]

29
Mar

Domaine SAURIGNY  * ドメーヌ・ソリーニ  

今、Jerome SAURIGNY*ジェローム・ソリーニが日本に!! ロワール地方アンジェ地区の中堅的自然派醸造家になりつつあるジェロームが初来日。 静かに確実に物事をすすめていくジェローム。 ワイン造りも10年を過ぎて色んなものが見えているジェローム。 ボルドーでアカデミックなワイン造りを学びながら、あのミティックで幻の醸造元 グリオットを師として選んだ感覚がただ者ではない。 自然派の大御所醸造家が居並ぶアンジェ地区の中で、独自のスタイルを確立したジェローム。 才能ある若手がドンドン生まれている地区でもある。 若手と大御所の間で、誰もが認めるジェローム・スタイルがある。 ジェロームのひたむきにやりきる姿勢がいい。 今、進化中のジェロームを一見、一飲の価値あり。 自然派のど真ん中のアンジェが見えます。

29
Mar

LE MONT DE MARIE * ル・モン・ド・マリー

LE MONT DE MARIE * ル・モン・ド・マリー  美味しくて、アル度も軽めで、自然な造り、安いと4拍子揃った夢のワイン 夢のワインを造るThierry Forestier*ティエリー・フォレスチエ 今フランスでも話題になっている醸造元LE MONT DE MARIE*ル・モンド・マリー醸造へ訪問。 畑仕事の邪魔にならないように夕方に訪問をした。 もう日焼けした顔、畑仕事で鍛えた逞しい体、満面の笑顔で畑から戻ってきた。 ティエリーは数年前に人生を転換した ティエリーは自然派ワインの大愛好家だった。しかし近年、価格が高くなってきていることに危惧していた。 『やはりワインは誰でも買える価格であってほしい。』 ティエリーは高等ビジネス学校を出てインタナショナル・ビジネスをコンピューター・システム使ってアドバイスする仕事をパリの一流企業で働いていた。でも、コンクリートの中でコンピューターと向きあって一日中仕事をする生活に疑問を感じていた。 たった一度の人生だ。ティエリーは決断した。『自分でワインを造ろう!』 ティエリーはグイグイ飲めてしまうスタイルのワインが好きだった。 自分が造りたいワインもそんなワインだ。 100年程前、フランス人が水代わりにワインを大量に飲んでいた時代があった。 その頃のワインはアルコール度数が8~11度ぐらいしかなかった。 ワインが13度というのが慣例になったのはつい最近のことだ。 昔、ラングドック地方はアルコール度数が8~11度というワインを大量に造っていたのである。 こんなワインを北フランス、北ヨーロパにドンドン出荷していたのである。  昔はまだ機械もなく、勿論コンピューターもない時代の人々の労働はすべて体を使て働く肉体労働の時代だった。 労働者達が厳しい肉体労働をしたあと、ゴクンゴクンと水代わりに飲めるワインが必要だった。 当時のワイン造りは、まだ農薬も化学肥料もない時代の話である。 勿論、人工酵母もない時代の話である。 つまり今風に云えば自然派ワインだったのである。 アルコール度も10度前後と低く軽くて飲みやすいビュバビリテー最高のワインが多かった。 酸が残っているし果実味の乗った、実にバランスのよいワインだったようである。 100年前のラングドックの主力品種はアラモン、サンソー、カリニャン!! その頃のラングドックの品種はアラモン、サンソー、カリニャンそしてアリカントなどが主力品種だった。 昨今のラングドック地方の主要品種シラー、グルナッシュなどは少なかったのである。 メルロー、カベルネなどのボルドー品種は20年ほど前から栽培されたにすぎない。皆無だった 歴史は繰り返す。軽快なワインの需要が増大!! そして今、軽くて、グイグイ飲める飲みやすいワイン、つまりビュバビリテーの高いワインの需要が増大している。 昔は肉体労働で疲れた体を癒す為にグイグイ飲んだ。 今もそれに似ている。 ティエリーはコンピュター技師でもあり頭脳を使う仕事をしている人だった。 でも昔の肉体労働に匹敵するほどハードな労働であった。 そんな体を癒してくれるのは、グランヴァンのように濃淳豊満なワインのスタイルではなかった。 軽めでグイグイ飲めてしまう美味しいワインだった。だから自然派ワインの大ファンだったのである。 自分でワインを造ろうと決意したのは、“自分のようにパリのオフィスで頭脳を使って働く人達も、現在のスピードの速い時代はまさにハードな肉体労働そのものだった。 軽快でグイグイ飲めて優しく体に沁み渡っていくようなワインが必要だった。しかも価格も比較的安いワインを必要としている。”といつも感じていたからである。 ワインは誰でもが手に入るような価格でなければと思っていた。 ティエリーは調べた。まず安く造るには土地代の安いラングドックだろう。 探していた時にニームの近くのソヴィニャルグ村にたどり着いた。 アラモン、サンソー、カリニャンの古木が沢山残っている地域だった。 スヴィニャルグ村はローヌ地方とラングドック地方の中間に位置していて、忘れらている葡萄栽培地区でもあった。AOCも存在しないまるでブラックホールのような場所だった。 栽培されている品種もその昔、ラングドックが全盛期だったアラモン、サンソー、カリニャンなどの古木が今でも栽培されていた。 流行から取り残されていた地区だったのである。 ティエリーはこのアラモン、サンソー、カリニャンなどの古木に注目した。 […]

27
Mar

Domaine de la Vieille Julienne ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ

Domaine de la Vieille julienneドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ パップのテロワールを精密に表現することに賭けているジャン・ポール! ジャン・ポール・ドーマンは、シャトー・ヌフ・ド・パップのテロワールを表現する為に多くの試作を繰り返した。 自然派の造りの除梗なしのグラップ・アンティエール(葡萄房丸ごと仕込み)も、セミ・マセラッション・カルボヌック醸造も、何年も試して、実験を繰り返した結果、ジャンポールは除梗することを選択した。 ジャンポールにとっては、除梗して、どこまでも繊細で上品に表現することが、ピュアーなシャトー・ヌフ・ド・パップのテロアワール表現だったのである。 今、自然派ワイン醸造家が進化しつつある。 その方向性の一つに、除梗する造りも含まれている。 近年、主要な自然派ワイン醸造の造りは、グラップ・アンティエール(葡萄房丸ごと仕込み)や、セミ・マセラッション・カルボヌック醸造が主流となっている。 この方法を洗練させて、薄めで果実味が全面に出ている葡萄ジュースのようなワインが典型的な自然派のスタイルとして確立されてきた。 最近、自然派醸造家の中でも、除梗する造りが少しずつ増えて来ている。 彼らがやっていることは、過去の普通のトラディション醸造ではない。 より洗練させた方法を生み出している。 濃厚さ、芳醇さを備えながらも、体に沁み渡っていくワインのスタイルである。 そう、ジャンポールのワインに似ているのである。 ここには、接ぎ木してない120歳を超える古木のヴィーニュ・フランセーズが多く生き残っている。

23
Mar

Dégustation Maison

今日は久々のパリ。自宅のカーヴに降りて懐かしいワインを出してきた。 友人も来るし、飲んでみたいワイン10本ほど選別。 まだ、90年台の前半に一世を風靡したワイン。まだ、自然派ワインなんて言葉が世間では使っていなかった時代のワイン達だ。 まずは、この一本。Paul Louis Eugène*ポール・ルイ・ウジェンヌのHABILISアビリス。 ミネルボワの山の中に住む仙人のワインだ。 カリニャン100%のワイン。今でこそ、カリニャン100%のワインを造る人がいるけど当時は、南仏では 駄もの品種として、ドンドン引き抜かれていた品種。 それを、キチッと造ればこうなる、というのを教えてくれたワイン。カリニャンは酸のあって南仏のピノである。 Paulポールのワインでもう一本、メルロー、カベルネ、マルベック(コ)というボルドー品種のブレンドワインがある。そうRouge Feuille ルージュ・フイユ1994を開けた。24年も熟成した南仏ワイン。 こちらの方がより果実味が残っていたのには驚いた。 ここまでラングドックの歴史を飲むと、どうしてもこの人は欠かせない。ラングドック・ワインのイメージを変えた 偉大な人、そうAimé Commeyra*エメ・コメイラスさんだ。Domaine de l’Aiguelière*ドメーヌ・ド・レグリエールのワインだ。 Domaine L’ Aiguelière Tradition 1993 を開けた。26年も熟成したラングドックワイン。 これは、四次元カラフに入れた。 あまりにもの若々しいしさ驚かせれた一本だ。 初めて訪問した時の事を今でもハッキリと覚えている。 ラングドックの歴史を造りあげた人のオーラは凄いものがあった。 あの時の事を思い出しながら、味わった。ワインは素晴らしい。 最近の若い人、特に自然派ワイン愛好家の人達はあまり古いワインを飲む習慣,機会がないのが残念だと思う。 彼らの中には、チョット枯れ葉風の香りがすると、『もうこのワインは過ぎている!』と言い切ってしまう人が多いのが残念だ。これは、フランス人も日本人も同じだ。 だから、若い人と古酒を飲むときは、よく気をつけている。 20年以上熟成すると、やや枯れた風味の中の旨味を味わうのも古酒を楽しみだ。 Minervoisミネルヴォワといえばこの人も欠かせない。そうDomaine Charlotte et Jean Baptiste Sénat*ドメーヌ・シャルロット・エ・ジャン・バティスト・セナだ。 本当はBOIS DE MERVEILLEボワ・ド・メイヴェイユを飲みたいけど、ストックがなかったのでCuvee des Arpettesキューヴェ・デ・ザルペット2001を開けた。 ラングドック地方の歴史を飲む試飲会となった。ヤー、ワインは楽しい。20年前の事が昨日のように蘇ってくる。これも古酒の楽しみ方の一つ。 葡萄を酵母菌で発酵させただけで、時を超えて20年後に楽しめるとは、ワインは素晴らしい。

21
Mar

Philippe PACALET*フィリップ・パカレとポルトガルへ

Philippe PACALET*フィリップ・パカレとポルトガルへ。 3年前より、フィリップはポルトガルの土壌を研究している。 フィリップの故郷はボジョレである。花崗岩土壌に大変興味を持っている。 ポルトガルのDAOには広大な花崗岩土壌が広がっている。 DOUROには、あのポート・ワインを造るシスト土壌がある。 シスト土壌は知れば知るほどはまっていく。 フィリップの好奇心は広がるばかり。 そしてポルトガルはラテンの血が流れている。 フィリップの奥さんのモニカはブラジル人。ポルトガル語が堪能。 今、ポルトガルにも自然派の波が起き始めている。 フィリップとポルトガルに飛んだ。 私のポルトガルは2度目。25歳の頃に、フランスのボルドーからボロ車シトローエンで休み休みにゆっくり旅をして以来だ。 (当時、ボルドーに住んでいた)休まないとすぐにエンジンから煙が出てオーバーヒートしてしまう。でも水をかけて冷やせばまたよく走ってくれた。そう思うとシトーローエンはやっぱり名車だ。もう、当時の記憶は殆どない。 今日はポルト空港にて、レンタカー、プジョーを借りた。フィリップの運転でいざ出発。まず海沿いのフィリップが行きつけの魚介類専門レストランへ直行。フィリップもモニカもこのレストランに来るのがポルトに来る楽しみの一つ。 まずは、食わずに戦はできず。 実に酸が爽やかで、ミネラリーでシャルドネを思わせる白で乾杯。ポルトガルでもこんな素晴らしい酸を残せるんだ。 フィリップの知り合いのワイン。 長靴のような形の貝とエビをつまんだ。ポルトガルのレストランは日中は何時に行ってもオープンしている。日本に似ている。 アサリのオリーブオイル蒸し、そうワインは入っていない。味が濃く詰まっている。私はアサリとカニが大好物。たまらない!! 白身魚、新鮮で焼いただけ。珍しくオリーブオイルもかかっていない。抜群の火入れ具合。上手い。ホーレン草のようだけどポルトガルキャベツらしいものが添えてあった。モニカは大好物の卵の黄身で造ったデザート。 食後は勿論、ポート。 オーナー自身がワイン、ポートのpassionaを持っている。 お勧めのポートを次々と出してくる。 最後には、奥から1945年を持ち出してきた。 今まで私が知っていたポートとは、すべて別物だ。ポートの強化合宿が始まった。 レストランテ・オガヴェト RESTAURANTE OGAVETO RUE ROBERTO IVENS, 826 C/ AV. SERPA PINTO 4450-250 MATOSINHOS 22-937-8796 空港から10分程の海沿いにある。 新鮮な素材を極めてシンプルに出してくれる。ヨーロッパでは一番の米の消費国、だからご飯も出てくる。我々日本人には嬉しいレストラン。サーヴィスも自然で温かいホンワリした空気が流れていて、心地よい。飛行機でポルトに着いたら是非お勧めのレストです。 ポルトの海は大西洋、腹ごなしにチョット海を見に、パカレ『ポルトの対岸のほぼ真正面にニューヨークがある』とポツリ。 漁船が使う網を飾ってありました。 Portoポルトの産地中心へ フィリップ・パカレの運転でDouroドウロ河を上流に車を走らせる。ポルトガルの地形は日本に似ている。海から僅かな平地を過ぎと直ぐに山になってくる。 ポルトの街から40分ほど走るとドウロ河の両岸に段々畑が見えてくる。急斜面の為に段差をつけて水平に葡萄が植えられている。恐ろしく手間暇かかる畑仕事が想像できる。] 何回も来ているのだろ、フィリップは殆どナビも地図も見ないで運転していた。 一時間ほどかかって、ドロウ河の右岸にある支流TEDOテド川にたどり着いた。テド川を上流にチョット行ったところに フィリップの友人、Diakディアックの醸造所がある。 KINTA DE NAPOLESである。ディアックが1987に買収。 今日はチョット曇り空、これが晴れていれば絶景だろう。 葡萄もほぼ薄く紅葉しかかっている。美しかった。 ドロウ河の葡萄園が世界遺産になっているが理解できる。 醸造所に着くと、ポルトガルのDAOダオン地方の若手醸造家達がディアックのところに色々と醸造に関する相談に来ていた。 ディアックはポルトガルではリーダー的存在なのだろう。 そこに、丁度、ブルゴーニュのフィリップ・パカレが来たので彼らも驚いた。 […]

14
Mar

JURA*ジュリアン・マレシャル*ドメーヌ・ド・ラ・ボルド

JURAの土壌を愛し、その表現にPASSIONを燃やすジュリアン・マレシャルー*Julien Mareschal、ドメーヌ・ド・ラ・ボルド*Domaine de La Borde AU JAPON !!   ジュラ地方で目立つことなく着々と品質の高いワイン造りを心掛けてきたDomaine de La Borde*ドメーヌ・ド・ラ・ボルド醸造のJulien Mareschal*ジュリアン・マレシャル ジュリアン・マレシャルが日本にやって来る。 14年間の歳月を積み重ねて、同じ村Pupillinプピラン村に住む、あの尊敬するレジェンドのPierre Overnoy*ピエール・オヴェルノワに近づいてきた。 2003年に醸造所を設立してここPupillin ピュピランの土壌を活かす努力をひたむきに続けてきたジュリアン。 控えめな性格で、表に出ることなくあまり知られていない。 畑は300~500メートルの丘の急斜面に5ヘクタール畑区画が点在している。 7~80歳近くの古木の葡萄を自分の庭のように世話をしているジュリアン。 勿論、ビオ栽培。土壌が生き生きしている。 葡萄栽培で最も大切なのは観察、僅かな変化も見逃さない。 早目の対処が大切。 畑の景色が見渡せる風光明美なところに醸造所がある。 ワイン造りは、完璧に自然な造り。 勿論、手摘みで収穫、それぞれの畑区画が小さく、区画別に発酵をされるので小さいステンレスタンクが多い。 勿論、酵母は自生酵母を使用。醸造中のSO2の添加はしない。 一切、化学物質の混入はない自然な造り。 私はここのCote de foule コート・ド・フールが好きだ。急斜面で育つPloussardプルサール品種。 一億5千年前のトリアス期の粘土土壌が地殻変動で地層の表面にあって葡萄の品質に大きな影響を与えている。 手で収穫したプルサールを手で除梗して、葡萄粒のみを破砕しないでセミ・マセラッション・カルボヌック醸造。 果実味とトリアス土壌のミネラル感のバランスが素晴らしい。 Blanc de Ploussard ブラン・ド・プルサールも面白い。 そんなJulien Mareschal*ジュリアン・マレシャルが明日日本にやって来る。 こんなワインを飲みに来ませんか? 3月9日は札幌。13:00 札幌試飲会(円山屋) , 夜は愛好家と懇親会予定(円山屋) 10日は福岡、12:00 自然派ワイン試飲会、(モントレイ・ラスール福岡にて)、夜は中州のワインバーで懇親会 11日東京、夜、ビストロ アンクゥ イベント。 12日東京、恵比寿でBMO 20歳・感謝祭、夜はスカイツリー・ソラマチ・オザミ店にいます。 13日は東京で逢えます。ホテル・モントレ銀座にて自然派ワイン試飲会   

9
Mar

クロ・デ・グリオンのニコラ Nicolas Renaud des Clos des Grillons

クロ・デ・グリオンのニコラ Nicolas Renaud des Clos des Grillons 今週、パリでトップクラスの自然派ワインの試飲会が開催された。その中でも最近、腕をメキメキあげて途轍もなく美味しいワインを造りあげるているクロ・デ・グリオ*Clos des Grillonsのニコラ*Nicolasが大人気だった。 ニコラは今自然派醸造の主流である除梗をしないsemi-carbo醸造と除梗をして醸造するTraditionトラディション醸造の二つを方法を巧みに使う数少ない醸造家だ。 ニコラが造るとsemi-carboでもTraditionでも実に繊細で上品なタッチに仕上がる。 今、醸造界でこの二つの醸造を使いこなすのはニコラが第一人者だ。 ワインファンとして飲む方からすると、この二つの醸造方法の違いを明確に理解するには、ニコラのワインは貴重な存在だ。今、デンマーク、北欧、アメリカなどを中心に世界中から注目されている醸造家だ。彼の造るワインの中でもLES JASは特別に繊細で上品なワインだ。自然派ワインの枠を超えた偉大なワインだ