7
Déc

オザミの丸山宏人と小松永 IN PARIS

私、伊藤は11月は殆ど日本に滞在していた。11月初旬のボジョレ・ヌ-ヴォーのフランスよりの出荷を確認して即日本に出発した。 12月初旬にパリに戻った。パリは既にクリスマス色に染まっていた。ほぼ同時にパリに到着した丸山氏、小松氏は、今回は4日間という短期の滞在だ。勿論、パリの食べ歩き、飲み歩きと情報収集が目的だ。 オザミでは毎年スタッフをフランスへ遊学に送り出す。丸山氏も年に3回ほどやって来る。いつもは10日間ほど滞在するのだが今回はたったの4日間だけだ。 3年前に半年ほどフランスの醸造元で修行した小松さんを同行している。小松さんは醸造元からはHISASHIの呼び名で可愛がられている。特にアンジュのオリヴィエ・クザンとは家族のような付き合いだ。昨日オリヴィエのところに行ってきたところだ。 さて、今日はタイユヴァンへ一緒した。 シャンゼリ-ゼに近いので、店に行く前にシャンゼリ-ゼを久々に歩いた。この時期のパリは一年中で最も美しい夜が見られる。 パリの3星では最も長く維持している老舗レストランの一つだ。 継続は力だ。 その秘密は何んだろう。 格調高い入り口を入ると気さくなサービスマンが向かえてくれた。いきなり簡単な冗談を言って笑わせてくれた。 彼の名前を聞くのを忘れてしまったが、最後まで色んなジョ-クをとばして 笑いをとっていた。お陰で本当にリラックスして食事を楽しむことができた。 半分以上が外国人客だった。ジョークを飛ばすサービスマンのお陰であちらこちらから笑い声が聞こえてくる。気持ちの良い空気が流れていた。 タイユヴァン料理   ご機嫌のお二人 アミュ-ズのセロリス-プ。 前菜で私と小松さんはセップのリゾットを注文、クリ-ム系のソースに旬のセップが最高だった。 丸山氏は写真の料理(右)、名前は忘れました。 丸山氏はワインリストに見とれていた。 年代ものワインが比較的安く価格が設定されていた。 自然派のワインはあまり無かった。 結局、ラヴノのレ・クロ、ルミエ-ルのシャンボール・ミュ-ジニのレザムール-ズ96を注文した。 メ-ンに伊藤はオマ-ル、   丸山氏は写真のもの(右)(名前は忘れました) 小松氏はリムザンの牛肉 メ-ン後は、プラト-・ド・フロマ-ジ 丸山氏はヲッシュタイプを3種類、 小松氏も同じく、 私はロックフォ-ル、 残ったレ・ザム-ル-ズを楽しんだ。 デザ-トに小松さんはシャ-ベト、丸山氏はチョコレ-ト・ケ-キ、 私はオステ-ル・タ-グの甘口ワインをデザ-トに楽しんだ。 終始ユ-モア溢れるサ-ビスをしてくれた彼に感謝! 3星という堅苦しさが全く無かった。これがタイユヴァンの秘密の一つか!?      隠れ3星、自然派ワインビストロ“BARATIN”へ フランスに30年間住みながらフレンチ料理が苦手な私、伊藤でもすすんで行きたいと思うビストロ!それがバラタンだ。 どんなに疲れていても、どんなに精神が病んでいても、ここにくれば元気いっぱいになって店を出れる自信がある。 店には特別なエネルギ-空気が流れている。 この店は不景気という言葉を知らない!毎日満員御礼だ! 料理も美味しく、ワインは自然派100%の店だ! 今日はオザミの丸山宏人と小松さんと一緒だ。 この店に来るといつもブラインドでワインをやる。 主人のピノッシュとは旧知の仲だ。 伊藤『ボンソワ-ル、ピノッシュ、今日はブライド・テースティング最強の友、丸山宏人を連れてきたぞ! いつものごとく頼む!』と意気込む私にニヤリと微笑んだピノッシュ。 早速と白のペティアンが出てきた。 3人で真剣にテ-スティングを開始。 ウン-ンこの力強さは何だ?まるで南の太陽を思わせるようだ。シャルドネのようでもあり、南の品種のような風味だ。 それぞれが回答をピノッシュに言った。 『ノン、ノン、ノン』とピノッシュの得意そうな顔。 結局回答はモンルイだった。シュナンとは驚きの風味だ! 次々と4連続やって『ノン、ノン、ノン』と否定された。 すべて当たらなかった。 でも、最近ピノッシュはイタリアワインに凝っている。 俺達はあまりイタリアは強くない、と負け惜しみを言った。 […]

2
Déc

Bistro Paul Bert*ビストロ・ポール・ベールへようこそ!

今日は、醸造家の間でも知らない人はいないと言う、ビストロ・ポール・ベールの試飲会に行ってきました! ここは伝統的なフレンチが食べれます! 値段もそこそこ! 気軽に入って、『新聞などを読みながらブルギニョンなどを味わう』的な雰囲気です! 中はこんな感じです! もうすでに人でいっぱい・・・ しかし今回は、ワイン関係者はもちろん、他にもワインが大好きな人達や、研修中の学生もたくさん来ていました! Bistro Paul Bert 18 rue Paul Bert, 75011 Paris Tel : 01 43 72 24 01 Metro : Faidherbe-Chaligny そして今回行ってきた試飲会は、Le Vin de mes Amis*ル・ヴァン・ド・メ・ザミです! これは、『私の友達のワイン』という試飲会です! ロワールで生産している シャーロット・セナさんが主催しています! **最初に試飲したのは、Domaine des Hautes Terres de Comberousse*ドメーヌ・で・オート・テール・ドゥ・コンブルス、Paul Reder*ポール・レデールさん!** 2001年にお父さんの畑を継ぎ、今ではフレッシュ感とキリッとした酸味が特徴的なワインを生み出す達人に! Cupidone 2008*キュピドンヌ 品種:シャザン、シャルドネ、クレレット 砂利が多く含まれている石灰質のテロワールは、豊富なミネラル感をワインに与えてくれます!そしてやはり酸味が綺麗で飲みやすい! Sauvagine 2008*ソヴァジンヌ 品種:グルナッシュ、ロール さわやかな柑橘類と白い花の香り、そして後味にはスパイシーな感覚が残ります! Rocalhan 2006-2007*ロカラン 品種:ルサンヌ、ロール、グルナッシュ 2006年はとてもまろやかで喉越しが最高!複雑感もあり、綺麗なフルーツの香りの奥には焼いたゴマの香りも! それに比べ、2007年は全然違う・・!最初の一口はとてもアタックが強いのですが、すぐにハチミツや白い花、エキゾティック・フルーツの香りが!そして閉めにはスパイスが! […]

1
Déc

今日はCave Augé*カーブ・オジェでまたまた試飲会!

今日は土曜日・・・にもかかわらず、試飲会に行ってきました! 雨の中でも吹雪の中でも、ワイン大好きな人たちには関係ない! 大雨にも関わらず、たくさんの人たちが来ていました! 最初に向かったのは、ブルゴーニュでも有名なDominique Derain*ドミニック・ドルラン氏。 相変わらずのパワーとダジャレで皆を楽しめます! 彼のワインはとてもフレッシュで真っ直ぐな味わい! St Aubin «Le Ban » 2007*サン・トーバン・ル・バンは繊細なタンニンとスパイスの香りが、Mercurey « Plante Chassey »2007*メルキュレ・プラント・シャセイは熟成された果実身とグイグイといけてしまう飲みやすさ、 Pommard « Petits Noizons » 2007*ポマール・プチ・ノワゾンはとてもエレガントで綺麗な酸味が、Gevrey Chambertin 2007 « En Vosne »*ジュブレ・シャンベルタン・アン・ヴォーヌは複雑な味わいとフルーツはもちろん、よりしっかりとした骨格、そして最後にはSt Aubin « Rémilly » 2006*サン・オーバン・レミイは酸味とブドウの甘さのバランスが抜群! 彼の周りにはいつでも笑い声が! そして隣にはDomaine Pavelot*ドメーヌ・パブロもいました! リュックさんしかいなかったのですが、とても貴重な映像です!! Pernand Vergelesses 2007*ペルナン・ヴェルジュレスは 野いちごのような赤フルーツの香りと抜群なバランスが、 Aloxe Corton 2007*アロックス・コルトンはスパイシーでまろやかなタンニンが、 そしてCorton 2007*コルトンは何よりもエレガントで綺麗な酸味!イチゴやレグリスの後味が美味しい! Ile de Pernand Vergelesses 2007*イル・ド・ペルナン・ヴェルジュレスは、存在感を訴えるような繊細なタンニンとやはりさくらんぼなどの赤フルーツの味が! かなり人気度が高いです!あちらこちらから、これは何?次はどれ? など・・・リュックさんも少しパニック・・・! そしてPhilippe […]

27
Nov

日仏をインターネットで結びボジョレー・ヌーヴォー同時乾杯

野村ユニソン社主催のヌーヴォーを楽しむ会を約250人が集まって盛大に開催された。 フランスとテレビネットで結び自然派ワインの大御所マルセル・ラピエール夫妻にも参加してもらい日仏同時ヌーヴォー解禁乾杯をやった。 マルセルも遠くから皆が楽しむ姿が見られて大喜びだ!また野村ユニソン社の野村社長も直接にマルセルに今年の状況を聞き 、 マルセルから09年は生涯最高のヌーヴォーだったことを聞き、会場に集まった人達も喜びと期待をつのらせ“乾杯”に力が入った。 マルセルはこんな大勢の人達がまだヌーヴォー解禁を楽しんでくれることを本当に喜んでいた。 奥さんのマリーさんも大感激だった。 醸造所兼自宅の庭にカメラを設定して万全の準備をして、このテレビネット会談に臨んだ。 画像も最高に良い状態だった。 野村ユニソン社では3年前より2カ月に一回ワイン勉強会を開催している。 このようなコツコツした活動・努力がこれだけの人が集まってくる理由なのだろう。 年々ボジョレ・ヌーヴォーの会がおとなしくなってきている時流がある。 しかし、一般の人でもボジョレ・ヌーヴォーは知っている。 ワインを知ってもらう絶好の機会であることにかわりはない。 ~自然派ヌーヴォー4種類の飲み比べ~ マルセル・ラピエール     パカレ     ジャンポール・ブラン       デコンブ 2か月前の収穫時のこの歓喜が! 今、日本に! 歓喜の伝達! 今、自然なワインは世を明るくする! 今、世界は明るさ、健全さを必要としている。 宇宙のエネルギーと地球のエネルギーが詰まった自然派ワインが明るさをもたらす。 造る人、売る人、飲む人が一堂に会することができる。 ナント素晴らしいことなんだろう。 ワインを通じて人が集まる。 心が通じる。 それぞれの人の生き方が、心が、情感が結ばれていく。 自然派ワインは最高だ!

26
Nov

ESPOAしんかわヌーヴォーの会

中央のエプロン姿が店長竹之内さん 横浜の青葉台にあるESPOAしんかわのヌーヴォーの会に参加した。毎月、店内でワイン勉強会を開催している竹之内さん、今夜も常連のお客さんを集めてのヌーヴォー比較試飲会だ。 最初は結構真面目に試飲していたけど心地よい酔いがまわってきたところでワイワイ楽しむ会に変身だ。 10種類飲み比べ 途中からお母さんの手料理がサービスされて 美味しいつまみを食べながら楽しいひと時を皆さんと過ごした。 皆さんが本当に楽しそうに飲む姿を見るだけで胸がいっぱいになってしまう。 ボジョレの畑が目に浮かぶ。 収穫にも立ち会った蔵元達の顔が目に浮かぶ。 こんなに楽しく飲まれているワイン達も幸せだろう。 “喜び”を生み出すエネルギー飲料それが自然派ワインだ。 ワインで世界が変わる。 つい2か月前にこんな風に収穫されたばかりの葡萄が、もうこんな風に飲まれているとは、本当に不思議だ! こんなに美しい景色の中で育った葡萄がワインに姿を変えて横浜の皆さんに喜びを提供している。 熱心な竹之内さん、横浜の皆さん、楽しいひと時をありがとう!! 青葉台にお住まいの皆様、ESPOAしんかわをよろしく! 燃やせ!!PASSION!!燃えろ!!PASSION!! ESPOAしんかわ  神奈川県横浜市青葉区榎が丘13-10  TEL :045-981-0554  担当 竹之内

26
Nov

Le Timbré *ル・タンブレで パリ試飲会

今日はパリ6区にある小さなフレンチ・レストランで、自然派ワインの試飲会が行われました! 私もカメラとノートを片手に行ってきました! Le Timbré 3 rue Sainte Beuve 75006 Paris TL : 01 45 49 10 40 しかし・・・可愛らしいレストランの中は・・・ もうすでにギュウギュウ詰め! いくら頑張っても入れない・・ しかたないので、しばらくの間外で滞在・・・! そして10分待った後にやっと中へイン!人が多すぎてあんまり良い写真が取れませんでした・・・すいません! まず最初にいたのは、Domaine La Cadette*ドメーヌ・ラ・キャデット(ブルゴーニュ)のカトリーヌさん。 今年のブドウは?と聞くと・・ 『2009年は本当に綺麗なワインが出来上がる年!長年ワインを造っているけれども、こんなに綺麗なブドウを収穫出来たのは初めてだわ!ジャン(旦那様)も私も大感激よ!』 ここでは L’Ermitage 2008*レルミタージュを試飲。綺麗なタンニンと滑らかさ、そして果実身がファーと広がる飲みやすさ・・・とにかくフレッシュで繊細! Les Saulniers 2008*レ・ソルニエは酸味と果実の甘さのバランスが抜群!そしてなによりもミネラル感が凄い! そして奥さんのワインも試飲! La Galerne 2008*ラ・ガレルヌは女性っぽくとてもエレガント。そしてBourgogne 2008ブルゴーニュもとろみがあってフルーティー! そして隣にはL’Anglore*ラングロールのEric Pfifferling*エリック・ピファーリング(ローヌ)! 2009年は熟成度が高く、とても質が良いブドウを収穫!しかし皆さん、量は少ないので早くしないと飲み損ねてしまいますよ! 彼のワインはとにかく繊細で飲みやすいです。 赤にしても白にしても、『何この香り!!』と驚くほど果実が強い! 長く続く後味は本当に美味しいです! Sels D’argent 2008*セル・ダルジャンはアブリコットやモモのような甘さと複雑さ、Véjade 2008*ヴェジャードは心地良いタンニンとさわやかさ、Tavel 2009*タベルは相変わらずのイチゴの美味しそうな香り、そしてPierres Chaudes*ピエール・ショードはアニスや香草の香りが印象的。 しかしどのキュベを飲んでも、彼そのものの真っ直ぐさが感じられます! そして、そして!今年はプリムール的なワインを1月に出します!とてもフルーティーでグイグイと飲んでしまえる危ないワイン・・・!盛り上がっているときに開けたら更にヒートアップするに間違いない!喉越しが最高なワインです! 皆エリックのワインに興味津々! 更に更に・・・2009年に収穫されたグルナッシュとサンソーのプレセ・ワイン! 通常は、これはタベルにアセンブラージュするのですが、今年は始めて別々で造ってみました!この先、このキュベはこのまま出すか、それともタベルにブレンドするか・・まだ決まっていません! […]

25
Nov

Le Timbré

Le Timbré レストラン *お店情報 3 rue Sainte Beuve 75006 Paris TEL : 01 45 49 10 40 METRO : Vavin / Notre-Dame des Champs SITE : http://www.restaurantletimbre.com/le%20timbre%20.html *営業情報 平日:火曜〜土曜 12:00~14:00 19:30~22:30 休み:日曜・月曜

20
Nov

!!!Beaujolais Nouveau 2009 参上!!!

~道端にて~ 19日=プリムール&ボジョレー飲み放題の日!!!やっと来ましたこの日が!! ずっとずっとず~~~っと待っていました・・・! 私は・・・ とりあえず自然派ワインがワンサカあると評判なCave Augé*カーブ・オジェに行ってきました~! そしたらなんと人がたくさん・・・ まだ11時30なのに皆ワイングラスを片手に楽しそう! それもそのはず、 2009年プリムールを紹介しに来た生産者が! しかも皆仲良く道端で瓶詰めをしていました・・・! Cave Augéに関する常用は: 116 Boulevard Haussmann 75008 Paris TEL : 01 45 22 16 97 今だったら日本人スタッフもいるので、 パリに来た人達は是非遊びに行って下さい!          ************************************** ルシヨンで醸造しているJean-François Nicq*ジャン・フランソワ・ニック氏, Les Foulards Rouges*レ・フラール・ルージュです! Octobre*オクトーブル(10月という意味)というプリムールを紹介! ヌーボーのスタイルに似ているヴァン・ド・ターブです。 品種:70%シラー、 30%グルナッシュ 土壌:花崗岩が混ざった砂質 収穫量:30hL / ha 醸造:マセラシオン・カルボニック さくらんぼの香りがおいしい!力強さと滑らかさ、両方味わえるワインです! そして隣では、いつも一緒のEric Pfifferling*エリック・ピファーリング、Domaine de l’Anglore*ドメーヌ・ドラングロール! 彼もTerres d’Ombre*テール・ドンブルを懸命に瓶詰め中・・・! 品種:グルナッシュ100% 地質:砂・砂利質。 相変わらずの繊細さ、ミネラル感、そしていちごの香りがたまらない!! そしてロワール地方で 有名な Puzelat*ピュウズラ氏。 […]

17
Nov

宮田理恵さんフランス畑ロケットツアー

~宮崎の高級スーパー“FOODALY”宮田理恵さんフランス畑ロケットツアー~ 多くの流通業がフランスに この秋、日本の流通業の皆さんがこの不景気の中にもめげず多くの人達が来仏した。お酒屋さんグル-プのESPOAをはじめにBMOの山田さんが主催するSTCグル-プの皆さんなど、その他、ワイン販売に熱心な流通業界の人達が多く来仏しました。 CPVは流通業に全面的に協力 クラブ・パッション・ド・ヴァンでは、ワイン販売にパッションをもって取り組んでいる流通人を全面的に応援している。 こんな厳しい時代だからこそ実際に自分の足で動いて本物を見つけ出すという現場に触れる努力が必要なのだ。確かに、この時期不良在庫のワインが各インポーターに溢れている。格安ワインが電話FAXだけで仕入れられる。しかし、そんなところに将来の生き残りの筋書きは見出されない。こんな時期だからこそ自分の足で廻って本物を見つけだして、本当にお買い得な貴重なワインをお客さんに提供することに活路を見出そうという人達がいる。旬の現場から販促のネタを仕入れにやって来る。販促活動にも差が出るのは当たり前だ。 元気溢れる宮田さん 今日は特別熱心な宮田理恵さんを紹介すると共に、本物ワインを造る醸造元も合わせて紹介したい。 突然の電話がCPV東京事務局の竹下より入った『宮田理恵さんがフランスに行きます。アテンドを依頼します。』本当は一人の醸造元アテンドはやらない。醸造元にも時間的迷惑がかかるし我々も一人をアテンドする物理的余裕はない。でも熱意溢れる宮田さんの強い意志と情熱に押されて承諾した。 宮田さん 『本当に日本に自然派ワインが定着するには、私達のような普通の主婦が毎日買い物にくるようなところで買えなければ、真の普及はありえないのではないでしょうか?私達は真剣に取り組みたいと思っています。』宮田さんは本気だと思いました。 日本の独立スーパーの皆さんの行動力には頭の下がる思いだ!良い本物商品がある、と聞けば世界中を飛び廻って探してくる。この行動力がこの厳しい状況の中でも確りした業績を残すことになるのだろう。大手スーパーの巨大組織ではこんなにスピーディーな動きと決断はできないのだろう。しかも本物商品は大量にない商材なので大手では手が出ないというのが本音のところ。そんな隙間をスピーディーにやってのける中小小売業が今元気が良い。 FOODALY に関しての情報はこちら: 住所:880-0916 宮崎県宮崎市大字恒久字辰喰290-1 電話番号 : 09-8554-2681 ~数少ないボルド-の自然派、CH-JONQUEYRES~ COTES DE BLAYE・コート・ドゥ・ブライユ地区にあるシャト-・ジャンキエール

13
Nov

2009年収穫後のDard et Ribo

収穫後のDARD ET RIBOダール・エ・リボを訪門 10月31日 リヨンから高速A7でターン・エルミタージで降り、収穫後のホッと一息のダール・エ・リボを訪ねた。土曜日にもかかわらず醸造所で訪問者に試飲させているルネ・ジャンに会う。ここも訪問者が絶えない。私が来る時は必ず数人と重なる。超人気蔵だ。 今日はインポーターの野村ユニソン社の萩野さんと一緒だ。ルネジャンはあの人懐っこい笑顔で迎えてくれた。ルネ・ジャンは個人的に最も好きな醸造家の一人だ。 人間味豊かな感受性を備えて、限りなく自然体だ。一緒にいて実に心地よい。 2009年は? 『今年の葡萄は選別作業をやる必要が全くなかった。まれにみる健全な状態だった。白ワインがチョと熟しすぎた感があるけど、マアマアだよ』自分で試飲してみなよ!と醸造所の奥を銀のカーテンで区切って温度が下がり過ぎないようにしている。白ワインの発酵中の樽はすべてその密室に置かれていた。2週間前の寒波で-3度まで下がった。白のアルコール発酵が止まりかけてしまった。それで特別部屋を作ったとのこと。 ST-JOSEPH BLANC PITROUまだ濁り酒で残糖が残っていてほんのり甘い。 HERMITAGE BLANC BATIES酸も残っていて最高にバランス良い。この段階での評価は難しいけど、どれもパワフルな白だった。やはり根っこが深く入っているVV古木のものは酸もきっちり残っていた。 2009年ROUGE・赤のダール・エ・リボは偉大なる年だ!!

10
Nov

ラフォーレ09ヌーヴォー物語

ラフォーレ親子がボジョレ・ヌーヴォーを持ってPARIS事務所に 昨日、11月5日ジャンマーク・ラフォーレ親子がパリ事務所にヌーヴォーを持ってきた。 あまりにもの美味しさにびっくりした。驚くほどの濃縮度、果実味と旨み、それにフレッシュ感も備えている。濃厚なクセにグイグイ飲めてしまうヌーヴォーだ。まさに世紀の年のヌーヴォーだ。 ジャンマークは云う『ここまでの品質は1976年以来だよ!』 美味しいヌ-ヴォ-は偶然にはできない。09は7月、8月、収穫時、醸造中、完成時と時々訪問してレポートしてきた。それを公開したい。 7月10日 既に、この時点で晴天が続いていた。6月に少しだけ雨が降って以来ずっと晴天だ。暑い中トーマ君が一生懸命伸びすぎた つるや葉を切るロニエという作業を黙々とやっていた。 今日はそのト-マ君が完成ヌーヴォーをもってパリに現れたわけだ。 トーマは3つ子の一人で、他の2人の兄弟はワイン造りにあまり興味がない、このトーマは小さいころからお父さんと畑に出て手伝っていた。このトーマが後継者になるだろう。 8月26日 6月以来一切雨が降らず灼熱の太陽が照り続けていた。やや水不足が心配になってきた。太陽が良く当たる場所は、焼けた葡萄が少し出始めた。 水分が足りなくて皺が出始めた葡萄は多数あった。 ジャンマークは雨が降ってくれると助かるんだがと願っていた。このままだと糖度のみが上がってしまって酸が欠けて、しかもアントシアン、フェノリックの熟成が止まってしまう。 いづれにしても、収穫は遠くはない。醸造所内の清掃と発酵タンクの整備に忙しい。 愛犬、タンペエット(嵐)と じゃれるジャンマーク。 この時点で葡萄はかなり熟していた。 雨が降ることを願って酒盛りをやった。 9月10日収穫

5
Nov

KATSUMI ISHIDA

食の街リヨンで確固たる存在感、和製フレンチ・シェフ KATSUMI・ISHIDA 石田夫妻 リヨンの夜景は美しい。リヨンと云えば食い倒れだ。 食べることにはうるさいリヨン人。 そんな街で超人気レストランの和製オーナー・シェフの石田カツミさんだ!すべての自然派ワイン醸造家から“KATSUMI”の名で愛されている人物だ! 料理の内容で勝負したら“三ツ星級”だ!と皆が絶賛。 それでもっと気軽に食べられるのが嬉しいレストランだ。 元気がでるエネルギーレストランだ! トラディションから繊細フレンチをこなすKATSUMIさんだ。パワフルさと繊細さの両面を持ち合わせて、気さくな性格。まさに、料理も店の雰囲気もそんな性格そのままだ。堅苦しいのが苦手な私には本当に嬉しい存在の店だ。 そんな繊細な味覚を持っている石田さんが選ぶワインは100%自然派ワインだ。疲れ果てても、この店に辿り着けば、ここの料理とワインを飲めば元気が沸き上がってくる。心からお勧めできるレストランだ。 ワインはすべて自然派ワイン アン・メ・フェ・スキル・トゥ・プレ というレストランの長い名前だ。 石田さんとは2か月前にマルセル・ラピエールのところで会った。石田さんはマルセルとは古い付き合いだ。毎年、革命記念日のマルセルのお祭りには料理担当で参加している。今年も豚の丸焼きの解体を500人分捌いた。 自然派ワインの為に集まる大切な日に石田パワーは多くの人達に元気を振り分けた。大活躍の石田さんだった。 EN METS FAIS CE QU’IL TE PLAIT 本日のお任せ料理。 セップのリゾット 今が旬のキノコ“セップ”のリゾットが最高に美味しかった。 今夜は野村ユニソン社の萩野さんと一緒だった。 今夜も殆ど満員でした。 醸造元のグループが10名ほど来ていました。 食事が終わった後は、石田さんも調理場から出てきて、最後にオヴェルノワのシャルドネ06を一緒に飲んだ。 石田さんはフランスに来る前に東京のアピシウスで働いていたことや、色んな話を聞いた。 今夜ここに来る前は本当に疲れていましたが、元気いっぱいになって店を出ました。 ありがとうございました。石田さん。 夜も更けて24時を回っていました。 連絡先 EN METS FAIS CE QU’IL TE PLAIT TEL:04-7872-4658 43,RUE CHEVREUIL 69007 LYON

4
Nov

レ・ボー・マック*Les Beaux Macs パリ試飲会

収穫が終わって醸造も一段落ついた11月2日に小規模の試飲会がパリで開催された。 マルセル・ラ・ピエールなどボジョレやマコンの自然派醸造元が中心に約20社ほどが参加していた。 パリの高級ホテル・サン・ジェームスで行われた。 自然派ワインにはない試飲会の雰囲気だ。 パリの高級ホテルの一角でやる試飲会。 普段、自然派ワイン会に集まるメンバーとは違う種類の人達が多かった。 自然派ワインの貴重度を多くの人達が理解してきた証拠だ。 マルセルはいつも出席だ。 できたてのヌーヴォーを試飲した。 ボジョレのメンバーは全員がヌーヴォーを持参していた、 それぞれが09年の素晴らしさをそれぞれのスタイルで表現していた。 今年のヌーヴォーは凄い!! ジャン・クロード・ラパリュ ジャン・フォワラ ジャン・ポール・ブラン ニコラ・テスタ

31
Oct

IENA マルシェ

        フランスで有名なマルシェ(朝市)。 そこに並ぶ食材の新鮮さといえば、もうスーパーなんて行けなくなります。  パリにも朝市は各地域で毎週二度程度あるのですが、その中でも群を抜いて高品質なのが、高級住宅街にあるIENAに出る朝市。特に上の野菜屋さん(Les Legumes de Joel Thiebault)は並みいる三ツ星レストランのシェフたちが並んで買いに来るという最高級のお店。話の種に行って見ました。                      ムタールという紫色の野菜。確かに名前の通りマスタードの味がほんわかして上品な味です。                  と、突然日本の野菜があるではありませんか!?                                                                                                                                                      このお店は、外国から輸入とか一切せずに自家畑で栽培したものしか売らないらしい。これら日本の野菜も、フランスで育てたものばかり。その味の濃さは驚くばかり・・・。  ふと近くのお店を覗いたら、セップ茸があった。これぞフランスの秋を代表する味覚ですね。日本でいうところの松茸です。値段は高いけど、風味と味はグンバツです。  そのまた近くのお肉屋さんでジビエが並んでいた。 これはちょっと・・・、ぬいぐるみだと思うことにしよう・・・。  パリの週末の散歩は、本当に楽しいですね。

29
Oct

究極の自然人!オリヴィエ・クザン

強い信念・人・馬・畑・葡萄・土壌が一体化している。 オリヴィエの生き方そのものがロワール地方の自然派全体の環境を造っている                   金銀名誉とは無縁の人物だ!全く興味がないと云った方がよい。 生活できて底抜けに明かるいクレールがいれば良い。 余分な貯金は持たない主義だ。 表に出ることなく、裏で多くの自然派を支える行動をしている。 数年前まではニコラ・ジョリのビオディナミのプレパラッション・調合剤の準備などは実際にはオリヴィエが手伝っていた。 また、マーク・アンジェリーなどの馬での耕作作業・馬の調教などをオリヴィエが援助していた。 若手には畑を与えて独立させたり、心理的、物理的援助を惜しみなく提供している。 そして、何より大切なことは、健全な家族生活を送っていることである。底抜けに明るく美人奥さんクレール、長男バティスト、娘マティルドの4人家族である。実に明るく健全な家族である。オリヴィエの家にはいつも人が集まってくる。開けっ放しの家だ。 単なる変人ではない。立派な常識であり、偉大な人だ。 長男バティスト、娘マチルド 強靭な精神力、人間的スケールの大きさ、許容範囲の広さ、多くの人を魅了 まるでサムライのようだ。 農業人としてワイン協会と裁判で争っていることがある。 もう10年近く争っている。裁判費の面で苦労している。 最初は10人ぐらいの栽培農家が一緒になって戦っていたが今では他の人達は諦めて引いてしまった。オリヴィエだけが 戦いを続けている。そんなオリヴィエを支えているのが底抜けに明るい奥さんのクレールだ。クレールはそんな諦めないオリヴィエを励ます為に、10月1日の誕生日に『サムライ』について書いてある本をオリヴィエにプレゼントした。 あなたのやっている事は“正義と誇りの為に絶対に諦めないサムライ”のようだ、と励ましている。 収穫終了直後の訪問 収穫が終わって間もないころの訪問だった。アポイントをとって訪問しようとしたが、電話が通じない。飛び込みで行くしかない。突然の訪問となったが気持ちよく迎えてくれた。 一週間前に09の収穫が終わって、醸造所ではまだ発酵中のタンクや樽の世話で忙しい。今年はアメリカのシアトルからワイン造りの勉強に来ている女性を教育しながらの醸造だ。 忙しそうに歩いているオリヴィエをマルティーヌ・ブリアン村の道で見つけた。 伊藤 『オリヴィエ!』 オリヴィエ 『『オオ!伊藤じゃないか!元気かい?突然の訪問か?』 伊藤 『『一週間前から10回以上電話しているよ。一度も出ないじゃないか?』 オリヴィエ 『そうだったか!?収穫中と醸造中は一切電話を取らないことにしているんだ。すべてをワイン造りに集中している時期だよ。電話は事務所にあるけど、事務所には一回も行ってないんだ。 でも今朝、何故か日本のティーシャツを着たんだ。伊藤が来ることを無意識に予想できていたんだな。』 日本に行った時買った“相撲”のTシャツを着ていた。 てなあいさつをして醸造所に入る。昨夜は娘のマチルドの21歳の誕生 日で家族と友人達とまだ収穫後オリヴィエの処に滞在している人達と大宴 会をやったらしい。皆目がまだ赤く二日酔いの様子だった。 2009年の品質は? 葡萄はよく熟した。葡萄は小さく果実の濃縮度が高い。何より健全度が高く 選別する必要が殆どなかった。品質は2005年に似ていると思う。 量は去年よりは良い。08年25HL/H,09年は35HL/Hだった。 去年よりは良いけど普通年に比べるとやや少ない。 発酵槽から取り出した葡萄 今年のカベルネ品種の品質が特に素晴らしかった。 今年はカベルネ・フランは半分がグラップアンチィエール(除梗なし)だ。トロンコニックの木樽にてセミ・マセラッション・カルボニック方式で発酵している。 果実味が一層に強いスタイルにできそうだ。 グロロ品種の熟度が特に高かった。 16度までいっていた。今年はグロロ・ロゼの甘口が素晴らしくなるだろ。ペチィアン・ロゼも今年は素晴らしい品質だ。 次は地下で樽熟成中のワインの試飲 2007年のカベルネが寝ている。 細かいタンニンに自然派独特のホワッとした果実味があり、軽めのアルコール度数で一本は軽く飲んでしまいそうな美味しいワインだ。 人・馬・畑・微生物・土壌が一体化 オリヴィエは3頭の愛馬を持っている。 ジャケール、ロメオ、キキィだ。骨太で筋肉馬だ。 6ヘクタールすべてを馬で耕している。近所の農家の畑までやってしまう。 オリヴィエが馬と畑に入ると葡萄木達も喜んでいるのが分る。耕された畑、土も生き生きしている。 土壌中の微生物達も酸素を提供されて活性化しているのを感じる。土の心地よい香りが日光と共に立ち上がってくる。人、馬、畑、微生物、土壌が一体化したシンフォニーだ。何という調和感だろ! 足元からエネルギーのようなものを感じる。 オリヴィエのワインには地球のメッセージと元気が! […]

28
Oct

ラ・リュノットから、クリストッフさんが参上!

今日はパリの事務所にロワール地方で醸造している クリストッフ・フシェさん*Christophe Foucherが来てくれました! 2008年ヴィンテージの試飲、 そして2009年のヴィンテージに付いて熱く語ってくれました! とりあえず2009年から始めます! 『2009年はとても綺麗な年!熟成した完璧なブドウを収穫できたし、品質は最高!今はまだ醸造中なので決定的なことは言えないけれども、綺麗なワインが出来る事を祈っているよ!』と笑顔で説明するクリストッフ。 しかし、コットの品種が植えられている区画は雹が降ってしまい、3年連続収穫出来ず・・・ そしてガメイの区画の一部もやはり天気のイタズラにより少々ダメージを受けてしまいました・・・ しかし厳しい選別を終え、ロゼ用に復活! 『今年は他の地方では、早めに収穫が開始したようだけど、家の方では前年と同じタイミングだったよ。しかもまだ終わっていないしね!今週の金曜日が最終日。貴腐ワイン用のソヴィニョンを収穫するんだ!』と1ヶ月間の収穫をやっと終えるクリストッフ・・・! 『2009年は熟成度が高いので、2008年に比べ、醸造も熟成も長い期間すると思う。2008年は熟成度が低く、天候も最悪だったので、飲みやすいフルーティーなワインに仕上げたけれども、今年は去年出来なかった厚みのある、しっかりとした骨格が味わえるワインも造る予定です!』と気合を入れた答え!! ~~ここで2008年試飲開始!~~ ル・プランタン2008*Le Printemps 2008 品種:ガメイ・タンチュリエ85%、コット15% とにかくフルーティー!! とても飲みやすく、本当にぶどうジュースのような喉越し! 香りはイチゴなフランボワースのような赤フルーツ。 そして口に含むと、甘さがファーと広がります! 酸味もあり、綺麗なバランスのワイン。 イギリスアメのような美味しさです! プチト・ヴィーニュ・ソヴィニョン2008*Petites Vignes Sauvignon 2008 品種:ソヴィニョン100% とにかくエクゾティック・フルーツ! 口の中に長く残る美味しい甘さが印象的! フィナーレにはピリッと感じるレモンのような酸味・・・ あと一口、もう一口と味見が止まらなくなってしまいます! プチト・ヴィーニュ・ガメイ2008*Petites Vignes Gamay 2008 品種:ガメイ100% これは複雑感が漂ってくるワインです! 彼曰く、土のような香りとフルーツの香りが綺麗にマッチングしているワイン! 10ヶ月間熟成されたこのキュベは少しピノのような香りもするような・・・そしてさっきまでは、フルーツが印象強かったのに、このワインはスパイシーです! そして最後にキュベ・トリオ2008*Cuvée Trio 2008 まだ出来上がっていないので、試飲は出来なかったのですが、 2008年のトリオはムニュ・ピノとソビニョンが半分半分! 品種は2個しか使用していない・・・・じゃあ何故トリオ?!と聞いたら、照れながら 『いや、僕的にはヴィンテージも入れてトリオなんだ・・・』って恥ずかしそうに教えてくれました! La Lunotteのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com […]

27
Oct

セクシーでダイナミックなクリスティーヌ!ドメーヌ・ド・レギュリエール

ラングドック地方でワインを造っているクリスティーヌ・コメラスさんは、とにかくダイナミック! 一目見ただけで、どこまで連れて行かれるのだろう・・・と思ってしまう人物! それもそのはず! 彼女は女醸造家、男世界でやっていく為には、パワーが必要!! 今日はブドウの収穫を行った日! ちょうど私達が付いた時に、ブドウの実と房を別々にするエグラパージュの作業真っ最中! ムキムキなお兄さんがブドウを少しづつ丁寧に機械の中に流し込みます。 この中で、ブドウの実は房と別々になり、ブドウの身はポンプを伝わり大きなステンレスタンクの中へと・・・ そして発酵が始まります! クリスティーヌは2006年以降エグラパージュを行っています。 彼女のこだわりなのです! そうするにより、出来上がるワインはとてもフルーティーでなめらかな、エレガントな味わいになるのです! ここでチョイとつまみ食い・・・ 美味しい~~~~! パクパクと食べてしまいたくなるぐらいの甘さ! これなら100%最高なワインが出来上がるはず! そして試飲室へLet’s go! グルナ2006*Grenat 2006 品種:グルナッシュ100% 樹齢:20年 テロワール:砂岩質 飲みやすくてミネラル感が抜群!特に綺麗な酸味が印象的! レグリスと黒フルーツの香りが口の中で広がり、とても繊細なワインです! しかもラベルもリニューアルして、とりシンプルになりました! グルナの文字の部分が少しデコボコになっていて、触った触感も気持ちいいです・・・!(個人的な感想です・・・!) サルマン2007*Sarments 2007 品種:ヴィオニエ50%、ソビニョン50% 樹齢:13年 テロワール:石灰質 低温でゆっくりと醸造し、シュール・リ熟成されたブドウから出来たワインはまろやか!石灰質のテロワールから引き出されたミネラル感とフレッシュさ。そこにはグレープフルーツに似た酸味がシュワ~っと感じられます! コート・ドレ2004・2005・2006*Côte Dorée 2004・2005・2006 品種:シラー100% 樹齢:60年 テロワール:粘土石灰質 11ヶ月間オ-ク樽で熟成。 2004年は繊細な味わい、2005年はカシスや黒フルーツのアロマが特徴的、そして2006年はしっかりとした骨格と、それぞれの特徴はあるけれども、まとめて言うと、どのヴィンテージでも上手い・・・! いつでもどこでも飲みたくなるような、必要的なワイン! コート・ルース2004・2005・2006*Côte Rousse 2004・2005・2006 品種:シラー100% 樹齢:60年 テロワール:砂岩質 11ヶ月間オ-ク樽で熟成。 エレガントなタンニンと、その滑らかさが印象に残ります! 特に2005年はグイグイと飲めてしまうほどフレッシュ! とても南のアルコール度数が高いワインとは思えません! コート・ルース、そしてコート・ドレは世界的にも注目されています! この二つのキュベは、同じ品種なのに全然味も香りも違う・・・ これぞテロワールの違い!! […]

26
Oct

Elodie Balme の試飲会!

土曜日、モンパルナスタワーのふもとに在る可愛いカビスト、Mi-fugue mi-raisin*ミ・フューグ・ミ・レーザンで、エロディ・バルムの試飲会がありました! 彼女のワインは、とても繊細で上品。 女の柔らかさと優しさが溢れています!(男子の方、ごめんなさい!!) 私も、この地区のワインは苦手だったのですが、彼女のワインは特別! 苦みも強いアルコールの感じも無く、グイグイと飲んでしまえるワインです! 彼女には3つのキュベがあります。 VDP Vaucluse*VDP ヴォークリューズ 品種 : 65%グルナッシュ、15%カリニャン、20%メルロ AOC Côtes du Rhône*AOC コート・デュ・ローヌ 品種 : 85%グルナッシュ、5%カリニャン、10%シラー AOC Rasteau*AOC ラストー 品種 : 80%グルナッシュ、20%シラー 特に人気だったのが、一番最後のラストー! とてもフルーティーでエレガント! 飲みやすく女性的なワインです! Mi-Fugue Mi-Raisin 36 / 38 rue Delambre 75014 Paris Tel : 01 43 20 12 06 Fax : 01 43 20 12 06 Mail : mifugue.miraisin@orange.fr ミ・フューグ・ミ・レーザンとは、半分家出、半分ブドウという意味。これは、フランスに古く伝わることわざ、ミ・フィーグ・ミ・レーザンから一文字変えて造られた名前。Mi-Figue […]