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2007年のボジョレー・ヌーボー収穫開始!

ドメーヌ・ラパリュ ボジョレー・ヌーボー収穫開始 去年「神の雫」に登場して、その美味しさと、ボジョレーの多様性を大勢の人々に広げてくれた「ドメーヌ・ラパリュ」が、8月29日、待ちに待ったぶどうの収穫を始めました。 そこで今年のぶどうの作柄についてレポートします。 ●晴天の中、いよいよ収穫スタート! 予想を上回る品質に期待! フランスは スカッーと晴れ渡った晴天 になりました。 いつもなら夏の終わりを告げる夕立がやってくる8月末のこの時期になって、やっとみんなが待ち焦がれていた青空がやってきました。 8月29日の穫開始日というのは、平年に比べ約2週間早くなります。 「収穫直前は、ぶどうの熟度の上がり方が特に大きいため、当初の予想よりギュッと果実味が強くなって、品質が上がることは間違いありません。」 ●収穫までの様子 8月19日(日)の午後、ラパリュでは2週間ぶりに畑に出て全区画の生育状態を細かくチェックしました。 「その時点では、8月中旬までの涼しさと雨がちだった天気のせいで、 『凝縮感というよりガメイ特有のフルーティーな香り』 を想像していました。 でもこの期待以上の晴天なら、去年のような凝縮感に近づくかもしれません。」 とジャン=クロード・ラパリュ氏。 なぜ2週間放っていたかと言うと・・・ 「ぶどうが色付き始めると、そこから先は自然にゆだねるしかありません。4月から8月上旬まで精一杯のことをしてきたのです。いま心配しても取り越し苦労。」とのこと。 全力投球って感じです。思いっきり働いたんですね。気持がさっぱりしていて、結果が楽しみな感じが強く伝わってきました。 ●今年の収穫スタッフはパワフル! 7月10日ごろ、この地区の西に面したぶどう畑に起きた雹害で、若干ぶどうが傷みました。 痛んだぶどうが混ざると味を損ないます。 そこで 選果作業を徹底 するようにと、平年より5人多く収穫スタッフを雇っています。 東側の区画は健全ですし、ぐずついた天気でもカビが発生しなかったのが何よりも幸いです。 「ドラマティック! こんな良い天気になって、今はどんなヌーヴォーになるか判断できません。傷んだ果実を丹念に取り除けば、ポテンシャルはかなりある。」 「醸造最初の2、3日間様子をみれば、どんな年になるか見えてくるでしょう。」 「収穫が早くなりそうだったから、夏休みを取らずに頑張った甲斐があった。ホッとするね。うれしいです。」:lol: 素晴らしいで出足となった2007年ヌーヴォー。 8月25日の週末以降、劇的に変わった晴天は、今週いっぱいは続く予報です。 ヌーヴォーの後の収穫にもグーッと期待が高まります。 この記事は2007-8-30にNishiさんによって投稿されたものです。

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PIERRE OVERNOY & EMMANUEL HOUILLON

静かな山あいの『熱く賑やかなワイン会』 生産地 :ジュラ・サヴォア地方 生産者名:ピエール・オヴェルノワ&エマニュエル・ユイヨン 栽培面積:5.5ha 設  立:1968年 輸入元 :野村ユニソン株式会社 CPV5分類:自然派 フィリップ・パカレが日本に来た時に「最高のもてなしを受けた」と喜んだワイン、「ピエール・オヴェルノワ」のヴァン・ジョーヌ。 いつだったか、ワイナリー達と盛り上がった時の締めくくりがやっぱりこのヴァン・ジョーヌだった。 そのワインを口に運んだ時だけは、みんな無言。瞑想の世界にいざなってくれたような静けさを感じた。 8月16日、この『特別なワイン』を造る生産者「ピエール・オヴェルノワ&エマニュエル・ユイヨン」達に会いにジュラ地方に行ってきました。 (写真はアルボワを臨む景色と、色付き始めたプルサール) ジュラ地方とは、ブルゴーニュワインの中心地ボーヌから、車で東へ約1時間のところにある「アルボワ」という街を中心にしたワイン産地。 この地方独特のワインは、シェリー作りと同じ酵母の働きによってできる「ヴァン・ジョーヌ」。6年以上木樽で熟成させる“面倒な”ワインのため、生産量が少ない。 中でもピエールのヴァン・ジョーヌは、パリのワインショップでさえ入手することが困難な『極めてレア』なワインで、ご存じない方がいるのも当然かも。 蔵に訪問してもそれを開けてくれるとは決まっていない。以前訪問した時に、ピエールから「ワインの熟成状態、そして気候(冬がやはりいいらしい)、その日の気圧などによって、ワインが『開けていいよ』」と言う日があるのだと聞いた。 (もったいぶって飲ましてくれないのかも、という見方もあるだろう。でも彼に会えばそうでないことが分かる。そんな波動を感じる素晴らしい人だ) さー、蔵に到着。 そしたらなぜかバラタンのパトロン、フィリップ・ピノトーがいるではないか。それにボジョレーの自然派5人に挙げられるジャン・フォアイヤールも。どちらも奥さんを伴っている。フィリップ・ピノトー達は夏のヴァカンスでニースに行く途中に立ち寄ったとのこと。 いやー、賑やかな試飲になりそうな予感・・・ (写真左;左からフォアイヤール氏、ピエール氏、バラタンのカナレさん) (写真右;最左がバラタンのフィリップ・ピノトー氏、最右がエマニュエル氏) 彼らよりも遅れて飲み始めた私達に赤ワインのグラスが。 ブラインドで試飲が始まった。 透明なエッジの淡いレンガ色。グラスの底に澱がくっきりと固体化していくつもゆれている。そのコントラストからするとビン熟が長い証拠。 香りは、ピュアで豊かな果実味が残っている。白コショウの優しくスパイシーな、新鮮なキノコの魅力的なブーケが馥郁と香る。この微妙な風味が立ち上るのは、蔵で静かに眠っていたボトルだからこそ。 しばらく香りだけをかいで楽しむ。 「なんだと思う?」とピエール。 分かりっこないが、感じたことを何とかまとめて、 「うーん、飲んだことが無い古いヴィンテージ。甘い果実香が残っているから、90年代前半の上等な作柄かな。」 それは「プルサール1990年」だった。 17年の熟成を経たワイン。バランスの良さと繊細さから、プルサールのポテンシャルの高さを体験。 優れたコンディションで熟成すれば、うっとりするワインになることを示す感動の一本だった。 その後「シャルドネの2006年、2003年」など何本か飲んでいくうちに、雰囲気が段々と賑やかになっていく。 そして「サヴァニャン2000年」がブラスに注がれた時のこと。 エクセレント、マニフィック!!!  これがサヴァニャンの良さだ! バラタンのフィリップ・ピノトーが興奮! 人間って、心の底にある本気の部分に触れた時って力が入るんですね。 パリで人気No.1のワインビストロ、「バラタン」のフィリップ・ピノトーが『サヴァニャン2000』を飲んで一気に盛り上がった。 「サヴァニャンの素晴らしさが発揮された最高のワイン」というのだ。 「マニフィック、マニフィック」 普段、店では品のあるシャツを着こなしたニヒルなヒゲおやじなのに、興奮して力がこもったところを始めてみた。 あの様子なら、きっと近いうちに店に入荷するんだろうな・・・ このワインは、約6年半、木樽で補液しながら熟成させ、今年6月にビン詰めしたという。 生アーモンドやナッツのニュアンス。筋肉質で濃厚、ギューと密度もあるから、特有の酸味がまったりと溶け込んでいる。 なるほど、これが飲み頃というやつか。とても興味深いボトルだった。 私がアルボワにある名店「ジャン・ポール・ジュネ」の一品、「ブレス鶏とモリーユのヴァン・ジョーヌソース」とこの「サヴァニャン2000」がピッタリだというと、 バラタンの奥さん、カレナが唇に親指と人差し指を付けてピョコンと開く “絶品” のポーズをしてくれた。 そんな折、白い料理人の服を着た人が一人、大小の袋を下げてやってきた。茶色い袋はアルボアの有名チョコレート、イルシンガーでは? 襟のところがトリコロール、フランス国旗みたいなデザイン??? もしかして、、、 そう、1996年にMOFを取得したエドワー・イルシンガー本人だった。 (MOF=フランス政府が料理や製菓などの伝統的技術を要する分野で与える最高の賞、最優秀技術者賞のこと。) […]

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ヴィネクスポ2007 メイン会場以外の試飲会が熱い

★ヴィネクスポ2007  メイン会場の 外 で魅力的な試飲会が目白押し★ 今、ボルドーで世界最大のワイン&スピリッツの見本市「ヴィネクスポ」が、6月17‐21日の5日間開催されています。 (写真はヴィネクスポ会場と市内の港の帆船の飾付け) これに関連して、我々クラブ・パッション・ド・ヴァンが日ごろご紹介している自然派ワイナリーたちが、3日間に渡って熱心な試飲会をたくさん開きましたので、その様子をレポートします。 ●ヴィネクスポ 世界中からワイン関係者が集合! 1981年の第一回を開いてから2年ごとに行われる大イベントは今年で14回目。世界140カ国からワイナリーやワイン商が出展し、その数は2400社に上ります。 今回は中国やロシアなど、ワイン消費のめざましい国からの来場者が多いようです。またワイン消費が熟成した国での販売アップを狙ったマーケティングに力を入れているのが特徴です。 ●味が濃厚なら会話も濃くて、長—い 自然派の試飲会! ただ世界レベルの超大型展示会になると、どうしてもグローバル化した大規模ワイナリーが多数を占め、ビジネスライクになりがちです。 我々クラブ・パッション・ド・ヴァンがご紹介する自然派ワイナリー達は、ぶどう栽培にしても醸造方法についても、一般的な方法を超えた造りをするところが少なくありません。それぞれにこだわりがある個性派の彼らは、試飲に来てくれる人たちとじっくり話しながら飲むことを求めます。 だから「ヴィネクスポのスタイルに合わない」ということで、自然派のいろんなグループがヴィネクスポとは別の会場で、非常に内容の濃い試飲会を開いたのです。 1日に3ヶ所、合計120蔵の試飲会も 初日は3会場で自然派ワインの試飲会が開かれるほどワイナリーの数が増え、今まで以上に活気に溢れていました。 2日目に開催したグループ「オー・レ・ヴァン」は、自然派でも正式な認証を取ってなかったり、「ビオロジック」に極めて近いけれどそうではないという人も一緒になって、ルールで縛らない幅の広い枠組みの試飲会でした。 自然と天候の状況に応じて最大限に農薬を抑える、農業の現場に則した柔軟性が必要、ということでしょうか。真剣でとても熱心な新しい生産者たちが参加していたのが印象的でした。 「本来のテロワール」を追求するワイナリーがどんどん増えていることを実感しました。 試飲会の規模は小さいところで15蔵、多いときには80蔵を超える大きな物までさまざま。会によっては、ワイナリーが手作りしたサラミや、地元特産のチーズやオリーブを持ち寄ってきて、懇親性と深いコミュニケーションを意図したじっくりタイプもあります。 ●ユニオン・デ・ジョン・デ・メチエ(24蔵) 各ワイン産地のトップスターが一同に。醸造所内は大勢でごった返す盛況ぶり。 ボルドー右岸のブール村近くにあるシャトー・ファルファは、「シャトー」と呼ぶにふさわしい屋敷を持つワイナリー。その醸造所の中で美味しいワインと美味しい食べ物に舌鼓。 CPVのワイナリーからの出展は、 クロ・ルジャール、       フィリップ・アリエ ドメーヌ・ド・トレヴァロン、  クロ・マリー、    マ・ジュリアン他         ソミュールのクロ・ルジャールの2003年は濃厚ながら絶妙なバランス。 シノンのフィリップ・アリエの2005年は人生最高の「傑作年」。 アンセルム・セロスの2003年にデゴルジュしたボトルは、クリュッグと張り合う旨さ。 プロヴァンスのドメーヌ・トレヴァロン、2000年は熟成を向えてウットリ。 (ここの自家製オリーヴオイルは絶品) シャトー・ファルファとカーヴ内の試飲の様子 ●ヴァン・ビオ(70蔵) てんとう虫が息づく畑を大事に・・・ 70蔵の「ビオロジック」ワイナリーが、ボルドー市内の会場で大試飲会。価格の安い家族経営の生産者が多く、一般の人もたくさん参加していました。    てんとう虫のポスターが、自然を大事にしようという趣旨をPRしています。 ●オー・レ・ヴァン(30蔵) 前出でご紹介したこの試飲会は、マルゴー村に近いところにあるシャトー・ド・キュジャックで開かれました。 「ビオロジック」の正式な認証があるかないかは関係なし。フランス以外では、スペインやポルトガル、イタリア、オーストリアから、畑の自然環境をできるだけ尊重して「テロワール」の良さを最高に引き出すワイナリー30蔵が参加。 ラングドックの自然派、ドメーヌ・ドーピアックが参加しインポーターや若いソムリエの人たちが熱心に試飲しました。 その他のCPVのワイナリーは、ドメーヌ・ド・ロックフォール、 マ・リビアン、 ドメーヌ・デ・テール・ドレ。 夕食会もワイナリーたちとテーブルを囲んで夜遅くまでワイン談義で盛りあがりました。              シャトー・ド・キュジャックとドメーヌ・ドーピアックの試飲。 ●ルネッサンス・デ・ザペラシオン(84蔵) 2月にロワール地方アンジェーで開催されたグループのヴィネクスポ版です。 ボルドーにある「ボルドーワイン世界センター」に84蔵が集まる豪華な大試飲会でした。 ヨーロッパ諸国だけでなく、チリやブラジルなど、世界各地から「ビオディナミ」の生産者が結集。  CPVのワイナリーからの出展は、 メゾン・ブリュレ、      ドメーヌ・レキュ   ドメーヌ・ド・ラ・ガルリエール、 ドメーヌ・ヴィレ   エマニュエル・ジブロ、      ドミニック・ドゥラン […]

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ドメーヌ・プリウレ・ロック Dom Prieure’ Roch

体中の血が騒いだ不思議な畑『ゴワイヨット』 今回はブルゴーニュのぶどう畑の写真をお送りします。それもトップ中のトップ、ドメーヌ・プリウレ・ロックが単独所有する「クロ・ゴワイヨット」です。 《最初の写真の中央部分にある、並木の下の囲いがあるところ》 4月14日撮影。今の時期は1日に5−7cmくらい伸びます。 『プリウレ・ロックは、アンリ・ルロワ氏の孫、アンリ・フレデリック・ロック氏が1988年に創立した蔵です。 彼がまだワインの世界に入っていなかったある日、ヴォーヌ・ロマネ村の中心にあるぶどう園に足を踏み入れた瞬間、「体中の血が騒ぎ始めて、何か熱い思いが込み上げてきて、『これだ!!』と感じた」という。この畑こそ、尊敬する祖父が所有していた“CLOS GOILLOTTE(クロ・ゴワイヨット)”であった。 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの共同所有者だった母親のポリーヌ・ルロワさんもこの話を聞いて、「独自のドメーヌを設立する」という彼の夢に賛成してくれた。』 という、ロック氏をワインへ引き込んだ不思議で特別な畑なのです。 そしておまけの写真は、DRCロマネ・コンティの畑の発芽の様子です。 この記事は2007-4-20にNishiさんによって投稿されたものです。

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今年もぶどうの発芽スタート!

この記事は2007-4-6にNishiさんによって投稿されたものです。 ★平年どおり、穏やかな発芽★ 短く剪定した枝から新芽が。 フランスでは夏時間に変わって2週間になりますが、毎日、日照時間がグングン長くなっていきます。 パリでは3月末の寒波の戻りも終わって、本格的な春が訪れました。暖かな陽気のせいで、街路樹は幼芽をほころばせ、チューリップも一斉に咲き始めました。 さて、いまごろのぶどう畑はどんな様子なのでしょう? フランス南部、ラングドック地方では、3月下旬からぶどうの発芽が始まりました。 モンペリエ周辺は、暖冬や寒波が作用しあった結果、平年並みの早さになりました。 ボルドー地方でも4月になった今週初め、カベルネが芽を開き始めました。 どの地方も今のところは順調ですが、ちょっと気になるのは今後の水不足です。 いつもなら冬場に降る雨が地中に蓄えられて、夏の生育時期に必要な水分を恵むのですが、今年は雨が少ないため、夏に渇水の問題が起こりそうです。 春に雨が降ることもよくあるので、それを期待しています。 いま畑では、冬の間ずっと続いた剪定も終わって、畑を耕しています。そして、古くなった杭や針金を替えてやります。 さー、また収穫までの6ヶ月間に渡って、忙しい畑仕事が始まりました!       《自然派のぶどう畑は野花でいっぱい》

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自然派ワインと料理界の巨匠達の合体イベント « オムニヴォ−ル »

料理界の頂点イベント 港の街ルアーヴルにて2月12日と13日の二日間、自然派ワインの精鋭グル−プ “ディーヴ・ブテイユ”と料理界の巨匠達のデモンストレーションが見られる“フード・フェステヴァル”とが合体した。料理界からはコルディアン・バージのテリー・マックス氏、レ・クライェールのディディエ・エレナ氏、スペインからエルブリのフェラン・アドゥリア氏、メゾン・ピックのアンヌ・ソフィ・ピック女史、そしてサヴォワのマーク・ヴェイラ氏など26人のグラン・シェフのデモンストレ−ションが実施された。 一流シェフによるデモンストレーション  左が EL BULLI  右が Marc VEYRAT そして自然派ワインの精鋭100社、ディーヴブテイユ軍団の大試飲会 そして、自然派ワイン界の精鋭醸造元100社が結集して大試飲会が2日間同時開催された。約3500人の訪問者があり実に盛大だった。グラン・レストランへの自然派ワインの展開が期待される。 本物料理に本物ワインがマリアージされる日がすぐ其処まで来ている。 自然派ワインのメンバーも創成期を支えた醸造元から中堅、若手までが一同に集まった意義ある集いであった。 マルセル・ラ・ピエール氏は風邪を引いて代わりに息子のマチュ・ラ・ピエールと奥さんのマリーが出席、マーク・アンジェリ、マルセル・リッショー、フィリップ・パカレ、ジャック・セロス、ジャンピエール・ロビノ、ピエ−ル・ブルトン、マゼ−ルのジェラール・ウストリックなど大御所、 左から:マリー・ラピエ−ル、マルセル・リッショ、フィリップ・パカレ、ジャンピエール・ロビノ夫妻 中堅どころのプイイ・フィッセのフィリップ・ヴァレット、コルビエ−ルのマキシム・マニョン、ミネルヴォワのジャン・バティスト・セナほか、そして多くの新人・自然派が出展していた。 左から:フィリップ・ヴァレット夫妻、マキシム・マニョンとフィアンセ、ジャンバティスト・セナ 新人の中ではルタン・ド・スリーズのアクセル・プリッファー、サンセ−ル初の自然派セバスチャン・リフォー、ジャン・クルストフ・ガルニエ、エドワード・ラフットなっどが新人ながら素晴らしいワインを造り上げるなど新しい息吹が多々あり、自然派が着実に力強く発展しているのが感じられた。 左から:アクセル・プリッファー、セバスチャン・リッフォー、 ジャン・クリストフ・ガルニエ、エドワード・ラフィット 我々パッション・デュ・ヴァンのメンバ−も気合をいれて、朝10時から18時までノンストップで試飲を続けた2日間だった。勿論、舌と歯は真っ黒と化した。歯磨きをしても3日間は落ちないほどだった。100社すべてのワインを何とか試飲できた。 この試飲会で、もっとも確認したのは、自然派ワインの品質が明らかに向上してきたこと。そして味わいの幅も広がっていることである。品質に関しては、還元臭について、決して欠陥ではないが、良く批判の対象になることがある香りでる。一時期、自然派ワインの代名詞的になっていた香りがこの還元臭だ。ここにきて改善されているのが感じられた。しかし、還元臭を消すために不必要なテクニックを使うようにならない事を願う。そして揮発酸臭である。これは皆無と言っていいほど改善されていた。 皆気を付けているのだろう。極小のSO2しか使用しない造りをしてきた先輩達の経験と苦労が生きているのが確認できた事項だ。SO2の使用を抑えながら揮発酸の発生を防ぐ苦労は、我々の想像を遥かに超える大変な格闘と失敗が積み重なられた結果である。単にSO2を入れれば簡単に防げるところを、敢えて入れずに戦った先輩達に拍手を送りたい。そして、そのやり方を若手に公開した人間的広さも賞賛したい。それにしても、醸造中は神経衰弱になるほど気配りをしなければならないことには変りはない。大変な仕事なのだ。拍手そして感謝。 このお陰で、我々はピュアーな果実味とピュアーなミネラル感を楽しむ事ができるのである。

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「ビオディナミスト」88名勢ぞろい!

圧巻!フランスのトップ「ビオディナミスト」88名勢ぞろい! 自然の恵みと大地のパワーをワインに変える 「ビオディナミ」 2月4〜7日にロワール地方の街アンジェールで、「自派」のワイナリー集まるが大きな試飲会がありました。その時の様子をお知らせします。 このグループは、「自然派」の中でも「ビオロジック」農法に加え、宇宙の天体の動きや大地のエネルギーを取り込んだ農業「ビオディナミ」でぶどう栽培をする「ルネッサンス」の人たちです。参加した蔵元はなんと88人。ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ、マーク・アンジェリ・・・この手の試飲会としては、他を大きく気引き離して断トツの人気蔵が集結しました。 その中には「クラブ・パッション・ド・ヴァン」で紹介している蔵元のジョ・ピトン(ロワール)、ピエール・ブルトン(ロワール)、ドメーヌ・ヴィレ(コート・デュ・ローヌ)、ドミニック・ドゥラン(ブルゴーニュ)などなどたくさんいます。 一つの蔵で何種類ものワインを試飲するのですから、88蔵ともなれば1日では到底全部のワインを飲むことはできません。新しく加わったワイナリーはじっくり試飲したいから、既に知っている蔵は新しいビンテージだけ、と時間を工夫しても、1日かけて回れたのは約25蔵。(最後は口の中が真っ黒の状態です) 彼らが用意したワインは、ビン詰めを終えてできあがった2005年や、発酵・熟成中の2006年が中心です。フランス全体が素晴らしい作柄に恵まれた2005年は、みんなとっても美味しくて、ついついゴクッと飲んでしまったのもありました。2006年の新酒は、はつらつ&ジューシーです。「収穫を急がないといけなかった」、という話を何度か耳にしましたが、丹念に栽培する「ビオディナミスト」のワインはどれもバランスがとても良かったです。あと数ヶ月熟成させますが、かなり期待できる年ですね。 グルグルグルッ・・・スイスイじゃいます。 試飲会が終わる頃になると、蔵元らが互いに気になる蔵や、知り合いの蔵のブースに行って情報交換します。当然、飲みながら。彼らの試飲って、グラスに注いだワインを一口でクイッーと飲み干したかと思うと、平気な顔でまた注ぎ合います。いやー、飲みっぷりが違う!一緒にいるとついついペースが上がって、最後はいい感じに酔いがまわって試飲会を終えました。 「ビオディナミ」とは? 天体の運行が植物に及ぼす影響を考慮しながら、農薬や除草剤などの化学薬品を使用せずにぶどう栽培する有機農法の一種。オーストリアの農学者ルドルフ・シュタイナーの哲学を発展させて活用。 ロワールの西郷さん、  ジョ・ビトン(左) ローヌのドメーヌ・ヴィレ(右) この記事は2007-2-11にNishiさんによって投稿されたものです。

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ロワールの素朴な自然派パスカル・シモニュッティが日本に

専門店グループ・エスポアにて 全国から100人の酒販店が結集して、パスカル・シモニュッティから自然派ワインの造りを聞く。 “造る現場の人”と“売る現場の人”が結びつくことが大変重要な事なのだ。 今、フランスで起きていること?なぜ、自然派なのか?自然派の原点は? これらの疑問は自然派ワインを販売するに当たって大変重要な事である。 このセミナーのまとめ 1−自然派ワインとは、生きた土壌つくりが最も重要。ワインの素材である健全な葡萄を栽培することが原点、健全な葡萄を育てあげる日々の農作業がすべてだ。 2−健全な葡萄が収穫できれば、余計な人的技術は必要ない。補糖、SO2も加える必要がない。オリ引き作業も最小限でよい。オリすらも健全なのでフィルタターもかける必要もない。つまり自然な造りが可能となる。 ワインパッション男、あの丸山宏人が経営する。オザミ名古屋にて セミナー後は、名古屋にあるワイン・ビストロ、オザミ・デ・ヴァンにて交流会。 造る人と売る人の心が通う。 ワイン販売とは、造り手の心に、販売者の心を加えて、消費者の心を打つことだ。 自然派ワインは、人の体にも心にも、そして地球にも優しいもの。 丸山宏人とパスカル パスカルと大森夫妻(小豆島の酒販店)

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天才醸造家フィリップ・パカレがパリに来た!

3日前、フィリップ・パカレから電話が入った。 パカレ『今度の木曜日の1月11日にパリに出るけど、一緒に食べようか?』 伊藤『いいね、どこで食べる?』 フィリップ『ヴァラタンに行こう』 という訳で昨日は、パリで最高に美味しくて、最高に居心地が良い自然派ワインビストロのヴァラタンに行っきた。兎も角、連日連夜の満員お礼のビストロだ。木曜日だというのに満員だった。 奥さんが料理を作って、主人がサービスする。勿論ワインはすべて自然派のテロワ−ルワインだ。 私が行くとワインはすべてお任せで、ブラインドで出される。ついつい飲みすぎてしまう。自然派のワインリストもすごい。奥さんの料理も3星並だ。特に魚料理の新鮮度と火入れ具合が絶妙だ。魚にうるさい日本人も唸るほどである。 私はやや早く着いた。入ると顔馴染みの主人(彼もフィリップ)が、本日のメニュ−を黒板にチョ−クで書いていた。 この店のメニュ−はこの一枚の黒板だけだ。客が来る度にこの黒板をそのテ−ブルまで移動する。 チョット、早く着きすぎたかな。主人のフィリップとはワイン見本市でよく見かける間柄である。自然派ワイン同業者というか、同僚的というか、仲間のような存在だ。ニコッと笑いながらロワ−ルの微発泡ワイン06を出してきた。『ボンナネ!新年おめでとう!』 ルネ・モスの白だった。美味しい!と唸りたくなるほどだ。シュナン・ブランの柔らかな微発泡が爽やかに広がる。カンタ−前のテ−ブル席を用意してくれていた。 元気な男が入ってきた。自然派ワイン同僚のマークシバ−だった。彼はパリ一番のワイン専門店カーヴ・オジェをやっている。また、ラヴィ−ニャの仕入にも関わっている男だ。パリの自然派業界では外せない人物である。面白い躍動感ある人間だ。しかし、やり手と同時に相当クセ、アクがあるので人から嫌われている部分もある。ルネ・モスのペッティアンを手に持って私のテ−ブルに座った。 伊藤『ボンナネ!』 マーク『乾杯!どうだい商売の方は?』流石商売人だ、日本人的な挨拶の仕方だ。 伊藤『2006年はマアマアだったよ』 マ−ク『俺の方は、うなぎ登りだよ!』と言いながらジェスチャ−を大げさに手を上に伸ばした。 マ−ク『ロシア人と中国人が、グランクリュワインを買いあさっている。しかも特級ものお高いものばかりだ。オファ-すればするだけ買ってしまう。テリ−ブルだよ(すさましいよ)。』 伊藤『カーヴ・オジェでは、自然派ワインとグランクリュとどのくらいの比率なの?』 マ−ク『店の中を占める量は自然派が圧倒的に多いけど、金額はグランクリュの方が多い。』 こんな会話をしているところへフィリップ・パカレが着いた。 マ−クはしばらくは一緒にアペリティフを飲んで自分の席にも戻った。 伊藤『ボンナネ!チョット太ったんでは?』 パカレ『ああ、大分太ったよ。最近ストレスが多くてね、僕はストレスがあると太るタイプなんだ。殆んど食べてないんだよ、でもストレスが体を膨らませる。』 伊藤『珍しいじゃないか?君の口からストレスの話は初めてだ。』 パカレ『ああ、実はね、僕は造っているシャブリがAOCを落とされかかっているんだ。その理由が“ムルソ−に似ているから”と書いてある。あの連中頭と味覚がマヒしているんじゃないか!』 ここで読者には説明が必要になる。 今、自然派ワインを造る醸造元は、それぞれの村で嫉妬からくる感情で邪魔されている、現状がある。何の特徴もないワインを造っている醸造元の方が圧倒的に多い、ブルゴ−ニュでは2%しか自然派がいない。しかも、その自然派ワインが良く人気があって売れているのを嫉妬しているのである、自分達のワインはあまり売れていない。面白くないのだろう。 AOCを名乗るのに、各村のAOC協会のテースティング試験に通らなければならない。 そのテ−スティングのメンバ−が酷い。農協系メンバ−とか、地元の有力者系のメンバ−ばかりで構成されている。テ−スティング能力も酷く低い上に、自分達が造っているワインが味覚の基本になっているから、タイプの違うワインがあると反対する訳です。しかも嫉妬心も入っている。 公正であるはずが全く公正でないのが現状です。この試験は3回挑戦できる。3回とも落とされると、即、蒸留所へもっていかなければならない。つまりワインとしては売れなくなってしまうのです。しかし、例外的に補糖をしてないワインの場合は、テ−ブル・ワインとして販売できる。 自然派ワインの場合は補糖をしてないので、テ−ブル・ワインとして販売できる訳です。 パカレのシャブリは2回目を落とされた。3回目も落とされると、ヴァン・ド・タ−ブルで売らなければならない。本当に怪しからん人間達だ。自分達は農薬、化学肥料、補糖、人工酵母と 化学物質を使って、土壌とは全く掛け離れた工業的ワインを造っているくせに。 パカレ達の様に土壌を生かす為、3倍もの労力を必要とする自然栽培をして、自然酵母のみで本来の其処の土地、土壌の風味を出しているワインを造っているワインを、嫉妬心で落すゴロツキ連中は許せない存在である。残念ながら、このような事は現在フランス中に起きている。 この落とされたワインを救わなければ、本物ワインがフランスから消えてしまう。 これらを黒船として、外部から応援する為に、このクラブ・パッション・デュ・ヴァンを造りました。例え、AOCを落とされても、売れる状況を我々が造ってやれば、彼らも自信を持って本物ワインを造り続けてくれる。本来のフランスワインの風味を残さなければならない。 本当に土壌に根ざした風味を備え、まず文句なしに美味しく、体にも優しく、地球環境にも良い こんなワインを発展させたい。 本当にこの問題は、彼らにとっては死活問題なのである。日本のインポ−タ−さん、酒屋さん、 ソムリエさん、ワイン愛好家の皆さんに、こんな現状をタイムリ−に知ってほしかった。 世の中、本物が評価される時代に戻さなければ! ーーーーーーーー ストレスが溜まっているパカレはグイグイ飲みはじめた。 2本目はピエ−ル・オヴェルノワのシャルドネ04だった。 3本目にパカレのシャンボ−ル・ミュ−ジニ02 4本目にパカレのジヴリ・シャンベルタンの1級03 5本目 はもう覚えていない。メモしたがその文字が読めないほど酔っていた。 最後はカウンタ−に立って、主人とパカレ、料理の奥さんも含めて飲み会になった。 楽しい、楽しい夕食でした。 会話集 覚えている範囲でランダムに列挙 ーーーーーーーー パカレ『来週、おじさんのマルセル・ラ・ピエ−ルとフリストフ・パカレが瓶詰めの手伝いに来てくれる。うれしいよ!来週は飲むぞ!』  彼らはお互いに瓶詰め時期は手伝いにいき協力しあっている。去年のこの時期は私もボ−ヌに居たので、夜は合流してボ−ヌの日本食ビソ−で宴会をした。 クルストフも;マルセル・ラ・ピエ−ルもベロベロに酔っ払っていた。この夜も楽しかった。 ーーーーーーーー […]

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世界で最も幸せな、醸造元ジャンピエ−ル・ロビノがPARISに

1月8日 ジャンピエール・ロビノがパリに出てきた。 昼食を一緒に食べた。 彼を見る度に“世界で一番幸せな醸造元”と呟いてしまう。 躍動感を体の芯からかもし出している。頭から湯気が出てるのでは、と感じるほどである。 フランスで自然派ワインを語る時、彼を抜きでは語れないほど重要な役割を演じてきた人物でもある。 数年前までは、パリで自然派ワイン専門ビストロを経営していた。 フランス第一号の自然派ワインビストロを始めた男である。 自然派ワインの歴史を最初から見てきた男である。と言うよりも自然派ワインを初期の段階から支えてきた人物と云った方がよいかも知れない。 つまり、マルセル・ラピエールなど自然派第一世代の人達がまだ全くの無名だった頃から、 せっせとパリで自然派ワインの啓蒙活動と販売をして彼らを支えてきたのである。 自然派ワインの生き字引みたいな男である。 だから、彼と食事を共にするのは、色んな話が飛び出してくるから大変な楽しみなのである。 そんな彼は、数年前にビストロを閉めてワイン造屋に転職してしまった。 場所はロワールのジャスニエールである。 自然派を知り尽くしたロビノが選んだ土地である、偶然に選択する訳がない。 ロワール地方でもさらに北に位置するにも関わらず、物凄いパワーを感じさせてくれるワインを造りだしている。 最初はフィリップ・パカレにアドバイスをしてもらいながら始めた。 流石がジャンピエ−ル・ロビノ!!と云いたくなるようなワイン素晴らしくミネラルなパワーと果実味を備えたワインである。 クリスマスが終わった翌日26日に、ロビノから電話が入った。 『ヨシオ、28日にパリに出るけど一緒に昼食でも食べないか?』と元気な声が飛び出してきた。 『樽で寝かしていたワインが出来上がって瓶詰めしたからもって行くよ』 そんな訳で本日28日、一緒に昼食をとった。 流石に自然派の生き字引、面白い話がポンポン出てくる。 記憶に残っている語録を、脈絡なくランダムに列挙しよう。 会話集 ロビノ『今の自然派を造り上げた人物は、第一にはやっぱりジルショ−ヴェ氏だな、でもショ−ヴェ氏には二人の弟子いるんだ。一人はフィリップ・パカレだ。これは皆知っているな。二人目はジャック・ネオポ−ルなんだ。80年代の後半は、彼がボージョレの醸造元に行ってジルショ−ヴェの教えを実践指導していったのだ。だからジャックの功績は絶大だ。 オ−、勿論、フィリップは素晴らしい。』 伊藤『ジャック・ネオポ−ルってどんな人物だったの?』 ロビノ『行動的な人間だ!でもジャ−ナリストが大嫌いだ!ジャ−ナリストが来ると裏口から逃げてしまう!だから表にでることがなかったんだ。ジャックがボ−ジョレを去った96年からボ−ジョレが変わってしまった、と感じるほどの人間だよ。』 伊藤『今度紹介してよ!一緒に飯でも食べよう!』 オビノ『それはいいね!』 ーーーーーーーー ロビノ『今のAOCはタダの紙切れだ!あんまり価値がない。コミニケ−ションが全く無い。ビオロジック認定協会もだんだん似てきた。あまり価値が無くなってきた。』 ーーーーーーーー ロビノ『自然派のワインは、変化が激しくよい時、と閉まってしまう時の差が大きいと言う欠点がある。ただそこを揚げ足をとって批判する奴がいる!アホだよ!人生のたった15%の部分だけを見て、その人生を判断してしまうようなものだ!』 ーーーーーーーー ロビノ『ワイン造りってのは、自分で造ってはじめて分かったけど、誰一人同じワインは造れない!ってこと。サインみたいものだな!年代も変わるとこれも同じワインがつくれない!年代が変わっても一緒だったら、その方が問題だな!どこかに誤魔化しがある。』 ーーーーーーーー ロビノ『ヨシオ!“RECREATION”という動きはグットアイデアだな!3月には自然派の仲間が20人ほど日本に結集して自然派試飲会をやるそうじゃないか!俺もいくよ!』 伊藤『それは素晴らしいことだ!』 by ITO

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エスポア・ ナカモト

自然派直輸入ワインが沢山あります!とくに南の自然派は滅法強いです! ワイン教室もやっています!! 店名 : エスポア・ナカモト 住所 : 154-0016 東京都世田谷区弦巻4-2-25 電話番号 : 03-3426-0038 ファックス : 03-3425-6429

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L’Estaminet d’Aromes et Cepages

ショップ&定食食堂 39,rue de Bretagne 75003 Paris FRANCE TEL 01 42 72 28 12 営業時間 火曜〜土曜:9時〜20時 日曜:9時〜14時 価格情報 グラスワイン:3.5〜5ユーロ ボトル(販売):4.2〜29ユーロ/店内で飲む場合は+5ユーロ ランチ・ディナー6.5〜20ユーロ

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Le bistro Paul

レストラン&ワインバー 18,rue Paul-Bert 75011 Paris FRANCE TEL 01 43 72 24 01 営業時間 休み:日曜・月曜 価格情報 グラスワイン:4ユーロ〜(カウンター) 5ユーロ〜(テーブル席) ボトル:16ユーロ〜 ランチ:16ユーロ〜(火曜〜金曜) ディナー:32ユーロ〜 アントレ:9ユーロ プラ:21ユーロ お店写真 写真