Mai
Christophe Pacaletも驚く! 今年の収穫は8月に!?
今年のフランスの春は・・・暑い暑い! 3月下旬から最高な気候が続き、4月は『100年ぶりの暑さ』とも言われました! そして5月・・少々風が冷たくなったりもしましたが、平均的には温かい! 現在の問題は、取り合えず水が無い・・・ 自由地下水の程度は、もうすでに7月と同じ状態・・・ そんな中、ブドウ木はどんどんと生長し、剪定が終わったと思ったら休む暇も無く畑の耕し、株の間の鋤き起こし、摘芽・・・ 生産者は皆畑作業に追われる毎日です! ロワール地方の、リュノッテの畑。鋤き起こし(デカバイヨナージュ)が終わった直後の畑。 フサフサです!土壌が生きている証拠です! これが、リュノッテの隣の人の畑です。 ここでは、除草剤や殺虫剤を撒き散らしています。 土壌は硬く、緑も無く・・・ 畑が泣いているようで、何か寂しい雰囲気です。 ということで、温かい気候のおかげで、ブドウ木はグングンと伸びています! 今の時点で、もう花が咲き始めています! 通常は、6月当りに花が出始めるので、今年は15日も成長が早いのです! 開花が始まってから90日から100日後に収穫がスタートします。 ですので今年はもしかしたら8月の中旬にはブドウが出来るかもしれません! 『13年もワインを造っているが、こんなに早くブドウを収穫するのは初めてかも!最近は、9月から10月に収穫を行う事が基準になっているけれども、昔はもっと早かったんだよ。1850年には、8月の上旬に収穫をしていたんだよ!』 と説明をしてくれるクリストッフ。 そんな彼の畑の写真では、しっかりと花がもう見当ります。 今年のブドウのクアリティーはどう?と聞いたところ: 『今の所キレイだよ! 問題と言えば・・・水が少々足りないくらいかな。 今の時期に雨がちょっと降ってくれれば完璧なんだ。 そうすれば、ブドウもより生長しやすくなる。 普段は、樹液が水をブドウに送ってくれるんだ。でも 水が足りないと、樹液は根っこの方に水を送ってしまう。そうすると実が成長しなく、収穫量が少なくなってしまう。 後は雹が降らないことを祈るだけだね。』 拡大するとこんな感じです。 今年はじゃあ美味しいブドウが出来るんだ!と聞いたところ: 『ちょっと前、開花期が始まったときに、雨が降ったんだ。 ちょうどこの時期に雨が降ると、ブドウは{miassé*ミアッセ}状態になるんだ。どう意味かと言うと、様々な大きさなブドウが生るって事なんだ。イコール、綺麗なブドウが出来るって事!』じゃあ良かった良かった~! もうこんなに葉っぱも付き、元気一杯なクリストッフのブドウ! 今年は収穫時期も早いため、ボジョレ・ヌーボーもゆっくりと時間を掛けて造れる!とちょっと安心気味なクリストッフ。 しかし、ワイン生産者は、ブドウが樽に入っていない限り落ち着けません。 樽にブドウが入り、発酵が上手く行くまでは油断出来ません。 8月まで、気候が見方になってくれるよう祈るしかないです! 美味しいワインを造ってくれている皆様! 2011年も勝手ながら期待しています! Christophe Pacalet のワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: BMO 株式会社 TEL : 03-5459-4243 FAX:03-5459-4248 MAIL: wine@bmo-wine.com http://www.bmo-wine.com