5
Jan

ルシヨンでは欠かせない、若手仲良し3人組

フランスの南にある、ルシヨン地方。ここの風景はまるで人間より自然の方が支配しているかのよう。 目の前に広がる景色はソバージュな自然、まさに山奥って感じがします! しかし何だろう、この安らぐ感覚は?!ずっとここに居たいという気持ちが込み上がってきます! そんなこんなで辿り着いたのは、元協同組合が使用していた大きなカーブ。 ここで、3人の仲良しコンビがワイン造りに熱中しています。 ではこの3人の歴史を振り返ってみましょう! ********************************************************** 音楽を愛する男前のロイック・ルール*Loic Roure                 ドメーヌ・デュ・ポシーブル*Domaine du Possible ずっと気に入るブドウ園を探していたロイック。 ある日、山道を彷徨っていたら、青や赤、ラメが入った石を、道端に発見。 そこで顔を上げた瞬間、綺麗に並んでいたカリニャンの畑に一目惚れをしてしまったロイック! ここでワインを造りたい!そんな気持ちが高まり、彼は樹齢100年以上のカリニャンの畑を即購入! 自分の畑を手に入れたものの、彼には醸造所もなければ住む家も無い・・・仕方なく車内で睡眠を取り、アグリ川で体を洗う生活を送っていました。しかしこんな生活も限界に近づき、一刻も早く住む場所を見つけなくては!と焦ったロイックは、ちょうど空き巣になっていた協同組合の醸造所を発見!2003年には、同じ町で自然派ワインを造っているDomaine Le Bout du Monde*ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのEdouard Laffitte*エドワード・ラフィットさんと組み、このカーブを購入し、本格的に活動を開始しました! 優しくてシャイなエドゥワード・ラフィット*Edouard Laffite             ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンド*Domaine Le Bout du Monde 1997年、エドゥワードはコート・デュ・ローヌの協同組合、「エステザルグ」でワイン造りを手伝っていました。 しかし!!!協同組合といっても、ここは特別な特徴があるのです! それは“自然に優しい栽培”を行い、丁寧なワイン造りをモットーにしているカーブ。 しかもその時期の責任者は、ラングドックを代表する自然派ワイナリー、ジャン・フランソワ・ニック氏! 彼の元で栽培・醸造を学び、ジャン・フランソワが独立した後も、4年間の間、エドゥワードは醸造責任者として重要な役割を果たしました。 大役をこなすうちに、彼の中には『自分の可能性を試そう』という欲望が膨らんでいきました。 一から十まで自らの手で造る“熱い思い”がこもったワインを皆に飲んで欲しいという意志から、2003年にロイックと共にこのワイナリーを創立したのです! 明るくて好奇心タップリのルーキー、ファビアン・メレノ*Fabien Mereno           ドメーヌ・ル・グラン・ド・レゾン*Domaine le Grain de Raison パリで長年模型製作者として働いたファビアン。 しかし心のどこかで、『本当にこの仕事が好きか?他にやるべき事があるんではないか?』と常に違和感を抱いていた彼。 そこでファビアンは閃きました! 昔からの夢、それはワインを造る事だ!と実感し、その思いを実現するため、生まれ育った土地へと戻りました。 しかしやはり醸造所が見つかりません・・・ そんな時に出会ったのが、上の2人! 彼らの広い醸造所の一部を借り、農業専門学校を卒業した後、ワイン造りをスタート! 2009年がファーストビンテージ、期待でいっぱいです! ********************************************************** 山奥にブドウ畑がある為、葡萄の木はこんなに急な斜面地に植えてあります!しかもこの地区は風がとにかく強く、何ヶ月間もの間ずっと止まなく吹き続けています。 ブドウの木が折れてしまわないように紐で固定を! 風が強い分、風通りは抜群!ブドウ達は病気に罹りにくい! […]

30
Déc

オー・シャンゼリゼ~♪ オー・シャンゼリゼ~♪

世界のシャンゼリーゼがクリスマス・イルミネーションで美しい。 この季節がやって来た。私が一番パリに居る季節でもあります。 今年一年の反省と来年に向けての鋭気を蓄えて 色々模索する季節でもあります。 私はこの凱旋門を眺めるシャンゼリーゼ通りが大好きです。どれだけの偉大な人達がこの通りを通ったのだろうか、と想像するだけでワクワクしてくる通りです。 ナポレオンが造ったこの凱旋門 完成した姿をナポレオンは見ていない。 今のパリ全体を形造ったのもナポレオンだ。 ナポレオンは偉大だったと思う。 フランス人はあまりナポレオンを好きではない。 彼はコルシカ島出身だからフランス人とはみていない人達が多い。 マルシェ・ドゥ・ノエル 年末はコンコルド広場からシャンゼリゼ・クレマンソまで屋台市場が設置される。 寒いシャンゼリーゼ通りを散歩しながらの買い物を楽しむ。 体が冷えたらヴァン・ショ(ホット・ワイン)を飲んで温まる。 ←シャンゼリーゼから見るアンバリッド、 ナポレオンが眠ている。 コンコルド広場の ⇒ 観覧車とオベリスク フランス国会議事堂            1800年代の万博会場の屋根 ホテル・クリオン、 ジョルジュ・サンク そして、何といっても、パリといえば エッフェル塔だ! やっぱり、パリは夜が美しい! この時期が最も輝いている。 食べ物もこの時期は美味しいものが勢揃い! さて、何か美味しいものでも食べに行くか! では、失礼します。 伊藤 PARIS

24
Déc

★Le Vin en Tête ★ル・ヴァン・アン・テット試飲会★

今日は凄いおしゃれな試飲会に行ってきました! 会場に入ったら、参加している生産者のポートレートがズラリ。 何か迫力があります! そしてデコレーションが可愛い! 壁には、アーティストの絵が飾れていて、天井には自転車がぶら下がっています。 何故?!まあ、アートです! それでは試飲会スタートです! Arnaud Combier / Bourgogne  * アルノー・コンビエ 何故だか今年は頻繁に会っているアルノー・・・ 彼ほど優しくて落ち着いている人は居ない! 誰に対しても一生懸命に説明をしてくれ、そのゆっくりで独特な喋り方が印象的です! 彼のワインは、何が何でもミネラル! どれを飲んでも、上品で濃厚なフルーツが味わえます! Les Mandeliers 09*レ・マンドリエ09は丸みがあり、 La Barnaudière 07*ラ・バルノディエール07はピーチや梨のフレッシュなアロマが足され、 Pouilly Fuissé 08*プイイ・フュイッセ08はよりスパイシーで柑橘類の香りが綺麗! どれを飲んでも後味が長く続き、スーっと飲みやすいワインです! しかもスペシャルに、La Barnaudièreの09年、しかもマグナムを注いでくれました!厚みがありとてもリッチ!アルノーのワインは本当に全部お勧めです! Yannick / Prieuré Roch / Bourgogne  * ヤニック/プリウレ・ロック もうヤバイ・・・美味過ぎる~~! 一言で言うと、一回飲んだら忘れられないピノです! 今日は若いヤニック氏が参加。Nuit I 08*ニュイI08は綺麗過ぎるバディ! そしてNuit 1er Cru Vieilles Vignes 06*ニュイ・プルミエ・クリュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ06は、樹齢の古い木なのでより複雑感があり、スパイシー感もあり、奥深い後味が印象的。 最後に飲んだ(ここでは試飲ではなく、思わず飲んでしまいます・・・!)Hautes Mazières 08*オート・マジエール08は赤フルーツや、スミレの花の香り、他にもトリュフなど、表現豊かな香りにウットリ~! Guy Bussière / Bourgogne * ギー・ビュシエール 私の生まれた年のワインを初めて飲ませてくれた人・・・ […]

24
Déc

2010年クリスマス直前のPHILIPPE PACALETの一日

フランスのよくある習慣 フランス企業や組織では、クリスマスの直前のこの時期に夕食会を催す。この一年間一緒に働いてきた従業員やその家族と大切なお客さんを招いてテーブルを囲んで“この一年間の労”を話し合いながら楽しむ会である。日本風に云えば“忘年会”なようなものです。 12月21日、フィリップ・パカレ醸造所でも、家族とそれに近い人達が集まってテーブルを囲んだ。 ワインは人が造る! 私も参加してパカレ一家と親睦を深めました。 ワインを本当に理解する為には、そこに働く人達と接する事は大切なことなのです。PHILIPPE PACALETワインの、あの独特な美味しさの中には、彼らの気持ち、感情、心、が反映されているからです。几帳面な人、大雑把な人、明るい人、色んなタイプの人がそれぞれの役割を演じ、発揮してくれて2010年のワインが出来上がっています。決してフィップ・パカレ一人でできるものではありません。だからフィリップは一緒に働く人達を本当に大切にしている。 しかし、最も重要であるのはトップであるフィリップの人間としての資質であることには間違いない。今、フィリップは4児の父、長男と長女は思春期を迎えている。下の双子の男子の二人はまだ小学生であり周りを走り周っている。 フランスでは男である主人も子育てには多くの場面で積極的に参加している。だからフィリップも忙しいワイン造りの合間に、子供の送り迎えもやっているし、子供のパリ観光にも時々やってくる。父親としての役をフルに演じている時期でもある。そんな段階にあるフィリップの心情がワインにも少なからず影響を与えているのは間違いない。 今日はロック時代からずっとパカレを慕ってついてきているメンバーもいた。収穫時期とか大事な作業がある時は必ず応援にやってくる人達です。 今日は奥さんのモニカが気合一番のブラジル料理を作ってくれた。ブラジル人のモニカさんが現地から持参したアリコ・ノワールを使っての特別な料理でした。 FAEIGOADAというカーニバルの時にサンバ踊りを踊る前に家族皆で食べる料理だとのことでした。美味しかったです。 アペリティと生ガキに ドメーヌ・ロマノのエルベ・スオが98年に パカレの指導のもとに醸造したアルデッシュの白(ルーサンヌ・マルサンヌ)とパカレのシャブリを合わせた。抜群の相性でした。 ロック時代のクロ・ゴワイヨット90まだ元気で力強かったです。 ボーヌのプルミエ・クリュ・レ・シュアシュ2006年、太陽を感じました。グルナッシュのようなスパイシーさを備えていました。 モルゴンのジャン・フォワラールも美味しかったです。他多数。 進化を続けるフィリップ・パカレ ここ数年のパカレワインは益々心を揺さぶられるワインになってきている! プリューレ・ロックを卒業して、醸造所を立ち上げて10年が経った。当初はヤドカリのように数か所の場所を借りて醸造、熟成をやっていた。5年前にボーヌの街に独自の醸造所を買い取って、ワイン造りにどっしり腰を据えてできるようになった。この時期からフィリップのワインはグンを抜いて数段レベルアップしてきているのを感じる。 人の10倍、脳が動いているフィリップ 物理学者的な研究心が強いフィリップにとって仕事場のアトリエが落ち着いただけで、醸造所のシェやカーヴが毎年の実験室になっている。毎年、天候条件の違う葡萄が醸造所に入ってくる。その葡萄の持ってるポテンシャルを優しく、その年らしいピノ風味を醸し出すには?そしてロック時代より蓄積してきたブルゴーニュのそれぞれのテロワール・土壌を引き出すための一つ一つの作業の精密度が一段とレベルアップしているのを感じる。 ワイン造りの大切な発見を次々と見出している。 ピノ果実味とミネラル感の絶妙なバランスを狙う! 天才パカレのワインは大進化の真っ最中である。 ブルゴ-ニュワインの新しくて古い味覚、つまり1930年から1950年台のブルゴ-ニュでみられたレトロな“ピノ風味とミネラル感(土壌)”の絶妙なバランスがパカレのお陰で復活しつつある。 微生物科学者ジュル・ショ-ヴェ博士の元で書生として数年間勉強したフィリップ・パカレは、ジュル・ショ-ヴェ先生の影響を多く受けている。その後、物理学を学んだフィリップにとって、微生物の働きの神秘と自分の施す作業の精度がもたらす 味覚中のピノ果実味とミネラル感の間連にホントに細かいレベルで多くのことを発見してる。ここ数年のパカレブルゴーニュの精度は磨きがかかっている。 年代とテロワールについて パカレは時々ジュル ・ショーヴェ博士の話をする。 パカレ 『ジュル・ショーヴェ先生はよく云っていたんだ、“醸造家はみんな1945年のようなワインを造りたい!と云う、それは間違いだよ。”と私によく云っていました。』 『だから、その延長で今では、世間の醸造家は果汁を濃縮させたりする作業をしてしまってテロワール(ミネラル感)を失ってしまうんだ。最悪はオスモ(濃縮機)を使ってしまうことだよ。』とパカレは云う。 『濃縮すれば45年のようになると勘違いしている。特に、ピノはそんな単純なものではないんだ!本当にもっと繊細なものなんだ。』 『例えば、最近の年代で云えば、 “2008年はGRAND BOURGOGNE”グラン・ブルゴーニュ” “2009年はGRAND MILLESIME”グラン・ミレジム”と云える。 08の方がブルゴーニュらしいテロワールが表現されているんだ。09年は天気が良くて葡萄も完璧に熟した。濃縮感もあって素晴らしく美味しい。 でも天候の良さがテロワールを隠してしまっているんだ。勿論、時間が経っていけばミネラルが出てくるけど。ブルゴーニュらしいミネラルが出ているのは08なんだ!』 パカレの2008年は、ホントに昔の繊細なピノ・ノワールの復活と云ってよい 素晴らしいグラン・ブルゴーニュのスタイルだと思います。 瓶詰はすべて手詰です。 本日は09年の一部を瓶詰していました。 ここでは、一本一本すべて手で詰めています。そして手作業でコルクを栓しています。 機械は使いません。 素晴らしい一日でした。感謝! PHILIPPE PACALETのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 野村ユニソン株式会社 TEL : […]

22
Déc

フランスは ★★雪★★

先週のフランスは、略全体に雪が降りました! これはその時、ボーヌに行った時撮ったものです! ブドウの木も雪に埋もれて冷たそう・。・。・。 でも何か落ち着く風景・。・。・。 そして続いて先週末のパリ。 こんなに積もったのは久しぶり! 外にはあちらこちらに雪だるまが!かわいい! 日本ではどうですか???

14
Déc

下町江戸っ子・YUKIKOのESPOAよろずや・ワイン奮闘記

小松空港から東京に向かう便を待っている時、東京のよろず屋のYUKIKOさんから電話が入った。今夜、美味しい蕎麦屋でロゼワイン会をやるとのこと、私はカニの次に好きで目がないのが蕎麦なんです。 蕎麦と聞いては行かなければと思ってしまう。しかも、よろず屋ワインツアーでフランスまで来た人達が集まっているとのこと、尚更行かなければと思う。フランスで飲み食いを一緒にした人達に会いたい。 2年に一度のフランス醸造元巡りツアー実施  オーピアックのコカリエールの畑にて YUKIKOさんは2年に一回ワイン会のメンバーとフランスワインツアーを組んで醸造元巡りをしている。今日はその時のメンバーの半分以上は来ているとのこと。 よろず屋では週に3回ほどテーマを設けて10名前後の小さなワイン会を小まめにやっている。 メンバーは結構遠方の人達が多いのに驚く。 口コミで集まってくる。これも竹を割ったようなザ・江戸っ子YUKIKOの性格が人を集めるのだろ。 YUKIKOとオーピアックのシルバン・ファダ YUKIKOさんも自分が感動した体験をお客さんにもそのまま体験してもらいたかった。 そして、造り手の心に触れてもらいたかった。 彼らの命を賭けた営みに触れてもらいたかった。 醸造元オーピアックでの昼食↓ 彼らのシンプルな生活の中にある幸せな生活ぶり、美味しいワインを造る為の自然との調和を狙う強い意思、決して譲らない志を見てもらいたかった。葡萄園を歩いて大地のエネルギーを体で感じ、そこの風、太陽の強さ、100年を超す古木などに触ってもらいたかった。そして、奥さんの手料理を醸造元と共に食べる団欒のひと時を味わってもらいたかったのです。 究極のパファーマンス 造り手と飲む人の出会いは格別なものがある。我々のような売り手の感情とかが介入しないピュアーな触れ合いは、両者にとっても我々にとっても想像外のパフォーマンスなのです。日本、いや世界にここまでできる小売店が何軒あるのだろう?究極の世界ではないだろうか。ブラヴォーYUKIKO ! 江戸・台東区の石臼挽き・手打蕎麦“与之助” 東京都台東区元浅草1-4-4 TEL: 03-3842-6400 フランスに来たメンバーが集まっていました。 今日のテーマはロゼワインと鍋、蕎麦の組み合わせ。兎に角、食べて飲んでバッチリ合うかどうか?9種類程のロゼが出された。 自然派ワインのロゼはミネラル感があるので、繊細な和食には合わせやすい。特に南仏の土壌で元海底だった石灰質岩盤まで根っこが届いてる葡萄を仕込んだものは塩っぽさがあってバッチリ合う。   プロヴァンスあの雄大なサンヴィクトワール山のまっ白な岩盤のミネラルを吸収したリショム・ロゼは抜群でした。 ショームアルノのあの石灰質の岩が砕けた真っ白な土壌のロゼも塩っぽいミネラル感があって、南独特のほのかな甘味と蕎麦つゆと完璧なマリアージでした。 フランスで一緒にテーブルを囲んだ仲間との嬉しい再会 ↑手打蕎麦の与之助にて ↓フランス・ブルゴーニュのボーヌにあるレガラードにて ボーヌで自然派ワインが飲めるレストラン レガラードにて一緒にテーブルを囲みました。 元ミス・ブルゴーニュのマリアがシェフの店。 木の子モーリーユとカエルが美味しかった。 与之助蕎麦  東京都台東区元浅草1-4-4 パリでは食べられない美味しさです。 口の中に入れて、動いているような躍動感がある。 蕎麦のうま味がある。チャキチャキの超江戸っ子の奥さんがホールにいて気合十分。そのまま祭りの神輿を担げそうな雰囲気です。       仲の良い御夫婦⇒ 蕎麦好きの方、是非お越しください。自然派ワインも飲めると思います。お世話になりました。有難う。 2次会は鴬谷の飲べ横町“初音小路”赤ちょうちん風・仏ビストロ“セッキー” 以前にもこのHPでご紹介した店です。マダム・セッキーさんはフランス・パリに数年滞在して料理を勉強。昨年、フランスの醸造元巡りに参加してさらにパワーアップした。自然派ワインの品揃えはかなり充実! 東京都台東区谷中7-18-13(私の超お勧めの一杯飲み屋です) ESPOAよろず屋では今夜、別の会場でも小規模なテーマワイン会を同時開催していて、そのメンバーもこのセッキーで合流した。その中にもフランスに来たメンバーがいて続々と集まってきた。 店を開けたら超満員。人気ビストロだ。 急遽、二階の座敷部屋に上がった。 とりあえず乾杯! 江戸の下町にテヤンデェー自然派ワインコミニティーが形勢されている! よろず屋ではお客がワイン会を企画する 最近、よろず屋の近所に一部屋、お客が登録して自由に使える空間を造った。そこではお客同士が自分達でテーマを持って試飲会を開催できるとのこと。週によっては毎日のごとく試飲会があるらしい。よろず屋ワインを中心にワインコミニティーができあがっている。そして、2次会にここセッキーに流れて来るケースが多いらしい。 相対するものの融合・調和 お客と主人、天と地、仕事と遊び。本来,相反するものが混然一体となってバランスがとれていく姿はワインそのもの本質です。ワインの仕事をトコトン突っ込んでやっていると仕事という感覚が無くなっていく。私もそうだがYUKIさんもそんな感覚になっているのではと思う。 最後に開けた南仏フォジェールのアルキエ白02、震えるほど美味く、混然一体となっていました。 ESPOA よろず屋 東京都台東区根岸3-4-16  TEL ;03-3873-8146 チャキチャキ江戸っ子YUKIKOさん […]

13
Déc

とうとう10店目 ! オザミ「パリのワイン食堂」オープン !!!

この12月1日オザミグループの10店舗目となる「パリのワイン食堂」Bouillon de Paris a Vins(ブイヨン・ド・パリ・ア・ヴァン)が、現在、建替え工事中の歌舞伎座近く東銀座にオープンした! 銀座オザミ・デ・ヴァンをスタートに、ブラッスリーオザミ、ヴァン・ピックル、バニュルス、銀座大野などいろいろなスタイルで美味しい料理、美味しいワインを提供してくれたオザミの10店舗目は、なんと「食堂」だった !!!まさに「原点」。 パリのきさくで価格もリーズナブルなビストロスタイル。 まずは、この「パリのワイン食堂」の入り口を見てください! 凄い!インパクト !!!とにかく目立つ外装。 まるでフランスの13区の中華街のような雰囲気。 こんな派手な色合いのフレンチが今まで日本にあっただろうか? 店内もとても明るく、その明るさ、暖かさに、思わず吸い込まれて行きそうになってしまう。 10店舗目オープンで嬉しそうな オザミ代表丸山さんそして気合十分の菅野店長 自分が食べたい美味しい料理を、自分が好きなワインをお客さんにも楽しんでもらいたい! お客さんを喜ばせたい! そんなサービス精神旺盛な丸山さんの想いを強く感じるお店である。 なんと、お昼は1,000円でヴォリュームたっぷりのランチが楽しめ、 ディナーは2,980円、 そしてワインは3,800円均一。     丸山さん参りました。。。 見よ!このラインナップ。 どれを飲んでも3,800円! しかし侮るなかれ、素晴らしいワインの数々が取り揃えられている。  1本のつもりが、2本、3本と進んで行く事間違いない。 ワインラバーにはたまらないお店ですね。 さて、今日のレセプション・パティーには、この3人が揃いました! 左の三匹のブタちゃんは、 丸山さんが描いたオリジナルラベル。 そのモチーフになったのが、この下のの3人。 ラベルと並んでいるのは逆になるが、左から大阪、小松屋の藤田社長(Passion et Natureなどの自然派ショップ&レストランのオーナー)、パリのエノコネクション伊藤與志男、そして丸山さん。 パリのワイン食堂に来たら、ぜひこの3人(3匹?)の顔を思いだして、このキュヴェ・ブー飲んでみてください。 レセプションには、大勢のオザミファンが大集合。店内は、人、人、人に溢れかえった。 満足げな 鈴木総料理長               豚の頭の丸焼きを運ぶ        加藤さん 凄ワイン好き!美味しいものが好きな人達はオザミ「パリのワイン食堂」へ急げ!!! パリのワイン食堂 東京都中央区銀座3-13-11銀座芦澤ビル1F  TEL:03-3547-4120 営業時間: 月~金  ディナータイム17:30~24:00 (Lo23 :00 ) 土、日、祝 11:30~22:30(LO21:30) ディナータイム17:30~24:00 (Lo23 :00 […]

10
Déc

北陸・白山の見える街・小松にワイン専門店“ESPOAもりたか”在り!

北陸・白山の見える街・小松にワイン専門店“ESPOAもりたか”在り! ESPOAもりたか 森高さんとの出会いは15年前、ドイツのトリアで会った。ESPOAのワインツアーで来ていたグループに私が合流した時だった。その晩、私は不覚にも飲み過ぎてしまった。ビールとシャナップスというアルコールを飲み過ぎた。翌日の訪問は、名門シュロスヨハネスベルグだった。完璧に二日酔いの状態の私は名門の内庭ではいてしまった。それを横からニコニコ笑って見ていたのが森高さんだった。それ以来、家族のような付き合いをさせてもらっている。私はこの時期に時々この小松にやってくる。理由は2つある。ボジョレ・ヌーヴォー解禁フェアーの為とカニの解禁の為である。私はカニには目がない。カニの解禁という言葉を聞いただけで小松にすっ飛んで来たくなってしまう。 シャトー・もりたか       森高夫妻 これからの人生をワインに賭ける決意! 当時、森高さんは商売に悩んでいた。酒屋は3代目である。このままこの商売を続けていいものか?生き方に悩んでいた。 醸造元を周る度に、彼らの情熱の熱さに圧倒されていた。何故、あんなに仕事に熱くなれるんだろう?彼らの土壌を生かす為の厳しい仕事や、自然なワインを造る為にリスクの多い醸造方法を敢えてとる彼らのパワーはどこからきているのだろう。飲む人達に健全なものを提供したい。自然な畑を次世代にそのまま継承させたい。こんな話を聞く度に体の内から燃えてくるものを感じた。自分の人生をワインに賭ける!それだけ価値のあるものだ!と確信がもてた。 それ以来、自分が醸造元を訪問して感動した事をそのまま、自分のお客さんにも感動してもらいたい。自分のお客さんを連れてフランスに行きたい。そんな夢を実現するべく、店の2階を改装して12年前にワイン学校“和飲学園”を設立した。 小松のラジオ局に週一回番組を持つようになった。そして、3年に一度、お客さんを連れてフランスまでワインツアーを組めるようになった。夢を着実に実現にしている森高さんは訪問先で感極まって時々泣いてしまうほどの感激屋でもある。    お客さんと共にフランス旅行 2010年はESPOAの仲間と収穫の為フランスにやって来た! 近年、やや悩んでいた。ワイン販売も小松では知られるようになった。ある程度のところまでやった、と云う自負もありややマンネリになりかけていた時期だった。ESPOAの仲間でも同じような悩みを抱える人もいた。また、これからワインを始めようとしている人もいた。まるで15年前の自分を見ているような若者もいた。今回は自分がツアーの団長になっていた。周りを見るといつの間にか自分が年長者になっていた。彼らと毎日話していて、色んなことが吹っ切れてきた。若い人達にお説教のような話しをしている内に、自分の心にもまたメラメラ燃えて来るものがあった。 キツイ葡萄摘みも体験して、大地に触れて今まで感じたことがないワイン観が自分の中に目覚めていた。ジャン・ダヴィッド夫妻の自然な人間性とピュアーさ、そして、どこまでも暖かい人柄に触れて多くのものを教えてもらった。 彼らのような素晴らしい人間が造ったワインを日本の人達にもっともっと紹介していきたいと心から思った。 そして、ESPOAの仲間達も醸造元に負けないくらい素晴らしい人間性を持っていて、こんな仲間達と一緒に同じ方向に進めることに喜びを感じた。 新たな決意! 自然派の醸造元を見るに、決して裕福な生活をしていない。でも家族で本当に幸せそうに協力してやっている。 お金儲けならもっと楽な栽培・醸造方法があるのに決して楽な解決策をとらない彼らの生き方に感激した。彼らのような人が造ったワインこそもっともっと広めていきたい。そうすることで、彼らのような人がもっと増えていけば地球ももっと美しくなる。 何より、忙しく働く日本の小松の人達にこの大地の自然を飲んでもらうことで、大地のエネルギーを吸収してもらいたいと思った。自分の営業活動が地球にもお客さんにも良い結果を招くことを認識できた。 今日は小松の隣街、加賀市片山津温泉でボジョレ・ヌーヴォーの会 森高さんが新規開拓したビストロ 9月にフランスに来て以来、森高さんは自然派ワインを伸ばす為に、飛び込みの新規営業を開始した。それで取引が始まったお店で今夜はヌーヴォーの会が始まる。 もう顔馴染みの人達が多い! 2年前に森高さんの和飲学園に来た時に会った人、フランスまでワインツアーで来られた人など懐かしい顔ぶれの人達がいた。 ビストロ・ラ・ヴィーヴ 加賀市片山津温泉泉丁12-1かぼちゃ村 ワイン会は人生の交差点だ 何故か、森高さんの周りには美しい女性が多い。 20代の女性かと思っていたら、皆、子供が2人ぐらいいて子育で忙しく、パーと今日は息抜きにやって来たようだ。 本当に元気でパワフルな女性が北陸には多いと思う。 そうかと思うと、定年になられてもう2回程フランスにも来て頂いている御夫婦と再会した。知っている人がいると云うのは嬉しいものだ。奥さんが酒豪でグイグイやられていた。気持ちの良い飲みっぷりでした。 皆、ヌーヴォーを飲んでエネルギー全開で色んな話で夢中でした。 普段、全く違う仕事、生活している人達が今夜は一緒にテーブルを囲んでワインを飲む!人生の交差点のようだ。 準備周到、ワイン会の冒頭で挨拶・ヌーヴォーの造り手の説明をする森高さん 今年の9月、森高さんはボジョレのこのラフォレ蔵元を訪問した。収穫直前の葡萄を食べてきた。 その時撮ったビデオを見せながら説明をした。 こんなに美しい景色を見ながら育った葡萄達が、1か月半後には北陸に来ている。 北陸で暮らしている人達が人生のそれぞれの局面を迎えている中で今夜は、ラフォレさんが造ったワインを飲む為にテーブルを囲んで楽しんでいる。感動ものだ。 ワインは天、地、人の共同作業だ!偶然ではなく必然だ! これは偶然ではない。森高さんがフランスにきて、地球にやさしく美味しい自然派ワインを造る醸造元と接して、感動して、そしてそれを伝えるべく営業をかけて、レストラン・ラヴィヴァさんが、森高さんから何かを感じたからこそ取引がはじまった。そして、今日のワイン会がある。今日のワイン会の為に多くの人が関わっている。葡萄が育つには、畑に棲む微生物が働いてくれている。 ここボジョレの土壌は太古の昔は火山だった花崗岩でできている。数万年前のエネルギーとメッセージを根っ子が吸い上げてワインに入っている。 葡萄が熟す為に太陽が働いてくれている。光の光子が葡萄の葉っぱにあたり光合成が行われて、葡萄の茎、房、糖分を造り上げてしまう。それを収穫して、葡萄園に棲んでいる自生酵母で発酵したものが、今、皆で飲んでいるボジョレ・ヌーヴォーなのです。ワインは必然的に出来たエネルギー飲料です! 今夜はラ・ヴィヴァさんのお陰で素晴らしい会が出来ました。感謝です。 さあ、2次会だ!待ってました!北陸カニの解禁パーティーだ! 場所はりょう子ちゃんの店、AIDAだ。 りょう子ちゃんはもう3回もフランス来ている。 森高さんの店の隣にある店だ。森高さんにとってはもう家族に近い存在。 地元の人は、カニはメスが一番美味しいと皆がいう。香箱と云って卵も着いていて、あまり東京ではお目にかかれない。こんな風につまんでパクリと食べると美味しい。意外とサラリとした独特の食感である。2次会まで付き合って頂いた方々、遅くまで有難うございました。 北陸の名所・安宅の関にある料亭“長沖”にて、あの建橋のカニを! 小松から海よりに30分ほど行ったところに、歌舞伎・勧進帳で有名な “安宅の関”の名所がある。日本海に接している。そこに日本一美味しいカニを食べさせてくれる料亭“長沖”がある。 そこの御主人・長沖さんは森高さんのフランスツアーに2回も参加してくれている。前々から是非行きたいと思っていた夢の料亭だった。 昨日、森高さんから長沖さんにいきましょうか? ウィーと即答。 立派な神社のような建物。 御主人の長沖さんが迎えてくれました。ワインを通じて色んな人と巡り合えて、お互いの夢がドンドン実現していく!感謝です! ザ・ニッポンの料亭の部屋に感激! […]

9
Déc

大阪・豊中のESPOAたけやの“暖かいワイン会”

大阪・豊中のESPOAたけやの“暖かいワイン会” 銀行マンの脱サラから酒販店経営へ変身した武元さんと奥さん 11月は3週間日本へ出張しました。日本全国を走り回ってワインに携わる人々と交流を深めてきました。その中でフォワっと心温まるワイン会がありました。大阪豊中市で酒販店“ESPOA たけや”を経営している武元さんを今日は紹介したいと思います。武元さんは元銀行のサラリーマンからの脱サラで店を始めた。最初はコンビニエンス・ストアーをやっていたけど無味乾燥なビジネスで何か違うと思っていたところにESPOAの存在を知った。 武元さんは人間的な触れ合いとか、もっと人間味のある商売がしたかった。ワインを通じて“喜び”を提供できる仕事に興味をもった。かといって、当時、武元さんはワインの知識もあまりなく、ワイン会などを開催するようなノウハウも無かった。でも今日は本当に心温まる楽しく素晴らしいワイン会を実現しています。ワイン会開催の挨拶でドキドキの武元さん、マンスノーブルのギドさんもやや心配そう。でも、この素人っぽさ、人間的良さ、一生懸命さが逆にお客さんに評価され、信頼されている。 ESPOAとは?ここでESPOAグループのことをご紹介致します。 全国に150店ほどある酒屋さんのグループであります。ボランタリーチェーンといてもよい。チェーンと云っても商品を強制的に買わなければならないとかの拘束は一切ない。一言で簡単に説明すれば『1個人店で出来ないことや、1個人店でやっては損なことを本部が代わってやってしまう、というシステム』ワインの勉強とか、販促のチラシ作りとか、新商品の開発とか、ワインの共同輸入とか、ワイン買付旅行、ワイン会開催のノウハウとか、個人店では特別な能力がないとできないことが一杯ある。 そんなことを、まとめて本部が教示しながらやってスケールメリットを出そうというシステムなのです。だから普通の脱サラの人でも、即プロのワイン専門家と同じような品揃えとか、販促活動が可能になる、という素晴らしいシステムのチェーン店であります。 ESPOAのEはエクゼクティヴ、Sはスペシャリティー、Pはパーソナリティー、Oはオリジナリティー、Aはアクテイヴィネスの略。 月に一度の勉強会風景(11月) 本部が月に一度、諸々の勉強会を大阪と東京で開催してくれる。そこでワインの勉強とか、売り方の勉強をやってくれる。かと云っても、本人が努力しなければ、全く効果がないのはどの世界も当たり前。 やる気さえあって、努力すれば、最初は特別な知識や能力がなくても専門店としてのオペレーションが可能となります。武元さんは5年目であります。 3年前から自分の店内でワイン学校“和飲学園”を開催している。 アルザスのシュラー醸造所への訪問9月 最初は本部スタッフの援助が必要だったけど、今はもうワインの勉強も積んで立派なプロとしてやっている。武元さんが主催する和飲学園の生徒からソムリエ試験にパスした人が誕生した。 彼女がソムリエ試験にパス⇒ ESPOA本部が直輸入の醸造元を年に4社ほど日本に招待して、加盟店でワイン会を開催する。 通訳も本部スタッフの中島さんが勤める。 一個人店では絶対できないことも、150店がまとまればスケールメリットで色んな事が可能となる。この厳しい経営環境の中、他の店が出来ないことをスイスイやってのけてしまうことは大切なことです。直輸入システムも一個人店では不可能なことです。 酒販店経営でお悩みの方、脱サラで専門店をやりたい方 ESPOAグループへの加盟をお薦めいたします。下記へご連絡ください。 ESPOA本部  大阪06-63863204 東京 03-3253-8775 ESPOAたけや&マンスノーブル醸造元の暖かいワイン会 今日は南フランスのラングドック地方コルビエールからシャトー・マンスノーブルのギドさんを大阪府豊中市に招待してのワイン会です。 ギドさんも18年前、人生を180度変えた人です。 ベルギー人のギドさんは、ベルギーで保険の会社を経営していた。経営は順調だったけど心は疲れていた。保険で接する人は何らかのトラブルを解決する為で 人生の“喜び”とは程遠い世界だった。ギドさんはベルギーではテースティング・コンクールで優勝する程で、ワイン業界では有名人だった。50歳になった時 すべてを投げ打って、南フランスにやってきて醸造所を買い取り、立ち上げた。 何故?『ワインの世界は、いつも人と接して“喜び”や“笑顔”があるからだ!』 人生を変えた動機は、武元さんと同じ“喜び”を人と分かち合うことだった。 だから二人とも今は最高だ! 同じ人生なら、多くの人の“笑顔”や“喜び”に接していた方が気持ちが良い。 ワインはまさに喜びを与える飲み物です。 レストラン・ノワ・ド・ココ  大阪府豊中市本町1-11-1本町ビルTEL :06-6854-7654 暖かい雰囲気と武元さんの自然派ワインが飲める店。清水シェフの腕は繊細さで抜群に美味しい! 清水シェフの料理はギドさんもビックリのワインとの調和がとれていました。 左 バームクーヘン豚のエピス風味ロティ 下 仔牛ほほ肉赤ワイン煮 ワインとマリアージが抜群でした。 ワインが2人の人生を変えた! 武元さんもギドさんも人生を変えて正解だった。 ワインを通じて色んな人と巡り合えて、ワインのあるところにはいつも笑顔と喜びが創造される。 ESPOAたけや 大阪府豊中市西泉丘1-1-5TEL :06-6853-4256 豊中市にお住まいのワイン好きの皆さん是非、 一度、お店に寄ってみてください。心温まりますよ! 最後は皆大喜びでした! 見てください!この笑顔! 2人ともこの笑顔が見たくて人生を変えた! 大喜びと共に一杯の注文をもらいました。 終了後、お店まで戻って、注文を頂いたお客様の為に 一本一本にサインをしよう!ということになり、何十本のボトルにサインをしました。明朝、ギドさんは関西空港よりフランスに飛びます。お疲れさまでした! 武元さん!良い仕事してますね!頑張ってください!フランスより応援していますよ! 武元さんのお客さんは綺麗な女性が一杯いました。和飲学園も楽しそうですね!また来ます。伊藤 […]

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最近のパリ・・・

最近のパリは・・・ とにかく 寒い それもそのはず、今日なんて大雪!! 今日、午後の12時。 雪が降り出し・・・・ 止まるところか、だんだんと激しくなり・・・ 30分でこんな積もった!! 11月からチラホラと降っていましたが、今年はとにかく寒すぎる! でも ホワイト・クリスマス かも!! 今年は ロマンティックに 過ごそう!

8
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諏訪湖にて盛大なボジョレー・ヌーヴォーの会

深い歴史と文化度が高い諏訪湖にワイン文化が満開 長野・諏訪湖にて200名を超す盛大なボジョレ・ヌーヴォーの会 5年前より諏訪温泉ホテルにてボジョレ・ヌーヴォーの会 11月19日諏訪湖に面した温泉ホテル“紅やホテル”にて今年も盛大にヌーヴォーの会を開催した。もうずい分前から定員満員にて参加者を御断りする程の人気イベントになってる。5年程前より、ここ紅やホテルでは定例のワイン講座も開いている。 地元の企業“野村ユニソン社”と共同で開催している。野村ユニソン社の本社は精密機械、ロボットでは世界級のハイレベルな企業である、と同時に自然派ワインではトップレベルの品揃えを誇るワイン輸入業者でもある。ここ諏訪湖周辺には世界に誇る優良企業があり、世界を股にかける文化人が多くいる。この風光明美な諏訪湖の地にワイン文化が育たない理由はない。自然派・本物ワインのワイン勉強会を定期的に行ってワインファンを育ててきた。その効果もあって200人を超す人が一瞬のうちに予約が殺到して定員オーバーとなってしまった。今では地元の各方面の文化人が集まる素晴らしいステータス・イベントとなっている。本物・自然派ワインファンがここ諏訪湖でも確実に広がっている。本物は通じる! 本物・自然派のヌーヴォーは美味しい! ボジョレ・ヌーヴォーの人気が少なくなってきた原因に、不味いヌーヴォーが氾濫した時期があった。酸化防止剤が大量に添加されたり、補糖されたりで、あまりにも醸造テクニックにはしり過ぎて劣悪な工業製品のような画一的なヌーヴォーが氾濫して、それを飲んだ人達が悪質な二日酔いを経験したり、酷い悪酔いにあった人達が多かったからである。一般の人がワインに興味を持って頂けるこのヌーヴォーの時期こそ、本物ワインの本当の美味しさを分かってもらえる絶好のチャンスである。自然派ワインの父と云われているマルセル・ラピエール、心に響くワインを醸す天才フィリップ・パカレのヌーヴォー、マルセルの親友で熊のような体格とガッシリしたワインのデコンブヌーヴォー、最南端に位置するハーモニー・ド・テロワールなど全4種類が提供された。 マルセル・ラピエールを偲んで ↓ 5年前の写真(ボーヌにて)    野村社長とマルセル・ラピエールの遭遇的な出会い 特に今年はマルセル・ラピエールが収穫を終えた2日後に亡くなるという劇的なミレジムとなりました。マルセルと野村社長は、ブルゴーニュ地方ボーヌの街で遭遇的な出会いをしました。『5年前、まだマルセル・ラピエールと野村ユニソン社が取引をする前の段階でした。それは雪の降る寒い冬のボーヌの街でした。レストラン“ビソー”で夕食をしている時でした。マルセル・ラピエールとマリー夫妻がこのレストランに入って来ての遭遇でした。その時はお互いに自己紹介と挨拶をして記念撮影をして終えました。その時はまさか一緒に取引をすることになるとは想像もしなかった。それが2年前から取引が始まり、昨年のこのヌーヴォーの会にはインターネットでフランスと日本を繋ぎ日仏同時ヌーヴォー解禁を祝ったものでした。そのマルセルが急に亡くなり今年は解禁の祝いと同時にマルセルを偲ぶ会を合わせてヌーヴォーの会とさせていただきました。』と野村社長の挨拶。 マルセルは人と人生を分かち合う瞬間を大切にしていた。 マルセルが35年の歳月をかけて自然との調和をめざした仕事の総決算が、この10年のヌーヴォーには詰まっています。フランスの自然派を築きあげたあの人格、笑顔がこのヌーヴォーには表現されています。こんな大勢の方々と分かち合える事をマルセルもきっと大喜びだと思います。マルセルは人と一緒に食事をしたり、飲みながら人生を分かち合う瞬間を本当に大切にしていた人でした。乾杯!マルセル! 2010年も世界中の若者が集まって収穫を喜びのパワーをもって行いました。                                    長女カミーユと奥さんマリー 収穫には私も立ち会いました。長女カミーユも奥さんのマリーも厳しい状況の中でも笑顔を絶やさず満面の喜びの中で収穫を決行しました。マリーはマルセルの看病をしながらの収穫となりました。それでも最後まで自分の手料理をマルセルの為に造っていました。 ほんの一カ月半前の出来事です。長男マチュも最後まで頑張りました。      長男マチュ  それが今こんな風に、諏訪の人達に こんな風に喜んでもらっている姿を 見ると感無量になってしまいます。 乾杯!マルセル!有難う! 人と人がワインを通じて繋がっていく! スナップ写真集 恒例の野村社長の娘さん によるピアノ演奏。 ←野村社長夫妻と共に 夫人の葡萄柄帯 ⇒ ビンゴゲームで盛り上げる ↓ 美しい着物姿の 諏訪美人。周りが明るくなります。 2次会では野村社長と 竹沢副社長の “白いブランコ”を 聞かせて頂きました。 2年前はこの同じ場所でマルセルも唄いました。 2年前マルセル・ラピエールとフィリップ・パカレが諏訪に来た時の思い出 マルセルもこのカラオケで唄ったのを思い出しました。 野村社長もパカレも、そしてマルセルも皆で唄いました。 その時の事を思い出して涙が出そうになってしまいました。 マルセルは同僚として日本のワイナリーの人達ともこのカラオケで楽しみました。 本当に気さくで、真っすぐで、陽気で、飾らず素晴らしくシンプルで、尊敬すべき人物でした。 ワインは素晴らしい!人と人を繋ぎ、永遠に喜びを創造していく力がある! 伊藤

6
Déc

Le Vin de mes Amis chez Paul Bert

今日はシャーロット・セナさんが主催する、 『ル・ヴァン・ドゥ・メ・ザミ=私の友人のワイン』の試飲会に行って来ました! 場所は、自然派ワインが楽しめる、『ビストロ・ポール・ベール*Bistro Paul Bert』です! Bistro Paul Bert 18, rue Paul Bert 75011 Paris Tel : 01 43 72 24 01 今日は2010年ビンテージを紹介しにきた生産者が多い! 2010年は基本的に綺麗な収穫が出来て、しかもアルコール発酵も順調に進んだので、皆笑顔でした! 今一段落付いた時期なので、みなさん試飲会に追われています! ロワール*Loire いつも笑顔でハキハキとしているカトリーヌ・ブルトン*Catherine Breton。 彼女のペティヤンはグイグイと飲めてしまうほど美味い! 今回は2010年のディレタント赤を試飲。 彼女もお勧めするほどの価値はある!とてもジューシーでまさにブドウジュース!まだ完璧に終了したワインではないですけれども、とにかく出来上がった物を試飲するのが待ち遠しいです! ロワール*Loire アレ?! 右の人・・・知ってる! と思っていたら、元々チリでワイン造りをしていたマチュさん! 今年から彼はニコラ・レオー*Nicolas Réauさんの醸造所で一緒にワイン造りをスタート! とてもエレガントでフレッシュなサン・シノンを是非味わって下さい。 ブルゴーニュ*BOURGOGNE ドメーヌ・ド・パット・ルー*Domaine des Pattes Loups、 トマ・ピコ氏*Thomas Pico のシャブリは 厚みもあり、酸味もあり、何よりも柑橘類とハチミツの香りが凄い! 特にボールガール*Beauregardはダントツでトップ! まだ若いのに、今後のシャブリの期待の星です! ブルゴーニュ*BOURGOGNE ドメーヌ・ド・ラ・カデット*Domaine de la Cadette のカトリーヌ*Catherine さん。 ここのムロン・ド・ブルゴーニュ*Melon […]

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FESTIVIN 自然派ワイン祭り

FESTIVIN祭りだ!祭りだ!自然派ワイン神社の境内は超満員!! 11月27日恵比寿に仮設・自然派ワイン神社が発足し一日だけのワイン祭りFESTIVINが開催された。 神社の境内には東京中の自然派ワインを愛する飲食店が屋台出店を構えてナチュレルワインファンを出迎えてくれました。自然派ワインを気軽に楽しく飲める人気店が集まりました。 そして、お神酒には、日本中の自然派ワインインポーターが大協賛集合だ! 神の酒・今日は飛びっきりの自然派ワインが勢揃い!自然派ワイン好きにはたまらない一日となりました。 偉大なる飲んべ神主・勝山晋作 こんな大同小異の平和哲学で、こんなに人を集められるのはこの人しかいません。日本一の飲んべ神主・勝山晋作さんです。今どき、こんな盛大な自然派ワインお祭りが出来るのはこの人しかいない。日本における自然派ワインバー第一号と云っていい“祥瑞”を経営する。気さくで人懐っこい性格の勝山さん、自然派ワインを愛するパッションは絶大なものがある。そのパッションと同じくらいの大きさで多くの人から愛されている。その勝山晋作が声をかけたからこれだけの人が集まりました。ブラヴォー!!勝っさん! 勝っさんの挨拶でマルセル・ラピエールのことを話していました。『マルセルがいなければ今の自分もありえない。』この言葉そのまま“勝山さんがいなければ今日のような自然派ワインの大イベントは出来なかったでしょう。”初期の段階より自然派の開拓者だった。 自然派ワインは確実に広まっている! 一部と2部に分かれて、総勢1000名程の自然派ファンが集まってきました。 ビストロ・ヴィヴィアンヌ⇒ 銀座の超人気フレンチ・ビストロの屋台。 フォワっと暖かい雰囲気が漂っている。 順ちゃん経営の店。東銀座ワイン街道(歌舞伎座の横を入っていく道)に面している。今日は生ハムとフォアグラの御馳走だった。 ← メリメロ トラディション・フレンチ、名物シェフの宗像さんの店。 宗像シェフの腕前は日本でもトップ級のトラディション。 店のワインリストは超自然派。パリの人気店のルペール・ド・カルトゥシュのロドルフとは兄弟的存在。 順祥瑞⇒ 主催者側とあって皆忙しそうに飛び回っていました。 重野さんとは、まだ彼がパリに居た頃からの知り合いだ。我が家にも遊びにきて一緒に飲みました。再会が嬉しい。 色んな人が来ていました。 ギャルソン・ド・ラ・ヴィーニュの飯野さん。もうじき新しい店でリニューアルするとのこと。神戸からは関西ワインバーの老舗米沢さんも来ていました。九州、福岡からとどろき酒店さん、宮崎フードリーの宮田さん、長州・山口のエスポア山田さんはお客さん数名を引き連れての参加。 フランスからもムスカデの醸造元ギー・ボサールが来てくれました。 造り手・インポーター・ 販売する人・酒販店・ レストラン・ビストロ・ 愛好家・普通に飲む人 皆が笑顔で 楽しんでいました。 ワイン販売メトッドBMOの山田夫妻とギー・ボサール ESPOA エスポアナカモト(世田谷)、エスポアしんかわ(横浜緑区)の2名が全国のエスポアを代表して有志の出展。 マーク・ペノ、アルザスのブルノー・シュラール、エステザルグ、オーピアック、CPVキューヴェ・パッション、パスカル・シモニッティなど自然派の絶品を提供。 世田谷の中本さんは南仏モンペリエに3年滞在、南仏ワインのことは彼の右に出る人はこの日本には居ない。しんかわの竹之内さんは静かに燃える男、ワインへのパッションはピカ一男。 DIONY 今、自然派ワインのインポーターとして飛ぶ鳥を落とす勢いのディオニ社、大西さん(東京支店長)と美人スタッフ。 前田社長も来ていました。ディオニ社は社長自ら先頭に立って営業活動の陣頭指示をやっている。営業スタッフも実に情熱的で 人間的、本当に素晴らしく気持ちの良い人達ばかりです。 この不景気の中、前年対比を伸ばし続けているのは理解できる。 確りとした営業戦略をもって自然派に取り組んでいる会社は少ない。“不況”を売れない理由にしない。一歩一歩前進しています。 野村ユニソン社 今日は藤木さん夫妻が奮闘していました。自然派ワインの品揃えはフランスのお宝が揃っている。自然派ワインの父、マルセル・ラピエール、ブルゴーニュの心に響くブルゴーニュを造る天才フィリップ・パカレ、ローヌのザ自然派のダール・エ・リボ、ルシオンの鬼才ゴビー、ロワールの王様・カベルネ・フランの世界一クロ・ルジャール、孤高の隠遁者ミネルヴォワのポール・ルイ・ウージェンヌ、ロマネ・コンチのオーナーでもあるプリューレ・ロックなどどれをとっても自然派トップ級、フランス国宝級の品揃えが揃っている。 キング・オブ・ザ自然派ワインのオールスター! BMOベスト・マ-ケティング・オフィス その名のごとくワイン販売指導では日本一。山田さんの手にかかれば、売れない店が根本からやり直せる。最高に美味しいワインがあっても、ただ並べておくだけでは売れるようにはなりません。アプローチすべきメトッドがあります。 それがメトッド・ヤマダです。今日は心に響くワイン・ラングロール、優しくグイグイ飲める・エロディ・バルム、自然児200%オリビエ・クザン。 勿論、ムスカデのギー・ボサール他を提供してくれました。 テラヴェール ワインマルセル・ラピエールのシャトー・カンボン09が提供されていました。マルセルは生涯最高のミレジムだと云い切ったワインです。そして、遺作となった 10年ヌーヴォーがこっそり出展されていました。 全部は写真に収めきれませんでしたけど、その他多くの素晴らしい自然派ワインを輸入しているインポーターが出展していました。オルヴォーの田中さんは昨日フランスより帰国。新しいお宝自然派が豊富なイースト・ラインの門脇さんも参加、コスモジュンの新井順子さんも参加。 ヴァンクールの有馬さん ヴォルテックスの立野さん AVEC ミュージック 懐かしのギター名曲の数々しびれました! 美味しいワイン、美味しい食べ物、佳き友、そして佳き音楽 […]

1
Déc

丸の内MIKUNIでヌーヴォー・カウントダウン

東京のど真ん中、丸の内・MIKUNIにてヌーヴォーのカウントダウン マルセル・ラピエール・ヌーヴォー2010年 醸造元は勿論、ヌーヴォー人気トップのマルセル・ラピエールのヌーヴォーでした。流石、洗練されたレストラン・MIKUNIのヌーヴォー・パーティーでした。 ビジネス街のド真ん中、久々のヌーヴォー・パーティーだったとのこと。最近、ヌーヴォー祭りをあまりやらないレストランが多い中、逆に、景気づけに絶好のチャンスとして数年ぶりの開催とのこと。色々趣向を凝らしてのイベントでした。 10時ごろから、お客さんが少しずつ集まってきた。マルセル・ラピエールのもう一つの蔵であるシャトー・カンボンのワインをまず飲みならが24時を待った。カンボンは2009年、マルセルが生涯最高のミレジムと云切った年代でした。濃縮感があってスパイシーささえ感じさせてくれる絶品でした。 ヌーヴォ到着 到着したばかりのヌーヴォーをソムリエ小笠原さんが担いで登場。私は三日前にフランスから日本に到着。ほぼ同時にフランスから出荷したヌーヴォーが今ミクニ・レストランに到着。感無量です。今年も収穫に立ち会って、アッサンブラージにも立ち会った。そのワイン達が無事にレストランまで着いた。 24時、マルセル・ラピエールの遺作となった2010年ヌーヴォー乾杯! 皆に喜んでもらっている。 皆が幸せそうだ! つい一カ月半前まではまだ葡萄だった。 それが今、赤い液体に姿を変えて、皆に 喜びを振りまいている。何て不思議なことだろう。 銀座の寿司幸の杉山さん、 クラブ由美の伊藤さんの司会で楽しく雰囲気を盛り上げて頂きました。 流石、ミクニのお客さんは洗練された楽しい人達ばかりでした。 美味しいヌーヴォーと美味しい料理、楽しいひと時を過ごせました。 モルゴンの大地、収穫人、ソムリエ小笠原さん、 テラ・ヴェールの片岡社長、感謝です! MIKUNIスタッフの皆さん、お世話になりました!

29
Nov

秋のプイィ・フィッセ、ソリュトル

今はもう秋・誰もいない葡萄園・ソリュトル村、 プイィ・フィッセ村 11月の初旬、ボジョレに行った帰りにマコンからTGVにて パリまで移動する予定だ。マコンからパリまで1時間半という早さだ。醸造元での試飲が長引いて、予定のTGVに乗り遅れてしまった。マコンTGVの駅から10分でここプイィ・フィッセまで来れる。黄葉を見にやって来た。 実に美しい!ほんの1か月半前は収穫で賑わっていた葡萄園が今は人影も見えない静寂の世界が広がっている。 プイィ・フイッセ村 シャルドネの木々が今年の仕事を終えて休息のひと時を過ごしている。 樹液を根に戻し大地に囲まれて、来年の為に鋭気を 養う。

29
Nov

今回のN°1!エレガントさ抜群 * Domaine Le Boiron

今日訪問したのは・・・この写真に写っている土地全体を栽培しているフィリップ・カブレル氏・Philippe Cabrelのドメーヌです!湖まで買い取ったって・・・凄い!そして優雅! ここでは10Haのブドウ畑、そして95Haものシリアルを栽培しています。 周りに他の畑が全然無いので、他人が散布した化学物質も飛んで来ないので、育てやすい! フィリップは西南フランスの町、アスタフォールで生まれ育ち、この場所の穏やかさと、この1855年に建てられた立派な醸造所に一目惚れ! 1996年に兄とドメーヌを購入し、1998年にはマチュー・コスさん*Mathieu Cosseの手を借り、2Haの畑にカベルネやメルロ、そしてタナを植え、ワイン造りをスタート。 粘土石灰質のテロワールと、自然に育てられた彼のブドウは非常に美味しいと評価され、初ヴィンテージを2003年に紹介! 『私は生きている土壌でブドウを育てているんだ。収穫も選別もなるべく丁寧に行っている。この土地は、メルロやタナとの相性は抜群だがカベルネは手入れが通常以上に必要だ。しかし、畑での作業が慎重な分、余計な物を添加せずに自然酵母のみでの醸造ができるんだ。熟成中も、マロラクティック発酵後のスティラージュ以外は手を加えてない。15ヶ月間の間 、ワインはゆっくりとまろやかになっていくんだ。』 そんなこんなで2008年から2010年のビンテージを試飲! 2008年 雨が多かった春・・そして粘土質のテロワール・・ その為、ベト病が発生してしまいながらも、薬剤を撒けない状態が続き、収穫量はダウン。。 ですので、2008年はワン・キュベ、ル・ボワロンしかないです・・残念! 味はとてもエレガントでフレッシュでフルーティ!最高! 2009年 まだブレンドしていないので、品種ずつの試飲。 メルロはミネラル感がバッチリ効いていて、まろやか! そしてタナは爽やかで酸味が綺麗! この二つをブレンドする事により、繊細な部分とパワフルな部分が綺麗に調和されるのです! 2010年 『今年は雨が全然降らず、夏の間も30mmしか降っていない。その代わり9月、10月が温かく、綺麗な収穫が出来たよ!収穫時期も、遅めだった。何せ10月の下旬からスタートしたからね!』 そんな2010年のメルロは、とても華やかで繊細なタンニンが印象的。また、カベルネ・ソビニョンは綺麗な骨格と、ポテンシャルを潜めたフルーツの香りが美味しい! 来週樽へ移動し、2012-13年には皆さんも飲めるはず! そして今販売中の2007年を試飲! 大きな試飲室・・・というかパーティー会場?!そこにフィリップの兄、フランシス・カブレル氏*Francis Cabrelが一瞬登場!ん???この名前をご存知ですか・・・?! そう、フィリップのお兄ちゃんは、フランスの大物歌手!日本で言ったら・・・五木宏?の用な存在! ミーハーな部分さておき、2007年ビンテージの説明を! 『2007年は雨と病気が多く、とても困難なヴィンテージとなった。しかし良く熟したブドウしか収穫していないので、メルロは適度の果実味と綺麗な酸味を出し、タナはとてもフルーティーに仕上がっている。2007年は2004年に植えたコットの初収穫の年でもあるんだ。この品種はアセンブラージュ用に植えたんだ。 とてもフルーティーで野いちごの香りが強く、いい具合に熟成しているよ! 』 Le Petit Boiron 2007*ル・プチ・ボワロン2007 今回の一目惚れです!エレガント◎!フレッシュ感◎!フルーティ感◎!!!ファ~っと香りが口の中で広がり、ス~と喉を通ってしまうワイン!とにかく滑らかで、優しくて、上品!ソフトな口当たりと、軽くて飲みやすい喉越しが、もう一口・・・もう一口!と・・・止まらなくなってしまいます! 品種:メルロ 55% 、コット25%、タナ 10%、カベルネ・ソビニョン 10%  樹齢:12年 土壌:粘土石灰質 熟成:13ヶ月間、コンクリートタンクで熟成 Domaine Le Boiron 2007*ドメーヌ・ル・ボアロン2007 品種:メルロ 55%  - タナ 25% - カベルネ・ソビニョン 20%  樹齢: 13年 […]

26
Nov

ラングドック・ナンバーワンのモノ・セパージュ・ワイン!

今回は久しぶりの畑巡りツアーのレポートです! 今回はラングドックの中でも実に美味いドメーヌ・クドゥレ*Domaine Coudoulet、ウルナックさん*M. Ournacの畑を見学して来ました! 彼は18歳の時、親に『ドメーヌを継げ!』と言われ続けていました。それに対しての反発心からか、彼は法律の道を選び、10年間ほど都会でビジネスマンとして働いていました。だがある日、やはり何かが違うと気付いた彼・・・ 月日が経つにつれ、育った風景や自然の匂い、ブドウ畑が恋しくなり、ドメーヌに戻ることを決心したのです!そして今では7代目として、そして次の世代のために、日々チャレンジ満載な人生を送っています! 秋の色に染まった葉っぱに覆われているカーブ。 その大きな扉の中を覗けば・・・ 綺麗に並べられた樽の列が! 写真では分かり難いですが、 インパクト大です! 続いては、タンク内で静かに眠っているワイン達・・・ お客様のオーダーが入るまで、ワインはこの中でゆっくりと瓶詰めさせるのを待っています。 ラ・リヴィニエール2007年のタンク 壁には、ウルナックさんしか分からない暗号が沢山・・・ そして隣の部屋に行ってみると、丸い穴が沢山彫られています。 何と私達は、地下に繋がっているコンクリート・タンクの上を歩いていたのです! ブドウを傷つけないように、この穴からワインの液体を重力の力で移動して行きます。 ではでは! 畑を見ながらでの試飲の説明をどうぞ! 彼は何と70Haものブドウ畑を栽培しています! そして植えてある品種の種類も半端ない! シラーからマルサンヌ、ピノ・ノワールにピノ・グリ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソヴィニョンとグルナッシュ、メルローにムルベードル、ビオニエとシャルドネ、サン・ジオヴェーセやアリカンテ、プチ・ベルドーまで、とにかく豊富! 今年も新たにシラーとグルナッシュを植え、毎年品種の量を増やして行っている、元気はつらつなウルナックさん! テロワールは略全部が粘土石灰質。 平均樹齢は20-30年。これからが楽しみなブドウ木が沢山! 1985年に植えたシラーの畑 2010年のシラーはとても綺麗な色合い!アルコール度数14度という少々高めなワインですが、フレッシュ感タップリで全然感じない!綺麗な骨格からはイギリス飴のような香りとフルーツの熟成感が感じられ、滑らかなタンニンからは心地の良い後味とエレガントさが溢れています。とにかく優しくて飲みやすい! ムルベードル2010は一言で言うとガリッグ(香草)そのもの!オリエンタルチックなスパイスの香りから始まり、ボリューム感タップリなしっかりとしたバディ、そしてレグリスのアロマと共に感じ取られる繊細なタンニンはまさに南仏ワイン! メルロ2010はまさに・・・メルロだ!!って感じです。ミントやハーブ、スパイスの香りが多いに感じられ、とても上品。このキュベは、十分熟成されたブドウそのものを味わえます!とにかく後味が長く残る、爽やかで柔らかいワイン。 これは90年代に植えたカベルネ・フランの畑。 このアリカンテの品種は、とにかく色が濃く、ブレンド用に使用される品種です。ですので葉っぱの色も真っ赤で目立つ! 普段はそんなに熟されていない時に収穫を行い、本当に色だけを目的にブレンドされる品種なのですが、彼は何と14度という、メチャ熟された時に収穫を行い、品種ワインにしてしまうのです! 彼の畑は本当に熟成度に関しては100点満点! これは今年植えたピノ・ノワールの畑。 今年は他の区画から収穫されたピノの初ビンテージをリリース! サッパリとした梅の香りは華やかでウットリ~! グイグイといけてしまう、幸せになるワイン!今後のビンテージが楽しみです! 他にもカベルネ・ソビニョンは独特のハーブの香りが漂い飲みやすく、プチ・ヴェルドは素晴らしい骨格にまろやかさが足されてとてもフルーティー!最後のサン・ジオヴェーセも様々なアロマが引き出されていてスパイスの香りが強く、どれを飲んでもとにかくフレッシュでエレガント! そして白ワインの試飲開始! グルナッシュの畑。 ここはウルナックさんのお気に入りの畑でもあります。 10年前、この土地には大きな岩がポンと2個あっただけ・・・この土壌に一目惚れをした彼は、土壌に必要な土を運び、グルナッシュの植えつけをスタート! 今でも、この黄金に光る葉っぱを見ると感動するというウルナックさん。立派で綺麗な畑を皆さんにも是非見て貰いたいです! ビオニエ2010は本当に美味しい!柑橘類やピーチ、スパイスも奥に感じられ、真っ直ぐで綺麗なバランスのワイン。喉越しも気持ちよく、グイグイといけてしまうフルーティで厚みのある一本です! シャルドネ2010はビオニエに比べたらより花とスパイスの香りがしていてトロミがあります。 これはボリューム感タップリ!なのに爽やか感があり酸味もキリッとしているので、重みも無く、スイ~と飲めてしまいます! 今年植えたてのピノ・グリ品種の畑。 そして次は赤の、シャトー・セスラ、ミネルヴォワ・トラディシオン、キュベ・オルリック 2008*Cuvée Olric 2008。 これは複雑感をタップリ味わえるワインです!黒フルーツそのもののアタックから始まり、徐々にスパイシーな風味が込み上がってきます。飲んだ後にはとても長い後味が残り、またまたフルーティーさが前面に出てきて美味さアップ! シャトー・セスラ、ミネルヴォワ・ラ・リビニエール2007*La Livinière […]

17
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マンスノーブルのギドさんが日本にやって来た!

テイスティングの天才、マンスノーブルのギドさんが日本にやって来た! 50歳にして人生を変えた男、2つの夢の実現! ギドさんは云う 『私の前世は日本人だった。』と言い切る。日本が小さい時から大好きだった。柔道を始めて黒帯の腕前。柔道の先生をやってたこともある。ベルギー人である。ベルギーと云えば熱狂的フランスワイン愛好家が多い国だ。そのベルギーのテイスティング・コンクールで優勝者になったこともある。ギドさんの鼻、つまり臭覚は犬にも勝ると云われていた。 そんなギドさんが50歳になった時、どうしても自分でワインを造りたい、 との願望が抑えられなくなっていた。それまで保険の会社を経営していたが 1992年にベルギーでの仕事、生活をすべて投げ打って南フランスのコルビエールに奥さんとともにやって来た。 ギドさんは92年8月、売りに出ていたマンスノーブル醸造所に朝10時に訪問した。醸造所に入った瞬間に体が震えるほど何かを感じるものがあった。所謂、ひと目惚れだった。奥さんのマリアニックもすぐ同意してくれた。 12時には契約書にサインをしていた。即、ベルギーの家を処分してコルビエールに引っ越してきた。以来、夢の中に没頭しているギドさんだ。もう一つの夢、日本に来ること。子供のころから何故か分からないけど、ずっと興味を持ち続けていた国だった。15年前より自分のワインを日本に販売するようになった。日本の酒販店グループ、ESPOA向けに輸出している。 ワインと日本、自分の2つの夢を実現してしまったギドさん。楽しくて楽しくてしょうがない人生を送っている。今年も日本の友がマンスノーブルにやって来た。今回はそのお返しで自分が日本にやって来た。 造る人と売る人が心で繋がっている。 エスポア・セミナーの後はザ・ジャパニーズ飲み屋で懇親会 醸造元に来たメンバーと再会 純日本風居酒屋、神田の天狗にてエスポアのメンバーとブラインド・テイスティングを楽しんだ。 ギドさんもラングドックの醸造元達を集めて時々ブラインド・テイスティングや情報交換会をやっている。ブラインドは滅法強いギドさんだ。的確に特徴をつかんで品種、地方を当てていく。 浜松の名物酒販店後藤さんもいる。江戸っ子葛飾の“エスポアいせい”有馬夫妻、同じく葛飾の“エスポアみどりや”の丸山さん、大田区鎌田の“エスポアかまたや”の小島さんもいた。 皆、店でワインスクールをやっている。ギドさんは10日間、日本中の仲間の店を周って一般消費者の人達と触れ合うことになる。造り手が飲む人達と触れ合うのは実に大切なことである。 菊姫のにごり酒を利くギドさん 前生は日本人だった、と言い切るギドさんは日本のものは何でも食べてしまう。このにごり酒には感動した。米でこんなフルーティーさ?! マンスノーブルのワイン NEZ ネ 06 カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロー50% コルビエールの地区の最北端、ミネルヴォワとの境界に位置している。粘土石灰質土壌だ。ギドさんは自分のテイスティング能力を生かせる品種間のアッサンブラージュ(ブレンド)をするワインを造りたかった。そして、大のボルドーファンでもあった。ボルドー品種のカベルネとメルローを北向き斜面に植えた。酸をワインに残すためだ。 ギドさん『カベルネ・ソーヴィニョンが本当はボルドーでは完璧に熟すのは難しいんだ。でもここの南の太陽では熟し過ぎて酸が欠けてしまう。だから北斜面だと酸も残って丁度よく理想的に熟すんだ。』流石、ギドさん 素晴らしく柔らかくて、タンニンも細かくスイスイはいってしまうボルドーータイプのワインだ。そして、安い。 MONTAGNE D’ALARIC モンターニュ・ダラリック アラリック山の北斜面、南フランスの品種のみのブレンド。グルナッシュ40%、カリニャン40%、シラー20%。葡萄やワインの移動はグラビテ(重力)を使って移動する。 つまり、ポンプの使用を避けている。ワインが荒れてしまうのを防ぐため。 何と柔らかく、優しいワインなんだろう。完熟の風味と同時にフレッシュさも備えている。 南のワイン独特の超完熟の重さと濃すぎるところが全くない。心地よい果実味がたっぷりなワインだ。これも価格が安くてリーズナブルなワインだ。 RESERVE レゼルヴ グルナッシュ50%、シラー25%、カリニャン15%、ムールヴェードル10% 南ワインらしい濃縮感、柔らかく甘ささえ感じるタンニン、しっかりした構成、カリニャンからくるフレッシュさも備えている。 樽熟成もしている。 Chateau Mansenobleのワインについてのお問い合わせは、こちらまでお願いします: 株式会社エスポア TEL : 06-6384-3319 FAX : 06-6386-0248 MAIL : jssesaka@vega.ocn.ne.jp