6
Sep

2015年のNOUVEAU が完成!!

パカレ家の毎年恒例の新酒の合同試飲+アッサンブラージ ここ数年、パカレ家のNOUVEAUが完成するこの時期にお互いのワインを持ち寄って共同試飲を実施実行している。 フィリップ・パカレ、クリストフ・パカレ、二人とも今やブルゴーニュ、ボジョレを代表する醸造家である。 更に、お互いの研究の為に、お互いのワインを持ち寄って、今年の天候、状況の違う区画別の葡萄、それぞれ発酵を終えたワインを検証しながら研究を深める二人。 更に、それぞれの蔵のアッサンブラージをお互いの意見を聞きながら実行している。マルセル・ラピエールの教えを受けながら育った二人。年齢的にも経験も積み重ねて、尚一層の品質の高いワインを目指して研究を重ねる。 2015年の天候、葡萄、収穫状況 2015年 こんなに健全な葡萄を収穫できた年は過去にないだろう。 5月の開花から6月、7月、8月の中旬まで異例の晴天が続いた。しかも、2003年を思わせる40度を超える猛暑も数日間続いた。8月初旬までは誰もが水不足で悩んでいた。 8月の中旬から恵みの雨が降り出した。畑区画によっては極度の乾燥から葡萄が熟すことを止めてしまった状態もあった程である。この恵みの雨で一挙に葡萄が生き生きとしてきて、熟成が進んだ。8月の後半から収穫を開始する蔵もあった。畑の標高、斜面の方向によって熟度が違う年となった。 2つの一般的な共通点 共通して云えることは二つ。 腐った葡萄が殆ど無かったこと 葡萄皮が厚く、粒が小さいこと。つまりジュースが少なかったこと 7月―8月の猛暑で皮のタンニンが濃縮しており、その上に果肉・ジュースが少ない為に、濃縮感のある果汁が素材となった。造り手によってその素材をより濃縮させるカモシをするか否かは、それぞれの好むスタイルによって違う。 15年産は猛暑の太陽を十分に表現させた濃縮スタイルと、猛暑を感じさせない繊細なスタイルと2つに分けることができる。造り手の好み、深味がよく分かるミレジムとなるだろう。 2015年は必要以上に濃縮してしてしまったスタイル 2015年は、普通に収穫して、普通に醸造すれば、まるで南のグルナッシュ品種のようなワインになってしまう。 一般的には、2015年のボジョレ・ヌーヴォーは濃縮して南仏ヌーヴォーのようになってしまうだろう。 濃いヌーヴォー!と自慢している醸造元も多い。 しかし、この二人は違う!そんな普通の当たり前のヌーヴォーは醸さない。選択した畑の斜面、標高、樹齢を計算して熟度が違う段階で収穫した。15年といえども南仏ヌーヴォーの様には濃くしない努力をできうる限りを尽くした。 2015年は普通なら14度、15度のアルコール度数のヌーヴォーが多い。 二人は13度台に抑える栽培、収穫を実施した年になった。10種類程のサンプルの中には12.5度という15年産としては異例の上品な軽やかさでジュシーなヌーヴォーがあったのには驚きだ。流石にパカレ家のヌーヴォーは違う!! ボジョレの土壌、ミクロ・クリマを研究し尽くしたこの二人なら、15年産と云えどもボジョレヌーヴォーらしい、ビュバビリテーを備えた上品なスタイルに仕上げることができる。

3
Sep

自然派ワインの日常化を模索 – STC

自然派ワインを単なる一部の愛好家の世界に終わらせない。 日本中に、いい商品、本物商品を販売する質販スーパーがある。 本物商品を販売して、大手スーパーと真っ向から戦っても負けないグループが日本にはある。 それが、STCグループだ。 本物を売るには、現場を知らなければ自信を持って売れない。 毎年、社員、幹部、社長自らやってくるグループだ。 愛知県田原市から 渥美フーズの粕谷さん、中根さん 地中海生ガキとワインを試す。 ウアワー、美味い!! Pitchounet ピッチョネ! 山田恭路さん。 STC グループとは? 全国に80社の小売業社が結集、日本全国で約500店舗の販売拠点をもつグループだ。 BMO社の山田恭路さんが主催して、販売指導している小売店グループである。 STCとは? Soleil ソレイユ 太陽、銀河系、宇宙、光 – 水、温度、空気、引力、浮力 Terre テール 大地、地球、土壌 – 鉱物ミネラル、生物、微生物 Coeur クール 心、情熱、真心、志、気 – 人、哲学、性格、生き方 ワインの重要な三つの要素に由来する。 本物ワインを現地で開発して、全国のSTCグループの為に共同輸入、販売。 いい商品、ワインを仕入れて棚に置いただけでは、売れていかない。 売る人のアプローチする特別な技術が必要。 山田さんが全国の小売店を訪問して、販売指導している。 従業員、パート店員をも熱血指導。 今では、ワインの販売指導だけではない。訳あり商品の販売指導も合わせて行っている。 山田さんの手法にかかれば、面白いようにワインや訳あり商品が売れていく。 山田さんの指導は、机上論ではない。 人の教育に重点をおいている。

2
Sep

ラングドック地方のキラキラ輝くアミエル兄弟が収穫中!!

南フランスのヌーベルバグNOUVELLE BAGUE 新しい波。 次男のAymeric エメリックはワイン学の博士号を持つ。 長男のJordanジョルダンは東洋医学の医師の称号 一昔前の自然派は奇人変人が多かった。 明らかに時代は動いている。 優秀な連中が自然な世界に入って来た。 奇人変人より更に強い“志”と“裏付け”を持っている。 今だに自然派ワインのことを、ミステリーで変わった世界だと思っているワイン業界の人がいる。 ワインの真実の世界からドンドン遅れていきますよ! お金儲けだけと名声だけを追っかけた時代は確実に時代遅れになっている。 NOUVELLE BAGUE 新しい波は、より科学的裏付けと健全な“志”を持っている人達が多い。 そして、本当に美味しい!!

2
Sep

フランス中 収穫真っ最中 2016

DOMAINE DES AMIEL ドメーヌ・デ・アミエル (ラングドック地方、LANGUEDOC) エメリックは土壌、葡萄、テースティングの超プロ・フェッショナル。 ディジョン大学での博士号、世界に出て大手企業で最新の技術を駆使したテクニックワイン醸造も手掛けた。だからこそ自然なワイン造りのテロワールワインの重要性、貴重さをより理解できた。 地元、モンブラン村に戻って、ここのテロワールを世界に向けて発表する為に生まれて来たことを自認できた。 エメリックは強烈なパッションとエネルギーの持ち主だ このモンブラン村のテロワールが偉大なテロワールであることを証明するだろう。

1
Sep

私の大好きなロゼ Rosee de la Saint Jean ロゼ・ド・ラ・サンジャン

Rosee de la Saint Jean ロゼ・ド・ラ・サンジャン 私の大好きなロゼワイン。 サンソー品種を主体80% グルナッシュ20% セニエ方式のロゼ。 淡い桜色。 なんて美しい色合いなんだろう。 暑い夏に涼しさをもたらしてくれる色だ。 辛口の醸造。 サンソ―品種からくる軽やかな果実味、酸、熟したグルナッシュの甘味すら思わせるワイン質。 このまま飲んでもよし、お寿司、刺身に合わせてもよし。 ヨード香、潮っぽいミネラル感、 なんて心地よいロゼなんだろう。 山田さんも絶賛。 私も夏はこれをよく飲む。 超暑い日はオンザロックやる。 うまいよ!! これぞコルビエールの典型ワイン、100歳級を中心に古木のカリニャン品種80%、グルナッシュ品種が20%構成、ブトナックの典型テロワールの石灰質土壌、 日本ではカリニャンの典型を飲める機会は少ない。 CRUブトナックのテロワールの典型を試飲することも少ない。 グログロの自然派ワインではない。酒質があり、石灰質ミネラルからくる潮っぽい旨味があり、ザ・コルビエールのスタイルである。自然酵母のホワッとした複雑味も楽しめるワイン質。 これから秋の美味しい食べ物の合わせると素晴らしい。 お別れは、フランス式のビーズと呼ばれる左右に頬キッス。 皆、これも初めての体験。 地が変われば挨拶も現場式で。 Marie-Helene,マリー・エレーヌ、 Je te felicite d’arriver jusqu’a la. Les vins d e St Jean de la GINESTE est mangifique. On est sur meme bateau. On va […]

1
Sep

Domaine de la St-Jean de la Gineste を訪問

皆、乾燥したコルビエールの畑を自分の足で歩く。 100歳を超える葡萄の古木に触れてみる。実際に葡萄を食べてみる。 初めてフランスに来た人が8名、フランス滞在初日から、いきなりコルビエールの畑に立つ。 暑い!乾燥度がすごい、肌がカサカサしてくる感じ、太陽の日差しが刺すように痛い感覚。 今年の乾燥度は特別で、草まで水不足で枯れてしまっている。 でも日蔭に入ると涼しい。 こんな事は、現場に来ないとわからない。 毎日、自分の店で販売しているワインが、こんな環境の中で育ったことを体感している。 日本の夏も暑いけど、全く別の暑さ。 すべてが初めての体感だ。驚き、感動。 写真、マリーエレーヌの説明をメモする。すべて、自分が経験したこの感動をお客さんに伝える為だ。 北海道からは札幌の(株)産直の皆さん。 広瀬さん、辻中さん、中島さん、根本さん。 全員がフランス初めて。 日本のワイン業界で働く人でも、ここコルビエールまで来たことがある人は少ない。 毎日、普通の消費者と接する産直さんのお店では、1000円前後で 本当に美味しいワインが超重要な商材だ。 普段、ワインを飲まない人にお勧めできるのは、やはりこの価格帯だ。この価格帯で自然な造りで、美味しいワインは少ない。 貴重な存在である。ワインは偶然には売れるようにならない!! だから、面白い!!遣り甲斐がある。自然なワインが日常化、市民化するには、この価格帯が最重要。 ここサンジャン・ド・ラ・ジネスト醸造のある区画は、コルビエールの中でも最も上品なワインができるCRUクリュ、BOUTONACブトナックと呼ばれている区画の中にある。 粘土石灰土壌で、カリニャン品種の古木が最も多い地区でもある。 このカリニャン古木の葡萄は繊細で熟しても常に酸が残る。 熟してくるとピノッテ(ピノ・ノワール香)してくる特徴がある。 一昔前は安ワインを造る品種として位置づけられて、軽視されていた品種。 でも最近、繊細さ、酸を重視する時代になって、再評価されつつある品種。 ここブトナックは、まさにカリニャン品種が多く植えられている地区。 そして、サンジャン・ド・ラ・ジネスト醸造には、カリニャン品種の100歳級の古木が多く生存している。 根っ子が100年の歳月をかけて地中深く伸びている。 だらか、ここのワインは酸とミネラル感が素晴らしい。 1950年代のCOOP農協運動が盛んなころに、ドミニックの父さんは農協に属し、醸造はやらなくなった。だから、この醸造所は、ドミニックが継いだ後に、改造して再生させた蔵なのである。 今でも、この垂直式圧搾を使用している。 ゆっくりとほぼ重力で絞れるのでよい。 故ドミニックが生前中に自分で建てた家に入ってテースティングだ。 家の前には、3百年は超す高い松の木が印象的。 皆、よく知ったワインばかりだ。 新しい15年産をテースティング。 日本にいるメンバーに伝えなければならないので 皆、真剣だ。

1
Sep

Domaine de la St-Jean de la Gineste

人生の苦難を乗り越えて、気丈に自然なワインを守りぬくマリー・エレーヌ ラグビーのフランス代表選手だった亡きドミニックの大ファンであり妻でもあったマリー・エレーヌ。 10年前、愛する夫ドミニックの突然死を経て、ドミニックの意思を、一人で気丈に葡萄園を守り抜くマリー・エレーヌ。 『昼間は近所に住む娘や息子、孫たちが時々遊びに来てくれる。勿論、畑仕事も手伝ってくれる。でも夜になると時々淋しくなるわ』 マリー・エレーヌ 『でもドミニックが命をかけて造っていたワイン造りを継続することで、元気が出てくるの。』 今でも、壁にはドミニックの写真が至る所に貼ってある。 白黒の写真はベジエのチームがフランス・チャンピオンに なった時の写真。マルセーイユ出身のマリーエレーヌはドミニックの追っかけだった。 110歳のカリニャンでトビッキリ美味しいコルビエールを醸すマリー・エレーヌ。 今日は年に一度の、日本からのお客さんがやってくる日。 山田恭路さん率いるSTCグループのメンバー20名だ。 もう20年前からSTCグループとの付き合いだ。 毎年、9月のこの時期にやって来る。 故ドミニックとのいつも話していた。 『いつか二人で日本に行こう。』 来年、3月にSTCの20周年記念祭が行われる。 長年の夢だった日本行きが実現する。 もう多くの日本の小売店のメンバーがここにやって来た。もう親戚のような関係だ。 山田恭路さんにとっても大切な蔵元である。 サンジャン・ド・ラ・ジネストは除草剤を使わず栽培、自然酵母で発酵する自然な造り。それで1000円前半で販売できる価格帯のワインがある。 STCの小売店グループの基幹ワインの一つでもある。 LA CALINE DE MARIE ラ・カリーヌ・ド・マリー このワインが1000円前後で販売できる価格帯。 15年前、山田さんと故ドミニックが話し合って開発したワインだ。ドミニックは当時、バルクワインを超安価でネゴシアンに販売していた。そのワインを山田さんが試飲してあまりもの美味しさに驚いた。このバルクワインを 瓶詰してSTCで買い取りを契約。こうして超安価の自然ワインが誕生した。 皆、乾燥したコルビエールの畑を自分の足で歩く。 100歳を超える葡萄の古木に触れてみる。実際に葡萄を食べてみる。 初めてフランスに来た人が8名、フランス滞在初日から、いきなりコルビエールの畑に立つ。 暑い!乾燥度がすごい、肌がカサカサしてくる感じ、太陽の日差しが刺すように痛い感覚。 今年の乾燥度は特別で、草まで水不足で枯れてしまっている。 でも日蔭に入ると涼しい。 こんな事は、現場に来ないとわからない。 毎日、自分の店で販売しているワインが、こんな環境の中で育ったことを体感している。 日本の夏も暑いけど、全く別の暑さ。 すべてが初めての体感だ。驚き、感動。 写真、マリーエレーヌの説明をメモする。すべて、自分が経験したこの感動をお客さんに伝える為だ。

22
Août

Club Passion du Vin が提唱する自然派ワイン分類方法

A ブドウ栽培はビオ、ビオディナミ栽培をして創意工夫・努力しているが、美味しいワインを造ろうという意志が見当たらない。自然な栽培をすることで満足しているタイプ。収穫量を多くとってしまったり、醸造途中で補糖したり、香り付人工酵母を使用したり、酸化防止剤を必要以上に使用したりするタイプ。ビオワインの見本市へ行くと、不味いワインが沢山あるのに驚く。 CPVとしては、ビオ・ワインである事がイコール自然派ワインではないことを強調しておきたく、このカテゴリーは自然派から外したが、ブドウの潜在能力は概して高いので実に勿体ない。 最近、ビオを名乗ると売れやすいので、ビオに転換する醸造元が増えているのだが、このタイプが急増しているのは残念なところ。 ただ、地球環境を考える時、少しでも多くの畑がビオになることは喜ばしいことである。理由の如何を問わずリスクの多いビオ栽培をする決断と努力に対しては強く評価したい。でも、ワインは美味しく造ってほしい。 B 栽培上は除草剤、殺虫剤、化学肥料などを使用しているにも関わらず、 醸造では自然派を名乗って酸化防止剤の使用を控えたりするものの、栽培される土壌が弱っているために酵母菌も居なくなるので発酵もされず、結局はテクニックに頼らざるを得なくなってしまう偽自然派になってしまいます。 土台や柱がいい加減な耐震性のない建物と同じで、最近はAと同じくこのタイプも急増しています。 最近の大手有名どころのワイナリーが日本でセミナーをやると、ほとんどのところが自分は自然派であるかのように云うのには驚きである。 すべては畑を見れば一目瞭然である。CPVの推薦する醸造元は必ず我々が実際に畑をみて醸造所もみて現場をみて判断している。 C 栽培上も除草剤、殺虫剤、化学肥料、なんでもござれ、土壌に微生物など皆無の状態。こんな状態の畑からとれたブドウはエネルギーがないので、いろんな醸造テクニックを駆使して化粧する必要がある。ブドウジュースを濃縮したり、酸を足したり、補糖したり、人工酵母を使用したり、テクニックで化粧されたワイン。栽培も醸造も工業的な画一化されたワイン。ただ自然派という観点から外れれば、常に(毎年)同じ味、収穫量は確保出来るという点を評価する人たちもいる。 D 栽培はビオ、ビオディナミ、または公式機関に登録してなくても自然な栽培をしていること。、最重要なことは土壌が生きているということ。 公式ビオ機関の公認を受けている否かは重要なことではない。公認は一つの目安にはなるけど自然派の条件には入らない。 CPVの認める自然派は我々が自分の目で畑を確かめたものに限る。これらカテゴリーはそれにあたる。 ワインは畑で造られると云っても過言ではないほど、CPVでは栽培、農作業を重要視している。健全な土壌に育ったブドウの木は、根が真っすぐ地中深く伸びて土壌のミネラルが詰まった健全なブドウが収穫される。そのように健全なブドウを原料として醸造すると、人工酵母を添加しなくても、酸化防止剤の使用を極力控えても、素晴らしいワインが出来る。 醸造元がよく云う、『私は美味しいワインを造ることが目標であり、その為には美味しい健全な葡萄が必要であり、その為には土壌を生かすビオ的な栽培が必要であった。勿論、一本の木からとれる収穫量を少なくして濃縮した葡萄をつくり、醸造上も極力ワインに圧力がかかるようなポンプなども使用せず,土壌から得た純粋な葡萄の旨味を最大限に表現したワイン』 これが自然派ワインである。 このCPVが提唱する自然派ワイン(D)をタイプによって分類すると、以下のようになる。 e: 超自然派 f点の孤高の超自然派を頂点にeは自然派中の自然派。ピュアな葡萄の果実味が全面にでて、土壌からくるミネラルでしっかり支えられているタイプ。 (フィリップ・パカレやマルセル・ラピエール、マルセル・リショ、ダール・エ・リボなど) 栽培も醸造も自然度が満点に近いもの。 d-e : 独創派 その造り手の個性が全面にでている個性的なワイン、この人間しかこんなワインができないという強烈な特徴、独特な風味をもったワイン。 (ゴビーとか、ポール・ルイ・ウジェーンヌ、レグリエール、マーク・ペノのようなワイン) 自然度はかなり高い方。 c-d : 風土派 造り手の個性はそれほどワインに出ておらず、そこの土壌や風土、人などが調和がとれてワインに表現されているもの。 果実味が強く、ミネラル感も濃縮度も中庸で比較的気軽にスイスイ飲めるタイプ。 (エステザルグのワインとかラトゥール・ボワゼなど) b-d : 正統派 栽培や醸造も自然であり、熟成の仕方が樽を使用して比較的、樽香がワインに残るタイプのワイン。自然派ファンの中には樽を必要以上に嫌う人がいる。しかし栽培も醸造も自然にやっていれば立派な自然派だ。樽風味は好みの問題である。ボルドーの自然派に多いタイプ。 (シャトー・ド・プイ、シャトー・メレ、シャトーラガレット、シャトージョンキエール、プピーユのアティピックなど) a-b: バランス派 栽培も醸造も極力自然にやって、なお価格が比較的安くて、カリテ・プリ(価格と品質)のバランスがよいもの。 自然度はやや低くなるが、立派な自然派ワインとCPVでは考える。 最重要項目である畑は立派に土壌が生きている。安くて安全で美味しいワインという点で、非常にバランスが良い。 グレーゾーン・ワイン 数学の世界と違って、ここから先は自然派ではないと、白黒はっきりできない部分、ぎりぎり自然派に入らないが、まあ許せる範囲というか車のハンドルの“遊び”の部分のようなもの。中には自然派に入れても良いものもある。生身の“人間”と千変変化する“自然”が織りなすワインの世界は、数学の世界のようにはわりきれない部分がある。 グレーゾーンA 栽培は頑張ってるが、醸造はちょっぴり手を抜いているタイプ。 または、自然のいたずらでやむおえずテクニック的なことをしなければならない場合など、 例えば、一年間、完璧な自然栽培をしたにも関わらず、収穫直前に雹と大雨が降って、葡萄が傷んだ場合雑菌が繁殖する危険があるので、収穫後SO2を入れざるをえない時もある。 我々人間が何か悪いものを食べて、食中毒になった時、薬を飲まざるをえないようなもの。 (特に栽培自然度が高いものは、そこそこいい物もあるゾーン。) […]

9
Août

Le Clos des Grillons

これぞコルビエールの典型ワイン、100歳級を中心に古木のカリニャン品種80%、グルナッシュ品種が20%構成、ブトナックの典型テロワールの石灰質土壌、 日本ではカリニャンの典型を飲める機会は少ない。 CRUブトナックのテロワールの典型を試飲することも少ない。 グログロの自然派ワインではない。酒質があり、石灰質ミネラルからくる潮っぽい旨味があり、ザ・コルビエールのスタイルである。自然酵母のホワッとした複雑味も楽しめるワイン質。 これから秋の美味しい食べ物の合わせると素晴らしい。 お別れは、フランス式のビーズと呼ばれる左右に頬キッス。 皆、これも初めての体験。 地が変われば挨拶も現場式で。 Marie-Helene,マリー・エレーヌ、 Je te felicite d’arriver jusqu’a la. Les vins d e St Jean de la GINESTE est mangifique. On est sur meme bateau. On va jouer chaqu’un sa role. Comme Rugby.Bonne continuation. On t’attand mars prochaine au Japon. ここまでの品質を造り続けるとは素晴らしいことです。 私達は貴方の努力を大変評価しています。 私達は同じ船に乗っています。 ラグビーのように、それぞれが自分の役割を果たす ことが大切です。 お互いに努力し合いましょう。 Galarie de Photos […]

8
Août

Domaine Mouressipe 2016

Planete ? C’est Merlot 2016. まるで天体のようだ。メルロー2016年。 Mouressipe ムーレシップが16年産の収穫を始めました。 フランス中で今までに無かった天候の被害が多発した年だった。 ここ南仏のニームのムーレシップが収穫を始めました。 このニームでもたった2週間前に今までなかった突然に強烈な突風とピンポン玉の大きさの雹が荒れ狂った。電車が脱線。ピック・サンルーの数か所の区画は、収穫直面というのに全滅したところがある。 ムーレシップは、雹の被害を幸運にも逃れた。 しかし、5月より雨が降っていなく、極端な水不足の状況だ。 その上に、今年は強風ミストラルが吹き続き、葡萄実の果汁の水分まで飛ばしてしまうほどだった。よって、果汁が殆どない葡萄ができている。 本日収穫したメルローは、果汁が殆ど吹き飛んで皮と果肉にほんの僅かな果汁しかない超小粒の葡萄だった。 メルローはボルドーの品種だ。ここ南仏の過酷な乾燥と風にはなじめないのだろう。 乾燥のお蔭で、葡萄の病気はなく、腐った部分が全くない綺麗な葡萄だった。 メルローをグラップ・アンティエールのセミ・マセラッション・カルボニック醸造で醸す。 あまりにも、果汁が少ないく、ジュースが出てこないので 最初に足でピジャージしたけど殆ど果汁がでなかった。 チョット、様子をみてみるとの事。 カルボ発酵が始まったら1週間ほどでだして、絞ったほうが良いかもしれない。 それでも、ジュースは少なさそうだ。 風で濃縮した年は、酸も同時に濃縮しているので、濃縮感がありながら酸がキリットしたタイプになりそうだ。16年のメルローは面白いスタイルになるだろう。 ムーレシップのアランが最初に収穫してワインを造ったのは、2005年だ。今年は16年目になる。 アランは、最初の頃は、ラングロールのところで働きながら醸造を修業した。 今は家族のように付き合っている。 アランの造りは、ラングロールに限りなく近い。 定期的に逢っている、意見交換している。 だから、アランのワインには、ラングロールのニュアンスが常にある。 近年、ことに似てきてる。勿論、テロワールが違うので 違いはテロワールという事。 Tracassier トラカッシエルはグルナッシュ90%、ムールヴェードル10% トビッキリ美味しいよ! まだ、日本ではあまり知られてないけど、ムーレシップは凄いですよ!! 16年の経験も重ねて、最近の品質は目を見張るものがある。また違うスタードに入ってきた感がある。お見逃しなく!! Jeux de bulles ジュー・ドゥ・ビュル シャスラ品種から造る微発泡が美味しい。爽やかで美味しい。 ラベル上のメダルはギリシャ時代のもの。 ムーレシップの畑にある丘は、ギリシャ時代、ローマ時代にわったっての遺跡がある。 このメダルは畑から発掘された古代ギリシャ時代のもの。 ここの畑には古代ギリシャ時代のエネルギーが記憶されている。 16年前に自宅のガレージの中で造り初めたガレージワイン。 今年、立派な醸造所が完成した。すべて自分で建てた。 2016年はこの新醸造所で醸す。 収穫した葡萄を発酵槽に搬入するのは、ポンプを使わず フォークリストで葡萄の入ったケースを上げて、手で優しく 発酵槽に入れる。繊細なワインを造るには、上から重力で搬入する作業は、時間と労力がかかるけど必要不可欠な方法だ。ポンプを使うとどうしてもワインが粗くなって来る。 こんな大切な作業も、広くなってやりやすくなった。作業の一つ一つの精度が上がってくる。 今まで、やりたくてもできなかった作業ができるようになった。 ワインの美味しさは。こうした一つ一つの作業の精度の積み重ねなのだ。

7
Août

輝く太陽 Roussillon (Banyuls-sur-Mer)

フランスの最西南の端、スペインとの国境の最も近い街、Banyuls sur Mer バニュルス・シュール・メール,地中海に 面した明るく、活気のある街だ。 私が大好きな街の一つだ。小さな砂浜の海水浴があって、その半円形の浜を囲むように山の斜面の麓に街ができている。   地中海を見下ろすように建物が立っている。 実に美しい街だ。 葡萄園が海に落ちるように突き出ているところもある。 街の裏の山々はシスト岩盤の山なのである。 そのシスト岩盤が海まで伸びている。 浜辺の道沿いには海を見ながら食べられるレストランが並んでいる。 街の建物は坂道に段々畑のように建てられている。細い坂道が多い。 小路には、レストラン、ビストロ、土産物屋が立ち並んでいる。 ここはフランス領の端くれ、カタルーニャ地方でもある。 そんなBANYULSバニュルス街の一角に自然派ワインが飲めるビストロがある。 EL XADIC DEL MAR エル・イグザディク・デル・マールだ。 フランスの自然派ワインが爆発的に広まる起爆剤になった店に、パリのワインビストロ、VERRE VOLEヴェール・ヴォーレがある。 その初期の頃に店で活躍していたマニュが経営している。 今夜は、ここでディナーの予定。(7月) 今、日本の自然派ワイン・ビストロのトップ人気店のメンバーが日本よりやって来る。 今夜は、やはりパリのヴェール・ヴォーレで働いていたRYOさんこと宮内さんがやって来る。今、VERRE VOLE TOKYOの店長をやっている。 ヴェール・ヴォレ同窓会のようなもの。 何とか11時に到着。凄い強行なスケジュールだ。 東京―パリ–モンペリエ—バニュルスと待ち時間も入れると20時間ほどかかっている。 ヴェール・ヴォーレ東京のRYOこと宮内さん、リベルタンの柴藤さん 、ピオッシュの林さん、仙台バトンの板垣さん、まさに、今日本の自然派ワイン・ビストロの最前線を走っている4名が、ここマニュの店に集まった。 RYOサンとマニュ久々の再会を喜ぶ二人。 まず、駆け付け一杯に、Champagne Jacques Lassaigne*ジャック・ラセーニュのシャンパーニュLes Vignes de Montgueuxで乾杯した。皆、どんなワインがあるにか?興味があり、壁の品揃えをチェック。 遠路はるばる日本からやって来た同志の為に、マニュ気合の料理。 皆、お腹が空いてペコペコ。まずは食べるは食べる、夢中になって詰め込んだ。 お腹が空いていた面々、怒涛の如くに食べました。 一挙に食べて飲んだ。 お腹が落ちつた後、流石のメンバーまた飲み始めて、 交流の時間。終わったのは午前2時を回っていた。 やあー、よく飲みました。 自然派ワインを愛する同志だ。 ワインに国境はない。 会った瞬間にわかりあってしまう何かがある。 どんなワインを扱っているかを知っただけで、相手の性格まで大体わかり合ってしまう。 CASOT DES MAILLOLLES カソ・デ・マイヨル La […]

6
Août

PARIS AU MOIS D ‘AOUT. 8月のパリ。

OPERA オペラ界隈 8月のパリは、静かでよい。パリジャンはバカンスで不在。居るのは旅行者のみ。 車も人も少ない。地下鉄も旅行者のみ。 この時期のパリは最高。 残念なのは美味しいレストランの殆どがしまっていることだ。 C’est tres calme a Prais au mois d’aout. La plus part de parisienes sont partis en vacance. I n’ a que touriste. Tres peu de voiture , les gens. C’est magnifique ,Paris. Mais, C’est dommage que la plus part de bon restaurant et bistro sont ferme . レプブリック広場 マリアンヌ像の周辺も8月に入って綺麗に清掃されました。 […]

5
Août

Paradis de Haut Languedoc-Roquebrun – NO1

Paradis de Haut Languedoc-Roquebrun -NO1 オー・ラングドック地方の楽園・ロックブラン村 フランスには隠れた小さな心地よい村が点在する。 私は南仏のスペイン側にあるラングドック、ルシオン地方に滞在する時間が多い。 パリの次に滞在時間が多い地方である。 それ程、この地方が大好きだ。ラングドックは私の庭のようなところ。 その中でも、このロックブラン村が大好きだ。特に夏のこの村はパラダイスである。 南仏の街、ベジエから北西に山の方へ行ったところの山間に隠れるように存在する ロックブラン村。 村の前にオルブ川があり、透明な綺麗な水が流れている。 夏はその河が水浴場となっている。 美しい橋の麓でカヌーなどもできる。 カヌーの畔の木陰テラスで冷えたビールをグイとやるがは最高。 冬は1月にミモザの花まつりがある。村の裏の山全体がミモザの木で、山が真っ黄色になるほど美しい。 ワインは山の岩盤がシストSchiste土壌であり、カリニャン、 サンソー、アラモンなど古い品種がまだ残っている。 Paradis de Haut Languedoc-Roquebrun -NO3 オー・ラングドック地方の楽園・ロックブラン村 Cave St Martin カーヴ・サンマルタン ロックブラン村には我が友のRaimont レーモンがいる。 ほぼ2メートルの大男。オランダ出身の海賊が丘に上がったって感じかな。心優しく、料理が上手く、自然派ワインを何よりも愛しているレーモンだ。 ラングドックの山の中に住み着いて、もう10年以上は過ぎただろうか。 今はCave St Martin カーヴ・サン・マルタンと云う、自然派ワイン・ビストロ、兼ワイン屋をこのロックブランで 経営している。 私は南仏におりて、この近辺に来た時は必ず寄ることにしている。特に、夏は、昼下がりに川の畔の木陰のテラスで冷えたビールを一緒に飲みながら、夕食時間を待つのが楽しい。 Cave St Martin カーヴ・サンマルタン 流石、フランスは懐が深い。こんな店が、こんな山の中で成り立っている。勿論、最初の頃は、全く客が来ないで苦労したレーモン。オランダから魚の燻製、スペインから特性のイベリコを運んでフランス中のワイン・ビストロに行商していた。勿論、今でもこのビジネスは続けている。とびっきり、美味しい生ハムは凄い!! サルディーヌの缶詰も、レーモンが探してきたツマミは本当に美味しい!! ワインの品揃えも、誰も知らない希少ワイン、新しいもの、 古参のレジェンド級のワインも含めて一流の品揃え。 兎に角、心地よい。疲れてここにたどり着けば、後は、 飲んで、飲んで、また飲んで、天と地のエネルギーを 補給できる。 最近は、予約をしないと満員の日が多い。 ここビストロ・サンマルタンはレーモンの人懐っこく誰とでもすぐ友達になってしまう性格が、店の雰囲気に流れている。 ここに来ると、隣の席の人ともすぐに友達になってしまう。 ここには、いつも近所のヴィニロン醸造家が来ている。今日も自然派仲間の醸造家が4人ほど来ている。 今日は、日本から野村ユニソンの野村さんと藤木さん、そして、このエリアで最近話題の若手醸造家、トーマ・ルアネとやって来た。 トーマは、自然派のニュースタイルの酒質を狙っている。 実に、興味深いワインのスタイルである。 […]

4
Août

ワイン造りを始めて25年の歳月、ROMANEAUXのエルヴェ・スオ

ワイン造りを初めて25年の歳月が、ROMANEAUXのエルヴェ・スオ 歌舞伎役者の“睨み”のような眼光をもっている。目に力がるエルヴェ・スオ。 出身はパリ、つまりパリジャンだった。妻のベアトリスの実家がある北ローヌにきた。 1990年にリヨンにてワイン醸造の勉強をしていた当時にフィリップ・パカレに巡りあった。フィリップ・パカレはビオ・ワイン機関で働いていた。知り合ってすぐにフィリップはPrieure Rhocプリューレ・ロックで畑らき出した。 フィリップに色々聞きながら91年より買い葡萄で少量の試作ワインを造り始めた。 フィリップはロックの仕事で忙しくなってきたので、エルヴェに助言した。 『近所のDard et Riboのルネ・ジャンのところへ研修すべきだ。』と勧められた。 92年にダール・エ・リボ醸造で一年間の研修をした。 93年より正式に自分のワインを造りだした。つまりエルヴェはルネ・ジャンの造りとフィリップ・パカレの二人のワイン造りの流れを継承している。 奥さんのベアトリスの家系は、サン・ジョゼフと北ローヌに畑を所有していた。 北ローヌの山間部に醸造所付きの小さな城をもっていた。 450から480mという標高の高いミクロ・クリマを備えている。 土壌は花崗岩、表面は花崗岩が風化してできた砂で覆われた土壌。標高の高さからキリットした酸、砂質の層から繊細なタッチがワインに表現されている。 最近のRomaneaux ロマノのワインはこの特殊なクリマを真っ直ぐに表現している。何段階もレベルが上がっている。 自然派の超美味の域に入ったROMANEAUXロマノのエルヴェ Romaneaux ロマノがあるArleboscアルルボスク村までは、エルミタージュより25kほどの距離。 日本の箱根のような温泉場へ行くような山間、谷、沢の景色を見ながらクネクネの山道を越えて行く。 まさかこの山間の先に葡萄園があるとは想像もつかないような風景を通り過ぎるとチョットした台地があって、そこに小さなアルルボスク村がある。 その村の入口にお城のような大農家の館がある。 そこがドメーヌ・ロマノである 今日は、日本のインポーターであるDIONYのメンバーとやって来た。 DIONY社は年に数回はフランスまでやって来る。 しかも毎回、メンバーを替えて、できるだけ多くのスタッフに現地経験を積んでもらおうとのことだろう。 一軒は百聞に如かずを実践している企業だ。 素晴らしい社風だ。 来仏したのはもう10日以上前、それにもかかわらずメンバーが皆元気だった。 今回は美人女性が二人メンバーに加わっていて明るい雰囲気。 各自がキッチリと役割が決まっている。通訳に専念する人、 運転と全体を観る人、醸造元の一言一言を筆記する人。 素晴らしいチームワーク。 折角現場で体感したこと、感動したことを帰って日本の皆さんに伝えたいとの意欲が凄い。 銘醸テロワールとHerve SOUHAUTエルヴェ・スオ ここアルデッシュ山間部はガメ品種が昔から主力だった。 ローヌ河右岸のアルデッシュ地方は、130年前までは、つまりフィロキセラ以前は葡萄が至る所で一面に栽培されていた。 フィロキセラ以後、復活せずに野生化してっしまった葡萄園が多い。その中でも、勇気をもって、葡萄栽培を続けていた農家が点在している。ただその葡萄をキッチリと醸造する人が今までいなかった。 だから、アルデッシュのワインの名前は誰も知らなかった。 標高の高く、熟すのも遅いので近所のエルタージやコルナスにようにアルコールが高い濃縮ワインにはならなかった。90年台からの濃縮ワイン至上主義の時代には忘れ去られていた北アルデッシュ山間部であった。 ところが、近年になって繊細、上品さが評価されるようになると、まさに最高のミクロ・クリマを備えている地方だったのである。ただ造り手がいなかった。 RomaneauxのHerve SOUHAUTエルヴェ・スオ登場は、偶然ではないだろう。 フィリップ・パカレとダール・エ・リボの造りの流れを継承したエルヴェは、この北アルデッシュ山間部の土壌の価値を世に知らしめる為に生まれてきたと云っていいだろう。テロワール(花崗岩、高い標高)、葡萄(ガメ)天、あとは人(エルヴェ)が揃えば、凄いことになる。ダイヤモンドも磨かなければただの石ころ。エルヴェはダイヤ原石の様なここの土壌に磨きをかける為にやって来た人だ。 この土地のもつ能力を引き出す役割を引き受けたエルヴェ。 エルヴェエは8h程、畑を借りている。この北アルデッシュ山間部には元貴族の後裔が小さな城と畑を持っている。このアルルボスク村にもそんな貴族の子孫が住んでいる。彼らも最初の頃はよそ者としてエルヴェのことを見ていたが、最近ではエルヴェのやっている事を認めている。畑所有者の方から自分の畑をエルヴェに任せにやって来る。エルヴェ『彼らはお金をとらない いんだ。』代償はできたワインを欲しいようだ。 ワインは予約で一杯で、やるものがなくて困っている様子。 アルデッシュにはこの地方独特のガメ品種が生存している。 葡萄房の粒が小さいのである。 上質なポリフェノールが期待できる。しかも、標高が高いために、最終の葡萄熟成がゆっくり である。上質のタンニン、果実味となる。 […]

3
Août

Souvenir de Tokyo avec Dard et Ribo – NO1

Souvenir de Tokyo avec DARD ET RIBO –NO1 Apres fete chez Aux amis , On est alle chez SHINBA a GINZA,notre grand ami. on a y fait deuxieme fete. On a passe un grande moment inoubliable. Oui, william aussi etais la. Yazu Munakata ,grand chez ,Aussi. On etait vrement decontracte. On y est tellement bien […]

2
Août

地中海 La Grande Motte

地中海 Grande Motte 海だ! Bistro a Vin a Grande motte. On trouve quelque btl de vin nature en fin. La Part des Anges. グランド・モットに自然派ワインが飲めるワイン・ビストロができた。

1
Août

Dard et Ribo, Tain-Hermitage

Dard et Ribo ダール・エ・リボ醸造 Tain-Hermitageの街に行って来ました。 高速道路A7のTain-Hermitageで下りて5分と近い。 今日は、Tain-Hermitageの街でRene-Jeanと待ち合わせ。 自然派ワインが飲めるビストロでRene-Jeanファミリーと昼食の約束。 私は高速道路でここターン・エルミタージをよく行き来する。 時間的に余裕がある時はルネ・ジャンを呼び出して一緒に飲むことにしている。 早目に着いたので醸造所に寄ってみたが、誰もいない。フランソワもバカンスかな。 LE CAFÉ A TAIN-HERMITAGE 45 Avenue Jean Jaurès, 26600 Tain-l’Hermitage Téléphone :04 75 08 36 62 Tain-Hermitageターン・エルミタージの街に自然派ワインが飲めるビストロがある。どちらかといえば昼定食屋さん。 昼しか営業していないけど、優しく美味しい料理を出してくれる心地よい店。 BIOの食材で体に沁み込む料理だ。 ナタリーさんが笑顔で迎えてくれる。 ターン・エルミタージの日常に自然派ワインが溶け込んでいる。こんな店が近所にあったら幸せだなと思う。 On peut y trouver vin nature. La Cuisine tres sain et bon. C’est Natalie nous recevoir. Tres agreable avec souri 今日はTain-Hermitagetターン・エルミタージのナタリーの店LE CAFEでDard et […]

29
Juil

SOUVIGNARGUE スヴィニャルグ村が心地よい!!

SOUVIGNARGUEスヴィニャルグ村が心地よい!! スヴィニャルグ村には新しい自然派の波がさざめいている。今までの自然派グループとはあまり接点がない人達だ。 凄く自然なかたちで自然で、健全な人達だ。一緒にいて心地良い。恐らく数年後にはアペラッション・スヴィニャルグができてもおかしくない動きになってきている。ラングドック地方の最東に位置して葡萄園が北側に面しているため、大手ワイン商があまり目もくれなかった隠れる区画だったのである。 お蔭で絶滅しかけているラングドックの昔の主力品種が生き残っている希少・貴重なテロワール。 正確にはSOUVIGNARGUEを中心に点在する村のことをさす。 つまり、隣村のVILLEVIEILLEヴィルヴィエイユ村、AUJATGUESオジャルグ村の区域一帯をさす。 以後、SOUVIGNARGOIS スヴィニャルグゴワと呼ぶことにしよう。 MAS DE LA FONT RONDE マス・ド・ラ・フォン・ロンドのVINCENTヴァンサン ここには、数百年にも渡って何世代もずーっとこの地域で農業を営んできたMAS DE LA FONTRONDE マス・ドゥ・ラ・フォンロンドのMOULINムーラン家がある。昔から家畜、麦、野菜、葡萄を栽培してきた農家である。 彼らはずっと昔からビオ栽培である。ビオ何ていう名前、ビオ機関が存在しない時代から無農薬栽培を普通に当たり前の農業として営んでいきた農家である。この辺がFRANCE PROFONT フランス農業文化の奥深さを感じる。今、VINNCENNTを中心にムーラン一家が本物の農業を営んでいる。 ヴァンサンは農業人だ。別にビオやっているなどと云う意識すらない。当たり前のことを、当たり前にやっているだけ。とった感覚だ。ヴァンサンは殆ど村を出ることがない。常に土と共に生きている人だ。もう体が土壌化してきているような農業人。まっ黒な顔、手足、ヴァンサンが畑にいると土壌と葡萄木とヴァンサンが一体化してしまう。 絶滅しかけているARAMONアラモン品種を栽培している。 アラモンを中心にカリニャン、アリカント、サンソーと云う100年前のラングドック地方の主力品種をづっと栽培し続けている。 トビッキリ美味しい美味しい赤ワン、 POMPOM ROUGEポンポン・ルージュを造っている。 アラモン品種も100年前は ここラングドック地方では 主力品種の一つだった。 濃縮ワイン至上主義の時代に引き抜かれて絶滅しかけている品種。 馬で耕す本物農業、自然な造り、グイグイ入るスタイル、酸もあって爽やか。冷やしても美味しい赤。 こんなに自然で、この価格 !! 『自然派ワインはいいけど、チョット高いから!』 という皆さん !! 気軽な価格で楽しめる自然派 、それが NEW BAG 新しい波の自然派、スヴィニャルグゴワです。 真夏の暑い時は、強すぎる太陽光線から土壌を護る。自然な草花で一杯。 素朴なヴァンサンに花が咲いたらしい。 うまく結実してほしい。 ちゃんと熟して収穫も。 Monsieur NITO de NISSHUHAN ,importateur Japonais,a visite chez Vincent ,Pompom. Il […]