Juil
MAS LAU マス・ロ醸造のCLIN D’OUIL クラン・ドゥイユ
MAS LAU マス・ロ醸造の CLIN D’OUIL クラン・ドゥイユ(ウィンク) 何て美味いのだろう!! エッ ここ価格、安い!! 何て自然な造り!! 流れるように体内に入っていく。この自然な果実味。 このヴュバビリテー(飲みやすさ)は超自然な造りの証明だ。 このミネラルからくる透明感は根っ子が深く深く伸びている証拠。 100歳を超える樹齢。 この心地よい果実味はマセラッション・カルボ醸造。 この軽快さは時別なウイヤード品種(世界遺産級)に由来する。 昔、ラングドック地方にはこの品種がしめていた。なぜ? 南仏の太陽でも軽やかな果実味になったから。 濃縮競争の時代、濃いワインがもてはやされた時代に抜かれてしまった。 その絶滅寸前のウイヤード品種がここスヴィニャルグ村に残っていた。 フランス中で、僅かしか存在しないこの品種にPASSIONを注ぐローラン・バニョル。 ローランが醸すと、まさに、ピノ・ノワールを思わせる風味。 勿論、除梗なしのグラップ・アンティエール仕込みのマセラッション・カルボ醸造。自生酵母のみ、SO2無添加のゼロ、ゼロ。 この造りで、このナチュール、ナチュールで、この価格は、ありえない!! MAS LAU のあるスヴィニャルグ村はモンペリエからニームに向かって40キロほど行ったところ。ラングドックの端に位置している。遠くにPIC-ST-LOUPピック・サンルーの岩が見える美しい景色の葡萄園。 ラングドックにもまだこのような村が存在している。 そこに、北向き斜面に北風があたる涼しいミクロ・クリマに、樹齢100歳を超えるウイヤード品種が育っている。ゆっくりと葡萄が熟すので上品なポリフェノールとなり、優しい果実味となる。アルコール度の低め。石灰質の小石、石英石などが混じっている粘土石灰土壌だ。 潮っ気のミネラルが優しい果実味に包まれてスーット体に沁みていく。 ローランは長い間、レストランでソムリエとして活躍していた。ある時、自然派ワインと巡りあって人生が変わってしまった。自然派ワインのピュアーで透き通るような感覚とヴュバヴィリテ(スーと入る飲みやすさ)に感動。 いつか自分もこんなワインを造ってみたいと思うようになり、葡萄園を探している時にスヴィニャルグ村にたどり着いた。そこにはMONT DE MARIE モンドマリ―醸造のThierry ティエリーが既に自然派ワイン造りに挑戦していた。そして、ついに100歳を超すウイヤード品種が育っている畑が売りにでているのを知った。 もう、即に決断した。ローランのアヴァンチュールが始まった。寝る時間も惜しんで畑仕事に取り組んだ。 やっと畑、土壌が生き生きととしてきた。14年産ごろから、自分が狙った通りのワインができるようになった。 2014年のCLIN D’OUIL クラン・ドゥイユは素晴らしい。マニフィックだ。 真っ直ぐな性格のローランのようなワインだ。 もう一つ、人生のイベントが近々に待っている 第一番目の子供が今週にも誕生する。 ますます、気合が入るローランがここにいる。